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『バイオハザード7:レジデント・イービル』をクリアしました!プレイ時間は約9時間。ジャンルがサバイバルホラーであることを加味すると、ボリュームはある方だと思います。過去作から大胆にシステムを変更したこともあり、完成度に関しては少し不安でしたが、それは杞憂に終わりました。これは間違いなく、サバイバルホラーの傑作です。※ネタバレ注意!バイオハザードシリーズに長らく欠けていた「恐怖感」が、今作で遂に復活を果たしました。雑魚敵ラッシュや巨大な怪物と戦う終盤を除けば、バイオ7には、いつ敵に遭遇するか分からない「緊張感」、その敵にやられてしまうかもしれない「恐怖感」が常に漂っていました。ショットガンやグレネードランチャーといった強力で頼もしい武器も入手できるんですが、弾薬が絶妙に少なめ(節約しないと不足気味になってしまう程度の数)なので、それで無双はできないんですよね。一人称視点で敵の攻撃を回避しにくいですし、それらの制約が「恐怖感」と「緊張感」を醸成させたのでしょう。ストーリーも楽しむことができました。従来のバイオとは一線を画すグロテスク描写(主人公の腕や足が千切れるというかなり過激なもの)に加え、今作の舞台となったベイカー家の秘密が徐々に暴かれていくので、次の展開にわくわくしながら進めることができました。ムービーが少なめで、過去の出来事もビデオテープによって無理なく挿入されるので、ストーリーへの没入感は凄まじかったです。ラストの「エヴリンが実は車椅子に座ってた婆ちゃんだった」というどんでん返しは、全く予想できませんでした。資料でエヴリンが老化し始めたということが書かれていましたが、まさか序盤から無気力に車椅子に座っていたあのお婆ちゃんがラスボスだったとは・・・。襲い掛かってこないので、完全にオブジェクトのように扱ってました。笑そういえば、バイオ7の主題歌でGo Tell Aunt Rhodyという歌詞がありますが、これはこのどんでん返しの伏線だったのかもしれませんね。Auntは年配の女性を連想させますから、Aunt Rhodyはエヴリンのことを暗に示していたのかもしれません。(この歌の元ネタ自体はアメリカの童謡ですが)最終決戦の場所が最初のステージ「廃屋」というのも粋な演出ですし、かなり満足です。最後の最後に登場したクリスの顔がバイオ5と全然似ていないのはちょっと残念でしたが笑とはいえ、不満点も少々あります。今作は敵の種類が少なく(ボスを除けば、モールデッドと巨大虫しか敵がおらず、モールデッドも主に二足歩行タイプ、四つん這いタイプ、肥満タイプの三種類のみ)、そのせいで折角の恐怖感や緊張感がやや減少してしまっています。毎回同じ敵だと、動きがある程度予想できるので、恐さが半減するんですよね。終盤はもっと別種の敵を出してほしかった。あと、終盤の雑魚敵ラッシュはいらなかったような・・・。見慣れたモールデッドがわんさか出てきても、「めんどくせー!」くらいにしか思いません。終盤というのもあり、そのステージに入る直前に武器も弾薬も豊富に入手できるので、ここだけシューティングアクションになっちゃってます。ここに力入れるよりかは、エヴリンの幻覚ステージを拡充した方が良かったのでは・・・。しかし、不満点を加味しても、『バイオハザード7:レジデント・イービル』の輝く面白さを取り去ることはできません。サバイバルホラーの特性上、気楽にプレイできないので、周回をするかは分かりませんが、DLCのBanned Footageは購入してプレイしようと思っています。今年の春にはクリス編も配信されるようですし、まだまだバイオ7で楽しみたいと思います!
