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「ひとが誰かを特定… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2026.06.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
人間は様々な生き物の中で唯一、生まれた後からの学びを通して「らしさ」を身につけていく生き物です。
群れのルールや狩りの仕方などといった「方法」を母親から学ぶ動物はいますが、人間は「人間として生きるために必要な、もっと根源的なこと」を母親から学んでいます。
感覚や感情の使い方、言葉、そして人や平和を愛する心も、母親との関わりの中で目覚めていきます。赤ちゃんにとって「お母さん」は人類代表であり、唯一の守護者であり、唯一の「自分を導いてくれるお手本」だからです。

「平和を愛する心」は「思想」ではなく、「美しいもの」を感じるのと同じ「感覚」なんです。だから戦争を好む状態になってしまった人を平和を愛するように変えることは非常に困難なんです。

「いやいや、お父さんだっているでしょ、周囲には他の人もいるでしょ」とおっしゃりたいかも知れませんが、それは「大人の視点」からみた状況であって、「赤ちゃんの視点」から見た状況ではありません。

お父さんがあやしても、他の誰があやしても泣き止まない赤ちゃんが、お母さんに抱かれたとたんにピタッと泣き止むのはよくあることです。それは、そんな時の赤ちゃんが求めているのは単なる「抱っこ」ではなく「安心」だからです。

赤ちゃんはその「安心」をお母さんの感触、お母さんのまなざし、お母さんの匂い、お母さんの声、お母さんの気配を通して感じています。そして、この「安心」を与えることが出来るのは「命を与えてくれたお母さん」だけなんです。保育園の先生がいくら熱心に世話をしても、この「安心」を与えることは出来ないのです。

そもそも、保育園の先生の役割は「子どもを安全に預かること」であって、「安心を与えること」でも「子どもを育てること」でもありません。そこの所はちゃんと理解しておいた方がいいです。
ですから、保育園では赤ちゃんが泣いても「安心」を与えようとするのではなく、「泣かせ続けて諦めさせる」という方法を使うようです。「泣いても無駄だ」ということを学習させるのです。


以前、保育の補助に入ったとき、泣いた子どもがいたので抱こうとしたら、元保育園の先生だった保育の人に「抱かないで下さい」と叱られました。「一人抱くと他の子も抱いてもらいたがって、収拾がつかなくなってしまうから」ということでした。

でも、悲しい時、寂しい時、不安を感じた時に放っておかれた子は、人に頼らなくなるでしょう。頼っても無駄だということを学習してしまうからです。それはまた学習能力の低下にもつながってしまうでしょう。人間の子どもは「他者とのつながり」を通して学習するように出来ているからです。

特に「肯定的なこと」は、大好きな人との関わり合いを通して学ぶものです。大好きな人が「これは大切なことなんだよ」と教えてくれたから、それが「大切なもの」になるのです。それは皆さんだって同じではないですか。

お母さんの中にも、この「泣かせ続けて諦めさせる」という方法を使う人がいます。私は若い頃大学で事務の仕事をしていたのですが、その同僚の女の子が結婚して、赤ちゃんが生まれ子育ての話題になったとき、「夜泣きをするので別室に寝かせて放っておいたら泣かなくなった」と自慢げに話しているのを聞きました。私はその時の赤ちゃんの「今」が心配です。

子どもに安心を与えるのは母親の役割であって、保育園の先生の役割ではありません。これは社会の価値観の問題ではなく、動物としての人間の普遍的な「理」(ことわり)です。もちろん、私の個人的な価値観の問題でもありません。

でも今、この同僚の子のように、我が子に対して保育園の先生のような関わり方をしようとしているお母さんが増えてきているような気がするのです。そのような人は、「子育て」を「お仕事」のように考え効率的に処理しようとしています。
だから平気でテレビや、タブレットや、ゲーム機に子育ての代行をさせてしまうのでしょう。

実は、赤ちゃんや幼い子どもにとって「お母さん」は「自分と世界をつなぐへその緒」なんです。このへその緒は他の人には代行できないのです。当然、テレビや、タブレットや、ゲーム機などにも出来ません。
「へその緒」から切り離されても、別の形で栄養を得ることは可能ですが、「つながっている」ことから得られる「安心」は失われます。

お母さんの「へその緒」としての役割は、子どもが9才、10才頃になるまで続きます。この頃になってようやく子どもは、お母さんを通してではなく、直接自分の感覚で、自分の目を通して、世界を見ることが出来るようになるのです。





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Last updated  2026.06.30 08:48:45
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