有機ディスプレーの研究で知られる時任静士教授らの研究チームが中心になり、ICタグであるRFID(無線自動識別)タグの新たな生産手法を確立する。
自動認識システム大手のサトーホールディングス(HD)と共同研究契約を締結。山形大が昨春開設した有機エレクトロニクス研究センター(山形県米沢市)を拠点に4月から本格的に研究を始める。
開発するのは名刺程度の大きさのRFIDタグ。山形大が持つ基礎技術を活用。高周波回路やメモリー、アンテナ部などをグラビア印刷やインクジェット印刷の方式などを組み合わせて、一体的に基板に作り込む。
現在のRFIDタグの生産は半導体と同じく複雑な工程が必要。印刷方式にすれば「工程の簡素化に加えて、材料の利用効率も高まるため生産コストが大幅に下がる」という。当面はコストを1個当たり5円以下に引き下げることを想定する。
開発に向けて新たにクリーンルームを整備し、レーザー加工装置などを導入する計画。山形大は経済産業省の補助金を申請した。事業費は約1億2000万円で、採択されれば3分の2の補助金が出る。
出典:日経新聞
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