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ぼてぽて、裁判員に選ばれるシリーズ過去日記はこちら↓その1 裁判員に選ばれるまでその2 裁判員裁判前日今回ぼてぽてが参加した裁判員裁判は、公判が3日、評議が2日、判決が1日、合計6日の日程で、殺人事件の裁判員裁判では平均的な日数なのだそうです。早い裁判では全行程が3日で終わるものもあるそうです。最長で200日という裁判員裁判もあったそうで、こういった裁判は一人の被告がいろいろな罪で起訴されている場合が多く、その罪を一つ一つ証拠調べをしていくため時間がかかるのだということでした。こういった長期裁判の場合にはすべての日程に参加できることが条件のため、選任手続きの時も通常よりも多くの候補者の中から選任するんだそうです。長期裁判の場合には勤めに出ている方はまずすべての行程に参加することが難しくなるので、退職をされている方や主婦の方が裁判員になることが多いそうです。『いよいよ公判初日』朝、集合時間に評議室に集合し、本日の法廷の流れを確認します。定刻で開始するまではお茶を飲んだり本を読んだり、もちろんスマホでゲームをすることも可能です。今回の裁判員さんたちはお一人は学生さんでしたが、その他はかなりまじめな社会人の方々だったので、皆さん会話もせずに渡されたファイルを読んだりジッとしたりしておられました。ぼてぽては・・・。もう気になって気になって、めちゃくちゃ評議室を見渡していました(笑)。さあ、時間になりました。あらかじめ配られている予定表を見ながら本日のスケジュールを細かく確認していきます。ここでも質問がないか、裁判長が逐一確認してくれます。裁判開始時間5分前には評議室を出て、秘密の通路にて法廷へ向かいます。前室にて待機し、法廷へ入る準備をします。緊張します皆さん無言です。なのに裁判官の皆さんは穏やかな笑顔で見守ってくれています。「最初はみなさん緊張されるんですよ。でもすぐに慣れますから」裁判長は優しく言ってくださいますが、本当ですか、裁判長・・・?唾を飲み込む音さえ聞こえてしまう程静かな前室で待つこと数分。インターホンが鳴り、裁判長が出られます。「それでは行きましょう」裁判長がそう声をかけ、皆さんがうなづき、裁判長を先頭に入廷しました。右側の裁判員から入っていき、全員が自分の席に到着したら会釈して着席します。ちなみに裁判長の左側(傍聴席から向かって右側)は左陪審といって一番下っ端、右側は右陪審といって裁判長の次に経験のある裁判官が座る席だそうです。裁判員席の前には事務官、速記官もいます。傍聴席、本日満席でございます。『ドラマみたいだ・・・』今回の事件は、生後2か月の実子を自らの手で殺害した母親の裁判でした。つまり、被害者の母親は加害者で、被害者遺族は加害者家族という、なんとも悲しい事件でした。殺人事件の裁判傍聴は人気だそうで、今回も初日から満席でした。裁判員席からは被告人席、傍聴席もすべてよく見えます。今回の事件の加害者、つまり被告人の女性は、とても殺人を犯すようにな見えない、本当に普通の女性でした。これから、なぜこんな普通の女性が殺人を犯してしまったのか、ということについて色々調べていきます。まずは冒頭手続きと呼ばれる起訴状の朗読が行われます。本件がどういった事件で、誰が誰を殺害し、被告人は罪を認めているか否か(罪状認否)、今回の裁判の争点を確認しました。母親が実の息子を何らかの方法で殺害し、本人は罪を認めている。ただし、この被告人は犯行時に精神疾患を患っており、精神耗弱状態だった。以上のことが本当なのかを公判で調べ、その上で刑を決めるということでした。罪状認否が行われたあと、一旦休憩に入ります。我々は前室に戻り、裁判長より難しい用語などの解説があり、わからないことはないかと確認がありました。確認後、再び法廷に入廷します。『本物だ・・・』これからは“証拠調べ”が始まります。証拠調べとは、あらかじめ提出された証拠について、裁判所にわかりやすく示すものだそうです。裁判が決まると、担当裁判官と検察官そして弁護人で、公判前整理手続きという手続きをします。