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1月23日の、 · (インタビュー)少年法「18歳未満」だと 元浪速少年院長・菱田律子さんも、読みごたえがありましたが、こちらもなかなかのものです。(インタビュー)敗北日本、生き残れるか 経済同友会代表幹事・小林喜光さん2019年1月30日 朝日新聞1946年、新進の企業人83人がつくった経済同友会。経済再建を誓った設立趣意書には、「全く新たなる天地を開拓しなければならない」「同志相引いて互(たがい)に鞭(むちう)ち脳漿(のうしょう)をしぼって」と熱い言葉が並ぶ。以来70年余。同友会を率いる小林喜光さんの頭を離れないのは、日本が2度目の敗北に直面している、との危機感だという。 ――「平成の30年間、日本は敗北の時代だった」と最近発言されています。経団連、日本商工会議所と並ぶ日本を代表する経済団体のトップで、かつ三菱グループの大企業(三菱ケミカルホールディングス)の会長でもある方の言葉として、敗北とは衝撃的です。「なんてことを言うんだ、と各所でおしかりを受けます。しかし事実を正確に受け止めなければ再起はできません。例えば30年前で世界の企業の株価時価総額を比べると、トップ10入りした米国企業はエクソン・モービルなど2社ほど。NTTや大手銀行など日本企業が8割方を占めていた。中国は改革開放が始まったばかりで影も形もありませんでした」「これが今では、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンという『GAFA』と、アリババ、テンセントなど米中のネット系が上位を占め、モノづくりの企業はほとんどない。日本はトヨタ自動車が四十数位で、そこまで差がついた。企業の盛衰が反映する国のGDP(国内総生産)でも伸び悩む日本に対し、米中は倍々ゲームで増やしていったのです」 ――日本の一人負けですか。 「テクノロジーは、さらに悲惨です。かつて『ジャパン・アズ・ナンバーワン』などといい気になっているうちに、半導体、太陽電池、光ディスク、リチウムイオンバッテリーなど、最初は日本が手がけて高いシェアをとったものもいつの間にか中国や台湾、韓国などに席巻されている。もはや日本を引っ張る技術がない状態です」 「米中間でせめぎ合いが続く通信の世界でも、次世代規格の5Gに至っては、日本メーカーのシェアはごくわずか。牽引(けんいん)役は中国の華為技術(ファーウェイ)が先行し、北欧のエリクソン、ノキアがどうにか追随している状況です。自動車の自動運転や遠隔医療など次世代の基幹的技術になる5Gでこの有り様では、敗北と言わずに何を敗北と言うんでしょうか」 ■ ■ ――おおかたの国民、さらに国民が選んだ政治家たちに、おっしゃるような深刻な危機感はないと思います。 「事実を事実として受け止めないから『GAFAみたいな世界もすぐ追いつける』とのんきな気分でいられるんでしょう」 「そもそも失われた20年とか、デフレマインドの克服とかいうこと自体が本末転倒です。安倍晋三政権で、アベノミクスが唱えられ『財政出動、金融の異次元緩和を進めるから、それで成長せえ』といわれました。しかし本来は時間を稼ぐため、あるいは円高を克服するために取られた手段で、それ自体が成長の戦略だったわけではないのです。この6年間の時間稼ぎのうちに、なにか独創的な技術や産業を生み出すことが目的だったのに顕著な結果が出ていない。ここに本質的な問題があります」――失業率が下がったり、株価が上がったり、と足元の状況に満足しているのでしょう、安倍政権の支持率は高いままです。「内閣府の2018年6月の調査でも74・7%の国民が今に満足していると答えています。18~29歳では83・2%ですよ。心地よい、ゆでガエル状態なんでしょう。日本全体は挫折状態にあるのに、挫折と感じない。この辺でいいや、と思っているうちに世界は激変して米中などの後塵(こうじん)を拝しているのに、自覚もできない。カエルはいずれ煮え上がるでしょう」「国家の未来図が描かれないままの政治が、与野党含めて続いてしまったためです。今さえよければ、自分さえよければ、という本音の中で、国民も政治家も生きてきた。周りが敵ばかりのイスラエルや、覇権を維持するためには科学を前に進めなくてはならない米国などと違い、皆で楽しく生きていきましょうという空気が取り巻いて敗北を自覚しない。運動会で『みんな一緒にテープを切りましょう』と競争自体を忌み嫌った時期もあった国だから無理もない」 ――敗北が見える、自覚できる事態になると、どんな状況が待っているのでしょうか。「地政学と地経学という二つの次元があるでしょう。地政学では三つの選択肢がある。今は米国依存ですが、さらに従属を深めた米国の別種の州として生きていく。これを断ち切れば、うっかりすると中国の一つの市、北京や上海になる形もあり得るでしょう。どちらも嫌だ。日本は日本だと、独立を守り、米中の間で中立を保つことも可能性としてはある」「経済、技術を通した地経学的な見地が死活的に重要です。現在は歴史的な革命期にあると皆が認識すべきです。5GもAIもサイバーセキュリティーも、日本は本当に遅れてしまい、基幹的な技術を欧米や中国から手に入れなければ産業、社会が立ちゆかなくなる。外国政府や企業の意向を無視しては国家全体が成り立たなくなる。リーディングインダストリー(成長を引っ張る産業)を自国の技術で育てることができず、他国の2次下請け、3次下請けとして食いつなぐ国になってしまう」GDPで中国に抜かれ世界3位とは言うものの、小林さんが指摘するように日本を引っ張る技術がないというのは、本当でしょう。ノーベル賞の受賞もかつての業績が今評価されているだけで、この先は心配などと言われています。アベノミクスの成長戦略である原発輸出が相次いで破綻したのが、象徴的です。原発はまだ可能性があるとか、観光立国、インバウンドだなんて浮かれている危機感のない安倍内閣、国民に不満なのでしょう。日本の部品がなければ困るだろうだなんて言って、韓国輸出をストップせよなんて言うネット右翼は論外です。日本はスゴイなんて自慢している間に、今や下請け国家になっていることを自覚すべきです。中国に行って企業訪問すると質問責めにあいましたが、それも今は昔でしょう。続きます。
2019.01.31
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NHKBSで放送している番組です。アナザーストーリーズ羽生結弦オリンピック連覇~メダリストたちが語る最強伝説フィギュアスケートで五輪連覇を達成した羽生結弦。あの歴史的快挙の真価と秘話を、3人の超一流が明かした!羽生の前、66年前に五輪を連覇した伝説の選手ディック・バトン(89)が賞賛した意外なポイント!羽生が憧れたロシアの皇帝プルシェンコが語る、独特のすごみ!そして羽生の親友かつライバル、戦いを最も間近で見ていたハビエル・フェルナンデスが友情秘話を初めて激白。表彰式直前、羽生が涙したハビエルの言葉とは?(HP)三人の視点は、それぞれ興味深かったですが、最初にオリンピック連覇を成し遂げたディック・バトン(89)さんのインタビューが、興味深かったです。ディック・バトン。1948年サンモリッツ、1952年オスロで2大会連続の金メダリスト。現在は89歳だがフィギュアスケートの毒舌解説者としても有名だ。彼が唯一といっていいほど認めているスケーターが羽生結弦。彼はなぜ羽生結弦を認めているのか?(HP)【フィギュアスケート】 ディック・バトン サンモリッツ五輪FShttps://www.youtube.com/watch?v=4WhLzAcJ92Y 存命とは知りませんでした。初めて3回転ジャンプに成功したスケーターです。新しい技に挑戦し、観客を魅了するスケーターを大きく評価するというのが彼の信条です。評価するスケーターは、札幌の恋人ジャネット・リン(彼の別れた奥さんがコーチでした)、伊藤みどり、浅田真央、そして羽生結弦です。某スケーターのスピンをくそみそに評していました。毒舌批評家と言われるゆえんですね。アーカイブスでも見れるしょうが、再放送は 2月4日(月) 午後11時45分です。PS:フェルナンデスがこの番組の取材で、初めて平昌の羽生の演技を見たと話していたのが意外でした。彼のラマンチャの男も素敵なプログラムでした。おまけ:1964 Nobuo Sato JPNhttps://www.youtube.com/watch?v=25uut2HMrBo
2019.01.31
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嵐・大野に活動休止を決意させた同棲謝罪会見強要と「新しい地図」の言葉…長瀬、中居もジャニーズ離脱か https://lite-ra.com/2019/01/post-4513.htmlから抜粋です。 ファンサイトで公開された動画で、リーダーの大野智は活動休止のきっかけについて、自らが切り出したとして、こう明かした。「2017年6月中旬ごろに僕はメンバー4人に集まってもらい、自分の気持ち、思いを話しました。その内容は2020年をもって自分の嵐としての活動を終えたいと嵐20周年、そして2020年という区切りで一度嵐をたたみ5人それぞれの道を歩んでもいいのではないかと、また、勝手ではありますが一度、何事にも縛られず自由な生活がしてみたいと自分の思いを伝えました」 大野がある時期からジャニーズの強圧的なタレント支配を非常に嫌がっていたのは事実だ。その最大の原因は、2015年の同棲報道をめぐる一件だろう。大野は2015年9月に「フライデー」(講談社)で一般女性との熱愛同棲を報じられた。通常ならジャニーズタレントの熱愛報道は週刊誌で報じられても、テレビやスポーツ紙に報じられることはなく、なかったことにされる。ところが、このときの大野の同棲報道は異例の展開を見せる。報道直後、宮城で開催されたコンサートの初日、報道陣に対して“謝罪会見”をさせられたのだ。「僕の軽率な行動でファンの皆様を悲しい気持ちにさせてしまったことを反省し、申し訳ない気持ちでいっぱいです」「友人の1人。同棲という事実は一切無く、お付き合いもしていません。もう会うことも一切ございません」どんな不祥事を起こしたのかというほどの大野の仰々しい謝罪コメントが報じられたのだ。 会見では明言しなかったが、嵐の活動を休止するだけでなく、大野がジャニーズ事務所も退所するのも既定路線だという。ようするに、今回の一件は、大野が「何事にも縛られず自由な生活」を送るために起こした反乱であり、嵐やジャニーズに対する決別表明だったのだ。 しかも、実は年内にもう1人超大物タレントが、ジャニーズからの離脱を発表するという情報がある。40歳近くになってアイドルでもないでしょう。10代ならタレントの指導管理はある程度仕方がないかもしれませんが、30歳を過ぎた立派な大人の私生活まで縛るのはどうかと思います。乱交パーティーや飲酒、大麻と、大手マスコミを抑え込んでも無駄だということがわからないみたいです。NHKはやくざとの付き合いがなければ、出演OKなのでしょうか。これを機に、自由な生活には責任をともなうので、大麻3Pのような疑惑は自力で対応しなくてはいけないことを、自覚した方がよいでしょう。(参考)山P、キムタク、稲垣、大野…ジャニーズの犯罪はぜーんぶなかったことに!https://lite-ra.com/2014/10/post-568.html 櫻井翔の歴代彼女は…暴露本が明かした嵐メンバーの意外な恋愛事情https://lite-ra.com/2015/04/post-1037.html 今年も紅白歌合戦はジャニーズ事務所が私物化…雑誌アンケートで嵐やTOKIOなどが「出てほしくない歌手」にhttps://lite-ra.com/2017/11/post-3594.html
2019.01.30
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厚生労働省の違法統計調査問題で、特別監査委員会のでたらめさがまた明るみに出ました。統計問題調査、厚労省次官級同席 新たな不適切処理も毎月勤労統計の不適切調査問題を巡り、厚生労働省が設けた特別監察委員会による厚労省職員への聞き取りに次官級の宮川晃厚労審議官や、定塚由美子官房長が同席していたことが28日、わかった。第三者委員会の調査に内部の首脳がかかわり、中立性を欠いた恐れがある。厚労省の賃金構造基本統計調査でも不適切な調査が見つかり、問題は広がっている。定塚氏が28日夜、報道陣の取材に対して宮川氏も聞き取り調査に同席していたことを認めた。定塚氏は厚労省を退職した職員など5人の聞き取りに立ち会った。聞き取りは監察委の委員が実施したが、定塚氏が質問することもあったという。現役幹部の前で過去の不祥事を正直に話せたかどうか疑問が出る。厚労省は同日、不適切調査に関する資料を野党に示した。監察委の聞き取りはのべ40人。1回あたり10~100分だった。部局長級の1人への聞き取りは電子メールですませていた。基幹統計の総点検を進めてきた総務省は同日、労働者の雇用形態別の賃金などを示す厚労省の賃金構造基本統計調査でも不適切な調査があったと発表した。調査員が訪問すべきところを郵送で実施し、バーやキャバレーが調査から漏れていた。統計法違反の可能性がある。不適切な問題が見つかった基幹統計は計56統計のうち23統計となる。統計の専門家でつくる日本統計学会は同日、「公的統計の信頼性に深刻な打撃を与えた」と厚労省を批判したうえで、再発防止策を求めた。日経新聞 1-28昨夜は、同席や質問は通常のこと、事務局としてやったと悪びれもせず話す定塚官房長のインタビューが放送されていました。併せて、専門家のこれでは第三者委員会になっていないという当然の指摘も。https://www.mbs.jp/news/zenkokunews/20190129/3585121.shtml見ていてこの人の頭の中はどうなっているのかと思いました。この人なら御用学者をトップにした特別監査委員会で乗り切ろうと思ったとしても不思議ではないと思いました。電子メールや電話での聴取なんてありえないでしょう。国民をなめ切っています。厚労省は、村木元次官のように優れた役人?もいるのに、どうしたことでしょうか?省内からおかしいという声は上がらなかったのでしょうか。入った時は優秀でも、経年劣化してしまうものなのでしょうか。旦那は札幌地裁の所長だそうですが、似たもの夫婦ということはないでしょう。世間の常識をアドバイスしてあげてはと思います。花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに 小野小町小野小町と違って、官房長ならおいしい天下り先があるでしょうから悩むことはありません。もちろん、相棒のように爆殺もないです。
2019.01.30
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(時事小言)「安定」政権の日本 多国間協力主導に活路 藤原帰一2019年1月23日 朝日新聞から抜粋。そのなかで、日本は特異な位置にあるように見える。コリアンに対する醜いヘイトスピーチを例外とすれば、ヨーロッパ諸国などを席巻する反移民・反難民の政治は日本では起こっていない。ポピュリズムと既成政党が対決する政治的混乱も起こっていない。世界的規模でリベラリズムが後退し政治秩序が動揺するなかで、日本の安定は例外的な存在である。日本の安定は安倍政権の安定と重なって見える。バブル経済破綻(はたん)後の長期不況と、ねじれ国会のもとで毎年のように首相が代わる政治情勢と比較するなら、経済が安定を取り戻し、12年以来同じ首相が政権を担う状況はそれだけで大きな価値がある。さらに、多くの海外歴訪によって国際政治における日本の存在を示すことができた。日本の首相がこれほど国際的に認知されたのは小泉首相以来である。だが、私は、安倍政権が外交で成功しているとは考えない。安倍首相のめざす三つの目標、すなわち日米同盟の強化による中国への牽制(けんせい)、北朝鮮に拉致された被害者の一日も早い帰国、そして日ソ共同宣言以来残されてきた日ロ平和条約交渉のどれもが成果を上げていないからだ。日米関係については安倍首相がトランプ大統領との信頼関係を獲得したことも、アメリカの対中警戒が高まったことも間違いない。だがトランプ政権の対中政策の焦点は軍事以上に経済に置かれ、米中貿易紛争の長期化によって日本経済への打撃が懸念となった。北朝鮮については米朝首脳会談によってアメリカと直接交渉する機会を得ただけに、拉致問題について日本に譲歩する可能性はむしろ小さくなった。これが日ロ関係になると、1月14日に開催された外相会談では南千島はロシアに帰属するとラブロフ外相に一蹴された。このたびの日ロ首脳会談でも領土返還の道筋が整ったとは言えない。外交目標の達成が難しい第一の理由は実現困難な目標を掲げているためだが、それに加え、経済援助のほかには相手国を操作する手段が日本に乏しいことがある。アメリカ、北朝鮮、ロシア、どの例を見ても日本と協力しなければ打撃を受けるという状態ではない。主要な外交課題が難航するなかで安倍政権に残された課題が憲法改正である。私は憲法を守ることで日本の平和が保たれたとの議論には賛成できないが、すでに安保法制によって同盟と憲法の矛盾を当面は解消したいま、なぜ憲法改正が必要となるのかは理解できない。大きな成果を収めることなく終わった南スーダンへの自衛隊派遣について振り返って検討することの方がよほど重要だろう。だが、国内政治では、外国政府のような抵抗に出会うこともない。憲法改正に反対する勢力の力が弱い今だから憲法改正が可能だという見方もあるのだろう。国際関係では日本を上回る力に抗することができないが、日本国内であれば政府が優位に立つ。外に弱く、内に強い政治の姿である。では、何をなすべきか。他国を操作する手段が乏しいのであれば、他国も賛同する、あるいは賛同せざるを得ない枠組みを示し、国境を越えた多国間の協力を支え、発展させることである。藤原さんはヘイトスピーチを軽んじているようですが、その背景には根深いものがあり決して軽んじてはいけません。ネット右翼は1%くらいなものですが、インチキ右翼、排外主義者を含めるとその倍くらいはいるでしょう。複数のIDや怪しいHNで、増殖中です。昨年は北朝鮮、今年は韓国、その前は中国が脅威の対象でしたが、安倍首相は一帯一路に理解を示し接近中です。大坂なおみさんが優勝すると、ネット右翼は日本人はスゴイとほめ始めました。ついこの前まで二重国籍を問題にしていた連中です。在日韓国人や朝鮮人に帰化するかさもなければ出てゆけと迫る輩もいます。大坂丼を売り出せには笑ってしまいました。多くの海外歴訪によって国際政治における日本の存在を示すことができた。小泉首相との違いは、バラマキの有無でしょう。東欧でカネをばらまいて、北朝鮮問題を説明したくだりはあきれるばかりです。先方も何のことやらという反応でした。外交の安倍を強調するも、結果はご覧の通りです。ロシア外交の失敗で、これにて一件落着にしてほしいです。取り組むべきは、日米地位協定の改定でしょう。この期に及んで改憲なんてとんでもありません。「国境を閉ざしつつある世界のなかで、国境を越えた協力を模索すること。」に進んでほしいものです。まずは、東アジアで隣国から信頼される国になることでしょう。
2019.01.29
