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森の声

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2017.12.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
クリスマスお目出度うございます。

今日はクリスマスにちなんでということではありませんが、「オモチャ」について書いてみます。

私が子どもの頃(昭和20~30年代)は、「オモチャ」というものはあまりありませんでした。あるにはあったのですが、量も種類も今とは比べものになりません。

また、質も全く異なっていました。
当然のことながら、コンピューターで動くようなオモチャなどありませんでした。
電池で動いたり音を出すようなオモチャもありませんでした。
自動車でも、電車でも、ロボットでも、動くオモチャはゼンマイ仕掛けでした。

当然、電子音は出てきません。

でも、一人でそういうオモチャだけで遊んでいた子は少なかったのではないかと思います。


また、「遊び」は仲間と共有出来ますが、「オモチャ」は共有出来ないので、群れて遊ぶことが好きな子には必要がなかったのです。

私も、昼間は外で遊び、雨の日も家の中で折り紙をしたり、本を読んだり、お母さんの手伝いをしたりして過ごしていたような気がします。

コンセントにつないで電気で走る電車は持っていましたが、他のオモチャで遊んだ記憶は全くありません。それ以外のオモチャの記憶もありません。

我が家では、みんなと遊ぶときは、トランプや、カルタや、将棋や、麻雀をしていました。

ところが高度経済成長が始まると共に、町の中から子どもの群れが消えました。生活は豊かになったのですが、子どもは一緒に遊ぶ仲間も、時間も、空間も失いました。

外で遊ぶ子が減り、家の中で遊ぶ子が増えました。
それと同時に、子どもが退屈をしないように高機能で刺激的なオモチャがどんどん開発されました。

オモチャだけでなく、子どもをターゲットにした商品がどんどん増えました。

「一緒に遊ぶオモチャ」ではなく、「一人でも遊ぶことが出来るオモチャ」や「一人でないと遊ぶことが出来ないオモチャ」が増えました。

その典型がゲームです。(画面を共有して一緒に遊んでいるように見えても、競争しているだけなら、一人遊びと同じです。)

「オモチャで遊ぶ」というよりも「オモチャに遊んでもらう」という状況も増えてきました。



そして、「オモチャがないと遊ぶことが出来ない子」が増えてきました。
「オモチャ」に遊んでもらうことに慣れてしまった子は、「オモチャ」がないと遊ぶことが出来ないのです。

それが今の子どもたちです。

その「オモチャがないと遊ぶことが出来ない子」は、同時に「仲間と群れて遊ぶことが出来ない子」でもあります。

「オモチャという物に依存した遊び」と、「仲間とつながり合って遊ぶ遊び」とでは、遊びの原理が全く異なっているからです。



そのため、「オモチャでの一人遊び」が好きな子は「マイ・ワールド」にこだわる傾向があります。

でも、「仲間とつながり合って遊ぶ遊び」に必要なのは「アワ・ワールド」です。

「マイ・ワールド」にばかりこだわり、「アワ・ワールド」を作る楽しさを知っていない子は、「仲間とつながり合って遊ぶ遊び」を楽しむことが出来ないのです。

そして、これは子育ての難しさにも繋がってきます。

子どもが生まれてお母さんが一緒に遊んであげていると、子どもは「一緒に遊ぶ楽しさ」を知ります。

ですから、下の子が生まれたときにも、下の子と一緒に遊ぼうとします。
すると、それまではお母さんが相手していましたが、「兄弟」という遊び仲間が出来ることで次第にお母さんにはまとわりつかなくなります。

でも、上の子が一人でオモチャで遊ぶことに慣れてしまっていると、下の子が生まれると非常に困った状態が発生します。

下の子はお兄ちゃんやお姉ちゃんと遊びたがるので、上の子に寄っていきます。オモチャにも手を出します。

でも、一人で遊ぶことに慣れてしまっている上の子にとっては、それは非常に迷惑な行為です。それで下の子を排除しようとします。時には泣かせます。

お母さんは「一緒に仲良く遊びなさい」と言いますが、「一緒に仲良く遊びや楽しさ」をお母さんに教えてもらっていない子に、そんなこと出来るわけがないのです。

結果として、兄弟が「仲間」ではなく「ライバル」になってしまいます。

そして、お母さんの奪い合いを始めます。

すると、子育てが行き詰まってしまいます。

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Last updated  2017.12.25 10:15:22
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