この裁判はどういった内容でどういった証拠があって、どういった争点にするか、ということをあらかじめ決めておき、裁判員にもよくわかるように資料もかなりまとめておくのだそうです。ですので資料は素人の裁判員にもよくわかるようにとても丁寧に作られており、まずは検察官よりあらかじめ提出された証拠、写真、図などをもとに、こういった場所でこういった事件をおこしたという解説をしてくれます。こんなことまで資料になっちゃうの??みたいな資料もあったり、とにかく想像力があれば事件が起こった場面が簡単に想像できるくらい丁寧な資料が配られます。ご遺体の写真や殺害現場となった部屋の写真も法廷内のモニターに映しだされますが、すぐにモニターは消されます。法廷内のモニターと裁判員席の前にあるモニターには同じものが映し出されています。続きまして弁護人より、どうしてこの事件が起こってしまったのかという説明がありました。詳しくは書きませんが、弁護人は「被告人は実子を殺したくて殺してしまったわけではなく、うつ病による精神耗弱状態だったために衝動的に殺してしまった」ということを言っていました。真剣に話を聞いていると、あっという間に時間が経過していました。緊張しすぎて時計を見る余裕もなく、午前中が終わりました。『お昼だ~!!』とはいえ、食堂は使えません。この裁判所、まわりにコンビニもお店もないような場所に建っているため、食事は自分で用意するか、もしくはあらかじめ注文しておく日替わり弁当しかありません。日替わり弁当はあらかじめメニューがあるので、お好みの弁当を注文して、裁判官の方へお金を預けておくと、お昼までにお弁当が届くという便利なシステムです。お味噌汁もついていて、結構ボリュームもあり、とてもおいしかったです。ぼてぽては毎日日替わり弁当が楽しみでした。基本、食事は評議室でみんなで一緒に食べます。裁判官の方も一緒にいただきます。外に出たい方は出ても構わないそうですが、1時間の休憩時間で外食は忙しいのでお勧めしませんとのことでしたので皆さんこここで食事をとられていました。基本、休憩時間は自由ですから。お昼の時間は裁判官のみなさんが色々お話ししてくださる楽しい時間でした。裁判官は国家公務員のため、若いうちは2、3年に1度の割合で全国どこかの裁判所に異動になるのだそうです。裁判所がある場所だったらどこでも対象になるそうで、次はどこなのかな、と毎回とても楽しみなんだそうです。偉くなると5年に1度程度の異動になるそうですが、希望があればその希望も聞いてもらえるのだそう。転勤族ですね、というと、本当にそうですよ、とおっしゃっていました。そんな経験からか、他の裁判所に勤務されていたときには、裁判所の場所によっては繁華街にあったりするので、皆さんで一緒に外食に出かけたりもしたんだそうです。ここは食べるところもないので楽しみが一つ減った感じですね、とおっしゃってました。ちなみに裁判長が一番お気に入りだったのは大阪だったそうです。おいしいものがたくさんあった、とのことでした。食事が終わると、みなさん食後のお茶を飲みながら少し雑談する余裕が出てきました。「検察官、ドラマみたでしたね」「なんだか、切ない裁判になりそうですね」「“異議あり!”っていうんですかね」なんて、素人丸出しの会話をしていました。みんな全く赤の他人ですが、これから一つの裁判にかかわるメンバーです。自分を出す必要は全くありませんが、こうしたコミュニケーションは積極的にした方が後々精神的に楽になるかと思います。人見知りの方はなかなかツライかと思いますが、ぼてぽてのような全く人見知りをしないタイプはぐいぐい話しかけたりするので、結構早い段階で女性のみなさんとは打ち解けられました。食事をしながら各自簡単な自己紹介をしたり、裁判長のお話を聞いたり、あっという間に休憩時間は終わってしまいました。午後は“証人尋問”です。解剖医による証言です。証言台に立つ解剖医は、イラストをもとに解説してくれました。解剖の写真は素人にはショックが大きすぎるので、最近では写真ではなくイラストが主流だそうです。とても分かりやすく解説してくださいました。そのあとは弁護士、検察官からそれぞれ解剖医へ質問があり、それを聞きながら必要なものは各自メモを取ります。結構な集中力が必要です。証言が終了したら一旦休憩となり、法廷の前室にて裁判員から質問がないかの確認をします。