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ミシェル・ルグランさん死去、「シェルブールの雨傘」主題歌作曲家[パリ 26日 ロイター] - ミュージカル映画「シェルブールの雨傘」の主題歌で知られるフランスの作曲家でピアニスト、ミシェル・ルグランさんが、26日に死去した。86歳だった。マネジメント会社がフェイスブックで明らかにした。ルグランさんは、3度の米アカデミー賞受賞でも知られる。フランスのリステール文化相はツイッターで「今朝、われわれはみな、ミシェル・ルグランの歌を口ずさんでいる」と投稿した。ルグランさんは1932年、指揮者で作曲家の父レイモン・ルグランの息子としてパリに生まれ、パリ国立高等音楽院で学んだ。その後、演奏家・作曲家として活動し、モーリス・シュバリエらの歌を手がけた。1960年代に「シェルブールの雨傘」(64年にカンヌ映画祭で最高賞「パルムドール」受賞)など映画の音楽を手がけて有名となった。また米国ではマイルス・デイビスなどジャズのスターと共演するとともに、ハリウッド映画の音楽を作曲し、米国でも知られるところとなった。近年も演奏家として活動を続け、今年はフランスでのツアーが予定されていた。シェルブールの雨傘が公開されたころは、まだ小学生でなじみはなかったですが後年名画座で見ました。また、銀座博品館で公演されたミュージカル(1983年)も家内と見に行きました。毬谷友子、羽賀健二主演の初演版です。シェルブールはお気に入りで数十回行きました。フランスではなく、大阪キタ新地のお店です。ライブがあって、ママの気配りが行き届いたお店です。司法試験を目指すチーママは大学の先輩の元ゼミ生で、世間は狭いと思ったものです。さて、公開時に見た映画は、「おもいでの夏」でした。主人公と同じくらいの年齢でしたので、とても印象的な作品で音楽も忘れ難いです。1942年夏、ニューイングランドの沖合いのナンタケット島へハーミーとその家族は、戦火を逃れてやってきた。 彼は、現地でオシー(オスキー)、ベンジーの同年の友人ができた。 思春期の彼らは性への関心が旺盛だった。 ハーミーは丘の上の一軒家に住む美しい人妻ドロシーの魅力に取り付かれた。 ドロシーの夫が出征した後、ハーミーはドロシーに接近する。 ガールハントの結果、ハーミーはアギーと、オシーはミリアムとデートをしたが、ドロシーのことが頭から離れないハーミーはアギーと関係することなく別れた。 ある夜、ドロシーの家を訪ねると、ドロシーの夫の戦死を伝える電報がテーブルの上にあった。 その夜、ハーミーはドロシーと初体験を行った。 翌日、再び訪ねると、既にドロシーは居ず、別れの手紙だけが残されていた。 ネットでルグランの曲をチェックしてみました。「おもいでの夏 The Summer of '42」ミシェル・ルグラン、Michel Legrandhttps://www.youtube.com/watch?v=2Tv3wW_6Ryo シェルブールの雨傘 ミシェル・ルグラン&羽田健太郎 UPG‐0026https://www.youtube.com/watch?v=Cru2oM5jVb8 シェルブールの雨傘by Jazz piano trio Les parapluies de Cherbourg I will wait for youhttps://www.youtube.com/watch?v=SXysK0kwkQkシェルブールの雨傘(ミシェル・ルグラン)https://www.youtube.com/watch?v=DTorD6cwwuYMichel Legrand - Music for Filmshttps://www.youtube.com/watch?v=stvlkOmaLeM「風のささやき The Windmills Of Your Mind」 サウンドトラック ミシェルルグラン Michel Legrandhttps://www.youtube.com/watch?v=7W6Kyvm9fuc
2019.01.29
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今日は。大坂なおみ一色でした。途中食事を作りながら見ていましたが、ハラハラドキドキでした。特に、マッチポイントを落として第2セットを落とした時は、負けると思いました。それまで抑えていた感情が爆発しましたね。でもトイレ休憩をはさんだ第3セットは、まるで能面のような顔でクールでした。一方のクビトバさんは、魔女の形相でした。鬼気迫るとはこのことですね。どちらが勝っても不思議でなかった、見ていて面白い試合でした。セリーナとの対戦も見てみたかったですが、それはまた次のお楽しみです。まだ5歳ですから、これからの成長が楽しみです。日本とハイチのハーフですが、国籍は日本と米国の二重国籍です。スポンサーの日清食品の心ないCM問題をうまくかわして良かったです。ハーフだ二重国籍というと、ネット右翼が攻撃しそうですが、さすがに手が出ないようです。ネット右翼が嫌う中国には、昨日プレゼンターで全豪の表彰式に出ていた李 娜(リー・ナ)さんがいますね。アジア出身選手初のグランドスラムシングルス優勝者。アジア出身選手初のグランドスラム決勝進出者。中国人選手初のWTAツアー優勝者。グランドスラム優勝2回・準優勝2回。WTAツアー選手権準優勝。 自己最高ランキングはシングルス2位。(ウィキ)べた褒めばかりの記事の中で、こちらに注目です。二重国籍の大坂なおみが日本登録で出場する理由とは 日刊スポーツ新聞社 2019/01/27 大坂なおみは北海道出身の母・環さんとハイチ出身の父フランソワさんとの間に大阪で生まれ、3歳で米国に移住した。二重国籍で、日本語は話す方が苦手。それでも、日本登録で出場し、「日本人」として初の快挙を成し遂げた。大坂が日本登録で出場する理由とは? ◇ ◇ ◇大坂が準決勝を戦う前、1人の米国女性記者が「彼女は本当は米国人よ」と言ってきた。その記者は、昨年10月のツアー最終戦WTAファイナルの時にも、米国の元世界女王キング夫人に「なぜ大坂を日本に持って行かれたのか」とかみついていた。3~4歳時、生まれた大阪から米国に移住した大坂は、日本の記憶はおぼろげだ。米フロリダ在住で言葉も英語の方が流ちょう。日米の二重国籍なため、米国記者が、米国を選んだ方がいいと思うのも当然かもしれない。ならば、なぜ大坂一家は、なおみをいまだに日本登録にしているのか。13年9月の東レ・パンパシフィック大会の時だった。日本テニス協会の女子代表コーチだった吉川真司氏(40)は、日本登録で出場していた選手をくまなくチェックしていた。予選1回戦で敗れたが、1人の初めて見る選手に、目がくぎ付けになった。それが15歳の大坂だった。「すごい才能だと思った」。すぐに当時の女子代表監督だった村上武資氏、植田実強化本部長に大坂の存在を報告。それ以来、日本に来たときは、味の素NTCで練習できるように取りはからうなど、地道な支援を続けてきた。吉川氏も代表コーチとして大会に派遣され、大坂が出場していれば必ずコンタクトを取り続けた。大坂は米国テニス協会のジュニア大会に多く出場しているが、目立った成績は残していない。米国では完全に埋もれた存在だった。大坂一家は米国協会に支援を申し込んだが、大して取り合ってもらえなかったという。しかし大坂が16年全豪で予選を勝ち上がり本戦で3回戦に進むと、米国協会は強烈なアプローチを仕掛けてきた。日米争奪戦の勃発だった。米国は女子代表監督が自ら乗り出し、多額の支援を約束したと伝えられる。だが大坂の父フランソワさんは、無名の時から娘を支援し続けた日本の恩義を尊重したという。だからこそ、いまでも大坂は日本で登録し続けるのだ。吉川氏は「僕は代表コーチとして手助けしただけ。コーチはバイン氏」と遠慮する。確かに、あくまで大坂の専属コーチはバイン氏だ。彼の手腕が卓越した大坂の才能を開花させたことは間違いない。母環(たまき)さんが、日本の文化や料理を娘に伝え続けなければ、大坂自身が「私のメンタリティーは日本人に近い」と認識することもなかっただろう。ただ、吉川氏がいなければ、大坂が「日本人」として4大大会の優勝杯を掲げることがなかったのも事実だろう。【吉松忠弘】◆吉川真司(よしかわ・まさし)1978年(昭53)1月31日、京都市生まれ。父の影響で12歳でテニスを始める。亜大時代の00年全日本学生シングルスでベスト4。卒業後、実業団でプレー。07年に引退しコーチに転向し、12年から日本テニス協会の女子ナショナルコーチに就任した。協会公認S級エリートコーチ。根室のおじいちゃんばかりが、頻繁に顔を出していますが、両親の考えも知りたいですね。(参考)リテラから4本大坂なおみが日清ホワイトウォッシュ問題を「気にしてない」「なぜ騒ぐ?」は誤報道!別の質問への回答を歪曲・誤訳https://lite-ra.com/2019/01/post-4511.html 大坂なおみを“日本の誇り”“日本の心”と利用するメディアと政治家の醜悪! 大坂自身は「私は私」とhttps://lite-ra.com/2018/09/post-4248.html 大坂なおみの母親が日本で受けた結婚めぐる人種差別…NYタイムズが特集で「純血性にこだわる社会」と指摘https://lite-ra.com/2018/09/post-4271.htmlこちらも注目です。城田優が大坂なおみフィーバーの裏に潜むハーフ差別に苦言! 「いいときだけ“日本人”、都合が悪くなると“外人”」https://lite-ra.com/2018/10/post-4338_2.html
2019.01.28
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昨日から全国的に雪が降ったようで、雪景色をブログアップする人が多かったです。当地も雪が降りましたが、積雪は20cmくらいでした。道路に消雪パイプがあるので、雪は積もることなく道路に雪はありません。山の方なら1mくらい降るのでしょうが、平野部はこんなものです。家の前は手製の消雪パイプで、雪を寄せて消雪です。(適度な運動になります。)午後歩道の新雪を踏みしめて、散歩&買い物です。最近お店で見かけるフグです。安すぎて少し心配しましたが、お鍋に入れていただいたらおいしかったです。翌日もう一つ買って、雑炊に入れました。トラフグではないでしょうが、腐ってもフグでした。ちなみに市内のお店のフグのコースは、3800円です。お酒代も入れて、ひとり5000円くらいですね。
2019.01.28
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刑事コロンボといえば、これですね。My wife を、「うちのかみさん」と、翻訳したのが額田やえ子さんです。翻訳にあたり、コロンボの人物制定をこのようにしたそうです。脚本の本筋は変えられませんが、このような人物設定基づいて訳語を選定したということでしょう。興味深いです。このような翻訳、吹き替えキャストを選定し、日本語版を作り上げたのが左近充洋さんです。刑事コロンボは、小池、額田、左近充のたまものですね。最後に、ロバート・ボーンやフェイ・ダナウェイなどの大物ゲスト以外に、のちに有名になった映画監督も若手演出家として参加しています。注目されるのは、スティーブン・スピルバーグですね。第3作 構想の死角 MUDER BY THE BOOK は、映画を撮るようなつもりで作ったそうです。ロングショットとクローズアップが効果的に使われている作品で、この後撮った激突!で一躍注目されます。人気の推理作家コンビ、ジムとケン。だが、実際に執筆していたのはジムで、ケンは名ばかりの作家だった。もっとシリアスな作品を書きたいというジムはコンビ解消を宣言する。すると金に困っていたケンは生命保険金目当てにジム殺害を決意。自らが考えたトリックで計画を実行する。出演コロンボ・・・ピーター・フォーク(小池朝雄)ケン・・・ジャック・キャシディ(田口計)ジム・・・マーティン・ミルナー(堀勝之祐)ジョアンナ・・・ローズマリー・フォーサイス(野口ふみえ) 演出スティーブン・スピルバーグ 脚本スティーブン・ボッコベスト8にランクインで、2月9日放送予定です。刑事コロンボのテーマ(The NBC Sunday Mystery Movie Theme)https://www.youtube.com/watch?v=xItYwn7th9A*サイケ調のバックが時代を感じさせます。* ドナルド・プレザンスとくれば「別れのワイン」ですが、はたして何位?*額田やえ子さんのみクレジットされていて、演出の左近允さんはありません。 奥ゆかしい?ですね。NHKのHPhttps://www9.nhk.or.jp/kaigai/columbo/
2019.01.27
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刑事コロンボは米国でもヒットしたそうですが、日本でも受け入れられて人気でした。その第一因は、やはり吹き替えの成功でしょう。コロンボ役の小池朝雄さんが果たした役割が大きかったです。ピーター・フォークの声は高めで日本人には違和感があったかもしれません。やくざ映画の名わき役が、主演刑事の声優です。小池(1985年死去)さんは、「黒のエチュード」を最後に降りて、後任は石田太郎さんです。小池さんのイメージを壊さないように苦労したそうです。当時は、吹き替え役全員がスタジオに集まって、交互にマイクの前に立って行ったそうです。お芝居そのものですね。(今は、別々に収録だそうです。)寺岡光盛 刑事コロンボの吹き替えで小池朝雄と石田太郎の違い 解決編https://www.youtube.com/watch?v=QnoEMYoVpl8
2019.01.27
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毎週土曜日は、刑事コロンボの再放送を見ています。放送開始50年記念で、あなたが選ぶベスト20という趣向です。50年前は、ビデオもなかったので毎週見ていました。今は、以前の再放送した時録画したものが50作品(全69作)くらい録画してあります。今回は、ベスト20から毎週1本づつ放送です。ちょうど半分終わり、今週からはベストテンです。これまでの10本で一番面白かったのは、第16位の41作目 死者のメッセージ TRY AND CATCH MEです。70歳を超えてなお、現役で活躍する人気ミステリー作家、アビゲイル・ミッチェル。ヨットの事故で愛する姪(めい)のフィリスを失った彼女は、それが事故ではなく、フィリスの夫エドモンドによる殺人だと気が付き、復しゅうするチャンスを狙っていた。エドモンドを遺産相続人にしたいと自宅に呼んだアビゲイルは、彼を金庫室に閉じ込めてそのままニューヨークへと旅立った・・・。エドモンドが死の直前に残したメッセージとは?シリーズ最高齢の犯人で、アビゲイル・ミッチェル役のルース・ゴードンは80歳を超えていたそうです。吹き替えは、南美江さんです。毎回豪華ゲストスターが犯人役で出ますが、その吹き替えも有名な役者さんです。今は政治家になった山東昭子さんもやっています。(第2作 死者の身代金)記念すべき第一作の 殺人処方箋 Prescription:Murder は12位にランクインです。精神分析医のレイ・フレミングは、患者の若い女優と愛人関係にあった。彼は妻のキャロルから、離婚してこのスキャンダルを公表すると言われ、愛人と共謀して妻の殺害計画を実行する。自宅で強盗に襲われ殺されたように工作し、その後、キャロルに変装した愛人と共に、大芝居を打って完璧なアリバイを作った。AND CATCH ME再放送を見た時、髪型がびしっとしていたので、びっくりです。ゲストは、ジーン・バリー(若山弦蔵)です。刑事コロンボ NHK放映時のテーマ曲 ヘンリーマンシーニhttps://www.youtube.com/watch?v=u9quaFgsqXM
2019.01.26
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今日の1面も不正統計問題です。各省庁も似たり寄ったりですね。2面は、昨日の国会の様子を報じています。特別監察委員会のでたらめぶりについて、報告書の採点はゼロ点だそうです。デジタルフォレンジング(電子鑑識)、要するに電子メールなどの電子データのチェックですね。追加調査だそうです。慶応大の先生だった樋口には、追試を受けてもらいましょう。今度は、何点取れるでしょう。答案も自分自身で書かなければだめです。及第点をとるのは、難しいでしょう。名物記事の池上彰の「新聞ななめ読み」でも取り上げ、日経新聞春秋の一節を紹介していました。終戦直後、吉田茂は「餓死者が大勢出る」と連合国軍総司令部(GHQ)のマッカーサーに訴え、米国から大量の食料を送らせた。だがそんな状況にはならない。日本の統計はでたらめだと詰め寄られるや、「日本の統計が正確だったら、米国と戦争などしていない」。▼ユーモアを武器に、和製チャーチルと評された元首相の面目躍如たるエピソードだ。さて我が国の伝統芸でもあるまいに、またぞろ統計に関する不手際が世を騒がせている。働き方改革をめぐる労働時間や、技能実習先から失踪した外国人の調査に続き、今度は雇用や賃金の変動などを把握するための毎月勤労統計である。▼定められた方法で調査をせず、それを糊塗(こと)するような動きまであったというから驚く。データの誤りが原因で失業手当などを少なく受け取っていた人への追加給付には、約800億円が必要となる見通しのようだ。政府は一度決めた予算案を修正するために、閣議のやり直しを迫られた。混乱はしばらく収まりそうにない。▼不正な手法に走った動機や組織的関与について厚生労働省は「調査中」としている。必然、ほかの調査にも疑惑の目は向く。古今東西、統計をめぐる名言は少なくない。「統計であらゆることが証明できる。ただし真実を除いて」もその一つ。だがもう、少しも笑えない。真実を指摘している言葉だとしか思えないからだ。 安倍政権は、首相の人柄が信じられないだけでなく、政策の結果も信じられないようです。余談ながら、不正確な統計で米国と戦争した日本ですが、今度はどこと戦争するつもりなのでしょうか。1年前は北朝鮮、政府はいま嫌韓感情をあおりまくっていますが、あおられた国民は日本と韓国の貿易の実態をどれほど理解しているのでしょう。簡単に、断交だなんてとてもできないでしょう。
2019.01.26