2017.02.18
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本日、2017年2月17日をもちまして、このブログ「リュンポリス」は開設10周年を迎えました!10年と言えば、ギリシア神話におけるティタノマキアやトロイア戦争と同じ期間ですよ!つまり、古代ギリシア人たちも「めちゃくちゃ長い期間」という印象を受けるほどの年月です。それほどの時を経てもこのブログを続けているなんて、なんかしみじみとしますね。笑10年。思えば色々なことがありました。開設当時、中学生だった私は、今では社会人になって働いています。当初は『モンスターハンターポータブル2nd』のプレイ日記用として開設したこのブログも、随分と様変わりしました。ブログタイトルも最初は「ポッケ村の小さな家」とモンハン風でしたし、私の名前も「龍牙独尊」という中二病全開なものでした。このブログのURLに/monhanp2nd/が入っているのは、モンハンプレイ日記用として開設した時の名残りです。しかし今やブログタイトルは「リュンポリス」、名前は「リュンポス」と、ギリシア神話のオリュンポス山と都市国家(ポリス)をベースとした名称になっています。開設当時はギリシアなんて1ミリも興味ありませんでしたが、その10年後の私は日本ギリシャ協会の会員になるほどギリシアが大好きです。10年も経てば人の趣向はこうも変わってしまうという実例ですね。笑10周年を迎えた今、このブログの総アクセス数は90万を突破し、アクセストップ記事は「ブラッドボーン:ストーリー&世界観考察」で、この記事だけでも閲覧数は10万を超えます。ブラッドボーン関連の記事が飛び抜けてアクセス数が多いのは、英訳されて海外フォーラムで紹介されたからかもしれませんね。拙い文章しか書けない私のブログを見てくださる方々には、感謝してもし切れません。本当にありがとうございます!さて、10年前に思いを馳せるのは楽しいものですが、今から10年後を考えるのは、少し恐いものがありますね。10年という歳月は、環境も状況も、人柄さえも、ガラリと変えてしまう力があります。今でこそ私は自他ともに認める古代ギリシア好きですが、10年後は北欧神話好きになっているかもしれません。笑 ただ、もしかしたら、必死に築き上げてきたものが崩れ去っている可能性すらあります。それが時間の恐ろしいところです。まして、時代の流れはどんどん加速していきます。誰であっても、将来が安泰だと確信することなどできないのです。人とは何か。影の見る夢――それが人間なのだ。これは、古代ギリシアの詩人ピンダロスがピュティア第八歌にて歌った一節です。人の運命は儚く不安定で、ちょっとしたことで木の葉のように吹き飛ぶ。それは古代ギリシア人が共通して持っていた人生観であり、だからこそ「傲慢さ」を戒めたのです。どんなに強大な存在であっても、いずれは凋落を迎えます。インドまで領域を広げた最強のギリシア国家マケドニアも、最期はローマに滅ぼされてしまいました。ちっぽけな人間ならば、尚更その法則に当てはまるでしょう。10年後も笑って過ごせるように、私も古代ギリシア人と同様に「傲慢さ」を戒め、気を引き締めていきたいと思います。とはいえ、私はちょっとしたことですぐ舞い上がってドジを踏んでしまうタイプなんですが。笑スパルタのパウサニアス(ペルシア戦争におけるプラタイアの戦いで将軍を務めたスパルタ人。ペルシア軍に勝利し、最大級の栄誉を得るが、果て無き野望とその傲慢さから身を滅ぼし、醜い最期を遂げた)を反面教師にして、これからも頑張ります!笑
2017.02.17
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最近、寒い日が続いていますね。私は寒さが苦手なので早く春になってほしいんですが、未だに雪がぱらぱら降ってくるので、暖かい春はまだ先のようです・・・。そんな寒い日は暖房をつけて部屋でまったり読書に限ります!というわけで、最近読み終わった本二冊、クセノポンの『ギリシア史』とアリストパネスの『ギリシア喜劇』を紹介したいと思います。どちらも非常に興味深く、楽しく読める作品でした!■クセノポン『ギリシア史1』『ギリシア史2』ペロポネソス戦争の終盤と、それに続くコリントス戦争、そしてテーバイの台頭について詳述されている歴史書がクセノポンの『Ελληνικα(ヘレーニカ:ギリシア史)』です。