前室には会議用テーブルとイスがあるので、そこに座って小声で話をします。大きな声でしゃべると法廷に聞こえてしまうらしい。もちろん、笑い声も。質問がある人は質問内容を確認後、裁判長の許可をいただき質問することができます。なんて質問したらいいのか言葉がまとまらない時でも、裁判長がわかりやすく内容をまとめてくださるので心配はありません。そして大事な「みなさん、大丈夫ですか?」と質問。とても気を使ってくださいます。証人への質問は裁判員は直接することができます。しかし補助裁判員の方は直接質問することができないので、代わりに裁判長、または裁判官の方が質問してくれます。質問が完了すると、20分の休憩が入りました、。評議室に戻り、お茶を飲みながら先程とったメモを確認したり、自分なりに理解できるよう復習をしていました。休憩後、法廷に戻って次の証人尋問です。続いての証人は被告人の実の姉です。こちらの方も至って普通のお姉さん。うつ病を患っていた被告人のサポートを家族とともに何年もずっとされていたという優しい方でした。弁護士、検察官からの質問に証人が答えていきます。涙ながらに証言をするお姉さんの言葉を聞いていると、とても胸が痛くなりました。そんな姉の姿に妹である被告人は、静かに涙を流していました。傍聴席からもすすり泣きが聞こえ、本当にこれは真剣に向き合わないとと思いました。休憩を挟んで裁判員、裁判官からの質問をし、予定より少し遅れて本日は閉廷しました。ぼてぽてのA4のメモ用紙は2枚にわたり一杯にメモが取られていました。実はこのメモ、家に持ち帰ることは一切できません。事件のことを整理したいと思っても、頭の中に記憶しておくか、評議室でこのメモを見て確認するしかないのです。メモは裁判の評議にかかわることなので、裁判が終了したらすべてシュレッダーされます。なので休み時間にメモを確認し、事件を頭に叩き込むのが一番手っ取り早かったです。評議室に戻ったら、今日の証拠調べについて質問がないかを確認し、難しい専門用語を細く説明してくれました。「今日が一番大変だったと思いますよ」裁判長はそうおっしゃっていました。他の二人の裁判官の方もとても気を使ってケアをしてくださり、何の不安もなく公判初日を終えました。初日を終えた感想は・・・。裁判って、なんでもさらされてしまうんだな、ということでした。例えば、スマホでのインターネットでの閲覧履歴、LINEでの会話、生い立ちから現在までの経歴など・・・。そこまでしなくてもいいんじゃないの?と思うくらいでしたが、この事件がなぜ起こったのかを説明するためには必要なことだったのだと思います。いつも通り仕事をしているより全然頭が疲れました。結構な疲労感とともに、この日は帰宅しました。本当は旅行ブログです
2020.04.29
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ぼてぽて、裁判員に選ばれるシリーズ過去日記はこちら↓その1 裁判員に選ばれるまで『ここが評議室!』正式に裁判員に選ばれた後、裁判長より説明があり、そのあとは専用の評議室へ移動します。評議室とは、裁判中はこの部屋が私たちの控室となり、評議、休憩、食事の時間はこの部屋で過ごすことになります。各自にロングコートと荷物を入れられる程の大きいロッカーが貸与され、ロッカーのカギは利用時は各自が責任を持って保管するよう指示されます。冷蔵庫、ソファー、水とお茶のペットボトル、インスタントコーヒー、ポット、雑誌があり、毎日たくさんのお菓子も用意してくださいます。しかしテレビ、電子レンジはありません。置かない理由は“予算の問題”なんだとか・・・。評議室内には大きな会議テーブルがあり、各自の席を指定されます。何にも考えてなくてもすべて案内してくださるので全く何の心配もいりません。席を案内されると自分専用のファイルと筆記用具が貸与されます。このファイルは裁判中ずっと貸与され、中には起訴状のコピーとメモ用紙が入っていました。そして早速裁判員としての仕事が始まります。どちらの裁判所でも何組かのグループで裁判員裁判を行っており、それぞれのグループに専任の裁判官が3名ついているそうです。なので刑事○課というグループの裁判員、ということになります。