M
・ムーニーの同名小説の映画化作品で、 ヒンデンブルク号爆発事故
を軸に、当時流行していた パニック映画
の常道である グランドホテル方式
で人間模様も描いた作品である。
現実の事故における原因には諸説あるが、本作では 人為爆破説
が採られている。
カラー作品であるが、クライマックスでヒンデンブルグ号が爆発すると同時に画面がモノクロに切り替わり、実際の記録映像が編集で挿入され、当時のラジオ局のアナウンサー、ハーブ・モリスンのアナウンスも流される演出となっている。(ウィキ)
この事故は、1912
年 4
月 14
日の タイタニック号
沈没
事故、 1986
年 1
月 28
日のアメリカの スペースシャトル
・ チャレンジャー号爆発事故
とともに、 20
世紀の世界を揺るがせた大事故のひとつです。
大惨事ですが、そこはハリウッド映画です。
スリルとサスペンスの娯楽大作に仕上がっています。
あらすじ
:
1937
年
、
飛行船
ヒンデンブルグ号
の爆破を警戒するため、ドイツ空軍のリッター大佐が乗り込んだ。飛行船には伯爵夫人のウルスラを初め、さまざまな乗客が乗り込んでおり、その中には
ゲシュタポ
から送り込まれたフォーゲルもいて、独自に捜査を行っていた。
やがて、乗員のベルトがドイツ人ながら反
ナチス
を喧伝するため、
時限爆弾
を仕掛けたことが判明する。爆弾は飛行船着陸後、乗員・乗客が降りてから爆発させる予定だったが、飛行船は天候不良のため着陸が大幅に遅れ、ついに悲劇の時を迎えてしまう。
ウエストサイド物語やサウンド・オブ・ミュージックの ロバート・ワイズ
が監督で
手慣れたものです。
今ならVFXなのでしょうが、実写と記録映像を使って十分な出来です。
それにしても、ゆっくり飛行する飛行船の旅はいいですね。
高度も3~500mで、地上や大西洋、氷山がよく見えます。
船酔いが嫌で船はやめたなんていうセリフもありました。
墜落原因は、やはり機体事故のようです。
1997
年
に
NASA
・
ケネディ宇宙センター
の元水素計画マネジャー、
アディソン・ベイン
(
英語版
)
が当時の証言、映像分析、そして実物の外皮
[3]
の分析により、事故の原因はヒンデンブルク号の船体外皮の
酸化鉄
・
アルミニウム
混合塗料(
テルミット
と同じ成分である)であると発表した。
彼の説は、ヒンデンブルク号の飛行中に蓄積された
静電気
電位差
が生じて
右舷
側
[4]
尾翼
の前方付け根付近で
放電
が起こったことから外皮が発火・炎上した、というもので、現在ではこの説が有力になりつつある(この場合、浮揚ガスが
水素
でなく
ヘリウム
の場合でも飛行船の外皮は炎上する。ただし、水素と違ってヘリウムは爆発しないので被害は少なくなる)。
(ウィキ)
ジョージ・C・スコット
や アン・バンクロフト
と、懐かしい役者さんに会えました。
*ミセスロビンソンですね。
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