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1週間で結論がまとめられた特別監察委員会に関して、そのいい加減さが国会で明らかにされました。統計不正報告、信頼性揺れ 閉会中審査で身内調査に批判 毎日新聞 2019/01/24 厚生労働省が公表する「毎月勤労統計」の不正調査問題を審議した24日の衆参両院厚労委員会の閉会中審査で、有識者で作る同省の特別監察委員会が22日に公表した報告書について、一部の調査対象者への聞き取りは同省職員が行っていたことが明らかになった。監察委は設置から1週間で「組織的隠蔽(いんぺい)は認められなかった」と結論付けたが、厚労委員会では与野党双方の議員から、監察委の第三者性や信頼性を疑問視する声が相次いだ。根本匠厚労相は両委員会の冒頭、「こうした事態を起こしたことは極めて遺憾であり、国民の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる」などと改めて謝罪した。同省は調査の中立性や客観性を保つため、弁護士や公認会計士ら有識者をメンバーとする監察委を16日に設置した。同省は昨年12月の問題発覚後から、省内常設の弁護士や職員からなる監察チームで調査し、この調査内容を引き継ぐ形で監察委が設置された。監察委は報告書で、監察委と監察チームで延べ69人の職員や元職員に聞き取り調査をしたと説明していたが、同省は24日の厚労委で実人数は37人だったと明らかにした。監察委が対象にした31人のうちの課長補佐以下11人と、監察チームが対象にした6人に対しては同省職員が聞き取りをしていた。また、監察委の報告書の原案は同省の事務方が作成していたことも明らかにした。これに対し、野党議員から批判の声が上がった。立憲民主党会派の大串博志衆院議員は「第三者の土台が壊れている。虚偽報告書だ」と述べ、報告書の撤回を求めた。同党の石橋通宏参院議員は「こういうのをお手盛りという。厚労省の内部調査だ」と突き放し、共産党の倉林明子参院議員は「看板だけが第三者だったのでは」と疑問を呈した。根本厚労相は「監察委が最終的な判断をした」などと釈明を繰り返した。委員会では、与党議員も追及の姿勢を鮮明にした。公明党の桝屋敬悟衆院議員は「(監察委の調査は)わずか1週間。いかにも拙速な調査という思いがぬぐいきれない」とした上で、「東京など自治体の状況も監察委で調査すべきだ」と再調査が必要との考えを示した。自民党の厚労部会長の小泉進次郎衆院議員は衆院厚労委終了後、報道陣に対し「国民のみなさんが見た時に結果として納得のいく報告書になっているのかといえば、そこはまだ努力が足りない」と述べた。【飯田憲、松本惇、原田啓之】これでは、見せかけの第三者委員会、お手盛りといわれて仕方がないでしょう。こんなでたらめな役人の報告書を追認したのは、樋口美雄という人物です。子どもの大学の入学式で挨拶していました。慶応大学の先生でしたが、今は厚労省の天下り法人労働政策研修機構の理事長です。他にもこんな役職にありついています。2008年10月1日 - 日本政策金融公庫総合研究所研究顧問2013年5月 - 厚生労働省労働政策審議会 会長2016年9月 - 働き方改革実現会議委員これだけでも御用学者の資格十分ですが、こんなのもあります。2009年10月 - 2014年1月 内閣府統計委員会 委員長問題の不正統計期間の統計委員会委員長です。当事者ですね。不正を見抜けなかった人物でもあります。まともな人物なら、自分は適任でないと辞退すべきだったでしょう。更にこうした学者の常で、ちゃんと勲章ももらっています。2016年 紫綬褒章、福澤賞ちゃっかりしていますね。根本厚労相は「監察委が最終的な判断をした」などと釈明を繰り返した。頼みの錦の御旗が汚れていては、説得力がないですね。安倍トモ政治家として有名ですが、政治資金面でもクリーンではないようですね。福島県発注の下水道工事をめぐる談合事件で逮捕された、同県内の大手建設会社「佐藤工業」幹部から計90万円の個人献金を受領していた。日本共産党の機関紙しんぶん赤旗に、消費者金融など貸金業界の政治団体「全国貸金業政治連盟」(全政連)から政治献金を受け取っていると報じられた。道路特定財源を資金源とする道路運送経営研究会(道路特定財源の一般財源化に反対している)から献金を受けている。日歯連闇献金事件に関与していた日歯連前会長の臼田貞夫(贈賄容疑で逮捕)の陳情を受けて厚生労働省と協議を進めた。また、日歯連から3000万円の迂回献金を受け取っていた。全国たばこ販売政治連盟や全国たばこ耕作者政治連盟といったたばこ関連団体から、2010年から2015年の間に40万円の政治献金を受けている。根本の衆院選資金に関連し談合事件と関連して、東急建設側から前知事実弟の佐藤祐二被告を通じて200万円を入手していたという、不明瞭な資金の流れが指摘されている。2007年1月12日、東京地方裁判所での福島官製談合事件公判で、福島県知事の佐藤栄佐久に関連する談合事件で競売入札妨害罪に問われた空調設備会社社長被告人・辻政雄の証言で明らかになった。2005年の第44回衆議院議員総選挙の際、根本の選挙支援名目で佐藤の弟・佐藤祐二から協力を依頼され、それを東急建設に取り次ぎ、結果的に佐藤祐二は200万円を手に入れたとされる。辻政雄は「祐二被告から『根本議員の状況が悪い。知事の地元の郡山地区選出の議員が落選すると、知事が不利な状況になる』と言われた」と被告人質問で述べている。根本の地元選挙事務所は、辻の証言を否定している。(ウィキ)
2019.01.25
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(社説)勤労統計不正 幕引きは許されない2019年1月24日 朝日新聞 統計の正確性に対する認識があまりに軽く、組織としてのガバナンスも欠如しており、言語道断の問題だ。しかし組織的な隠蔽(いんぺい)は認定できない――。「毎月勤労統計」の不正問題について、厚生労働省が設置した特別監察委員会がそんな調査報告を公表した。これをもとに、厚労省は元職員を含む関係者22人を減給や訓告にする処分を発表。厚労相も就任時からの給与4カ月分を自主返納するという。監察委の調査はわずか1週間足らず。「隠す意図はなかった」という関係者の言い分をそのまま並べた印象が拭えない。甘い事実認定と、それをもとにした処分で、早々に幕引きを図ることは許されない。この統計は従業員500人以上の大規模事業所はすべて調査するのがルールだが、厚労省は04年から、東京都分を抽出調査に勝手に変えていた。その理由について、監察委は企業から苦情を受ける自治体側への配慮だったと認定。適切な手続きを踏まずに調査方法を変更したことは不適切だったと指摘した。抽出調査に変えたうえ、データを本来の全数調査に近づける統計処理も長年怠っていた。このことが、雇用保険や労災保険で本来よりも給付が少なくなる事態を招いた。誤った調査手法は事務マニュアルに明記され、引き継がれていたが、15年に、上司の決裁を得ないまま表記が削除された。職員の中には、東京都の抽出調査が公表された調査方法と異なり、問題があると認識していた者もいるという。監察委は、あえて記載しなくても良いと考えたという担当課長の説明を追認したが、甘すぎないか。さらに問題なのが、18年1月のシステム改修に合わせて、東京都のデータについて、本来の全数調査に近づける統計処理をするようになった経緯だ。この時には局長級の上司に、総務省に届け出ている調査のやり方と齟齬(そご)が生じていることが報告され、上司はしかるべき手続きを踏んで修正するよう指示したという。しかし問題は放置され、公表もされなかった。なぜそうなったのか、監察委は切り込めていない。衆参の厚労委員会ではきょう、この問題について閉会中審査がある。来週からは通常国会も始まる。真相究明に向け、国会の果たすべき役割は重要だ。国会で突きつけられた疑問を踏まえ、監察委も引き続き事実の解明に努めるべきだ。真相の解明なくして、再発防止も組織の再生も出来ない。消えた年金ならぬ消えた給付だそうです。なんともひどい話ですが、その幕引きはもっとひどいです。御用学者をトップにした特別監察委員会なるもので早々と結論付け、大甘の処分です。さすがにまずいと思ったのか、与党も怒りのポーズですが大臣の責任を問う声はありません。被害対象者は2000万人で、消えた給付金は600億円ほど、その事務処理費にシステム改修などで200億円もかかりこれには税金が使われるというのですから開いた口がふさがりません。統計法違反というなら、内輪の処分だけでなく刑事罰も問うべきです。また、今回の一連の操作のなかで昨年1月に行った補正は、アベノミクスの成果をよく見せるためでしょう。賃金があまり上がっていなかったのに、上げて見せる偽装行為です。これで消費増税にGOなら、再検討すべきでしょう。私は、この偽装期間中に雇用給付金を貰っていたので、いくらかは支払われそうです。果たして、ちゃんと調査し支払われるのか首を長くして待ってみましょう。今度も「最後のひとりまでお支払いします。」と、あの人はまた大口をたたくのでしょうか。
2019.01.25
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(朝日新聞)何を隠したいのでしょうか。こういう「開かれた皇室」とは真逆なやり方が、皇室をうさん臭いものにしていることに、取り巻き連中は気づかないようです。官房長官も本件に関しては蚊帳の外みたいですね。違法統計問題といい、この人は何をしているのでしょうか。沖縄の弾圧や政敵の追い落としだけが、影の総理のお仕事ではないはずですが。同じ紙面の記事です。(元号を考える:4)自由な議論、選び方探って 的場順三氏2019年1月22日 ■元内閣官房副長官・的場順三氏(84) ――「平成」への改元で、内閣内政審議室長として政府の実務を担いました。その元号が間もなく終わろうとしています。「元号に多くの国民が関心を持ち、テレビも週刊誌もこぞって取り上げている。今昔の感だ。30年前は、天皇制や元号への反対運動がいまより目立っており、元号の存在が薄れていくのではないかと不安を抱いていた。しかし、平成は浸透し、元号の定着をもたらした」 ――前回は昭和天皇の長い闘病もありました。「退位による代替わりとなる今回と違い、前回の改元は天皇崩御と直結していた。日本全体を自粛ムードが覆う中、改元準備が表面化することがあってはならなかった」――「平成」はどのようにして決まったのですか。「1月7日午後1時過ぎ、有識者8人をメンバーとする『元号に関する懇談会』が始まった。私は真っ白な封筒に入れた元号案を、紫の袱紗(ふくさ)をかけて恭しく運び込んだ。『平成』『正化(せいか)』『修文(しゅうぶん)』の3案が入っていた。白い封筒と袱紗は、厳粛な雰囲気をつくるために当日思いついた」「『正化』『修文』は頭文字のイニシャルがSで、『昭和』と重なる。私は『平成』に誘導する意図から、そう指摘した。実は88年秋ごろには、竹下登首相、小渕恵三官房長官との間で方向性が決まっていた。だが、事前に根回しするわけにもいかない。懇談会で無事に『平成』が支持を集め、心底ほっとした」 ――2015年に考案者を明らかにしました。陽明学者の安岡正篤氏(故人)だとの説もありましたね。「『平成』の案を出したのは山本達郎・東大名誉教授(故人)だ。東洋史の専門家で、人目を忍んで会い、『平成』を含む複数の案を直接受け取った」「竹下首相とは『この話は20年間は秘匿しよう』と約束していた。誰が選ばれたか分かると、やっかみなどから批判が出て、新元号に傷がつく恐れもあると考えた。平成も27年になって、正しい歴史を残すために証言してもいい時期がきたと判断した」 ――政府は前例踏襲の方針ですが、元号の選び方はどうあるべきでしょうか。「時代は音を立てて変わっている。パソコンで良い意味を持つ2文字を組み合わせることは容易だし、世論調査をする方法もあるかもしれない。退位による改元で自由に話題にできるこの機に、次の時代を担う人たちが主体となって、新たな選び方を議論してもいいのではないか」(聞き手・大久保貴裕) =おわり *まとば・じゅんぞう 1934年生まれ。旧大蔵省を経て、86~89年に内閣内政審議室長。第1次安倍政権では、内閣官房副長官を務めた。 アルファベットがダブらなければなんでもよいでしょう。やっかみが心配なら、今流行のAIで決めるなんてどうでしょうか。次の元号は、「安菅」(あかん)なんてどうでしょう。戦争は、「安菅」(あかん)との願いを込めてです。
2019.01.24
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(耕論)元号使っていますか? 内田樹さん、坪井秀人さん、楠正憲さん■天皇制・戦争、スルーするな 坪井秀人さん(国際日本文化研究センター教授)私の専門の近代日本文学の世界では、明治・大正・昭和と元号で時代を区切って考える人がいまだに多いです。しかし私は元号を極力使わないようにしています。パスポートなど避けられない公的な文書をのぞき、元号で記入する形式の文書でも元号に二重線を引き、西暦で書きます。元号を使うのをやめようと思ったのは、「平成」が発表された瞬間です。自分が選んだわけでもない言葉が上から勝手に降りてきたと感じました。「昭和」は生まれた時から存在していたので適当に使っていましたが、平成を使わない選択は自らできました。「平成」というのがまた、いかにも薄っぺらく陳腐な言葉で、昭和末期の世相を見て白々しく思っていた私はこれを見て力が抜けてしまったのを覚えています。昭和天皇の病状が連日、事細かに報道される中、一人の人間の身体が国民生活にここまで大きな影響を与えるものかと驚きました。当時は自分の周辺でも、天皇制や元号の是非、昭和天皇の戦争責任の議論が割合に活発でした。しかし結局、昭和天皇は戦争責任について多くを語らず亡くなり、天皇制が昭和で終わることもなく、徒労感を覚えていました。自分が使う時間を自ら決められないのは、時間に関する主権がないということです。それは、国民主権といいながら、天皇を押し戴(いただ)いた国のかたちと密接に結びついています。西暦も自分たちで選んだ時間ではないですが、近代を研究していると、明治以降の天皇制や元号は、政府が国民国家をつくるために天皇を利用して作り上げた恣意(しい)的なシステムだと感じます。それに縛られたくはありません。私は元号反対の運動をしているわけではありません。あくまで生き方のスタイルや思想信条の問題です。他の人が元号を使うかどうかはどうでもいいし、死んでも元号を使わないということではありません。元号を理由に書類を書き直させられることの方が、よほどばかばかしいです。30年前と違い、今回は天皇制をめぐる議論がほぼありません。天皇の言動が左翼からさえも支持され、大きなシステムへの批判が見事に封じられています。皇室からは今回、生前退位や大嘗祭(だいじょうさい)の費用など新しい問題提起がありました。しかし日本社会の側は、それにも反応できず、なし崩しで物事を進めています。天皇制や元号の問題なんてもうどうでもいい、とスルーされているのです。元号を使うことは本来、天皇制や戦争との関わりといった歴史性を持つ行為です。しかしその歴史の地層が忘れられ、失われていく。平成の2文字が別の2文字に変換されるだけ。何事もないかのように新しい元号に慣れていく風景は見たくありません。(聞き手・高重治香) * つぼいひでと 1959年生まれ。文学と戦争や時代との関わりを研究。昨年「僕が元号を使わない理由」という文章を発表。元号に否定的な意見です。元号は天皇制と結びつき、戦前の天皇制国家の産物で国民主権とは相反するものでしょう。平成なんて言うよりも、90年代とか2000年代といった方がピンときます。たぶん新しい元号に変わると、昭和はずいぶん昔に押しやられることになるのでしょう。でも、昭和天皇の戦争責任はなくなりません。天皇の言動が左翼からさえも支持され、大きなシステムへの批判が見事に封じられています。平成最後の年に、にわかに今の天皇を賛美する番組が増えました。沖縄や激戦地を慰霊する姿や被災者に寄り添う姿が盛んに映し出されています。移動中の様子やホテル、食事の様子が映し出されることはありません。そして、動員される人々の様子も。なぜかみんな一様に、有難がったり、涙を流したり、土下座をしたりする人ばかりが映し出されます。沖縄の火炎瓶事件さえも美談です。象徴を体現しようと必死に努力する天皇の姿勢が、戦前の暗い天皇制を覆い隠すことに成功したといえるでしょう。今の天皇は安倍嫌いと言われています。次の皇后は、靖国嫌いとも。まあ、ここまで来たら公的な場では、宗教と縁を切るくらいの行動がほしいですね。完全な政教分離です。それにしても、次の元号はどうなるのでしょう。安倍の安が入ったりして?(参考)(社説)皇位継承儀式 「女性排除」の時代錯誤2019年1月23日 朝日新聞議論を疎んじ、憲法の理念をないがしろにする。都合の悪い話から逃げる。そんな姿勢がここにもあらわれている。天皇の代替わりに伴う式典のあり方を検討している政府が、その一部について正式に概要を決めた。このうち、皇位のしるしとされる神器を新天皇に引き継ぐ「剣璽(けんじ)等承継の儀」に関しては、釈然としない思いを抱く人が多いのではないか。式自体は、侍従が剣と璽(勾玉〈まがたま〉)を新天皇の前に安置するという10分間程度の短いものだ。だが神話に由来し、宗教的色彩の濃い儀式が、政教分離を定める憲法の下、なぜ国事行為として行われるのかという根源的な疑問は解消されていない。加えて、皇族で立ち会うのは成年の男子だけで、女性皇族は排除される。前例にならったというが、それは明治末期に制定され、現憲法の施行に伴って廃止になった「登極令」にある定めだ。平成の代替わりの際は、昭和天皇の逝去後ただちに執り行われたため、ほとんど議論のないまま援用された。国会でも問題視された方式を今回もそのまま実施する背景には、女性皇族の参列によって女性・女系天皇の議論が起きるのを避けたいという、政府の思惑があるとの見方が強い。女性・女系天皇を認めるか否かをめぐっては長年の論争があり、慎重な姿勢をとるのはわからなくはない。だがその話と参列を許さないこととは次元の異なる話だ。政権の支持層である右派の意向に気を使うあまり、社会常識と乖離(かいり)・逆行する方向に進んではいないか。政府は昨年、皇室制度に詳しい識者4人から意見を聞いた。いずれも総論としては前例踏襲を支持しつつ、同時に「国内外の通念とも調和しうるあり方とする。剣璽等承継の儀式などには未成年の男女皇族も参列するのが望ましい」(所功・京都産業大名誉教授)、「伝統の継承とは、歴史と先例を踏まえたうえで、時勢にあわせて最適・実現可能な方法を採用することを意味する」(本郷恵子・東大史料編纂〈へんさん〉所教授)といった、もっともな見解が示された。だがその後の政府の対応をみると、何のためのヒアリングだったのかとの疑問を抱く。この先も秋篠宮さまが問題提起した大嘗祭(だいじょうさい)を含め、儀式の細部を詰める作業が続く。「国民の総意」に基づく天皇であるために、憲法原則にかない、多くが納得できる姿をめざして議論を深めなければならない。政府の勝手にさせず、国会はチェック機能を適切に果たすべきだ。取り巻きがこれでは、国民に寄り添う皇室の演出も台無しですね。大嘗祭の社も、すぐ壊すのに14億円だなんて、無駄遣いの極みです。菊タブーとせず、国会でチェックしてほしいです。
2019.01.24
