『王妃の紋章』
紀元928年、後唐の時代の中国。
9月9日の重陽節の祝日を前にして、長らく遠征に出ていた国王と、
辺境の地に赴いていた第二王子の傑が、久々に王宮へと帰還。
王妃たちは笑顔でそれを迎え入れるが、それはうわべだけのこと。
王との仲が冷え切っていた王妃は、王が前妻との間にもうけた、
第一王子・祥とひそかに通じ合う仲となっていた。
一方、王も王妃の体調を気遣うふりをして、
微量の毒を仕込んだ薬を彼女に与え続ける。
絢爛豪華すぎる!
何でもかんでも金ピカにすりゃいいってモンじゃないだろ!
と激しく突っ込みたくなるほど、どこもかしこも金ピカぴん。
宮殿や衣装は当然、鎧も化粧も武器まで金ピカぴん。
眩しすぎてよく見えませんよ。
そんな金ピカの宮殿の中で、金ピカの衣装に包まれて、
どす黒い想いを抱く王家の一族。
王は薬と偽って王妃に毒を飲ませていたり、
王妃はそれを毒と知っていて飲んでいたり、
前妻の息子である皇太子と通じ合ってたり、
死んだと言っていた前妻が生きていたり、
その娘と皇太子がデキていたり。
裏切り、裏切られ。
しかし昔の家屋というものは、日本もそうだけど、
声はもちろんのこと、気配までも漏れるんじゃないだろか。
そこで秘め事や謀なんて、バレバレだろーと思うのですが。
バレてないと思っているのは自分だけ?
何万人いるのか見当もつかないくらいの後宮の中、
壁に耳あり障子に目ありどころじゃないと思うんだけど。
自分の従者が敵と繋がってる可能性だってあるんだし。
それを承知の上での、謀なのかしら。
そして金ピカぴんと同じくらい驚愕したのは、人海戦術。
『レッドクリフ』顔負け(笑)。
いよいよ王妃と王の軍勢が激突するとこなんて、
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる状態。
そしてあっという間に、名もなき大量の死体は片付けられ、
何事もなかったかのように再び、何十万本もの菊の花が、
敷き詰められて祭りは続く。
そんな、使い捨てにされる従者たちに必要なものは、
目の前で主人が刺し殺されようとも、動じない度胸。
見ぬフリ聞かぬフリ。
知りすぎたら、殺される。
国家のため、王家のために規律を重んじてきたのに、
3人の息子もろとも、全てを失ってしまった王と王妃。
そこまで憎しみ合わなくとも、と思うけど、
衣食住も趣味娯楽もあまりに満たされすぎたら、
もう誰かを憎むしか刺激がなくなっちゃうのかしら。
ストーリーはともかく、その破格のゴージャスさに、
息を呑んだ映画でした。
次男が日本の俳優さんか誰かに似た人いるような…と思ったら、
お笑いの人だ!と思ったけど、その人の名前が浮かんでこない。

いません?こういう顔の芸人さん。
見よ、この金ピカっぷり!

【参考】
王妃の紋章 公式サイト
『パッセンジャー』 Passengers 2017.04.01
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.30
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.29
PR
キーワードサーチ
カレンダー