昭和産業史的な観点から見ると、戦前の航空技術者は戦後の自動車の開発者であったり設計者であったりする。航空機の開発は期間が長くリスクこそ高いが、チャレンジングだし、ハイテクの頂点を極める。その面白さや魅力からすれば、技術者にとってぜひ取り組みたい素材だ。
そこにホンダは唯一のエンジンも機体も自前主義で挑んだ。開発宣言の20年後、1986年に国内で研究センターを作り、88年に米国南東部ノースカロライナ州で施設を開設、そして同地での工場拡張まで、本格着手して30年近く。今のジェットエンジンは3機目だが、開発を5代の社長が継続しバックアップした。こんなに自由にやらせてくれる会社はそうないのではないか。
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