朝鮮半島で女性を強制連行したと偽証した故吉田清治氏が韓国に建てた謝罪碑を無断で書き換えたとして、公用物損傷罪などで在宅起訴された元自衛官、奥茂治被告(69)の初公判が21日、大田地裁天安支部で開かれた。
奥被告側は犯意を否認。検察が懲役1年を求刑し、即日結審した。
判決は来年1月11日に言い渡される。
奥被告側は、謝罪碑の所有権は撤去を依頼した吉田氏の長男にあり、公用物を損傷したとの認識はないと主張。
検察側は、求刑理由について「国際的に認定された慰安婦問題を歪曲しようとし、韓日外交に新たな摩擦を生じさせる可能性がある」と指摘した。
吉田氏の長男も取り調べを受けないまま、教唆罪で在宅起訴されたが、日本にとどまっており、出廷しなかった。
奥被告は今年6月、韓国警察の出頭要請に応じて訪韓し、一時拘束されて以降、出国禁止措置が約半年に及んでいる。
(中略)
奥被告は、最終意見陳述で「日本で碑は、吉田氏個人のものと認識されている。そうでなければ、長男も依頼しなかったし、私も実行しなかった」と改めて犯意を否定。
一方で、「公用物を損傷したというのであれば、罪を否定しない」とも述べた。
続けて 「碑文が虚偽であることは日本などで認定されている。(韓国の)公的施設が虚偽を利用していたことになりませんか」とも問いかけたが、この部分は通訳されなかった。
(引用ここまで)
韓国の忠清南道天安市の国立墓地「望郷の丘」内の碑を損壊したとして、公用物件損傷などの罪に問われた元自衛官の奥茂治氏(69)の公判が21日、大田地裁天安支部で開かれ、検察は懲役1年を求刑し、即日結審した。
判決は来年1月11日に言い渡される。
検察によると、奥氏は今年3月、望郷の丘を訪れ、戦時中、日本に労務動員されて亡くなった人たちを追悼する「謝罪碑」の上に「慰霊碑」と記した石板を張り付けた。
碑は故吉田清治氏が1983年、「徴用と強制連行を実行指揮した日本人の一人」としての謝罪を刻んで建立した。
検察は公判で「両国間の対立を招きかねない」と指摘した。
吉田氏は生前、戦時中に済州島で女性を慰安婦にするため無理やり連行したと証言。
朝日新聞は2014年、吉田氏の証言を虚偽と判断し、関連する記事を取り消した。
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