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NHKが昨日改元まで100日を切ったと、カウントダウン時計を放送していました。さすが国営放送、アベチャンネルです。街頭インタビューでは、「改元まで1日1日を大切に生きたい。」と述べるご婦人が登場です。まるで大変なことが起こるような口ぶりです。別に今の天皇が退位するだけで、亡くなるわけでもありません。西暦も2019年のままです。思わず何かあるのかと思ってしまいましたが、まさか自衛隊のクーデターなんてないでしょう。とりあえずは10連休でしょうか。前回は大喪の礼とかで、自粛ムードでした。大阪に住んでいても、生活を楽しんではいけないという無言の圧力感じましたから、お膝元の東京は、さぞかしひどかったことでしょう。NHKとならんで、朝日新聞も改元に関する記事を載せています。4回シリーズで、元号を考えるを連載し、22日は、(耕論)元号使っていますか?です。 (耕論)元号使っていますか? 内田樹さん、坪井秀人さん、楠正憲さん元号の切り替えまであと約3カ月。天皇主権から国民主権になった現憲法下で2度目の改元です。グローバル化で西暦の影響力が増す時代。元号の「使い方」、考えてみました。■西暦と併用、文化的豊かさ 内田樹さん(思想家)元号とは「時間の区切り方」の一つです。いま日本では西暦と元号の両方が使われていますが、ふだん私が使うのは圧倒的に西暦です。先の戦争が終わって何年たったのか。昭和と平成に区切られた元号で考えていては、計算が困難です。ある事件が日本で起きたとき、世界で何が起きていたのかを知るにも元号は不向き。だから僕にとって西暦は大事な道具です。ただ、元号は不便だから西暦だけあればよいという意見にはくみしません。むしろ複数の時間軸を持っていることは、文化的に豊かなことなのではないかと考えます。世界では、様々な国々が様々な形で時間の区切りを活用しています。英国には王朝に即してエリザベス様式やビクトリア様式という時代区分があり、それぞれの時代に独特の文化や精神があると考えられています。米国では10年(decade〈ディケイド〉)を基準に、50年代ファッションとか60年代ポップスと使っています。日本には元号があり、明治45年生まれだった僕の父は「私は明治人だ」と言い続けました。わずか半年あとに生まれれば大正生まれになっていたはずなのに、明治を自身のアイデンティティーの支えにした。人間は特定の時代に自分を帰属させることで安心感を得るのかもしれません。ある元号を口にすると、その時代イメージをありありと思い浮かべられる。そういう元号は明治以外にもあり、一種の文化資産と言えます。平成も明確な時代イメージを持つ元号として記憶されるでしょう。それは、落ち目の時代として、です。日本の国運が頂点から低落へと一変した時代が、平成でした。平成が始まった1989年には、日本は米国を超え世界一の経済大国になるという夢がありました。しかしそのわずか30年後のいま、主要先進国の座から滑り落ちようとしている。短期間に驚くほど大きく国力が下がったのです。世の中が変わったことを集団的に合意するための伝統的な装置。それが時間の区切りなのでしょう。日本にだけあるのではない、味のある文化的な仕掛けだと思います。人間には、世界共通の時間ではなく、民族や集団に固有の刻み目が入った時間の中で生きたい、という欲望があるのではないでしょうか。たとえば西暦も、キリスト教という一宗教の世界観が投影された時間の区切りです。元号と西暦の併用は確かに複雑で面倒です。しかし、世の中はとかく面倒なものです。それぞれの社会集団にそれぞれの時間の区切り方がある。だから、いくつもの異なる物語がある世界でそれらを何とか編み上げて、それなりに使い勝手のよい社会をつくっていく以外に方法がない。話はハナから複雑なのです。(聞き手 編集委員・塩倉裕) *うちだたつる 1950年生まれ。神戸女学院大学名誉教授(フランス現代思想)。2017年には「天皇主義者」宣言で話題に。元号が一種の文化遺産とは面白い見方ですね。昭和は、戦前と戦後で大きく異なり、ひとくくりにするには無理があるように思います。平成=落ち目の時代、これが一番言いたかったのかなと思いました。さて、平成の次はどんな時代でしょう。回復に向かうのか。それとももっと落ち目になるのか。安倍首相次第?いえ国民次第です。平成は、戦死者こそ出なかったものの、戦争法が成立して戦争準備の時代でした。殺し殺される時代に突入するのだけは嫌ですね。今の政治指導者が、憲法を改悪してフルスペックの集団的自衛権行使を目指していることに留意すべきでしょう。
2019.01.23
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東京医大への助成金ゼロ、日大減額…私学事業団 読売新聞 2019/01/22日本私立学校振興・共済事業団は21日、文部科学省の私大支援事業を巡る汚職事件や入試での不正な得点操作が昨年発覚した東京医科大(東京)に対して、2018年度の私学助成金を全額、交付しないことを決めた。同大は前年度、約23億円を受給していた。私大の助成金が不交付となるのは極めて異例だ。同事業団は合わせて、アメリカンフットボール部の危険なタックル問題の後、大学としての対応に問題があった日本大(同)などの助成金の減額も決めた。柴山文科相が22日の閣議後記者会見で正式発表する。東京医科大では昨夏、汚職事件で前理事長(77)と前学長(69)が贈賄罪で起訴された。その後、入試で長年、女子や浪人を重ねた受験生への差別や特定の受験生の優遇などが横行していたことが判明。助成金は年に2回配分されるが、同事業団は昨年10月、同大と、日大に対する18年度分の最初の支給を保留していた。前理事長 臼井正彦被告東京医科大は全額不交付ですが、ほかの6医科大学も不正入試問題で25%減額です。日大は35%と報じられていました。全国に700以上も大学があって、中には定員割れや数合わせで留学生を受け入れるところもあります。当地でも、入試偏差値50以下の大学が目白押しです。まあ、低学力は入学してから奮起してもらうしかないですが、ガバナンスがおかしい大学に税金を投入するのはやめてもらいたいです。25%だ30%減額なんていわないで、この際打ち切るべきでしょう。いい加減な管理体制や不正入試の大学を、税金で支える必要はありません。つぶせとは言いません。税金に頼らず自力でやってみてはどうでしょう。昨年は、加計学園問題で明らかになりました。埼玉の西武某大学なども数年前、学長で建学者の娘の学校私物化が表面化しました。視察という名の海外旅行とショッピングでした。佐野太被告大学だけではありません。幼稚園などでも、軽井沢の別荘を法人の所有にしているなんてのもあります。そんな学校法人一家の一人娘と結婚した東大卒のM商事のN君は、Hと苗字が変わり長男が生まれたらまた元の姓に変わりました。その後ロンドンで元銀座のチーママと仲良くやっていました。法人の私物化が学校人だけでないことは、多くの国民が目にしていることでしょう。それにして、あの不正入学した文科省の役人(佐野太)の息子はどうしているのでしょう。まさかまだ在学中なんてことはないでしょうね。おまけ:こちらも文科省ですね。川端和明被告
2019.01.23
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賃金上昇は役所のインチキで操作できても、地方の疲弊は止まらないようです。県は、県内市町村の2017年度普通会計決算の概要を発表した。30市町村のうち23市町村が「貯金」にあたる財政調整基金を取り崩し、残高の合計は計785億円となり、前年度より156億円減った。市町村が自由に使えるお金の割合も細る傾向で、苦しい懐事情が垣間見える。県市町村課によると、昨冬の大雪で予定外の除雪費用がかさんだことなどが原因で基金の取り崩しが相次いだという。村上市や胎内市など計9市町村の残高が10億円を割り込んだ。加茂市は前年度から7524万円を取り崩し、ほぼ底をついた。基金が底をつくと災害対策などで急な出費が発生した際に、財政悪化を招く要因となる。加茂市企画財政課の担当者は「急がなくてもいい事業を抑え、新年度予算ではなるべく基金を積み立てられるようにする」と話す。急な出費には、別の目的で積み立てている基金からの組み替えなどを検討するという。数値が高いほど自由にお金が使えないことを示す「経常収支比率」は県全体で92・2%。過去最高だった前年度より0・4ポイント改善したものの、9市が全国平均(92・8%)を上回った。最も高かったのは99・9%の加茂市だった。北海道夕張市の財政破綻(はたん)後の08年に地方自治体財政健全化法が施行され、全国的に市町村は緊縮財政を進めている。県内市町村も、健全化法で黄信号に当たる早期健全化基準の該当はなかった。ただ、歳入の増加が見込めず、高齢化で社会保障費用などの歳出は年々増えており、財政の余裕はなくなっている。人件費や扶助費などの義務的経費が歳出に占める割合は県全体で43・5%と、過去最大になった。県市町村課の担当者は「使えるお金が限られていく中でどの事業を優先するか、住民に情報を出しながらニーズを探っていく必要がある」と話している。(高木真也)(2019-1-18)*雪が少ないと地方財政はプラスのようです。ふるさと納税で財政が好転したとの話も聞きますが、所詮はゼロサムゲームです。100億円以上の基金があった新潟市も、政令指定都市の大盤振る舞いで18億円です。副市長を3人から2人にしても焼け石に水でしょう。アベノミクスの地方波及効果を信じている人は、まだいるのでしょうか。ところで、地方創生大臣って誰でしたっけ。痴ほう創生大臣なら、名前をあげられます。県の経済団体のトップが相変わらず土建屋では、未来は暗いです。税金で食っている産業ではだめです。カネ百票いや米百俵の長岡市の官製談合が表面化して、昭和と変わらぬ田舎政治のありさまです。なんとも恥ずかしい限りです。あなたの市町村は大丈夫?
2019.01.22
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作家・北原みのり氏の連載「ニッポンスッポンポンNEO」。今回は反日感情問題について。K−POP好きの友人が韓国スターの話を職場でしていたら、「そんなに韓国好きだったら、韓国と日本が戦争になったら韓国につくのか?」と言われたという。あまりの頭の悪さに友人は言葉を失いながらも、こう教えてあげた。「そんなことを選べないのが、戦争なんだよ」ここ数年、日韓関係を問うニュースがじわじわと増えている。「慰安婦」問題しかり、徴用工問題しかり、そして年末からの韓国軍によるレーダー照射問題だ。“日韓関係を問うニュース”と書いたが、正確に言えば「韓国の反日感情を問うニュース」なのかもしれない。“悲しい過去”は全て清算済みなのに、韓国がいつまでも“反日感情”を忘れずに日本を責めてくるんですよ、といった報道姿勢や、「韓国は感情的な国で困ったものですね」「政府も国民の反日感情を利用しているんですよ」と言いたがるコメンテーターは後を絶たない。レーダー照射(したかどうか)問題は、“反日感情問題”が十分にあたたまった上で落とされた爆弾のようなもので、日本の反応は、どうしたって過剰になるだろう。現に「嘘に嘘を重ねる、そういった韓国」(山本朋広議員)と一国家を公然と嘘つき呼ばわりしたり、「『協議をする』、これでは弱い」(小野寺五典議員)と協議以上に何を求めているのかわからない恐ろしいことをテレビカメラの前で堂々と言う自民党議員たちが出てきた。こんな無意味な勇ましさ、必要なのか。むしろ、あなたたちの発言が危機ではないか。 政治家に私の日常を守ってもらえてない感、長期の安倍政権のもとで深まっている。安心や希望を政治家の言葉から味わえず、何が本当なのかわからない不安や、危機を強いられる日常が、当たり前になってきた。それはトップに立つ安倍さんが、“そういう人”だからなのだろう。 私にとって安倍さんのイメージは長らく「反フェミ」な人だった。“行き過ぎた男女平等”とフェミニズム批判を強烈に繰り広げた2000年代のバックラッシュの先頭に安倍さんはいた。“行き過ぎた”と主張することで、“ちょうどいい男女平等”があるような錯覚を促し、“行き過ぎた”先には、まるで恐ろしい社会が待っているかのように危機を煽るような反フェミキャンペーンだった。日本のフェミニズムは00年代のバックラッシュに相当の打撃を受けた。私ですら、講演に呼ばれれば、館長に発言内容を厳しくチェックされたり、殺害予告などというのも普通にあった。フェミニズムバッシングは、言論封殺という形でやってくることを、00年代に身に染みて味わった。危機感を煽り緊張を強いる。それは自由に発言できない空気を作ることだ。私は自由だ。私は私の権利を求める。私は私の語りをやめない。私は私の見ているものを信じる。そういうことが言えなくなるのが、「戦争」状態なのだと思う。今の日本が、やっぱりそういう方向に行こうとしているのだと思う。冷静になれ。※週刊朝日 2019年1月25日号タプコル公園:1919年3月1日、日本の植民地支配に抵抗して市民や学生が独立を願って行なった運動「三・一独立運動」が始まった歴史的な場所興味深い記事でした。日本の政治家や新聞が煽り立てるほど、かの国では燃え上がっていないのは、かの国から来日してくる人の増加を見れば明らかでしょう。ブログを見ても、そんな感じはありません。靖国神社に放火する輩はいますが、ほんの一握りで大半は日本を楽しんで帰国します。思い返せば1年前は、安倍首相が北朝鮮の脅威をあおり、ネット右翼がその尻馬に乗っていました。さすがに、いまや相当頭の悪い人間でないか限り北朝鮮には触れません。尖閣問題もしかりです。まあ、断交なんて声高に叫ぶものもいますが、日本政府は駐韓大使の召還さえしていません。敗訴した企業も、請求額は大したことなく経営を揺るがすことはありません。いずれ差し押さえられた資産が売却されて、被害者に支払われておしまいでしょう。企業にしても、戦時中の非人道的な強制労働の実態が暴かれて、国際的なイメージダウンは避けたいところでしょう。(参考)韓国の対日輸出:26,816韓国の対日輸入:55,125(2017年 単位:100万ドル)韓国の対日貿易は赤字で、日本から見ればありがたいお客さんです。■対日輸出が6年ぶりに増加 2017年の対日貿易は輸出が前年比10.1%増の268億ド ル、輸入が16.1%増の551億ドルだった。対日輸出は2011 年以来、6年ぶりの増加、対日輸入は2年連続の増加と なった。品目別にみると、輸出入とも素材、部品など生 産財が上位に並んでおり、鉄鋼板、半導体、精密化学原 料が輸出入いずれも上位10品目に入るなど、日韓貿易は 水平貿易の傾向が強い。 対日輸出上位10品目をみると、多くの品目が増加した が、特に、石油製品、鉄鋼板が30%台の大幅な増加と なった。石油製品は価格上昇によるところが大きい。鉄 鋼板については、産業通商資源部では「東京五輪特需と 都心再開発に伴うもの」とみている。一方、対日輸入上 位10品目をみると、半導体製造装置が2.3倍になったほ か、フラットパネルディスプレー製造装置も5割近く増 加した。これら装置の対日輸入増加は、韓国企業の半導 体や有機ELパネルの生産能力増強によるものである。 2017年の対日貿易収支は283億ドルの赤字だった。韓国 の対日貿易収支は、構造的に赤字が続いており、2015年 以降、日本が最大の貿易赤字相手国となっているが、韓国 の対世界貿易収支が過去最大の黒字を更新する中で、対 日貿易赤字を問題視する動きは特に顕在化していない。https://www.jetro.go.jp/ext_images/world/gtir/2018/04.pdfPS:共同通信 1-22自民党は22日、韓国海軍艦艇による自衛隊機への火器管制レーダー照射問題を巡り、国防部会の会合を党本部で開いた。防衛省が日韓実務者協議を事実上打ち切ったのを受け、出席議員からは韓国との防衛協力の見直しを求める声や、韓国に対する制裁が必要だとの強硬論が相次いだ。会合には岩屋毅防衛相も出席。日韓防衛協力の意義を強調する一方で「タイミングや中身にもよる。適切に判断していきたい」と述べ、縮小の可能性に含みを残した。出席者によると、韓国への制裁について、政府側は、元徴用工問題など両国間の他の懸案も踏まえつつ「政府全体として考えていく」と答えた。
2019.01.22
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マチスは、我が家ではなじみの画家です。というのも、取引先でいただいたジャズやサーカスといったマチスの色鮮やかなカレンダーが1年中楽しませてくれたからです。塗料メーカーだけあって、上質なカレンダーでした。実用的ではありませんが、アートのある暮らしです。それにしても、老齢で絵が思うように描けなくなって切り絵を始めたとは、この番組で知りました。ニースへ旅した時、マチスとシャガールの美術館に行きました。自宅を改装したこじんまりしたものです。ヴァンスにはマチスが設計したロザリオ礼拝堂があります。ゴッホやピカソなどの南フランスに点在するゆかりの地を、旅するのもいいですね。お魚もおいしいところです。番組では、「1940年の夢」も取り上げていました。マチスが1年かけて完成させた絵です。最初の具象的な絵から、徐々に変わってゆく過程が写真で残されていて紹介されました。とても、興味深かったです。(参考)「1940年の夢(Le rêve de 1940)」と題するこの絵は、「ルーマニア風のブラウス」と対をなすものである。マティスはこの二つの作品を非常に気に入り、自分のアトリエの壁に、並べて架けていたほどだった。 マティスは始めてルーマニア風のブラウスを見たときに、これと同じものをいくつも欲しいと願ったそうだ。ブラウスに施されていた装飾的なイメージがマティスの心を動かしたのだと思う。彼がその希望をかなえたかどうか、それはわからないが、ルーマニア風のブラウスをモチーフにしたこれら二つの絵をよく見比べると、装飾のパターンは異なっている。実際にパターンの異なるブラウスを描いたのか、それともマティスがパターンを自分で創造したのか、これもよくはわからない。 題名に「1940年の夢」とあるのは、どういう意味を込めているのか。1940年といえば第二次大戦が勃発して、フランスはナチスに占領されていた。マティス自身は南仏のニースを拠点にしていたので、ナチスの暴虐を直接目にすることはなかったが、親しい友人の中にも海外に亡命するものはいたし、マティス自身もブラジルへの移住を勧められたりしていた。そんななかでマティスはフランスに留まることを選んだのだったが、その選択には、戦争が早く終わって欲しいという願望も込められていただろう。「1940年の夢」は、そうした願望を反映しているのではないか。 習作のデッサンを見ると、ブラウスを着た若い女がテーブルにもたれかかって転寝をしているポーズになっているが、完成形の絵とは大分イメージが違う。マティスは、モデルのフォルムを自由に作り変えた上で、それにルーマニア風の装飾イメージを描き加えたようだ。 ルーマニア風のブラウスの装飾模様は、波型の線が中心になっている。それに呼応するように、モデルの髪にも波型の曲線が描かれている。このことについてマティスは、友人への手紙に、「髪の毛や袖の刺繍の描き方ばかりに注目する人は、ふざけているのかと思うでしょう」(高階秀爾監訳)と書いている。マティスは別にふざけていたわけではなく、象徴的なイメージとしてこれらの波型を選んだのだ。その証拠に、この絵の完成に、マティスは一年もかけている。(1940年 キャンバスに油彩 81×65cm 個人蔵)https://art.hix05.com/Matisse/matisse24.reve.html個人蔵というのが残念です。どこにあるのでしょう。(1940年 キャンバスの油彩 92×73cm パリ、現代美術館)
2019.01.21
