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11日の日経平均は、前日のNYダウが続伸した上、為替も再度の円安急進行を受けて10,786円(前日比+133円)で始まり、10,830円(同+177円)まで買われた後は利益確定売りに上げ幅を縮小し前場は10,780円(同+128円)と寄り付き近辺で引けた。しかし、後場寄り後の10,748円(同+95円)の安値を付けた後は再度上昇に転じ10,827円(同+174円)まで買われ10,801円(同+148円)と3日続伸し2011.2.17以来の10,800円台に乗せて取引を終了した。
寄り前の外資系証券の注文状況は500万株の買い越し、東証1部の値上がり銘柄数は1,035、値下がり銘柄数は530となり、出来高も3,533百万株だったが、日経平均が大幅高の割には値下り銘柄もそこそこあり売り買いが交錯している様相も見られる。騰落レシオも155.90%と160%に近付き、PERは18.08倍と18倍乗せとなり、PBRも1.10倍となっている。この日は事業規模20兆円を超える追加補正予算がまとまったことによる材料出尽くし感と3連休前の週末によるポジション整理で業種内でも高値を更新するものと伸び悩むものが出ている。
メガバンクでは「三菱UFJFG」が伸び悩む反面、「三井住友FG」や「みずほFG」が高値を更新し、金融株の一角である「アイフル」が前日急落した反動で寄付きこそ大幅反発したものの小幅高で引けている。また、大手証券株に至っては、「野村」、「大和」ともににかけて急落し610円(同-128円)で引けている。財投関連株も出遅れの大手ゼネコンが高値更新した反面は他の銘柄は伸び悩んでおり、先駆株には買い疲れ感が来ている。
11日のNYダウは、前日石油大手「シェブロン」が第4四半期の利益が前期を上回るとの見通しを発表し、企業決算に対する期待が高まったが、金融大手「ウェルズ・ファーゴ」の決算では純利益が過去最高となったものの利ザヤが低下したことで金融株全般に売りが出され、来週から本格化する企業決算発表を控えて期待と不安が交錯する中、13,488ドル(前日比+17ドル)と小幅高で3日続伸して取引を終了した。NASDAQも3,125P(同+3P)で引けている。
今週の日経平均は、週初めから微調整し水曜日には10,398円まで売られたもののすかさず切り返し、週末にはついに約2年ぶりに10,800円台に乗せて引けた。相場は既に、昨年11/19の安値8,619円から25%上昇し、この上昇率は2011.11~2012.3までの上昇率26%に匹敵し、また、2005.4~10の上昇率27.9%にも匹敵する。今回の上昇相場のけん引役となった為替相場も昨年10月の75円80銭台から既に17%のドル高となり、節目の90円に急接近したことで目先的にはかなりい水準まで来ており、調整が入ってもおかしくない水準まで来ている。
長期間、押し目もないままに上昇する相場はなく、どこかで一旦小休止が入るとしたらそろそろではないかと考えている。しかし、2005年は、微調整の後同10月~翌年4月まで時間をかけてさらに32%もの上昇を演じており、今回も微調整後12,000円に向けた上昇相場が展開されるものとみている。とにかく過熱気味の相場の時は警戒が必要。ここはやはり、大幅高した銘柄は利益確定売りし、出遅れ銘柄を物色する姿勢を貫きたい。特に、1月からの信用取引規制緩和により、個人投資家の参加が増え、証券会社のディーラーも近年になく稼いでいる者が多く、短期値幅取り人気が高まっていることから、目先は2ケタ銘柄を中心にした低位株や出遅れの仕手株物色が起きそうな気がする。勿論、引き続き「フリービット」「ピーエスシー」「マースエンジニアリング」「日本風力開発」などには注目していきたい。