今回お世話になる3名の裁判官は男性の裁判長、若い男性の裁判官と若い女性の裁判官でした。裁判長はこの道のベテランだそうで、裁判官歴も長いそうです。まだとてもお若いのにとても優秀なんだと二人の裁判官の方が教えてくれました。裁判長以外のお二人は“判事補”だそうで、裁判官経験が10年未満の裁判官は“判事補”と呼ばれ、10年以上のキャリアがある裁判官を“判事”と呼ぶんだそうです。そういった説明も最初に詳しくしてくれます。一つ説明したら「質問はありませんか?」と確認してくれ、一つ一つ丁寧に進めてくれます。選ばれた裁判員の皆さんは緊張して言葉も発せない状態ですが、裁判官の皆さんは笑顔でした。法曹界の方は無表情みたいな勝手なイメージを持っていたので、この優しい笑顔は本当に意外でした。本題に入る前に緊張している裁判員のみなさんの緊張をほぐすためか、裁判官のみなさんがいろいろと話をしてくださいます。その話の間に色々な注意点も教えてくださいます。公判(証拠調べ)をしている間は基本指定のフロア以外は移動しないようにと指示されました。事件関係者に接触したりされたりする恐れがあるから食堂や売店の使用も控えるようにと指示されました。公判が終わって評議にはいったら売店の利用も食堂の利用も問題ないとのこと。喫煙所に関しても裁判員専用の喫煙所を利用するようにと案内を受けました。事件関係者との接触により裁判員が公平な判断ができなくなる可能性があるため、こういったルールがあるのだそうです。一番驚いたのが、毎日裁判官の方がお菓子を用意してくださるので、お好みで好きな時に好きなものを食べてくださいと言われたことです。え!?事件の話をしてるのにバリバリ食べていいの!?と最初はみんなが驚きましたが、評議中でもお菓子ジュースは全然OKなのだそう。裁判員には特に縛りがないのでリラックスして評議しましょうとのことでした。最初はもう訳が分からなかったのですが、後に本当にお菓子を食べながら評議をすることになるとは、この時は微塵も思えませんでした。そんなこんなで少しずつ緊張をほぐしてくれ、みなさんの顔から笑顔が出てきた頃、裁判長より事件についての内容を改めて詳しく説明していただき、今後私たちがするべく裁判員の仕事についての説明、今後の公判や評議のスケジュールも説明していただきました。裁判官の方をはじめ、裁判所の職員の方が本当に気を使ってくださるのがよくわかります。一番強く言われたのが「何かご自身に異変があった場合にはすぐに申し出てください」ということでした。裁判中にはご遺体の写真、殺害現場の写真等を見なければなりません。裁判員をされた方の中には精神的苦痛を訴える方もいらっしゃるようです。裁判を円滑に進めるためにも、裁判員の方の心を守るためにも、必ず申し出てくださいと言われました。そして、この後はいきなり法廷へ行きます、と言われました。皆さん「え!?」みたいな感じでしたが、次回集合時にはいきなり法廷に行きますので、今日は下見で、という感じで案内されました。評議室からは裏導線で法廷まで移動します。ですので、実は裁判が終わるまでは裁判員は傍聴人の方が通る通路は一切利用しませんでした。裏導線にはエレベーターがあり、必ず裁判官3名、裁判員6名、補助裁判員2名揃って移動します。法廷には必ず全員揃って移動する事が基本だそうです。エレベーターの定員は12名。全員乗ると確かに密着まではいかなくても、結構満員状態でした。エレベーターを降り、明るい廊下を歩くと、法廷への前室があります。そこにはテーブルとイスがあり、裁判中に打ち合わせをする場合にはこの部屋で行います。扉を開けるといよいよそこは法廷です。法廷への入場は裁判長を先頭に入場していきます。傍聴席に向かって右側の方から、外側の方から入場していくので、最初の段階で自分は誰の後に入場するのかを確認しておきます。そしていざ、法廷へ入場です。ドキドキします。『思ったより広い!!』傍聴席には誰でも入ることができますが、柵の向こう側には行くことができません。ものすごい貴重な体験をしている!!と思いながら、自分の席に着きます。椅子には自分の番号が貼られていて、座り心地の良いオフィスで使われている椅子と同じ椅子でした。