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今朝の日美は、色彩の魔術師 アンリ・マティス(Henri Matisse, 1869年12月31日 - 1954年11月3日)を取り上げていました。日曜美術館「熱烈!傑作ダンギ マティス」その芸術家を心から愛するゲストが、魅力を読み解く「傑作ダンギ」。今回は今年生誕150年を迎える色彩の魔術師、アンリ・マティスについて3人のゲストが熱く語り合う。鮮やかな色彩と伸びやかな線で愛される20世紀を代表する画家、アンリ・マティス。マティスの赤色の奥深さにひかれる、俳優の津田寛治さん。アーティストの日比野克彦さんは、新たな表現に次々と挑戦する画家の姿勢に、若い頃から勇気を得たという。専門家の天野知香さんは好きな作品として晩年描いた究極の作品を紹介する。3人のゲストが愛する作品を語り合う中で、マティスの色彩のひみつや作品にかけた情熱が見えてくる。【ゲスト】アーティスト・東京藝術大学教授…日比野克彦,お茶の水女子大学教授…天野知香,津田寛治,【出演】柚木沙弥郎,【司会】小野正嗣,高橋美鈴私が最初に見たマチスの作品です。1909年の作品で、ニューヨーク近代美術館で見ました。260x390cmの大きな絵です。会社の近くにあったので、NYで最初に訪れた美術館です。おおらかな感じで、手前の手が離れているのは、鑑賞者もダンスの輪にどうぞという意味とか。番組では、エルミタージュ所蔵の、ダンス(2)(1910年)を取り上げていました。こちらもエルミタージュで、フォービズム時代の最高傑作と言われる赤いハーモニー(1908年)です。赤い部屋という別名もあります。本来激しい色の赤が、窓の緑と調和して穏やかな雰囲気をかもし出している不思議な作品です。最初は緑の部屋で、次が青、最後にマティスの好きな赤になったそうです。ゲストの日比野さんによれば、この赤がなかなか出せないのだとか。学生の頃で、本物ではなくて画集を見ながらトライしたそうです。番組では、第一次世界大戦時の暗い絵も紹介していました。風景を描いた後、黒で塗りつぶしていました。それすら、現代アート風でエッチがきいていると、津田さんが評していたのが印象的でした。時代の空気が、知らないうちに画家に影響を与えています。続きます。
2019.01.21
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センター試験二日目の今日は、大雨でした。本来なら大寒なので雪なのでしょうが、暖かいということでしょう。最高気温は6度。雨の日は、家で映画。BSシネマで、是枝監督の海よりもまだ深く(2016年)を観ました。団地を舞台に、売れない小説家の主人公と、団地に一人住まいのその母親、別れた元妻とその息子。こんなはずじゃなかったと今を生きる家族を映したストーリー。キャッチコピーは「夢見た未来とちがう今を生きる、元家族の物語」。 自分が生まれ育った団地を舞台にした映画を作りたいといっていた是枝監督です。実際の清瀬の団地がロケ地で、老人ばかりが住む老朽化した感じがよく出ていました。賃貸なのでリフォームもできず、昭和の生活です。吉祥寺に住んでいたころの昭和40年代に建てられたという社宅を思い出しました。10棟以上も建つような大規模団地は苦手です。ストーリー:母・淑子(樹木希林)は苦労させられた夫を突然の病で亡くしてからは、団地で気楽な独り暮らしをしている。15年前に文学賞を一度獲った売れない作家の長男・良多(阿部寛)は、“小説のための取材”だと周囲にも自分にも言い訳しながら、今は探偵事務所に勤めている。元嫁・響子(真木よう子)はそんな良多に愛想を尽かして離婚した。良多は11歳の息子・真悟(吉澤太陽)の養育費も満足に払えないくせに未練たらたらで、探偵の技術で響子を張り込みし、彼女に新しい恋人ができたことを知ってショックを受ける。ある日、たまたま良多と響子と真悟が母・淑子の家に集まる。すると台風のため翌朝まで帰れなくなり、4人は一つ屋根の下で一晩過ごすことになるが……。 (KINENOTE)今度の題名は、テレサテンの「別れの予感」からですが、英語の After the Storm の方が良いかなと思いました。「海よりもまだ深く」(息子を)愛したことがないと言う母親ですが、どうしてどうして駄目な子どもほど可愛いというのがまる出しです。ダメ夫にダメ息子、でも女性は強くしぶとく生きていますね。お金の隠し方も、尋常ではありません。母親がしっかりしているので、孫は大丈夫そうです。団地のお風呂ですが、当時は風呂があること自体があこがれだったようです。うちはお風呂がありましたが、なぜか近くの銭湯に行っていました。それにしても、このシーンを見ると、テルマエ・ロマエを思い出します。別れた妻には恋人ができて、もう元には戻らないでしょう。というか主人公は生活力がなくギャンブル好きでは、もともと結婚には向かなかったですね。この先も小説を書き続けるように思います。切ないですが、それもまた人生です。
2019.01.20
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安倍首相の茶坊主なんて言われている大臣です。以前なら主要閣僚と言われていたポストでしたが、ずいぶん軽くなりました。世耕経産相、今後の原発輸出に意欲 「平和利用に責任」2019年1月18日 朝日新聞 世耕弘成経済産業相は18日の閣議後会見で、原発輸出政策について「相手国の意向も踏まえて平和利用や気候変動問題への対応に責任を果たす方針に変わりない」と述べた。日立製作所が17日に英国での原発建設計画を凍結し、日本の原発輸出計画はゼロになったが、それでも今後の輸出に意欲を示した形だ。安倍政権の原発輸出政策は、建設コストが1基1兆円超に倍増したことなどから相次ぎ頓挫した。しかし世耕氏は「原発プロジェクトが一概に高いというものではない。原発を今後利用したいと思っている国がマジョリティー(多数派)。原発事故を経験した日本の技術が世界に貢献できる可能性はある」と強調した。一方、原発輸出で国の財政支援を強める考えについては「基本的には事業者が判断すべきことだ」と慎重な姿勢を示した。朝日新聞は、天声人語と社説で警鐘を鳴らしています。(社説)原発輸出 失敗認め戦略の転換を2019年1月19日苦境の原発産業を輸出で支えるという政策は、行き詰まりが明白になった。政府は失敗を認め、戦略を転換しなければならない。日立製作所が、英国で進めてきた原発建設計画の凍結を決めた。三菱重工業も、トルコでの計画から撤退する見通しとなっている。いずれも、採算がとれずリスクが大きい、という経営判断が働いた。日本の原子炉メーカーが関わる海外案件は、すべて頓挫することになる。過去数年でベトナムやリトアニアの計画が止まったほか、東芝は米国事業の失敗で経営危機に陥り、海外から事実上、手を引いた。政権と企業が二人三脚で取り組んだ原発輸出は、総崩れの様相だ。東京電力福島第一原発の事故後、国内で原子炉の新規受注が見込めなくなったメーカー3社は、技術や人材を維持するため、海外市場に活路を求めた。原発回帰を進める安倍政権も、相手国への売り込みや政府系金融機関の活用など、支援に力を入れてきた。だが、この間に世界の事業環境は一変した。福島の事故を受けて原発の安全対策が強化され、建設コストが高騰した。一方、太陽光や風力などの再生可能エネルギーは競争力を高め、本格的な普及期に入った。日立の計画断念は、政府や産業界が長年強調してきた原発の経済的優位性が根底から揺らいでいることを、端的に示すものだ。それでも、政権は「日本の原子力技術には、各国から期待が寄せられている」と強調する。世界の潮流を見誤っていると言うほかない。政府は原発を、インフラ輸出戦略の柱の一つとしているが、メニューから外し、民間ビジネスを前のめりに先導する姿勢を改めるべきだ。インフラ輸出に伴う事業リスクを政府系金融機関が肩代わりする支援策には、国民にツケを回すことになりかねない危うさが潜む。この先、日本の原発産業を今の規模で維持することは難しいだろう。いずれ、各社の体制見直しや業界再編が避けられないとの見方は根強い。本格的な原発廃炉の時代を迎える中、数十年にわたる作業を安全に進めるのに必要な技術基盤や人手を、どう確保するか。メーカーと電力各社は真剣に考えてほしい。経済産業省は、古い原発の建て替えや次世代炉の開発を模索するが、今なすべきは、原発の無理な延命ではない。原発への依存度を着実に下げつつ、再エネを主力に育てるための環境整備に力を注ぐべきだ。*原発事故で新潟のカニがNGにならないことを、望みます。福島事故の教訓といったって、破損状況も原因もまだわかっていないでしょう。廃炉にしても政府は40年なんて言っていますが、海外では200年くらいかかるとみられているようです。その後、さらに核のゴミ処理が1万年以上です。原発輸出は、原発事故の輸出でもあります。核のゴミを引き取ることを条件にする国もあります。再生エネルギーのコストダウンが進んで、原発は太刀打ちできないでしょう。儲からない事業は、企業もやりたがらないでしょう。「原発を今後利用したいと思っている国がマジョリティー(多数派)。」だなんて、ずいぶんおかしな認識です。もしかしたら、それには日本がタダで造ってくれるならという条件付きかもしれません。安倍首相はバラマキ外交が得意だからといって、原発をばらまくのはいけません。
2019.01.20
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(終わりと始まり)三つの統計から見える日本 国の未来を食い物に日本が少しずつ衰退してゆくという印象はどこから来るのか。平成が終わると聞いて振り返れば、この三十年はずっと微量の出血が続いてきたような気がする。フクシマの汚染水に似ている。経済について言えば、最初にあぶく景気があったがそれはすぐにはじけた。余禄に与(あずか)ってはしゃいだ人は国民の何割くらいいたのだろう。それ以来、政治は明らかに劣化、格差の拡大を止められなかった。倫理の面でも、現政権ほど虚言と暴言を放出する閣僚たちは記憶にない。これが今も一定の支持を得ているところがすなわち劣化である。災害が多かった一方、表立った戦争がなかったことは評価しよう。自衛隊はあちこちで戦場に近づいたけれど、まあそこまで。国内ではオウム真理教がショックだった。人々はSNSなどを通じて思いを述べるようになったが、それは思いであって考えではない。その結果、反知性主義が世を席巻し、世論はネトウヨとブサヨの二極に分かれた。 *衰退という印象の理由の一つは高齢化である。出生率が下がれば国民の平均年齢が年ごとに上がってゆくのは小学生の算数でもわかる。しかし日本の政治はそれに対して何の対策も立ててこなかった。先進国はどこも似たような状況かもしれないが、出生率を保っているフランスのような国もある。ぼくはあの国に五年住んで、子供二人を学校に通わせ、育児支援の手厚さを実感した。あそこでは子を産んだからといって女性は職場を離れない。社会は女性に育児を押しつけて彼女たちの仕事力を手放す愚を犯さない。「公的教育費の対GDP比率」という統計がある。これによると日本は三・四七%で、百五十四カ国・地域中の百十四位! はじめ嘘(うそ)かと思った。 最上位の北欧諸国は軒並み七%台。 三十七位のフランスが五・四六%。 五十九位のアメリカが四・九九%。いつから、どうして、日本はこれほど子供たちへの出費をけちるようになったのだろう?教育費は未来への投資である。江戸時代から日本人は教育に熱心で、それが高い識字率を生んだ。来日した外国人が、こんなに庶民が本を読んでいる国は他にないと驚嘆した。この知力が明治維新以降の文明開化の支えとなり、列強による植民地化を防いだ。教育は長期的な国力を養う。今、日本の教師たちは雑務に追われ、残業を強いられ、肝心の子供たちと過ごす時間を削られている。本来は最も創造的であるはずの仕事なのにその余裕がない。政府は大学を改革するとて「論文生産性」などとおよそ学問の本質と無縁なことを言う一方で、国立大学への補助金を毎年一%ずつ機械的に減らしている。百年後にはゼロになる。大企業があれば大学など要らないと言わんばかり。この教育費と似たような順位表を見た覚えがある。女性の社会進出を測る「ジェンダーギャップ指数」で日本は百四十九カ国の中の百十位。(どなたか、この二つの統計の間の相関係数を算出していただけないか。)更に、「債務残高の対GDP比」という統計を見ると、先進国中で日本は二三六%と断トツの一位。アメリカの一〇八%の倍を超える。国債というのはつまり次世代からの借金である。一九五〇年代に月賦という販売法が登場した時、ぼくは不思議に思った。お金がないのにどうしてものが手に入るのか。金本位制がなくなったのと同じ原理で貯金箱がなくなった。信用という概念はわかるが、それが破綻(はたん)する実例も何度となく知ってしまった。『コーラン』は「孤児(みなしご)にはその財産を渡してやれよ」と言う。自分の子供を大事にするのは当然として孤児にも気を配る。今の日本のように怪しげな信用の上に立って借金を増やすのは、子供の資産の強奪ではないか。いずれ必ず到来する彼らの困窮を前提にして現世代が浪費を重ねているのではないか。 *以上三つの統計から見えるこの国のかたち――出産や育児、教育の現場から遠いところに地歩を占めた男どもが既得権益にしがみついて未来を食い物にしている。彼らは日銀短観四半期より先は見ないようにしている。原発のような重厚長大産業に未来がないことを敢(あ)えて無視し、女性を押さえつけ、子供の資産を奪い、貧民層を増やしている。二〇一六年の「保育園落ちた日本死ね」というブログの言葉はこの異常な国家の姿への呪詛(じゅそ)だった。事態は変わっていない。(朝日新聞 1月9日)*これを見てあれっと思った人は、都会の人ですね。 当地では新聞代も、3,093円(2,864+229)です。 夕刊はなく朝刊のみです。 地元紙に合わせているのでしょうか。 東京は、3,775円(朝刊のみ)「公的教育費の対GDP比率」、「ジェンダーギャップ指数」、「債務残高の対GDP比」の3つが、池澤さんがあげる三つの統計です。平成は、政治や経済が劣化した時代という指摘には大筋同意ですが、単眼的で救いがない見方のようにも思います。ネット右翼のように、日本一番、日本はすごいなんて言う気はありませんが、劣化の中にも光があるように思います。そういう希望の光を見つけて、人々に啓示するというのも知識人の役割でしょう。原発事故、企業不正、公文書の改ざん、違法統計と、平成は嘘が露呈した時代だったように思います。原発事故に関して言うならば、絶対安全神話は崩れ元首相までもが今や反対派です。いまだに原発神話を信じる首相や経営者はいますが、カネのためでしょう。しかし、相次ぐ原発輸出のとん挫で、彼らの金もうけの夢も消えつつあります。日立にいたっては、逆に3000億円の損失です。まあ、その分は再稼働や廃炉で取り戻そうと思っているのでしょうが。経団連会長となった中西は、いまだに馬鹿のひとつ覚えのように再稼働を言い続けています。老朽化した東海原発を無理に動かして事故が起きれば、日立市もいっかんの終わりです。*「将軍たちは一つ前の戦争を戦う」池澤さんには、教育にお金を使い、女性の社会進出を助け、しかも健全財政の日本を描いた近未来小説を発表してほしいと思います。PS:「ありふれた生活」ほのぼのとしていますが、プロの物書きとしてはどうでしょう。年末の話を今頃とは、これでは田舎のテレビです。テレ朝系のローカル局で、テレ東の「ハラスメント・ゲーム」を越年して放送しています。あるいは、もしかしたらこの原稿はクリスマスのころ書いた?
2019.01.19
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BSテレ東で見ました。4K放送記念だそうです。SFパニック映画ですが、テレビは大きくて60インチですから迫力はしれています。監督がエメリッヒということで見ました。ストーリー:2012年。イエローストーン国立公園に子供たちとキャンプに訪れたジャクソン・カーティス(ジョン・キューザック)は、謎の男チャーリー(ウディ・ハレルソン)から“地球の滅亡”が近いことを知らされる。しかもその事実を世間に隠している各国政府は密かに巨大船を製造し、限られた人間だけを脱出させる準備に着手しているという。そんな中、ロサンゼルスで史上最大規模の地震が発生、さらに各地で大地震や大津波、大洪水、大噴火が起こり、その被害はアメリカ全土へと拡大していく。ジャクソンは別れた妻・ケイト(アマンダ・ピート)と二人の子供を守るため、家族と共に巨大船がある地を目指す。だが、彼ら一家を追うように、未曾有の大天災が次々と襲いかかってくるのだった。アメリカ、日本、イタリア、フランス、ブラジル、チベット、インドなど、大災害は世界規模で降りかかる。その頃、ウィルソン大統領(ダニー・グローヴァー)は、アメリカ国民と最後の運命を共にしていた。そして、娘のローラ(タンディ・ニュートン)と大統領科学顧問のエイドリアン(キウェテル・イジョフォー)に最後の別れを告げる。一方、ジャクソン一家も巨大船へと近づくが、そこには何億人もの人々が押し寄せていた。しかも、大津波が間近まで迫ってきているという。タイムリミットは15分。家族の危機に直面するジャクソン一家。そして、何とか人々を救出しようと最善を尽くすエイドリアンとローラ。人間は、愛する者のために最後に何ができるのだろうか……。(KINENOTE)古代マヤ人が2012年の冬至ごろに訪れると予想した人類滅亡に関する幾つかの仮説を元に製作された。これはメソアメリカ文明の長期暦において、2012年12月21日に一つの区切りを迎えることから来ている。数人の登場人物らの行動を同時進行的に一度に描くグランドホテル方式である。(ウィキ)劇場公開版は158分ですが、テレビ放送は2時間枠。グランドホテル方式とありますが、ジャクソン一家に絞りだいぶカットされていたようです。まあ、ストーリーはありきたりなので、カットされてちょうどよかったです。制作は2009年。脱出地が中国ということは、このころすでにハリウッドは中国市場を意識していたのですね。見どころはCGによる災害映像で、それに尽きる映画でした。"2012" 予告編 2009年11月21日(土)全国ロードショーhttps://www.youtube.com/watch?v=_qi6evmH_AU これを見れば十分?2012 - All Disaster Scenes (2009)https://www.youtube.com/watch?v=Fz2Ly7jJuOQ 災害映画の巨匠には、東京直下地震や南海トラフ地震の映画を撮ってもらいたいです。題名は、何年でしょう。
2019.01.19
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映画「アンコール」を検索したらお勧めで表示されました。なつかしいです。動画もよく出来ています。雨音はショパンの調べ 小林麻美 with C-POINThttps://www.youtube.com/watch?v=Nsa907lT9u41980年代に流行ったイタロディスコのヒット曲のカヴァーです。年末に降り積もった雪も消えてしまいました。寒気がしりぞいて、雪ではなく雨が降ったことによるものです。雨音は消雪の調べですね。大雪になると除雪費用が足りない予備費から支出なんてニュースを耳にしますが、雪が少なくて除雪費用が浮いたなんて話は聞きません。除雪仕事がなくなる土建業への対策費にでも消えるのでしょうか?
