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拮抗状態が望ましい New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2017.12.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は、別の所のために書いた文章を、そのまま紹介させて頂きます。

 今、子どもも大人も、自己肯定感が低い人が非常に多いです。様々な調査でも明らかになっていることですが、世界レベルでも日本人の自己肯定感はかなり低いです。外国との比較だけでなく、日本の過去と比べても現代人の自己肯定感はかなり低いと思います。
 それは、教室で子ども達の話を聞いていても、気質や子育ての講座でお母さん達の話を聞いていても感じることです。

 自己肯定感が低いと、対人関係も、子育ても困難になります。自分らしく生きるのも、仲間やパートナーと支え合うのも困難になります。お母さん達は子育てが苦しくなるとその解決方法をネットで調べたり、「子育て書」に求めますが、その苦しみの原因が自分自身の「自己肯定感の低さ」にあるのなら、そのような知識や情報は状態をさらに悪化させる原因にはなりますが、問題を解決する答えにはなりません。

 では、「どうしてそうなってしまったのか」ということです。
 私の見ている範囲では、この自己肯定感が低い人には二つのタイプがあるような気がします。一つは、「他の人とコミュニケーションを取るのが苦手なタイプ」の人です。発達障害を抱えている人も多いです。他者とコミュニケーションを取るのが苦手なので、他者と繋がるとか、他者に受け入れられるという感覚がよく分からないのです。そのため、自己肯定感も低くなってしまっているのです。

 もう一つのタイプの人は特に何かの能力に劣っているということはありません。むしろ他の人よりも高い能力を持っている場合が多いです。性格や行動にも特に目立った問題は抱えていません。ですから、自分で自分を否定しなければならないような理由などどこにもありません。でも自己肯定感が低いのです。そして、このタイプの人は多いです。

 そのような人達と接していて感じるのは、共通して「中途半端な人」が多いということです。趣味とか興味とかを持っていない人も多いです。また、しっかりとした「自分の意見」や「自分の考え」を持っていない人が多いです。

 実は、そのような人は、「自分らしさ」を大切にしていないのです。趣味でも、勉強でも、仕事でも、子育てでも、考え方でも、「自分らしさ」を大切にしていれば中途半端にはならないはずだからです。



 実は、自己肯定感が低いというのは、「自分らしさ」を肯定していないことの現れでもあるのです。ですから、「自分らしさ」を肯定しないまま自己肯定感を上げようとしても無理なんです。子どもの場合でも、「子どもらしさ」や「その子らしさ」を肯定しないままで自己肯定感だけを上げようとしても無理なんです。

 「自分らしさ」を肯定出来ない人は、子育てにおいても「私らしい子育て」が出来ません。子どもの「子どもらしさ」も肯定出来ないので、「子どもに合った子育て」も出来ません。そして、世間の常識や、他人の目を基準にして子育てをしています。

 そのようなお母さんにとって我が子は「短所の固まり」に見えます。なぜなら、世間一般の「大人の価値観」を基準にして子どもの状態を評価しているからです。
 でも、子どもは大人のために生きているわけではありません。子どもは自分自身のために生きているのです。だから大人の価値観を基準にして子どもの状態を評価してしまうと、必然的に短所だらけになってしまうのです。

 子どもには本来「短所」も「長所」もないのです。乱暴で落ち着きがない子も、泣き虫も、恐がりも、騒がしいのも、みんな「その子らしさ」であって、それは「短所」でも「長所」でもないのです。そして、それを肯定するところからしか「子どもの自己肯定感を育てる子育て」は始まらないのです。

 ただし、だからといって「そのままでいい」ということではありませんからね。時々、「私は子どものありのままを肯定するので子どものやることに干渉しないの」と子どもの好きにさせている人がいますが、それは単なる育児放棄に過ぎません。

 まず、「そのままの君が大好きだよ」と抱きしめてあげて下さい。そして、いっぱい話しかけ、いっぱい遊んで、いっぱい一緒に笑って下さい。そういう「関わり合い」が子どもの自己肯定感を育てる力になるのです。「肯定する」ということは、「好きにさせる」ということとは違うのです。

 「じゃあ、短所は短所のままでいいのか」と心配するかも知れませんが、もしかしたらそれは短所ではないかも知れないのです。逆に長所だと思っていたことが短所かも知れないのです。実際、子どもの時には短所だったことが大人になったら長所になることも、子どもの頃には長所だったことが大人になると短所になることもあるのです。また、お母さんには短所に見えることが他の人には長所に見えることもあります。

 大事なのは、「子どものその状態が子ども自身にとってどういう意味を持っているのか」ということなんです。「お母さんにとっての意味」ではなく、「子ども自身にとっての意味」が重要なんです。

 例えば、活発な子は活動的な行為が大好きです。それはその子が、「活動的な行為で成長するタイプ」だからです。一人で静かに遊ぶのが好きな子は、「自然や自分自身との対話を通して学び、成長するタイプ」です。体験で学ぶタイプの子もいれば、見て聞いて学ぶタイプの子もいます。

 活動的な行為が好きな子に、活動の機会や目的を与えてどんどん活動させてあげていると、どんどん成長していきます。そして、成長と共に落ち着いてきます。人間は成長欲求が満たされると落ち着いてくるように出来ているからです。「一人で遊ぶのが好きな子」も、自分の世界が安定してくると、他の子とその世界を共有したいと思うようになります。そして仲間を求め始めます。






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Last updated  2017.12.09 07:02:24
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