机はメモを取りやすい高さになっていて、高級感があってスベスベでした。二人に一人の間隔でモニターも設置されていました。足元は何もなく、とても広かったです。(余談ですが、裁判があんまり長引いて座り疲れたりしたときには、この広い机の下で足を伸ばしたりしているそうですよ)思ったより法壇は位置が高く、傍聴席もしっかり見渡せました。次回からここで公判が始まるんだな、そう思っていると、裁判長より質問の有無の確認をされました。とても丁寧に案内されているので質問もなく、評議室へ戻って解散となりました。帰るときには職員の方が玄関まで送ってくださいます。これは防犯の意味もあるそうで、事件によっては事件関係者が裁判員に接触してくることもあったりするからだそうです。勿論、裁判員は事件関係者と接触を持ってはいけないので、そういった場合にはすぐに裁判所へ報告しなければなりません。ここでこの日はおしまいです。なんだかとっても緊張した一日でした。ちなみに、裁判員に選ばれたことは公表していいそうです。ただし、SNSにあげたりするのは裁判が終わってから、とのことでした。ぼてぽては身近な人には裁判員に選ばれたことを報告し、仕事などのフォローをお願いしました。事件についても話して言いそうで、それは裁判自体が公のことなので話をしても問題がないのだそうです。ただし、絶対に口外していけないことがあります。それは公判が終わって評議が行われますが、この評議の内容です。評議では裁判員と裁判官が意見を言い判決を決めていきます。ですので、誰が何を言った、ということは絶対に言わないようにとのことでした。裁判長曰く“墓場まで持って行ってください”とのことでした。これが裁判員に専任された初日になります。次はいよいよ裁判が始まります。本当は旅行ブログです
2020.04.28
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今さらの話なのですが、数年前にぼてぽては裁判員に選ばれ、裁判員として裁判に参加しました。裁判員制度という貴重な体験をさせてもらったので、このコロナ騒ぎの中、お時間のある方は暇つぶしにぼてぽての裁判員体験記にお付き合いください。とはいえ、裁判員ってなに?何するの?という方がほとんどだと思います。簡単に説明すると、日本では悪いことをすると警察につかまり裁判にかけられます。裁判にかけられると事件に関しての色々な証拠を弁護士と検察官で裁判所へ提出し、法廷で裁きを受けます。裁きを下すのは裁判官で、その裁判官とともに量刑を判断するのが一般市民である裁判員です。インターネットで「裁判員」を調べてもいまいちよくわからなかったので、実際に経験したぼてぽてが裁判員制度というものについてお伝えしたいと思います。ちなみにぼてぽてをお世話してくださった裁判官のみなさんは「是非裁判員制度に参加したことをたくさんの方にお話ししてください!」とおっしゃっていました。時間がだいぶたってしまいましたが、ようやくお伝えする機会がやってきました(^^)そして裁判員に選ばれてこれから裁判に参加する予定の方にも是非読んでほしいです。実際に体験した人の体験談を読むと、余計な緊張をせず裁判に参加できますから!では、ぼてぽての体験記の前にまずは裁判員に選ばれるまでの流れについてを説明します。裁判員は11,800人に一人の割合で選ばれるそうです。結構な確率で選ばれることはないと思われますが、引きの良い方は二回目の裁判員に選ばれる方もいらっしゃるそうです。裁判員裁判の対象事件は殺人、強盗致傷、危険運転致死、保護責任者遺棄致死、覚せい剤取締法違反などで、選ばれる数は通常時は裁判員が6名、補助裁判員が2名で、事件によっては補助裁判員の数が増えるそうです。ここで出てくる補助裁判員とは、裁判員が何らかの理由で裁判への参加が難しく辞退することになった場合、この補助裁判員が裁判員として繰り上がるそうです。では、どんな感じで裁判員に選ばれたのでしょうか。『来年、裁判員に選ばれるかもしれませんよ!』11月の終わりから12月の初め頃、最寄りの裁判所から封筒が届きました。家族からは「裁判でもするの!?」と驚かれましたが、いちばん驚いたのはぼてぽて本人です(笑)。封筒を開けると中には小さい冊子と調査票が入っていました。