2019.01.18
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今朝は寒い朝でした。外を見ると雪です。寝床を出るのがおっくうになって、ひさしぶりに二度寝してしまいました。ごみ出し日なのに、目覚めたのは9時です。家内が「出張」から戻ってくるので、そろそろお片付けです。昨日は、母を病院に連れてゆきました。車からエレベータまでおぶっていったら、下す時に時すってんころりです。後ろ方向に思わぬ力を感じ耐えきれませんでした。こちらの体力も落ちているのかもしれません。少し筋トレです。さて、昨日アップしたTBSニュースのネットの“侮辱”に初の刑事罰、匿名ブログに差別的書き込みhttp://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3575337.html は、数時間で削除されたようです。ニュース動画もついていて、いいと思ったのですが、どうしたのでしょう。早すぎます。圧力でもあったのでしょうか。幸い?11時からのニュース23で、再度放送していました。ぼかしのところは、少年の実名でしょう。なんともひどいヘイトブログですね。整形を成形と誤字も見えます。こういうのを見るとふぁみり~某のこのコメントを思い出します。>ギャハハハハハハハ・・・・ やっぱり書いてきたよ~~~馬鹿で~~~.。 >さあちゃんと止めれるかな~~ 「待て!!」・・・「お座り!!」・・・ はい「おあずけ~~~」 ワンワンワオ~~ン・・・ おっと犬に失礼だね・・・、犬はあなたみたいな下衆じゃないものね、 まあちゃんと終れるかもしれないしサヨナラ言っておくね、じゃね、「下衆じじい」 >ギャハハハハ・・・ 自分で書いた文章が読めないのは老眼かい? それとも書いた瞬間忘れる痴呆症でしょうか?、 専門医に見てもらった方が良いんじゃないですか? >ギャハハハハハハハ・・・・ やっぱり書いてきたよ~~~馬鹿で~~~ >で?、論拠に沿った反論はやっぱりできないですね、 だってアホな下衆じじいですものね、 さて今度こそ終れるかな~~ 「待てだよ待て!!」ほら「お手!!」 はい「おあずけ~~」 >引用と言ったか転載と言ったかなど問題でないと何度言ったら分かるのでしょうねこの馬鹿は・・・刑事罰を受けたヘイト男は66歳でしたが、こちらは高校生の子供がいる会社員?ネット右翼の中では、若手のようです。中高生からみたら立派なジジイですが、本人にその自覚はないようです。*すっかり有名になってしまったJCのうよくんですね。削除される前に、NHKの記事も載せておきましょう。ブログで中学生にヘイトスピーチ 侮辱罪で60代男に略式命令2019年1月16日 18時05分IT・ネットインターネットのブログで、在日コリアンの川崎市の男子中学生に対して民族差別をあおるヘイトスピーチの書き込みをしたとして、60代の男が侮辱罪に問われ略式命令を受けたことがわかりました。弁護士によりますと、インターネット上の匿名のヘイトスピーチが侮辱罪で処罰されるのは、初めてとみられるということです。これは、16日に男子生徒の代理人の弁護士が会見を開いて明らかにしました。 それによりますと、去年1月、川崎市に住む当時中学3年生だった在日コリアンの男子生徒は、みずからの活動が新聞記事で取り上げられたあとから、インターネット上のブログでヘイトスピーチの被害を受けました。 弁護士がプロバイダーに発信者の情報を開示するよう求めるとともに、警察に告訴したところ、大分市の60代の男が書き込みを行ったとして、侮辱罪に問われました。 その後、去年12月に川崎簡易裁判所が科料9000円の略式命令を出したということです。 弁護士によりますと、インターネット上のヘイトスピーチが侮辱罪として処罰されるのは初めてだとみられるということです。 会見を開いた師岡康子弁護士は「ネット上のヘイトスピーチに対して刑事処分がなされることは非常に意義がある。しかし、ヘイトスピーチそのものを処罰する法律はなく、今後は法整備をしていく必要があると思います」と話していました。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190116/k10011779911000.html
2019.01.18
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創作雑煮のオンパレードですね。容器があの白い発泡スチロールでなくて良かったです。昨年は看板娘でしたが、今年は実行委員長が女性ということで、看板漢(おとこ)コンテストです。昨年の看板娘優勝者は、今年は審査員です。初釜茶会や仏前結婚式(商店街練り歩き)なども行われました。パンフには結婚式に雑煮を食べるとありました。まあまあのお天気でよかったです。
2019.01.17
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人出は2万人を下らないイベントです。市内からの参加は3割ほどです。シャトルバスを走らせて、パーク&ライドで対応です。食イベントなのでごみ対策も大切です。当初より環境配慮型イベントを目指して、リサイクル可能な内フィルムを剥がすタイプの容器を使用し、割り箸の木チップ化・残飯の堆肥化など行い、ゴミの縮減に努めています。(HP) この丸ごとカニ雑煮のお店はこちらでした。コスパありと思うのは、都会の人ですね。意外と人気がなかったです。インドですね。こちらも雑煮です。鯛の入った雑炊です。食べてみタイ!価格設定は、300~600円です。2倍の格差?1杯500円が多かったです。合戦の結果は、次の通りでした。征夷大将軍(優勝):サトウ食品 ネギ推し!牛もつ あったか味噌雑煮第2位:村上商工会議所青年部 村上めっちゃんこ雑煮第3位:さざ波 蟹かに雑煮/牛すじスープ雑煮武庸賞(たけつね賞)※新発田ゆかりの堀部安兵衛生誕月「5月」にちなんで第5位:十日町商工会議所青年部 妻有ポークのローストポークと十日町やさいの雑煮いろいろなお雑煮がありました。お餅が入っていればOKということなので、私もトライしてみました。にんにくと鷹の爪を炒めて、ベーコンとホールトマト、白ワインを加えて加熱、ほうれん草をそえてイタリア風になんちゃって。濃いソースなのでお餅二つはいけます。
2019.01.17
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ネットの“侮辱”に初の刑事罰、匿名ブログに差別的書き込みインターネット上で侮辱する「ヘイトスピーチ」に初めて刑事罰です。在日韓国・朝鮮人への差別的な書き込みをして、15歳の少年を侮辱した罪に問われた男性に対し、裁判所は科料9000円の有罪判決を言い渡しました。インターネット上に公開された憎悪に満ちた言葉の数々。匿名のブログに綴られたものです。在日韓国・朝鮮人に向けた差別を煽る言葉=ヘイトスピーチが書かれ、15歳の少年の実名をあげ、激しく攻撃するものもありました。「(少年は)自分はどう思われてしまうのだろうと、これは一生消えないんじゃないかという、そういう苦痛を味わっています」(少年の代理人 師岡康子弁護士)弁護士によりますと、神奈川県内に住む少年は、去年、実名で取材に応じ、人種差別に反対する考えを述べました。しかし、それを逆手に、ブログに実名を晒されたのです。「ブログに書かれた酷いヘイトスピーチを見たときの恐怖やショックを忘れることはできません」(少年のコメント 当時15歳)少年はブログの運営会社に書き込みをした人物を明らかにするよう仮処分を申し立て、人物を特定。刑事告訴に踏み切ります。書き込んだのは、全く面識の無い大分市内に住む66歳の男性でした。「あのブログは日記のつもりだった」(書き込みをした男性 捜査に対して) 関係者によりますと、男性は取り調べに自分の書き込みと認めた上で、「少年個人を狙ったものではない」などと、弁解したといいます。川崎簡易裁判所は、先月、書き込みは少年に対する“侮辱行為”にあたると認め、科料9000円の有罪判決を言い渡しました。私たちは男性に話を聞こうと自宅を訪ねました。男性はブログについて「関係ない」と述べて、取材を拒否。その後、サングラスとマスクで顔を覆い、口を開くことはありませんでした。 「今でもインターネット上には酷いヘイトスピーチが野放しにされています。国がルールを作って安心してインターネットを利用できる環境が整うことを願います」(少年のコメント)http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3575337.htmlNHKもこのニュースを報じています。会見を開いた師岡康子弁護士は「ネット上のヘイトスピーチに対して刑事処分がなされることは非常に意義がある。しかし、ヘイトスピーチそのものを処罰する法律はなく、今後は法整備をしていく必要があると思います」と話していました。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190116/k10011779911000.html TBSはこの卑劣なヘイト男を追及しようと自宅に取材に行っています。闇から撃っているつもりが正体がばれて、逃げ回っていました。それにしても66歳とは。きっとヘイト動画を見続けて影響されたのでしょう。さて、ネット右翼の星ことふぁみり~某は、このヘイト男とは違って自分のブログは汚さずです。もっぱらよそ様のブログを使って、死ね死ねコメントや汚染語、差別語のオンパレードです。 たとえ少額でも刑事罰はきついでしょうね。立派な前科一犯です。参考:科料日本の科料は1,000円以上1万円未満(つまり9,999円以下)の金銭を強制的に徴収する財産刑である。日本の現行刑法における主刑では最も軽い刑罰で、軽微な犯罪に対して科される。罰金と類似しているが、罰金は原則として1万円以上である。 検察庁保管の前科調書に記載され前科となる。検察から市町村への通知はなく、市町村役場の犯罪人名簿には記載されない。 法定刑に科料がある主な罪· 暴行罪 (刑法208条)· 侮辱罪 (刑法231条)· 遺失物等横領罪 (刑法254条)· 道路交通法第121条違反の罪· 軽犯罪法違反の罪その他、各種法令の軽微な違反に対する罰則規定に多い。 (ウィキ) PS:TBSの方は早くも削除されたようです。早いですね。
2019.01.17
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新潟県、放射性汚泥を処理へ 東電に30億円請求方針 新潟県は8日、東京電力福島第1原子力発電所事故後に新潟県内で発生した放射性物質を含む汚泥について、県が処理すると発表した。県が保管する約6万トンの汚泥が対象で、処理費用は30億円程度を見込む。費用は東京電力ホールディングスに全額負担を求める。2012年から東電側に引き取りを要請してきた汚泥問題だが、今回の決定でようやく解決に向け一歩前進した格好だ。放射性汚泥を巡っては、泉田裕彦元知事がわずかでも放射性物質が検出されれば保管するという対応を決め、12年から東電に引き取りを要請し続けてきた。18年12月27日、東電新潟本社の橘田昌哉代表が「廃棄物処理の資格がなく、法規制の課題がクリアできない」とし、引き取りは困難と最終的に県に回答していた。花角英世知事は8日の記者会見で「東電側の回答に時間がかかったことは大変遺憾」としたうえで「汚泥の保管容量の限界が近づいており、住民の不安も大きい。東電に引き取り要請を続けるのは現実的ではないので県で処分する」と明らかにした。新潟県は現在、新潟臨海工業用水道(新潟市)と上越工業用水道(上越市)で約6万トンの汚泥を保管している。年間5000トンが新たに発生しており、保管可能な容量は残り1年程度だった。汚泥の処理は新潟臨海工業用水道の東港物流団地にある汚泥から着手する。県は2月に公表する19年度予算で、処分に関する費用を計上する。予算の成立後、処理を委託する業者を入札で決める予定だ。県企業局は「できるだけ早く処理したい」としているが、処理開始の時期は委託先によって異なるとし明言しなかった。東電は今回の新潟県の決定を受け「原子力損害賠償法に基づいて対応していく」とコメント。全額負担に関しては、橘田代表が昨年12月に「福島の事故に起因した(放射性物質を含む)汚泥の処理に応じる」と述べるにとどまっている。全額負担に応じるかは現時点で未定で、県からの詳細な要請を見て判断する考えだ。15日には花角知事と東電の小早川智明社長が面会する。新年のあいさつとしているが、汚泥問題に関しても触れるとみられる。処分時期や費用負担など不透明な面も多く、最終的な解決に向け今後東電と県側の協議が本格化しそうだ。新潟県は約6万トンの放射性汚泥を保管している(保管場所の一つである新潟市の笹山浄水場) 日経新聞 2019-1-8県の引取り要請から回答まで、なんと6年です。しかも、「廃棄物処理の資格がなく、法規制の課題がクリアできない」です。6年もあれば、資格も取れて十分対応できたでしょう。あるいは、資格のある会社に業務委託できないのでしょうか。なんとも不誠実な対応です。田舎もんと思って、侮っているのでしょう。東電は新潟本社なるものを作って体裁を整え、首都圏では放送できないような原発安全CMを恥ずかしげもなくたれ流しています。福島でもこのCMを流してみたらどうでしょう。県の対応も?です。6年間も東電の誠意を信じていたのでしょうか。なんともナイーブです。それとも、何か弱みを握られているのでしょうか。これでは、事故が起こっても迅速な対応など期待できそうもありません。柏崎刈羽原発の再稼働などやめての、廃炉を推進すべきです。当該原発の燃料プールには8割ものスペースに使用済み燃料がたまっています。あと2割で満杯です。危険だといって柏崎市は課税したいとのことです。原発におんぶにだっこ、なんともがめつい自治体ですね。地震でプールが破損すれば街は壊滅でしょう。やはり、カネよりは使用済み燃料の移設を求めるべきでしょう。持って行く先はある?柏崎よりももっと貧しい地域に持ち込まれることでしょう。つけはいつも過疎や貧困地域に押し付けられます。それとも柏崎市が財政破綻して過疎になる?思い切って東京に持って行くなんていかが。いずれにしても、原発は一部の人を潤しても多くの人々を幸福にしませんね。孫子の代の先の先までお荷物です。
2019.01.16
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原発和解 打ち切り相次ぐ原発事故被災者の状況に驚くとともに、傲慢な姿勢の東京電力に怒りを感じました。加害者の東電が拒否とはどういうことでしょう。第2社会面に具体的に記されていました。「被害者は置き去り」 東電に6回拒否された浪江町民原発事故の損害賠償を巡る住民の集団申し立てで、東京電力が国の原子力損害賠償紛争解決センター(原発ADR)が示した和解案を拒否し続けている。拒否を受け、センターは昨年以降、和解手続きを打ち切っているが、東電が和解の成否を決定する事態に、住民は「理不尽だ」と非難している。福島第一原発から約47キロ離れた福島県相馬市玉野地区。139世帯419人は2014年10月、センターに和解の仲介を申し立てた。山里を開墾した集落で、家庭菜園や酪農が盛んで自然と共生する生活が定着していた。しかし原発事故で一変。幼い子どもと暮らす家族の多くは自主避難し、地域の小中学校は17年春、閉校した。センターは昨年10月、国の指針だった1人8万円に、最大20万円を上乗せする和解案を示した。不満もあったが、住民側は早く解決したいと和解に応じることを決めた。しかし、東電は和解案を拒否。今も和解手続きが進められているが、東電が受け入れる可能性は低く、センターは手続きを打ち切ることになりそうだ。代表の伊藤一郎さん(70)は「(国の和解案を)悪いことをした側が判断するのはおかしい」と反発する。玉野地区弁護団の平岡路子弁護士は「本来は被災者が和解案を受け入れるか判断する立場なのに、東電が和解手続きを左右している。原発事故から8年近くになり、世間の関心が薄れ、東電が拒否しやすい環境も生まれている」と批判する。福島県浪江町民の集団申し立ては東電が和解案を6回拒否し、昨年4月に手続きが打ち切られた。住民109人は昨年11月、東電を相手取り、損害賠償の支払いを求めて福島地裁に提訴した。原告団長で元町議の鈴木正一さん(68)は「申し立てから5年以上になる。加害者である東電に和解案の拒否は許されないはずだ」と憤る。鈴木さんは原発事故の混乱の中、避難し、慣れない生活を送った町民の苦しみを償ってほしいという思いから集団申し立てに加わった。「金の問題じゃない。東電は事故を起こし、国は原発政策を進めた責任を、認めてほしいだけだ」また、町民の高齢化が進み、申し立てをした約1万6千人のうち、町の推計では昨年末までに950人が亡くなった。鈴木さんは「俺だっていつまで生きているか分からない。原発ADRは早期解決につながらず、被害者は置き去りだ。この理不尽をいつまで強いられるのか」と話した。(飯沼優仁、奥村輝)国の指針と住民の要求の迅速な調整のための原発ADRの和解案ですが、東電は拒否し続けています。ほとぼりが冷めたら事故を起こしたことなど他人事なのでしょうか。それとも、住民があきらめたり亡くなったりするのを待っているのでしょうか。原発立地やその周辺の住民は、この傲慢な姿勢をしっかり見据えてほしいですね。再稼働なんてもってのほかでしょう。
2019.01.16
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43店ですからバス通りも交通止めにして、出店しています。カニが目立ちます。行列で最後尾は30分待ちだそうです。そんなに待てません。ほかのお雑煮を食べながら並ぶ人もいます。12時なのにすでに完売のお店も。ここは追加して700杯です。海のフォアグラ、東京でならいいコピーですが。若い美女にひかれて?いえ、行列してなかったからです。600円は高い?中にもたくさんあん肝が入っていました。ブログ用に2個サービスしてもらいました。お子様向けのパフォーマンスです。うまいもんですね。とりあえず腹ごしらえしたので、他ものぞきます。
2019.01.16
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2012年の英国映画。ポップスやロックを歌う合唱団を舞台に、テレンス・スタンプとヴァネッサ・レッドグレイヴ演じる一組の老夫婦とその家族や仲間たちを描くストーリー。主演俳優ふたりの名前にひかれて観ました。公開時は、73歳と75歳です。英国の性格俳優と名女優です。ふたりとも立派な老人ですが、ともにひと癖もふた癖もありそうです。ストーリー:ロンドン。72歳のアーサーは無口な頑固者として有名で、修理工の息子にも冷たい。最愛の妻マリオンにだけ笑顔を見せる。病弱だが陽気なマリオンの趣味はロックやポップに挑戦する合唱団「年金ズ」(OAPZ=Old Age Pensioners)に通うことだ。「年金ズ」に国際コンクール予選に出場するチャンスがくるが、マリオンはガン再発を告知され、延命の化学療法よりは「ポテトフライとアイス」を楽しむ方がいいといわれる。合唱団は励ましにきて「サンシャイン」を家の前で歌ってくれるが、アーサーは怒鳴ってしまう。謝罪やマリオンの送迎で合唱団に通う。オーディションの日に、「年金ズ」は明るくセックスを題材とした「Let's Talk About Sex」などを歌い、マリオンはシンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」をソロで歌う。その後、いきなり亡くなってしまい、アーサーは動揺から息子に会いたくないと伝える。 雨の中、美人音楽教師エリザベスが男に振られたといってやって来る。「恋愛を続けることが絶望的に下手」と泣くのに対して、マリオンが世の中に必ず相手がいるといって結婚した話で慰める。歌声を誉められて本選でソロを歌うことにするが、バスに乗って来ない。会場に姿を現すが、「年金ズ」は規格外とされて出場できない。帰りのバスでアーサーが怒り、みんなで勝手にステージに上がる。ソロの曲をなかなか歌い出せなかったが、息子が連れて来た孫の声に押されて、ビリー・ジョエルの「眠りつく君へ(英語版)」を歌い始める。合唱コンクール本番で歌われたのは、The B-52'sの『ラブシャック』でした。 コンテストのシーンはそんな盛り上がるわけでもなく、結果発表も間接的ですから「アンコール!!」という邦題はどうかなと思いました。老夫婦の喧嘩、妻に先立たれた男の孤独、父と息子の確執、孫娘とのふれあいと見どころがたくさんでしたが、やはり主役二人がおのおの歌うシーンが良かったです。じわじわと感動を呼び起こす歌いっぷりでした。映画『アンコール!!』予告編https://www.youtube.com/watch?v=cZT3dHM04Ao Cyndi Lauper - True Colors (Video)https://www.youtube.com/watch?v=LPn0KFlbqX8【聴いたことある名曲】シンディローパー True Colors 和訳 歌詞付き Cyndi Lauper with English and Japanese lyricshttps://www.youtube.com/watch?v=3BbdUTnnNII
2019.01.15
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街中のポスターに世界一とありました。全国でもあまりない催しなので、たぶんそうなのでしょう。全国各地の伝統的な雑煮や趣向を凝らした創作雑煮が43店舗出店し、地元の伝統的な具沢山雑煮「新発田雑煮」と日本一の雑煮を競うというまちおこしイベントです。11時半ごろ行ったらすでに行列が出来ていました。いつもは市役所の駐車場です。かつてはお城の広場やカルチャーセンターでやっていたこともあったようです。この日は、時折晴れ間が見える曇り空でした。雪国らしくていい?順に見て回りました。地元農協のオーソドックスなお雑煮ですね。こちらはデザート系?ですね。派手なディスプレイです。期せずして札束が映っていました。市内の売店で、常時売っているそうです。こちらは地元のテレビクルーですね。当日、東京のNHK関東甲信越のローカルニュースでも放送されたそうです。第一位はどれでしょう。昨年の市長選よりも投票率は高そうです。続きます。
