講演の冒頭で矢野氏は、1977年に当時のNEC小林宏治会長が「コミュニケーション技術(Communication)とコンピュータ技術(Computer)の融合」を意味する理念を「C&C」として提唱してから今年で30周年となると述べ、以来、NECでは高性能で高信頼のIT技術基盤、革新的な半導体技術、常に最先端のネットワーク技術と、さまざまなC&Cイノベーションを実現してきたことを強調した。
この30年で光通信の伝送速度は35,000倍、伝送距離は1,300倍と飛躍的に向上し、コストも千分の1となっている。通信サービスのあり方も大きく変わってきたと矢野氏。最近では「トリプルプレイ」と呼ばれる、「電話」「映像配信」「データ通信」の3つの通信機能を1つの回線で提供するサービス形態が注目されているが、企業と消費者、あるいは消費者同士が双方向にコミュニケーションする対話型消費者サービスの実現によって、新しいビジネスが産まれているという。
2001年頃には多くの企業が競争によって通信システムを拡大したことで、通信インフラがオーバーキャパシティになっていると囁かれていた。ところが現在では通信の質が変化したことで大容量のデータがやり取りされるようになり、逆に足りないと言われるようになっていると矢野氏は語る。
さらに、CPUの高性能化・省電力化によって携帯電話などの技術も進歩し、「いつでも」「どこでも」情報にアクセスできるユビキタス化が進んでいる。半導体開発、携帯端末の開発、さらにはiモードのゲートウェイシステムなどを通じて、「NECではユビキタス社会の実現に大きく貢献してきた」と述べた。
出典: http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2007/10/23/17279.html
http://www.impressrd.jp/photonics/
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