これを【名簿作成・名簿記載通知】というそうで、小さい冊子には裁判員についての解説が詳しくわかりやすく書いてあり、でもその時は読んでみても特に理解が深まるわけではなく他人事でした。同封されちた調査票には、自分には裁判員になれる資格があるのか、または正当な辞退の理由があるのか、などの記載がありました。これについてもなんだかよくわからないので、まさに他人事といった感じで気楽に質問に答えて返信用封筒にて郵送しました。そんなこんなで年が明け、確か夏の盛りを迎える少し前でした・・・。『まさか選ばれちゃったの!?』また裁判所から封筒が届きました。まさか!?と思って封筒を開けると、A4の冊子と選任手続期日のお知らせ、質問票が入っていました。この時点ではまだ裁判員に選ばれたわけではなく、候補になりましたよ、というお知らせの段階でした。A4の冊子は裁判員の選任方法や実際選ばれた場合の裁判の流れなどが詳しく記載されていて、前回いただいた冊子とは内容が違いました。それでもやっぱりまだ他人事。選任手続期日のお知らせには担当する裁判の裁判日程が記載されており、その日程すべてに参加できるか否か、参加できない理由などを書くように指示されていました。自分のスケジュールを確認すると、これがまた月初の裁判日程だったために仕事の繁忙期と見事にかぶっていましたが、参加できない理由には該当しないため“参加できる”と記載しました。記載した質問票は返信用封筒にて郵送しました。ちなみに、裁判員裁判に参加するにあたり、現在仕事をしている人は有給休暇や特別休暇、もしくは欠勤といった形でそれぞれが対応しなければなりません。ぼてぽての会社には裁判員休暇という特別休暇があるため、人事に確認し特別休暇を申請しました。ぼてぽてがうちの会社1号だそうで、人事でも色々と調べて対応してくれたようです。『人生初裁判所』人生で初めて裁判所へやってきました。あらかじめ郵送されてきていたオレンジ色の紙と自分のハンコを持って、指定の裁判所へ行きました。住んでいる所の管轄の裁判所となるため、ぼてぽてはまだ新しい裁判所へと向かいました。ちなみにこの選任手続きをバックレた場合には10万円以下の罰金を科される場合もあるとのこと。案内のオレンジの紙にその旨が書いてありました。裁判所へ入ると、裁判員候補者は指定の階へ行くように案内がありました。階段を上っていくと係りの方がわかりやすい場所に立っていて親切に誘導してくれます。まるでとても大切なお客様を迎えるかのような対応に、ちょっと驚きました。受付を済ませると番号札を渡されます。裁判所内では一切名前は呼ばれず、何かあったらすべて番号で呼ばれるそうです。この番号札は裁判所内での身分証になるので必ず携帯しておいてくださいと案内されました。『裁判官だ!!検察官だ!!本物だ!!』裁判員候補者専用の控室で待機するように指示されます。大学の教室のような広い長細い部屋で、大きなモニターが数台あり、喫茶スペースの様な場所には椅子と雑誌が用意してあり、そこで気軽に過ごしてくださいといったような雰囲気でした。机の上には当日の流れの説明と該当事件の起訴状のコピー、今後の日程表の入ったファイル、そしてペットボトルのお茶が用意されていました。この部屋には24名分の座席が用意してあったようですが、実際出頭したのは19名だったそうです。後に裁判長が教えてくれました。時間になると司会の方が案内をしてくれました。ファイルの中になる質問票に回答してくださいとのこと。質問票の内容は“起訴状に書いてある事件の関係者じゃないか、または近隣に住んでいないか”というものでした。もしこれに該当する場合には当裁判の裁判員にはなれないそうです。続いて、司会の方が本日の流れを説明してくれました。ファイルの中には裁判所までの交通費の請求書が入っていました。裁判所への出頭に関しては国から交通費が出るそうなので、この日の交通費は裁判員に選ばれなくてもきちんと支払いがされるそうです。交通費の手続きが終わると、次は目の前に担当する裁判官3名、検察官2名、弁護人2名が並び挨拶をしてくれました。イメージしていた裁判官とはだいぶ違う、とても柔らかな印象の若い裁判長が、起訴状に書いてある事件を担当するにあたり問題がないのか(精神的支障があるか、仕事に支障があるか)、事件関係者じゃないか、という質問していました。