トュキュディデスの書いた『戦史』には、ペロポネソス戦争の終結までは書かれておらず、スパルタの勝利を決定づけた名高い「アイゴスポタモイの海戦」も勿論収録されていませんでした。トュキュディデスは何らかの理由でペロポネソス戦争終結まで書き終えることができなかった(構想自体はあった)というのが通説です。そのトュキュディデスの無念を晴らしたのが、クセノポンというわけです。(クセノポンがトュキュディデスを意識して執筆したかどうかは、研究者によって見解の分かれるところですが)クセノポンはソクラテスの弟子であり、『アナバシス』においては、一万人のギリシア傭兵を束ね、敵だらけのアジアを6000kmも横断し、ギリシアに帰還するという偉業を成し遂げた名指揮官でもあります。また、アテナイ人でありながらスパルタ贔屓としても有名で、スパルタの国制やスパルタ王アゲシラオス2世を絶賛する書物も著しています。当時、アゲシラオス2世は全アジアを征服せんという野望を抱いていたので、そのリーダーシップに惚れ込んだのでしょう。『ギリシア史1』『ギリシア史2』の最大の魅力は、クセノポンが惚れ込んだアゲシラオス2世の軌跡だと思います。彼はスパルタの隆盛と凋落、両方を同時に味わった王でもあります。アイゴスポタモイの海戦の立役者であるリュサンドロスの支援を得て王位を継ぎ、小アジアに渡ってペルシア帝国サルディス太守のティッサペルネスを圧倒。ペルシア帝国征服の野望も滾らせていましたが、ギリシア本土でコリントス戦争が勃発するにあたって帰還。コリントス戦争には無事勝利(スパルタ優位な条件で和平実現)しますが、テーバイのエパメイノンダスがレウクトラの戦いでスパルタ軍を破り(ちなみに、この時の指揮官はアゲシラオスではなく、クレオンブトロスでした)、スパルタの天下は終焉を迎えてしまいます。テーバイはアルカディア同盟と連携してスパルタに攻め入り、スパルタは宿敵だったアテナイと手を結ばざるを得ない状況になってしまうのです。アゲシラオスは「スパルタの王」と聞いて思い浮かべるような(映画『300 スリーハンドレッド』のレオニダスのような)筋骨隆々な体型ではなく、小柄で片足が不自由だったという伝承が残っています。しかし、性格は誠実かつ謙虚であり、優れた知略でスパルタの最盛期を築き上げ、もしかしたらアジア全土を征服していたかもしれないほどの名将でもあったのです。彼の軌跡を歴史の内に辿ることができるのが、『ギリシア史』を買ってよかったと思えた一番の理由です。■アリストパネス『ギリシア喜劇1』『ギリシア喜劇2』悲劇に関しては、アイスキュロス、ソポクレス、エウリピデスの現存作品は全て読んだことがありますが、喜劇に関しては全く手つかずだったので、思い切って購入してみました。『ギリシア喜劇』の1と2には、アリストパネスの現存作品全てが収録されています。早速一読してみると、悲劇とは似ても似つかぬ作品群であることに気が付きました。まず下ネタが非常に多いですね。俳優の股間に男根の模型をくっつけて登場させるほど露骨でした。解説が豊富なので、喜劇を読んでから、古代ギリシアの性事情に詳しくなりました。笑 例えば、古代ギリシアの婦人は下の毛を剃ることがお洒落だったとか、「仔豚」は女性のあそこの隠語だとか、子無しの妻が他所から赤ん坊をもらって自分で生んだふりをするとか・・・。そこには叙事詩や歴史書には決して書かれていない、生々しい古代ギリシアのリアルが広がっていました。政治を痛烈に批判しているのも喜劇の魅力の一つです。古喜劇は風刺が激烈であったことで知られており、面白おかしく下ネタの衣を被ってはいますが、その裏には凄惨な歴史の真実が隠されています。当時、アリストパネスの生きたアテナイはペロポネソス戦争期であり、絶対的なリーダーだったペリクレスの死後、扇動政治家デマゴーゴスによる人気取り政治の影響で、アテナイは混乱に陥っていました。政治家は国のことを真剣に考えずに目先の人気ばかりを追い、市民たちはそんな政治家に振り回され、現実離れした過激な思想が民会で跳躍跋扈していました。こんな現状を憂い、純粋に古き良きアテナイと平和を追い求めたのが、アリストパネスでした。