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October 20, 2006
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カテゴリ: 株式投資全般
相互リンクいただいている maruさん
とのことで、繰延税金資産や繰延税金負債って何?ということで知っていること、
わかったことをまとめておこうと思います。

繰延税金資産・負債とは、会計上の収益・費用と税務上の損益のカウントが
一致しないことにより発生する、一時的なずれをBS上の資産・負債として計上するものです。
(後で損金扱いにできるものを資産、先に損金扱いにしてしまって後で税金を払わないと
いけないものを負債として計上する。)

ここで「一時的なずれ」と書いているのは会計上⇔税務で


「永久のずれ」・・・会計費用と税務費用の定義の違いによるもの
(永久差異)    例)接待費など。会計上は費用とカウントされるが、
            税務上は損金と認められない。
            よってこれは永久差異となり、繰延税金資産とならない。

「一時的なずれ」・・会計での費用化のタイミングと税務上の損金参入のタイミングが
(一時差異)    ずれることにより発生する差異。
          会計での費用化のタイミングは発生主義に拠り、税金は現金主義であること、
          減価償却費の税務申告上の計算方法を会計上の計算方法とかえること、
          などにより発生します。これは繰延税金資産・負債となります。

繰延税金資産が発生するパターン・・
  1)会計上の費用化よりも後に税務上の損金扱いになるもの

               費用として会計上は計上するが、実際にお金が出て行くのは
               故障などが発生して顧客から修理・返品・交換要求がきたとき
               であり、税務上はあとで損金扱いとなる。
      銀行の不良債権・・会計上は引当費用化されたあと、税務上の損金化が遅いため発生。
               2003年2月ころに叫ばれた銀行危機はこの繰延税金資産


  2)会計上の収益よりも先に税務上の益金扱いになってるもの
    例)販売の前受金

繰り延べ税金負債が発生するパターン・・
  1)会計上の費用化よりも先に税務上の損金扱いにしているもの
    例)固定資産の減価償却費・・会計上は定額償却しているが、
                  税金は税の繰延べのため加速償却を採用、など

  2)会計上の収益よりも後に税務上の益金扱いになるもの
    例)後払いでの販売(掛売り)

固定・流動の別:
一年以内に解消される見込みのものは流動資産・負債に、一年超のものは固定資産・負債に
配置されます。
ただし原因となっている物件が固定の場合は、すべて固定に配置されます。
(固定資産の原価償却費など)


で、特に繰延税金資産については、減損処理が行われることがあります。

これは、後で損金扱いできて、税金を減らすことができる権利を資産として
カウントしたものですが、この権利を行使できない、と会計監査で判断されたとき
この資産は消滅します。
(費用化されて、株主資本の利益剰余金と相殺される=株主のサイフから出て行く (;;)/~)

損金化する権利を行使できない、と判断されるのは、

1)スケジューリングできないとき
  ・・資産行使の時期は特定できるはずで、特定できないものは繰延税金資産として
    認められない。

2)スケジューリングされた時期に十分な収益性がでないと判断されたとき
  ・・資産行使の時期に、黒字が出ないとそもそも税金払う話にならないわけですから、
    資産価値はないわけです。

ということのようです。

毎期、安定した収益を上げている企業に投資したほうが、
繰り延べ税金資産の減損処理にあう可能性は低くなるんだろう、と思います。(^^)/

参考:
あずさ監査法人:税効果会計のページ





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Last updated  October 20, 2006 11:08:25 AM コメント(4) | コメントを書く
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