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「あ~、湧いたな~… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2019.08.14
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カテゴリ: カテゴリ未分類
中南米に住むインディオと呼ばれる人たちの主食はトウモロコシでしたが、その栽培方法には一つの特徴があったそうです。

それは出来るだけ多くの種類のトウモロコシを植えるということです。

多分、現代の一般的な農家では一種類のトウモロコシを植えることの方が多いのではないかと思います。その方が管理が簡単だし効率的だからです。

お米などでも農家ごとに違う種類のものを植えることはあっても、それは個々の農家の判断であって、「みんなで違う種類のお米を分けて植えよう」という地域全体の判断ではないと思います。

お米ごとに肥料も扱い方も違うので、効率的ではなくなってしまうからです。

ではなぜインディオの人たちはそのような非効率的な栽培方法を採っていたかというと、どんな天候の時でも、病害虫が流行った時でも、色々な種類のトウモロコシを植えておけば、最低限の食料は確保することが出来るからです。

同じ種類のトウモロコシは同じ環境の変化に対して同じ反応をします。ですから、暑さに弱いトウモロコシばかりを植えていたら、夏が過度に暑い年には全滅してしまいます。

でも、同時に暑さに強い種も植えておけば、暑さに弱い種は枯れても、生き延びる程度の食料は確保出来ます。

でもいつも暑いとは限りません。翌年は寒いかも知れません。その時は暑い時に収穫できた種は枯れてしまっても、暑い時に枯れてしまった種が食べるものを与えてくれます。



全部同じ種類のトウモロコシを植えれば、確かに効率的で手間は省けるでしょう、でも、その種類に合わない天候の時や、病害虫が流行った時には一気に全滅してしまい、村が全滅してしまいます。

つまり、 多様な種の作物を植えておくことで、食に関する安全性が高まるのです。

ただし、そのように多様性を大切にすることで生き延びてきたのはインディオの人たちだけではありません。

同じような智恵を、昔は世界中の人たちが持っていたのではないかと思います。そうでないと、生き延びる可能性が低くなってしまうからです。

昆虫食もその「食の多様性」の一部です。

現代人の中には「肉がないと生きていけない」というような人もいますが、そんな人は昔は生きていくことが出来なかったのです。

そして、多様性に支えられてきたのは食べ物だけではありません。
人間を含めた全ての生き物たちも自らの内側に多様性を組み込むことで生き延びてきたのです。
多様性は生物の生存戦略でもあるからです。


村(部族)の人材も多様な人がいた方が、村の存続に有利でした。

村の中に、戦う能力が高い人がいれば、敵が襲ってきた時に生き延びる可能性が高くなります。

でも、敵の中に戦略を練るのが得意な人がいたら、ただ戦いに強いだけの人は女性や子どもにすら負けてしまいます。

みんなをまとめ、指揮する人がいなければ、どんなに力が強い人や、戦略を練るのが得意な人がいても、戦いには負けてしまいます。



「明日、敵が攻めてきて、もしかしたら全滅してしまうかも知れない」という時にでも、目の前の子どもの食事を用意し、泣いている子どもをあやし、戦いで疲れている兵士をいたわる人も必要です。

今を大切にすることが、未来への希望をつなぐことになるからです。

また、歌や踊りのようなものでみんなの気持ちを鼓舞したり、和ませる人たちも必要でしょう。戦争中にも慰問団という人たちが前線にまで行って兵士の心を癒やしました。

このように、 一つの村の中に多様な能力の人がいることで、村が生き延びる可能性が高くなるのです。

そして「気質」の違いが、その多様性の違いの背景にあるのです。

胆汁質が強い人は戦うのが好きです。でも細かいことを考えるのは苦手です。というか、細かいことを考えないから、命の危険も顧みずに戦うことが出来るのです。



そこで粘液質と憂鬱質の出番になります。

粘液質の人は個人的な感情に振り回されないで、全体の状況を俯瞰的に見ることが出来ます。でも、俯瞰的に見ることは得意でも、そこから具体的な判断をして、具体的な行動につなげることは苦手です。

憂鬱質の人は心配するのが得意なので、「もしかしたらここに罠が仕掛けてあるかも知れない」、「もしかしたら裏側から襲ってくるかも知れない」という可能性を教えてくれます。

ただし、粘液質や憂鬱質の人は色々な情報を与えてくれますが、その情報に基づいて判断したり、決断したり、行動するのは苦手です。

それに対して、胆汁質の人は自分で情報を見つけ出す能力は高くありませんが、でも、粘液質や憂鬱質が提供してくれる情報を基に判断し、決断し、行動するのは得意です。

多血質の人はみんなが深刻になりすぎるのを防いでくれます。子どもや老人の面倒を見るのも得意です。

このように「気質」は「人間の命の働き」の生存戦略の一部なんです。

このように、「気質」は群れの中でその意味と価値が表れるものなんです。

でも、現代人は人間を個人単位で考える癖が付いてしまっています。だから「気質」の意味も、「気質」の大切さも、「自分の気質」も分からなくなってしまっているのです。





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Last updated  2019.08.14 08:51:19
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