2019.01.15
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「不正確」発言、放送は妥当か 辺野古工事、首相「サンゴは移している」2019年1月12日 朝日新聞米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画をめぐって安倍晋三首相が「土砂投入にあたりサンゴは移している」と述べ、不正確な説明をしたと批判されている問題で、発言を放送したNHKの姿勢も問題視する声が出ている。NHKの対応は妥当だったのか。 ■地元紙「NHK、事前収録そのまま流した」安倍首相の発言があったのは6日午前放送の「日曜討論」。事前収録で、首相はNHKの伊藤雅之解説副委員長と差し向かいで30分ほど質問に答えた。この際、普天間飛行場の辺野古への移設計画で「沖縄県民の理解をどう得ていくか」と問われ、安倍首相は「(辺野古沿岸部へ)土砂を投入していくにあたって、あそこのサンゴは移している」などと述べた。その後、伊藤氏はこの発言には触れず、通常国会についての質問に移った。翌7日、沖縄県の玉城デニー知事はサンゴ発言について「現実はそうなっておりません」とツイッターで反論。県は移植対象のサンゴを全て移してからの着工を求めているのに、政府はごく一部を移植しただけで工事を進めていると反発を強める県などは、不正確な発言だと主張している。地元紙の琉球新報は9日付の社説で「事前収録インタビューであるにもかかわらず、間違いとの指摘も批判もないまま公共の電波でそのまま流された。いったん放映されると訂正や取り消しをしても影響は残る。放送前に事実を確認し適切に対応すべきだったのではないか」などと書き、発言を放送したNHKにも批判の矛先を向けた。NHKの山内昌彦・編成局計画管理部長は10日の定例会見で「報道機関として自主的な編集判断に基づいて放送しておりますので、必要に応じてきちんと判断して対応している」と説明。「番組内で行った政治家の発言についてNHKとしてお答えする立場にはございません。事実と異なるかどうかという他社の報道についてもNHKとしてコメントする立場にはございません」と述べた。朝日新聞が11日、放送時に首相の発言の正確性についてどう認識していたのか尋ねると、NHK広報局は「個別の編集判断や、取材・制作の過程に関することはお答えしていません」と答えた。 ■識者、落ち度を指摘政治とメディアの関係に詳しい逢坂巌・駒沢大准教授は、「一国の首相が沖縄問題でどんな発言をしたか『歴史的事実』として残す意味では、放送した判断は間違っていない」とみる。ただ、落ち度もあったと指摘する。「番組内で聞き役を務めた解説副委員長が、即座に首相に対し『どこのサンゴをどこに移したのか』などと問いただし、首相の発言の真意をさらに掘り下げるべきだった」NHKが「事実をゆがめたり、誤解を招いたりする放送は行いません」との行動指針を自ら定めていることから、県民を代表する知事や地元紙から疑義が出た以上、「発言を放送してフォローもしないままでは、視聴者に対して誠実とは言えない。自ら定めた基準に従い、放送後に別の番組などで事実を検証する必要があるだろう」とも逢坂さんは話す。そもそも安倍首相の発言があいまいだったことが問題の本質であることも忘れるべきではないという。「首相の一言には重みがある。事実誤認が疑われた時点で、甘いと言われても仕方ないだろう」と逢坂さんは言う。NHKだけの問題に矮小(わいしょう)化すべきではないと指摘するのは専修大学の山田健太教授(言論法)だ。「沖縄のメディアに比べて、在京メディアの反応が鈍いのが気になる。首相の発言について報道機関が事実関係を確認しないのはありえないことだ。印象操作に加担しているといわれても仕方がない事態だ」(河村能宏、鈴木友里子) Media Times(メディアタイムズ)昨夜から始まったTBSの「グッドワイフ」では、武田鉄矢さんが寄せられた情報はちゃんと裏撮りして放送していると法廷で述べていました。NHKは事前収録の安倍首相の発言をそのまま流し、結果的にはフェイクニュースを放送してしまったようなものでしょう。安倍首相お得意の「それは印象操作だ」です。武田さんは法廷で、裏撮りしてない事実を暴かれましたが、NHKは、お答えする立場やコメントする立場にないと居直る始末です。辺野古の埋め立てに関しては自局で報道していますから間違いを知らなかったということはないでしょう。どうしてもこの個所をカットや変えたくないというのであれば、放送時に字幕で誤りを指摘すればよかったでしょう。NHKが「立場」を強調するならば、視聴者としても「安倍様のNHKには支払いたくない旨の立場」に立たざるを得ないでしょう。自動振替をやめて、支払いを「保留」したり、集金人にクレームを述べるという手もあります。NHKは早急に検証番組を放送すべきでしょう。
2019.01.14
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新年第一弾(といってもBSテレ東は12日放送)は、黒田清輝の智・感・情でした。ここは、無料なので何度も観に行きました。村上隆が、パロディいやリメイクしたとあって注目の作品だそうです。オマージュ(hommage)だそうです。制作当時は琳派の絵を思わせる金箔金泥の背景、赤い輪郭線と日本画の技法を取り入れていました。当時日本人は6頭身でしたが、作品は西洋人風の7.5頭身。番組では、ダビンチの絵と比較して、紹介していました。デッサン重視の美術教育など、黒田の美術教育における功績の紹介も。鶯谷駅から寛永寺を通るルートは知りませんでした。2019年1月2日(水)~2019年1月14日(月) 2019年3月25日(月)~ 2019年4月7日(日) (「智・感・情」や「湖畔」などの代表作を鑑賞できる特別室) 黒田は、薩摩の出身です。NHKの大河ドラマも、西郷ではなく黒田を取り上げる日がいつか来るでしょうか。
2019.01.14
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この宝島社の広告は、朝日新聞だけでした。他紙は?「敵は、嘘。」 読売新聞全国版 朝刊・日刊ゲンダイ全国版 1月7日掲載ほかの新聞はスルーです。いろいろな人がいろいろな嘘をついている。子供の頃から『嘘をつくな』と言われてきたのに嘘をついている。陰謀も隠蔽も改ざんも粉飾も、つまりは嘘。これほど嘘が蔓延した時代があっただろうか。嘘をつくと表情に表れてわかりやすいのは安倍首相ですが、その対極にあるのが官僚でしょう。昨年「活躍した」あの方のニュースがネットに載っていました。元審議官にしては、小さな会社ですが、当面の腰掛、あるいは隠れ蓑でしょうか。加計問題で安倍首相を守った元秘書官、東芝関連会社に天下り 2019/01/11 1月末の通常国会開会を前に、霞が関は慌ただしく動き出している。しかし、そこに“昨年の主役”はいない。経産省出身で第2次安倍政権の総理秘書官を長く務めた柳瀬唯夫氏だ。加計学園問題では愛媛県職員と首相官邸で面会。「本件は首相案件」と発言した記録が出て国会へ参考人招致されるも、「記憶の限りでは会ってない」と言い逃れして話題となった。昨年、経産省ナンバー2の経産審議官を退任して霞が関を去った柳瀬氏が12月1日、ある会社の非常勤取締役に“再就職”したという。その会社は、東芝クライアントソリューションという東芝の関連会社である。国内外のパソコン開発を手がける同社は、もとは東芝の100%子会社だったが、昨年10月にシャープに買収され、東芝の出資比率は20%に下がった。そして柳瀬氏が着任して2日後の12月3日、社名を年始から「ダイナブック」に変更することが発表された。この一連の流れが、経産省内で物議を醸している。「加計学園問題で有名になった柳瀬氏ですが、経産省内では“原発推進派のエース”と知られていた。だからこそ、原発を手がける東芝の関連会社に再就職することになったのでしょうが、あまりにも分かりやすい構図です。彼は2004年にエネ庁(資源エネルギー庁、経産省の外局)の原子力政策課長になり、政府、財界を巻き込んだ『原子力ルネッサンス』構想を打ち出しました。原発輸出による“原子力外交”を進めたことで、政権から重用されるようになった。その後、震災が起きて原子力政策が見直しされてからも、安倍政権で原発輸出モデルが変わらなかったのは、柳瀬氏あってこそです」(経産省関係者)柳瀬氏と東芝とは切っても切れない関係にある。「柳瀬氏は東芝のアメリカの原発メーカー、ウェスチングハウス買収を後押しし、同社を原発中心に転換させた張本人です。ウェスチングハウスの破綻が東芝の経営危機を招いたことを考えれば、その責任は柳瀬氏にもあるはず。それが東芝の関連会社に再就職するなんて……省内では驚きが広がっています」(同前)柳瀬氏が入った直後に社名から「東芝」の文字が消えたことも、奇妙なタイミングだ。一方で東芝製パソコンの代名詞である「ダイナブック」を社名に掲げたことは“露骨”にも映る。元文部官僚の寺脇研・京都造形芸術大学教授は、別の問題点を指摘する。「柳瀬氏ほどの大物官僚ならば、会社から誘いが来たのでしょうから、天下り規制にはかからない。ただし、東芝は経産省が事実上救済した企業で、売却先のシャープにしても、経産省が救済に尽力した経緯がある。企業側からすれば、恩義のある官僚を受け入れたことは単なる再就職でなく、御礼も含めた“天下り”だと見るべきでしょう」ダイナブックは「(経緯については)お答えできない」(広報担当)とのことだった。加計問題での木で鼻を括った国会答弁で安倍首相を“守った”とされ、いまだ信任厚いという柳瀬氏。まさか、この再就職も“首相案件”というわけではあるまいが。※週刊ポスト2019年1月18・25日号新年早々嫌な話です。あの佐川はどうしているのでしょう。セクハラの福田は?そういえば、こんな映画の題名もありました。悪い奴ほどよく眠る 黒澤明監督 1960年
2019.01.13
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俳句を題材にした記事の翌日7日の新聞には、2面にわたって嘘つきは、戦争の始まり。とのコピーが載っていました。「イラクが油田の油を海に流した」その証拠とされ、湾岸戦争本格化のきっかけとなった一枚の写真。しかしその真偽はいまだ定かではない。ポーランド侵攻もトンキン湾事件も、嘘から始まったと言われている。陰謀も隠蔽も暗殺も、つまりは、嘘。そして今、多くの指導者たちが平然と嘘をついている。この負の連鎖はきっと私たちをとんでもない場所へ連れてゆく。今、人類が戦うべき相手は、原発よりウィルスより温暖化より、嘘である。嘘に慣れるな、嘘を止めろ。今年、嘘をやっつけろ。強烈なメッセージです。広告主は、おなじみの宝島社です。制作は過労自殺死の電通です。【広告意図】 今回の企業広告のテーマは「嘘」です。 気がつくと、世界中に嘘が蔓延しています。 連日メディアを賑わしている隠蔽、陰謀、収賄、改ざん…。 それらはすべて、つまりは嘘です。 それを伝えるニュースでさえ、フェイクニュースが飛び交い、 何が真実なのか見えにくい時代になってしまいました。 人々は、次から次に出てくる嘘に慣れてしまい、怒ることを忘れているように見えます。 いまを生きる人々に、嘘についてあらためて考えてほしい。 そして、嘘に立ち向かってほしい。 そんな思いをこめて制作しました。確かに、嘘になれ怒ることを忘れていませんか。それは、やがて不正を許し戦争につながるかもしれません。もりかけ事件を見れば、嘘つきは泥棒のはじまりも死語ではありません。税金泥棒、行政の私物化です。国会に呼ばれた人は、真実を述べてほしいものです。現在外遊中の安倍首相、正月休みは加計とはできないので、身内でゴルフをしたり話題の「歴史書」を読んで過ごしたようです。報じられた英国でのシー・シェパードの一件を見ると、英語の勉強をした方がよかったのかもしれません。続きます。
2019.01.13
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劇場公開時(1973年)も含めて何回か見ているので見るつもりはなかったのですが、最初の5分くらい見たら、結局最後まで見てしまいました。やっぱり、スリリングな面白い映画です。ドゴールフランス大統領暗殺を請け負った1匹狼の殺し屋ジャッカルと、これを阻止せよとフランス警察の全権を委任された警視ルベルの戦いを描いたフレデリック・フォーサイスのベストセラー小説「ジャッカルの日」の映画化。小説が1971年出版ですから、ずいぶん早い映画化です。それだけ魅力的なストーリーだったのでしょう。あらすじ: 1962年8月26日ペティ・クラマール郊外で、エリゼ宮殿からパリ近くの空港へ向かうドゴール大統領を乗せた車が、待ち伏せていた軽機銃で武装した1隊の襲撃をうけた。奇跡的に大統領は無事だった。すでに大統領暗殺は6回も計画されており、首謀者ジャン・マリエ・タリー中佐が銃殺刑に処せられた。全てが、アルジェリアからのフランス撤退政策をとったドゴールに反対する秘密組織OASの仕業だったが、63年に入ると政府側のしめつけが激しくなりOASは動きが取れなくなった。国外に逃れたOASの指導者ロダン大佐(エリック・ポーター)は残された最後の手段として、外国人で、しかも当局には顔も名前も知られていない殺し屋を雇う事にした。3カ月後、その条件にぴったりの男を見つけだした。その男の暗号名はジャッカル(エドワード・フォックス)。契約金は50万ドルだった。その金を用意するためにOASはフランス各地で銀行強盗を決行した。しかし、その突然のテロ行為はフランス当局を警戒させるもととなった。やがてロダン大佐の護衛の1人ウォレンスキー(ジャン・マルタン)がフランス側につかまり、拷問にかけられた。彼はしゃべらずに死んだがその断片的な言葉からフランス警察が動きだした。その頃、ジャッカルの準備も着々と進んでいた。身分証明書を偽造し、精巧な狙撃銃を作らせフランス国内に潜入した。ウォレンスキーの断片的な自白は、大統領を守る立場にある大臣(アラン・バデル)を緊張させた。政府首脳陣が召集された会議の結果、警察のルベル警視(ミシェル・ロンスダール)と補佐のキャロン(デレク・ジャコビ)に全権が委任され、捜査が開始された。彼らの必死の活動が続き、ジャッカルに今1歩と迫ったが、殺し屋の動物的なカンのために逮捕には至らなかった。ジャッカルがドゴールの横顔に銃の照準を会わせる前に2人の犠牲者が出た。ジャッカルとホテルで知り合い1晩ベッドを共にしたコレット夫人(デリフィーヌ・セイリグ)と、ジャッカルに肉体的魅力を感じて近づいたホモのベルナール(アントン・ロジャース)だ。その間にもルベルとキャロンの捜査網は次第にせばまったがどうしても彼を捕らえることはできなかった。1963年8月25日、解放記念日。厳重な警備を巧みにすり抜けたジャッカルは、ドゴールが立つはずの広場を見下ろすアパートの最上回の1室で、狙撃銃を組立てていた。一方、この日まで、ジャッカルを捕らえる事のできなかったルベルは、周囲を警備する隊員から、1人の年老いた傷痍軍人がアパートに入った事を聞きだした。やがてドゴールが到着し、式典は予定通り始まった。窓からドゴールの横顔を狙うジャッカル。発砲。だが、ドゴールの頭が1瞬動き、弾は外れた。2発目を込めようとした時、警備員を伴ったルベルが部屋に飛び込んできた。ジャッカルがふり返り軽機銃を持った警備員を射殺した。ジャッカルが次の弾丸を込める間、軽機銃を奪ったルベルが、ジャッカルめがけて引き金を引いた。ジャッカルは壁にたたきつけられ息絶えた。外の広場では何事もなかったかのように式典が続けられていた。(KINENOTE)ジャッカルvsルベルですが、何度見ても私はジャッカルの方に感情移入してしまいます。銃弾が外れた時も残念と思ってしまいます。さえない風貌ですが、アナログ的な捜査手法でじわじわと攻めなかなか手ごわいです。ニースの場面ではホテルネグレスコが出てきたり、アバンジュールのお相手はモンペリエ男爵夫人と田舎の映画館で最初に見た時には、大人になってそんな場所を訪れるなんて夢にも思わなかったです。ジャッカルが夫人を殺害した後パリ行きの列車に乗るチュール(Tulle)は、訪れたことはありません。フレッド・ジンネマンがこのあと撮ったジュリア(1977年)も忘れがたい映画でした。いっしょに観に行った女性とは、ずっと年賀状のやり取りをしています。予告編です。Trailer The Day of the Jackalhttps://www.youtube.com/watch?v=h6xMnTPEzPo THE DAY OF THE JACKAL (Tribute)https://www.youtube.com/watch?v=rXaEK1arVLoこちらは、コートジボアールのドライブシーン。かっこいい車(アルファロメオ・ジュリエッタスパイダー)ですね。我々は、列車でフランスからイタリアへです。 The Real DAY OF THE JACKAL: Arrival Part I of II.https://www.youtube.com/watch?v=3KF6N39LAK8 https://www.youtube.com/watch?v=hCoZBx8c0oYメモ:フレッド・ジンネマン監督で見た作品 真昼の決闘(1952年) 地上より永遠に (1953年) オクラホマ! (1955年) 老人と海 (1958年) 尼僧物語 (1959年) 日曜日には鼠を殺せ(1964年) わが命つきるとも (1966年)
2019.01.12
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続きです。大げさな話ではない。職場や地域など日常の中での「空気」の圧力は誰にも経験のあることだろう。政治色を嗅ぎとられる意見や表現は、近年とみに息苦しさが増している。メディアもまた自己規制という「檻」を内部に抱えている。NHKの自己規制ぶりは言うに及ばず、テレビ朝日もここにきてずいぶんおかしくなっているように思います。ぶれていないのは、TBSの報道特集くらいなものでしょうか。リテラが、恒例の御用ジャーナリスト大賞を発表しています。新年特別企画◎安倍政権御用ジャーナリスト大賞安倍サマをかばいまくった御用ジャーナリスト大賞発表! 10位から6位に有働由美子、立川志らくなど新顔が続々https://lite-ra.com/2019/01/post-4465.html 新年特別企画◎安倍政権御用ジャーナリスト大賞(後編)https://lite-ra.com/2019/01/post-4466.html 書き出しは、こんなです。2018年は、わずかながらに存在した「きちんと政権批判ができるジャーナリスト」たちまでもが報道番組から姿を消し、ニューカマーの安倍応援団がさらに増殖するという悲惨な1年に。よって、ランキングには安倍マンセーの古株たちに加えて、新顔も続々登場することになった。 ちなみに、毎年説明しているが、この御用ジャーナリスト大賞では、櫻井よしこや百田尚樹、小川榮太郎など、カルト極右思想のアベ友は相手にする必要なしと考え、最初から除外している。2018年版ではこの“殿堂入りメンバー”に有本香を加えたことを付記しておく。 ということで、櫻井よしこなどのカルト極右思想のアベ友は選考外だそうです。有働さんがどう変わるか楽しみですですが、日本テレビを選んだ時点でこうなることは予想されていたような気がします。第2の櫻井よしこにだけは、なってほしくないものです。
2019.01.11