質問状に辞退の申し出、または何か理由を書くと、裁判長の判断で隣の部屋で裁判官らと5分程個別面談するのだそうです。その間、何も問題ない人は30分程自由に部屋内で待機。裁判員の職務に関してのDVDをモニターで流してくれるのでそれを見て時間つぶしをしていました。『これはたぶん選ばれる・・・』待っている間、コンピューターが裁判員をランダムで選ぶんだそうです。なので裁判員を受けるのに問題のない人はここで選択されます。時間になると係りの方がホワイトボードにコンピューターに選ばれた人の番号を順番にかけていきます。そこに番号をかけられた人はそのまま荷物を持って隣の部屋(質問手続き室)へ案内されます。そう、ぼてぽてはなんとなくこうなるだろうな、と予想していました。見事にコンピューターに選ばれ、荷物を持って隣の部屋へと移動しました。つまりぼてぽては裁判員に選ばれてしまったのです、コンピューターに。ここで裁判員に選ばれなかった人はここで終了です。希望する人には裁判員裁判用用の法廷の見学と、法服を着ての記念撮影ができるそうです。さて、裁判員に任命された人たちは隣の部屋に移動するわけですが、そこではいよいよ裁判に参加するという手続きが始まります。先程自己紹介をしてくれた裁判官、検察官、弁護人の立ち合いのもと、裁判員になるということの説明と宣誓、そして署名捺印を行います。ここでは自分の名前をフルネームで記入し、自分の印鑑を押します。これで正式に裁判員として選任されたことになります。以上の手続きが完了すると、部屋からは検察官と弁護人が退席します。その後は係りの人から連絡先を聞かれ、何かあったときのための裁判所への連絡先を渡されます。“裁判員○番”と書かれた名刺サイズのカードを渡され、これは裁判所内での身分証になるのでいつも携帯しておいてくださいと指示されます。ここから先は新しいこの番号で呼ばれ、一切氏名は公表されないとのことでした。※実際一緒に裁判員をやった皆さんとは最後まで番号で呼び合っていました。つづく・・・
2020.04.26
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「今年もキレイに咲いているでちゅよ!」本当だ!今年も見事なお花が咲いたね!「今年は本当に早かったでちゅね~!」うん、満開になるのが本当に早かったね!そういうわけでやってきたのが、ぼてぽての地元にある毎年見に来ている圓通寺さんの桜です。駐車場にせり出すように咲くこの桜。圓通寺さんは歴史ある古いお寺。この桜もとても古木で、今は根の下には行けないようになっていますが、毎年春にはこうして美しい花をつけて地元の人の目を楽しませてくれます。まるで“みてみて!キレイでしょ!”と言わんばかりに咲いています。とってもきれいだよ!こんなに大きな木なんですよ。車がすっぽりかぶさってしまうくらいのしだれ桜。通りぞいにあるので道行く人もついつい立ち寄ってしまうほど美しいんですよ。いつもは3月下旬に咲くこのしだれ桜も今年は中旬には満開になってしまいました。いつもより暖かい今年の春、この桜もいつもより早く春の訪れを告げてくれました。「大きな桜の木でちゅよね!」向こう側は花がすごい勢いで咲いているのに、こっちはなんか凛としてクールな感じだよね。「雰囲気が全然違うでちゅよね」うん。二度楽しめるよね!この日は3月21日。とても天気の良い日でした。昨今のコロナウイルス騒ぎでみなさん外出自粛をしているからか、いつもより桜見物の方も少なかったように思います。色の違う桜が隣にいて、どちらもキレイな花を咲かせていました。こちらのお寺さんの境内にはお彼岸なのに人もまばら。早くこのコロナ騒ぎが収まるといいなと本当に願うばかりです。また来年もキレイなしだれ桜を見せてね!今は来年のためにたくさんの葉を広げ、緑の立派な葉桜になっています。このしだれ桜を見ないと春が来た気がしないぼてぽてです。来年も元気にこの姿が見れるといいな。今年も咲いたよしだれ桜!応援おねがいします!
2020.04.05
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