早い話が、ドコモのようなリアルな通信事業者から回線を卸値で買い、それをエンドユーザーに再販売する通信事業者だ。自分たちでは通信ネットワークを持たないことから「仮想」というわけだ。
通信費を1円でも安くするには、MVNOを利用するのも一つの手だ。MVNOの老舗は「日本通信」で、「bモバイル」のブランドでビジネスを展開している。最近の注目は、イオンとの協業で提供している月額980円のデータ通信定額使い放題プランだ。
ただし、同プランは上り下りともに100kbpsというスピード制限がある。画像の多いウェブサイトを閲覧したり、ユーチューブの動画を見るにはつらいが、メールやツイッターなど文字主体のコンテンツなら十分に使えるはずだ。
変わったところでは、NEC系列のビッグローブがデイタイムプラン1980円というサービスを開始した。スピード制限などはないが、午後8時から翌日の午前2時までは使えないというものだ。どうせ夜は自宅にいて、自宅の無線LANを使うのだから携帯回線を使う必要はないと割り切れるなら、これも安上がりだ。さらに、日本のインターネットプロバイダーの老舗IIJは、ドコモの次世代ネットワークであるLTEに対応したサービスを開始した。2つのプランがある。「ミニマムスタート128プラン」は128kbpsのスピード制限はあるが月額945円と格安。必要なときには、100MBあたり525円のクーポンを購入すればスピード制限が解除される。
もうひとつの「ファミリーシェア1GB」は、月額2940円で最大3枚のSIMカードが発行され、3台の機器で月間データ転送量1GBを共有できるものだ。SIMは端末に装着して使う小さなメモリカード状のモジュールで、契約者情報などが記録されている。同プランで転送量の合計が1GBを超えた場合は、ミニマムプランと同様に100MBクーポンを525円で購入して対応することになる。
bモバイルは通話ができるプランも用意しているが、ビッグローブやIIJはデータ通信専用だ。通話用には今までの端末をそのまま使い、スマートフォン用に新規契約して、実際の通信はこれらMVNOを使うというのもありだと思う。電話料金は複雑でわかりにくいが、よく調べて何をどうすればトクになるのかを、一度ゆっくり検討してみよう。
出典: http://www.sankeibiz.jp/business/news/120324/bsj1203240746000-n1.htm
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