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(日曜に想う)「上からの弾圧」より怖いのは 編集委員・福島申二 2019年1月6日 朝日新聞天気図に縦縞(たてじま)が並ぶとき、季節風は雪を降らせて山を越え、関東平野で空(から)っ風になる。去年の師走の一日、吹いてくる風に向かうように列車に乗って、長野県の上田市を訪ねた。関東の冬晴れが、軽井沢を過ぎるあたりから雪催(もよ)いになった。故・金子兜太さんが揮毫(きごう)して昨年2月に除幕された「俳句弾圧不忘の碑」は、冬枯れた丘の木立の中に静かに立っていた。俳句弾圧とは、時局にそむく作品をつくったとして、1940年代に治安維持法違反容疑で俳人が相次いで捕らえられた事件をいう。「不忘の碑」の説明文によれば少なくとも44人が検挙された。碑には弾圧を受けたうち17人の句が刻まれている。その一人、渡辺白泉(はくせん)は今月30日が没後50年の命日になる。白泉の名は知らなくても、この句は知っているという人は多いのではないか。 〈戦争が廊下の奥に立つてゐた〉いつしか忍び寄ってきた戦争が、気づけば暗がりにぬっと立っている。戦慄(せんりつ)的な暗喩の句は、昭和の戦争のイメージを呼び覚まして不朽である。もう一つ、応召して水兵になった横須賀海兵団時代の句も忘れがたい。 〈夏の海水兵ひとり紛失す〉海に落ちるかして水兵が行方不明になったのだろう。それを「紛失」と表すことで、人がモノのように扱われる非情さを万の言葉にも増して暗示する。去年の秋以降は、国会の審議にこの一句を思い出すことが多かった。 *外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法の改正は、粗雑と拙速をきわめる審議に終始した。新たな法には、自分がそうしろと言われたら耐えられないようなことを、他人(外国人)には求める冷ややかさが垣間見えている。たとえば「特定技能1号」という在留資格ができた。これによって、5年の技能実習を終えてさらに5年、最長で計10年日本で働くことができる。しかしその間、家族の帯同は禁じられる。あまりに酷な扱いではないだろうか。そもそも今ある技能実習制度が、安価な労働力を確保するための「悪(あ)しき仕組み」になっていないかと指摘されて久しい。低賃金や労働環境のつらさのために失踪する実習生は後を絶たない。国会審議の過程で、凍死、溺死(できし)、自殺などで3年間に69人もの実習生が死亡していたことがわかった。だが、そのことへの見解を問われた首相は「私は答えようがない」と突き放した。白泉の詠んだ「水兵ひとり紛失す」の非情さが重なるのは、このあたりの政官の姿勢だ。時は流れても、人間は絶えず非人間化される危うさの中に生きている。その真実を、兜太さんによる「不忘」の文字は伝えているように思われる。 *「不忘の碑」の隣には「檻(おり)の俳句館」という小さな建物があった。事件で検挙された白泉ら俳人の似顔絵や作品を壁に展示し、一人ずつ鉄格子を取り付けて表現や言論への弾圧を「忘れまい」と訴える趣向になっている。〈ナチの書のみ堆(うずたか)し独逸(ドイツ)語かなしむ〉は時局に便乗した当時の書店の光景であろう。今のヘイト本を想像させる。句は一本の鞭(むち)のように、作者の古家榧夫(かやお)と檻の中からこちらを見つめている。館主のマブソン青眼(せいがん)さん(50)はフランス出身の俳人で長野市に住む。兜太さんを師と仰ぎ碑の建立に尽力した。その人の言葉にはっとさせられる。「上からの弾圧だけではない。下からの弾圧がこわい。まわりの目が気になって、怖くなって、自分の自由を自分であきらめる。自分で自分の檻を作っている」大げさな話ではない。職場や地域など日常の中での「空気」の圧力は誰にも経験のあることだろう。政治色を嗅ぎとられる意見や表現は、近年とみに息苦しさが増している。メディアもまた自己規制という「檻」を内部に抱えている。碑も館も、ささやかな存在だ。しかし訪ねてみると、それらの句が過去のものではなく、今という時代と深く切り結んでいることに気づかされる。油断してはならない、という声を遠くから聞く。東京新聞からhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201802/CK2018022202000129.html 政治色を嗅ぎとられる意見や表現は、近年とみに息苦しさが増している。と、記事にあるようにブログで意見を述べると、ネット右翼からいちゃもんコメントが来ることはよくあることです。格差や貧困問題に触れると、ブログ主が薄汚い言葉でののしられるようなものもあります。当ブログでも、ふぁみり~某の死ね死ねコメントに代表されるしつこい書き込みを見かけます。差別語を平気で使う連中ですから、ここは削除ですね。まあ、害虫駆除といったところでしょうか。自分の意見は自分でブログを書いて表明すればよいと思いますが、そうはせずコメント専門の輩が多いですね。こちらは、ブログの寄生虫です。続きます。参考:渡辺白泉の俳句。1&2https://www.youtube.com/watch?v=zVdPTnmmxKw https://www.youtube.com/watch?v=lvUFKXzOQwg
2019.01.11
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美術関係でよく見るテレビ番組は、美の巨人たちと日曜美術館ですが、当地ではテレビ東京は映らないので数週間遅れのBSテレ東で見ています。たまに見るのが、BS日テレの「ぶらぶら美術・博物館」です。山田五郎さんがMCですが、おぎやはぎと女性アシスタントのおバカな話で親しみやすい作りです。まさに、ぶらぶらといった感じです。Eテレの日曜美術館とは対照的です。1月8日は、渋谷BUNKAMURAで開催中の「ロマテック・ロシア展」を取り上げていました。アンナ・カレーニナやトロイカなども知らないというおバカぶりでした。演出なのか本当なのか?たぶん後者でしょう。今回の展覧会の目玉はこちらです。 イワン・ニコラビッチ・クラムスコイ( 1837~1887)、(ロシア)「неизвестную」 1883年 75.5x99cm モスクワ の国立トレチャコフ美術館蔵英語では「Unknown」、直訳すれば「見知らぬ人(女)」や「無題」。邦題は「忘れえぬ人」です。モデルはモナ・リザ同様不明ですが、ロシアではもっぱら高級娼婦といわれていたそうです。無蓋の馬車に乗っているから?また、作者がトルストイと親交があったので、アンナ・カレーニナをイメージしたとも言われています。少しアジアの血が入っているような憂いを含んだ顔立ちが日本人好みで、10年ぶりの来日です。「忘れえぬ人」という画題もいいです。誰がつけたのか気になりますね。参考:http://www.bs4.jp/burabi/onair/294/index.html
2019.01.10
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小寒の頃降った雪もここ二三日で消えてしまいましたが、昨夜から降り始めました。といっても積雪量は10cmくらいですが。雪の重みで南天の枝が折れなければいいですが。旧市役所後の駐車場も雪原です。除雪で積まれた雪山に新雪です。こちらは、県立病院跡地のアイネス広場。向こうの建物は、特養です。敷地は十分ですね。大きな雪だるまが作れそうです。白壁兵舎は、屋根も雪化粧です。東京はもう3週間近くも雨が降らないとか、天気予報では雪マークもでたようで雪が待ち遠しいことでしょう。昔とても流行った歌です。アダモAdamo/雪が降るYuki Ga Furu(Tombe La Neige) ― 日本語盤 (1969年)https://www.youtube.com/watch?v=jzSGQxFESSAこちらのカヴァーもいいです。 雪が降る (ゆきがふる) テレサ.テン / 鄧麗君https://www.youtube.com/watch?v=4aIzNmTxDTY
2019.01.09
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「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」(The Founder)を、BSテレ東で見ました。新しい映画で、無料放送初だそうです。当地では田舎なのでケーブルテレビもなく、テレビ東京は映りませんが、BSの方は映ります。世界規模のファーストフードチェーン“マクドナルド”の創業者レイ・クロックをマイケル・キートンが演じ、巨大企業誕生の裏側を描いた2017年の米国映画です。あらすじ:1954年、アメリカ。52歳のレイ・クロック(マイケル・キートン)は、シェイクミキサーのセールスマンとして中西部を回っていた。そんなある日、ドライブインレストランから8台ものオーダーが入る。どんな店なのか興味を抱き向かうと、そこにはマック(ジョン・キャロル・リンチ)とディック(ニック・オファーマン)の兄弟が経営するハンバーガー店“マクドナルド”があった。合理的な流れ作業の“スピード・サービス・システム”や、コスト削減・高品質という革新的なコンセプトに勝機を見出したレイは、壮大なフランチャイズビジネスを思いつき、兄弟を説得、契約を交わすのだった。フランチャイズ化は次々に成功していくが、利益を追求するレイと兄弟との関係は急速に悪化。やがてレイは、自分だけのハンバーガー帝国を創るため、兄弟との全面対決へと突き進んでいく……。ビジネスマンの間では話題になった映画ですが、公開が限定的だっただけに、見ることができてラッキーです。クラブという言葉がよく出てきます。ゴルフ場にとどまらない地元の富裕層の社交場です。1950年代の米国が舞台ですが、豊かだったと思わせる世界です。映画の方は面白かったですが、一度見ればいいかなという作品です。後半は強欲が目について、見終わって嫌な感じが残りました。マクドナルドはほとんど食べませんが、ますます食べる気がしなくなりました。といっても当地にはないので、食べようと思っても無理ですが。吉祥寺には一時3軒もありました。映画の公式HPのコメントが興味深かったです。http://thefounder.jp/comment.html参考:(ウィキから)レイ・クロック(英語: Ray Kroc, 1902年10月5日 - 1984年1月14日)正式にはレイモンド・アルバート・クロック(Raymond Albert Kroc)。チェコ系ユダヤ人の両親のもとにイリノイ州シカゴ西郊のオークパークに生まれた。 高校中退後の第一次世界大戦中に15歳で救急車ドライバーの訓練を受け衛生隊に所属し、同じ衛生隊にはウォルト・ディズニーもいた。終戦後はピアニスト、紙コップのセールスマン、ジャズ演奏家、バンドメンバーなど職を転々とした。 1941年には5種類のミルクセーキを同時に作る機械「マルチミキサー」の独占販売者となり、国中を旅して周った。1954年、カリフォルニア州サンバーナーディーノで1940年に最初のマクドナルドを開いたマクドナルド兄弟と出会う。クロックは効率化された調理システムに興味を持ち、兄弟と交渉してフランチャイズ権を獲得、1955年4月にイリノイ州デスプレーンズに最初のフランチャイズ店を出店した。 1955年3月、52歳の時にマクドナルドシステム会社を設立(1960年にマクドナルドコーポレーションに社名変更)。1961年にマクドナルド兄弟から商権を270万ドルで買収、1965年に株式公開、1984年までには世界34か国で8300店舗を開いた。1955年から1968年までマクドナルド社長、1968年から1977年まで会長、1977年から1984年まで上級会長を務め、生涯で5億ドルの富を築いた。『タイム』誌の「Time 100」にも選出された。1974年にはプロ野球チームサンディエゴ・パドレスのオーナーに就任した。 1984年1月14日、長年の糖尿病により、カリフォルニア州サンディエゴで死去した。81歳。 映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』予告https://www.youtube.com/watch?v=erU-4M1VxNc ファウンダー特別映像①:スピード・サービス・システムhttps://www.youtube.com/watch?v=IWMrkz84H-0
2019.01.09
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家内は東京に「出張中」です。昨年秋にも身内に不幸があって、10日間ほど出かけました。その時も子供たちが歓待してくれたと喜んでいましたが、今度もです。ヒルトンホテルでランチ、昼トンです。今回は、妹とともに娘ふたりの女子4人でした。中国料理「王朝」で、マーブルラウンジ「ストロベリーデザート」より厳選された「いちごデザート」と点心の食べ放題をがセットになったランチをいただいたようです。私なら飲茶だけで十分ですが、やはりそこは別腹なのでしょう。それにして、送られてきた写真を見るとやっぱり東京ですね。当地の若者があこがれるのもわかります。ちなみに、大学進学者は1万人ほどですが、そのうち6割は県外の学校に進学するそうです。県は何とか流出を食い止めたいようですが、無理でしょう。私の兄弟も当時ひとつしかなかった県内の国立大学に進学したのはひとりだけで、しかも推薦入学でした。いとこの兄弟も似たようなものでした。お食事関連で面白かったのは、Eテレのドキュメンタリー番組恋するレシピ“ヘストン流” Heston’s Recipe for Romance でした。料理と人間心理――特に恋心――にはどんな関係があるのか? 英国が誇るヘストン・ブルメンタールが、“愛情を深める”究極メニューを5組のカップルに振る舞う実験に挑む。深紅のバラには秘密の食前酒が隠され、エデンの園を模したリンゴの実がなる木は、生きたヘビと一緒に運ばれてくる。色、味、音、や互いの“体臭”…五感を刺激する奇抜な料理を前に、トキメキを失くした中年夫婦やゲイのカップルが、ワクワク・ドキドキの反応。心理学者や生理学者の分析を交え、私たちが普段何気なく行っている「食べる」行為の奥深さに目を向ける。日本料理は目で楽しませるなんて言われますが、こちらは五感です。なんと痛みまで登場します。食事中鞭でたたき合う?それはありませんでしたが、写真のように生きた蛇までテーブルに運ばれて、なかなか刺激的な番組でした。カップルの中にはゲイのカップルもいて、進んでいます。2015年英国の作品です。NHKには、外国の作品をたれ流すだけではなく、和食で恋するレシピに挑戦してほしいです。5組のカップルのうちひとつは、LGBTでお願いします。PS:年始に作った野菜スープは、ベーコンを足してミディトマトを加え玉子とご飯を入れて洋風おじやに。水菜を追加して、七草粥代わりです。
2019.01.08
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毎週面白く見ていました。年末で終わりかと思ったら新年に特別版です。NHKのような総集編かと思ったら、実質的な完結編でした。録画しておいてよかったです。ブログで取り上げる人もいて、ほとんど手放しでの称賛状態です。乗せられやすい人が多いのですね。まあ、フィクションでしかもテレビドラマですから、気にすることもないのでしょうがここは?と思うこともいくつかあります。ひとつは帝国重工です。なんとも漫画チックな会社で、三菱重工も内心苦々しく思っていたのではないでしょうか。芝居もくさかったですね。ふた昔も前の役員会の風景です。テーブルの前には、パソコンモニターさえありません。通信や制御関係は三菱電機ですが、こちらは蚊帳の外でした。同社の過労死が問題になっていましたから、その方がよかったのかもしれません。だいたい、帝国とか大日本が社名についている会社はこれまで衰退してきました。帝国重工もそうならなけれよいのですが。もう一つは、農協と農業法人です。農協だけが儲かるというのが日本の農業でしょうか。農業法人を否定的に描いて、高齢化後継者不足の既存農家を持ち上げるのはどうかと思います。新潟のコメ農家は、嫌がらせするようなところばかりと思った人もいたのではと少し心配です。だいたいあの無人トラクターや無人コンバインは相当高価で、ペイするかどうかも怪しいと思って見ていました。コメの価格は自由化で下がることはあっても、大幅に上がることはないでしょう。仕事は楽になっても、コストや生産性はどうでしょう。最後に、特別編で台風の進路で映し出されたのがこれです。地名を間違えたり、位置がおかしかったりして、ロケに協力した燕市もがっかりでしょう。弥彦村はまだ合併されずに残っています。でたらめな地図からは、雑な番組しか生まれないでしょう。面白かったですが、いろいろと引っかかる番組でした。
2019.01.08
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BSシネマの藤沢周平ものは、蝉しぐれと必死剣鳥刺しでした。未見の必死剣鳥刺しを観ました。2010年7月10日(土)より全国公開 藤沢周平の時代小説「隠し剣」シリーズの中でも、現代に通じる傑作と名高い「必死剣鳥刺し」を『しゃべれども しゃべれども』の平山秀幸が映画化。剣豪であるがゆえに、過酷な運命に翻弄(ほんろう)されていく武士の心情が描かれていく。悲運の剣豪・兼見三左ェ門を演じるのは豊川悦司。三左ェ門の亡き妻のめいでありながら、彼にひそかな思いを抱く女性・里尾を池脇千鶴が演じる。観る者の心を揺さぶるし烈なクライマックスまで、目が離せない。 配給:東映(シネマトゥディ)東映映画だけあって、往年のやくざ映画のように主人公が耐えに耐えて最後に爆発です。CGではなく血糊を使ったラスト15分の殺陣を、ひさしぶりに見ました。生々しいですね。あらすじ:江戸時代。東北の海坂藩で近習頭取を努める兼見三左エ門(豊川悦司)には、決して消えることのない暗い過去があった。三年前、藩主である右京太夫(村上淳)の愛妾、連子(関めぐみ)を刺殺したのだ。当時、政治に興味を持つ連子が右京を通じて藩政に口出ししていることは周知の事実。冷酷で恣意的なその進言は悪政の元凶となっていたが、独善的な右京の存在もあり、逆らえる者はいなかった。連子の言葉ひとつで人命さえも奪われてゆく毎日。城下の空気は重苦しさを増していた。三左エ門が連子を刺殺したのはそんな時だった。最愛の妻、睦江(戸田菜穂)を病気で亡くした三左エ門にとって、それは死に場所を求めての行動だったが、下されたのは意外にも寛大な処分。一年の閉門後、再び藩主の傍に仕えることに。釈然としない想いを抱きつつも、亡き妻の姪である里尾(池脇千鶴)の献身によって、再び生きる力を取り戻してゆく。だが彼は、連子亡き後も変わらぬ窮状を目の当たりにして、日々、自問自答を続けていた。自分の行為の意味、そしてそれが藩の役に立ったのか…?そんなある日、三左エ門は中老の津田民部(岸部一徳)から、右京暗殺計画の情報を入手したと聞かされる。民部こそ、連子刺殺事件で三左エ門の斬首刑を止まらせた人物。今またこの重大事を明かしたのは、“鳥刺し”という技を持つ天心独名流の剣豪、三左エ門に対して、計画を阻止することで藩への貢献の機会を与えるためだった。そして、討つべき相手は直心流の達人、帯屋隼人正(吉川晃司)。右京太夫の従弟であり、臆することなく苦言を呈する唯一の存在だったが、今では決定的な対立が生じていた。“負の過去”と向き合う時が来たことを悟った三左エ門は、藩命に従うことを決意。自分の進む道を見極めた彼は、里尾の愛をも真正面から受け止める。やがて訪れる隼人正との決着の日。三左エ門を過酷な運命が待ち受けていた……。「御政道は病んでおる。女子(おなご)のせいで」 安倍政権ではなく海坂藩のお話です。映画も2010年です。でも、BSシネマでこの作品を見た人は、苦笑したことでしょう。権力の腐敗は、今も昔もです。東北の美しい景色が映っています。新潟県北部の笹川流れもロケ地になっていました。最後の歌と池脇の濡れ場はいりませんね。雪のお城の写真は海坂城ではありません。念のため。6日の当地です。映画『必死剣 鳥刺し』予告編https://www.youtube.com/watch?v=exbsLMuNsZo
2019.01.07
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飛行機の次は、鉄道事故です。アンストッパブル(原題: Unstoppable)は、2001年5月にオハイオ州で発生したCSX8888号暴走事故を題材に制作された1970年代風の2010年の米国パニック映画です。あらすじペンシルバニア州の操車場。ベテラン機関士のフランク・バーンズ(デンゼル・ワシントン)と若い車掌のウィル・コルソン(クリス・パイン)が初めて顔を合わせる。しかし、年齢も家庭環境も異なる2人の間には大きな溝があり、ぎこちない雰囲気のまま機関車1206号へと乗り込むことに。やがて、2人の耳に貨物列車777号がトラブルを起こしたという情報が飛び込んでくる。運転士の操作ミスにより、無人のままの777号が暴走を始めたというのだ。しかも、777号には大量の化学物質が搭載されていることが判明。操作不能に陥った777号は、一つの街を壊滅させるだけの威力を持った巨大ミサイルも同然だった。様々な手段を講じて777号を停止させようとする鉄道会社。だが、そのいずれもがことごとく失敗してしまう。777号と同じ路線を走っていたフランクは、1206号を緊急待避線にすべり込ませて間一髪で衝突を回避すると、すぐさま777号の追跡を開始。777号の最後尾に連結して、1206号のブレーキで停車させる計画だった。フランクと口論を繰り返してきたウィルは、当初その計画に反対するが、彼の機関士としての経験と直感を信じ、命懸けのその計画に同意する。警察と鉄道会社は被害を最小限に食い止めるために、777号の人為的な脱線を計画するが、これも失敗。全米の目は、追跡を続ける1206号の行方に注がれていた。テレビでその様子を見守る人々の中には、父親との関係がギクシャクしているフランクの2人の娘、そしてウィルと別居中の妻の姿もあった。家族との絆を取り戻したいと願う一方で、鉄道マンの使命を果たそうとする2人の男。いつしか、彼らの間にはわだかまりを乗り越えた男同士の絆が芽生えていた。だが、時間は刻々と経過、777号は高架下に多くの燃料タンクが設置される魔の急カーブに近づいて行く。果たして、彼らは未曽有の大惨事を防ぐことができるのか……。(KINENOTE)トニー・スコットとディンゼル・ワシントンのコンビで、ある意味安心して見ていられる?パニック映画です。些細なミスから重篤な事態に陥ってゆくところが怖いですが、会社の対応も見ものです。注目は、操車場長。黒人女性で、上司と対立しながら収束に努力する姿はかっこいいです。影の主役ですね。会社がリストラしたいと思っている古参のだらしない鉄道員たちとは対照的です。最後のクレジットで事故の元凶の鉄道員のその後が表示されていましたが、さもありなんという感じです。彼はそもそも鉄道員には向かなかったようですね。運行部長もとんだ災難でしたが、たまにあることです。ちゃんと責任を取るだけ立派です。何度も切り替わるフラッシュショットが気に障りましたが、面白い映画です。悪役がいない分の怖さも感じます。システムの問題ともいえますね。映画『アンストッパブル』予告編https://www.youtube.com/watch?v=K3dK2dQ56fQPS:こんな制作裏話も (ウィキから) 2009年7月、同じくトニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン主演の『サブウェイ123 激突』の興行成績低迷により『アンストッパブル』の資金調達が困難となり、製作がストップしていることが明らかとなった。これに伴い20世紀フォックス側は製作費を1億ドルから9000万ドル、スコットの監督料を900万ドルから600万ドル、ワシントンの出演料を2000万ドルから1600万ドルまで下げようとし、これに反対したワシントンは7月17日までにプロジェクトから離脱した。その後フォックスとスコットとワシントンで協議が行われ、ワシントンは復帰し、同年秋の撮影開始に向けて製作準備が再開される。*ほかの出演者のギャラも気になりますね。PS2:「新幹線大爆破」を見たくなりましたが、ビデオを探すのが大変です。PS3:むかし白新線に新潟操車場前という駅がありましたが、今は東新潟と改名されています。わかりやすいといえばそれまでですが、インパクトはないですね。子どものころ、操車場って何?と思ったものです。
2019.01.06
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