彼の作品には、主戦派のクレオンや、新しい思想を持ち込んだソクラテス(彼の中では、ソクラテスはデマゴーゴスの一派でした)、人気取り政治に惑わされる市民たちを痛烈に批判する内容のものがあります。特にクレオンへの批判は激しく(彼は主戦派であることに加え、民会の日当を市民の支持率を得るためだけに1オボロスから3オボロスに引き上げたりするなど、デマゴーグの典型でした)、彼がどれだけ戦争を嫌っていたかが分かります。アリストパネスの想いは、現代社会においても共感できるほど、普遍的なものです。信念などなく、人気取りのために過激な発言を繰り返す政治家は、現代社会においても蔓延っています。アリストパネスはまた、戦争をビジネスチャンスと捉える商人(武具商人など)も皮肉っていますが、現代においても戦争は「特需」になりかねません。彼の作品を読めば、政治や戦争に付き纏う問題が、何千年の時を経ても解決できなかったことに気付くでしょう。だからこそ、アリストパネスは平和を賛美し、平和こそ幸福と信じて、それを追い求めていたのです。
2017.02.12
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全世界の注目するサバイバルホラー『バイオハザード7:レジデント・イービル』のグロテスクverを購入しました!私はバイオシリーズにおいて『バイオハザード5』『バイオハザード:リベレーションズ』しかプレイ経験がありませんが、今作は発売前から何かと話題を集めていたので注目していました。というのも、今作は従来のド派手アクション路線から、サバイバルホラー路線へと大きく舵を切っているからです。視点は三人称から一人称へ、主人公はクリスやレオンといった超人共からイーサンという一般人へと変転し、舞台も広大なマップではなく閉鎖された室内空間がメインになりました。いつも「恐怖」を謳っている割には、ハリウッド映画的アクションの連続で恐怖の「きょ」の字も無くなってしまうバイオハザードシリーズでしたが、ここに来て明確に「バイオハザードはアクションではなくホラーこそ本質なんだ!」と宣言してくれましたね。『バイオハザード4』以来の大転換で、ヒロイックなバイオハザードが好きだった方々からはブーイングの嵐が降ってきそうですが、個人的には大歓迎です。超人と巨大クリーチャーがクールかつド派手にアクションを連発する昨今のバイオハザードには違和感がありましたし、バイオ4を源流としたシステムにはそろそろ限界が来ていましたから。早速プレイしてみましたが、この緊張感は凄まじいですね・・・!笑基本的に主人公は弱いので、銃が無ければ敵に対抗することは殆どできません。弾切れを起こそうものなら絶望的な気分になります・・・笑 クリスやレオンなら、それでも体術で突破できそうなものですが、今作のイーサンは一般人レベルなので、体術という概念すらありません。下手にナイフ等で接近戦を挑もうものなら「手首が千切れる」「足を切り取られる」等、今までのバイオでは考えられなかったような欠損表現を伴った大ダメージを負うことになります。(その後、回復薬で切り取られた足を簡単にくっつけちゃうのは、何か裏があるのか、ただのゲーム的配慮なのか・・・)スコップ片手に追いかけてくる親父とガレージで相対した時は、もう詰んだかと思いましたよ笑ヘッドショットを決めても、親父は元気100倍。距離を取ろうとしても、イーサンは走るのが遅くなかなか離れられません。逃げながら乱射していたので、弾薬も無くなり、ひたすら逃げる格好に。どうしようもなくなり、車を中心にグルグル追いかけっこをしていたら、親父が急に車に乗って狭いガレージで爆走・・・。どうしろっていうんだ!!!結局、乗車している親父を追いかけつつもナイフで斬りまくっていたら初見で倒せましたが、絶対これ後々復活するパターンですよね・・・。テーブルであんなに偉そうにしていた親父がこんな幕引きのはずがない!ウェスカーのようにしぶとく復活しそうです・・・。手汗でコントローラーをびちょびちょにしながらもプレイしておりますが、現在はミアのビデオを視聴し、マーガレットから隠れているところです。普通はムービーで済ませるようなところを、プレイアブルにしている辺り、かなり意欲的ですね。では、マーガレットにボコボコにされてきます・・・。笑
2017.02.04
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