わくわくワークプレゼンター蓑輪が就業規則、適格年金(適年)コンサルで北陸NO.1を目指す!!
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こんにちは。久々の更新です。最近、3人目の職員採用を考えています。すでに10名ほどの方と面接しましたが、来週以降選考に入って行こうと思います。 さて、楽天ブログでご活躍の先生も取材を受けておられる雑誌ZAITENの記事を私も読んでみた。興味のある方は、ぜひ書店で購入して読んでみられるといいと思う。 客観的に読むと、社労士業界の内情をうまく取材したいい記事だと思うし、書かれていることは大体正しい。 ただ、個人的には、かなり不快感を感じる部分もあった。 たぶん、筆者の吉田氏は、この記事を読んだ社労士にある種の怒りを感じさせようとしているのだろう。この「怒り」は、やがて「気づき」となり、それが社労士が抱く「幻想」を打ち砕き、結果として迷える社労士を正しい方向に導いてくれる。この記事が書かれた意図はたぶんそんなところなのではないかと推測する。 実際、記事を読んだ人でないと分からない部分も多いが、私が不快感を感じた点を以下に記しておこう。 まず、取材対象が偏りすぎ。どう見ても首都圏の社労士をはじめとした士業、人事コンサルタントにしか取材していない。それでは、社労士業界(?)のほんの一面しか見えて来ないんじゃないかな。 私のような地方の社労士がこの記事を読むと、地方の市場とは全然違った世界のことが書かれてあり、「そうじゃねぇんだよ!!」と突っ込みたくなってしまう。 次に、大手の人事コンサルタントの上から目線のコメントには相当のイライラを感じた。どのコメントも「自分たちのやっていることは高尚だ」という感じなんだなぁ。まぁ、ストレートに言うと、底意地の悪いコメントというか、俺たちはエリートだという選民意識が根底にあるコメントばかりなんだよ。 もっとも、私が腹立たしいと思うのは「選民」人事コンサルタントのコメントそのものではなく、そんな連中に言われ放題になっている社労士だよ。こんな連中に軽口をたたかれてまで、大手企業相手のコンサルをやる意味なんてどこにあるの?私には理解不能だ。 そもそも、私個人は人事制度のコンサルや管理職研修みたいなことに仕事としてあまり魅力を感じないし、そんなのは社労士のやることじゃないと思っている。まずもって、私自身はあんなエネルギーを要する面倒な仕事は積極的にはやりたくないし、そんな能力もない。そんな仕事は、正直「一流コンサルタント」のみなさんに任せておけばいい。餅は、餅屋だからね。 逆に、そんなことをやる暇があるのなら、社労士はもっと虚心坦懐に中小企業経営の現実に向き合うべきであり、長期的な観点から、経営者の小さな労務管理の悩みを一つ一つ解決していくべきだ。 あと、「社労士のセミナーなんて継続性がない」なんてことも書いてあったが、これも腹が立った。セミナーなんて社労士の本業にはなり得ない。そんな分かりきったことを書かれても困る。社労士のセミナーに何十万ものフィーを継続的に出すアホな業者や団体なんてどこにあるの?もしあったとしても、それはひよこ社労士食いセミナーだけだろう。 最後に、「いきなり顧問契約を迫る社労士は排除せよ」と書いてあったけど、それは違うのでは、もちろん闇雲に契約を迫るのはどうかと思うが、少なくとも私は労使トラブルの相談を受けるときに、最初に顧問契約を打診して、断られたことは少ないし、ふつうに契約してもらえるもんだと思っている。逆に、そんな当たり前の商売ができない社労士こそ排除すべきではないかと思うのだが・・・。 ということで、イラッとしたところは、まだまだあるが、そろそろパソコンを嫁に譲らないとダメだから、この辺にしておこう(笑)。まぁ、私のような者でも吉田氏の文章からいろんな考えるヒントをもらったのだから、その点では雑誌を購入してよかったと思う。 いずれにせよ、一旦独立したら、すべてひとりでやらないとダメだということに早く気づくべきだろう。 そして、どんな職業も結局は、人間同士のつながりの積み重ねがビジネスにつながるのだから、多くの人と深いお付き合いをし、自分の人間性を磨けば、顧問契約をしてくださる方も自然に増えていくというのが道理である。 ビジネスモデルとか、技術的なことはもちろん大切だが、そんなことよりも基本が大切だということにも早く気づくべきでは。
2013.02.05
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