全43件 (43件中 1-43件目)
1
2007.01.29
コメント(334)
今日は塾長不在。雨もあいまってか大人の参加者が5名と子供が6名、ちょっと寂しい練習となった。最近はバレーの子供の指導について泰成塾内で色々考えたり話したりしてはいるが、それはかなりひどいので、他団体だからといって目をそむけるのはどうかと思うが、泰成塾内の子供にも、空手を志している子供として、身に着けておくべきこと、それをどう指導していくかなど、議論していく事も大事だと思う。今日は塾長不在と言う事で、いつも以上に気を引き締めて、しっかり指導しなければ、とてもじゃないが空手をやってますなんていえるような状態でなくなってしまいかねない。やはり整列のときから、たらたらと歩いて気合がはいってない様子。塾長がいないからといってだらだらしないように注意してから、始まる。号令も何度か子供で途切れる。僕も時々やってしまうが、みんなで一緒に気合を入れながら集中力を高めて行ってるときに、それを断ち切ってしまうことは、ある意味集中力の低下などにより怪我やモチベーションの低下につながり、かなり罪深い事でもある。学生時代でも、やはり号令を止めると、気合が入ってないといわれ、1からやり直したりする。練習の緊張感やピリッとした空気、これはギスギスして殺伐としたと言うわけではないが、そういう引き締まった雰囲気は武道の場にあるべき姿であると思う。元気に声を出す事により気を引き締め、緊張感を持って練習し、怪我を防ぎ、成果を挙げる。その点はもう少し厳しくしたほうが良いような気がする。ちなみに僕の号令で、数字をはっきり発音しないのは、その方が一生懸命声を出しているように感じられるので、学生時代に身に付いた、せこいやり方なんです。僕の次の人は、やりにくいかもしれませんが、許してください。N山先輩から、子供の方を頼まれる。形を直したりするのは、きりがないので土曜の練習で細かくやった方が良いと判断して、子供らしい元気な号令と、きびきびした動きを重視して、号令も代わる代わるかけさせて大きな声がでるまで注意をしながらやる。その後ミット蹴りをやらせたが、元気に声を出して蹴ってくる。これだけ出せるのならなぜ、基本や型で出さないかなぁと思うが、過ぎた事を注意しても分かろうはずもないので、今元気である事をほめてあげる。うちの子達は、元気を出せないわけでもなければ、何を言ってもきちんとしなければいけないという認識ができないと言うわけでもない。だから、集団になったときでも、きちんとしなければならない時や場所・相手を判断して行動できるように、折角大人と混じってやる機会があるのだから、大人が自分たちの何をしてくれているのか、それに対する感謝の気持ちとか、そういうものを学び取って欲しいと個人的に思う。
2005.07.10
コメント(1)
今日は、地獄だった。「阿鼻叫喚」28年近く生きてきてこの言葉をこれほどまでに感じた日はないだろう。といっても、我が泰成塾の話ではなく、隣でやっているバレーボールの話。1時間ほど遅れていって、準備運動をしていたらうめき声と言うか、泣き声というかそんな感じの声と言うか音が体育館にこだましていた。例えるなら、幽霊や怨霊が呻きながら飛び交う墓地と言う感じ。その原因は、バレーの男の子たちが足上げ腹筋をやらされ続けて、辛くて足を下げようと思っても、足で掬い上げられながら強制的に30分くらいいやもっと長かったかもしれないほどやらされている。ある意味拷問といっても、良いほどである。皆泣きながら、呻き声を上げながら耐えてやっている。うちの塾の子供は正直温室育ちで甘いと思うが、隣はある意味対極で、やりすぎだと感じる。体育館の壇上ではお母さんたちが談笑しながら見ている。僕個人の意見だが、自分の子供が泣き叫びながら意味もないことをさせられているのを平気で見てられるような親はどこかおかしいんじゃないかと思う。子供はそれで良いと感じているものばかりとも限らないし、その横で練習をしている女の子にも、隣で友達が泣き叫ぶ中で練習を強いると言うのは精神衛生上良くないのではないだろうか?親たちも指導者もそれにといて問題を感じていないらしい。教育方針やバレー教室の指導方針もあるだろうから、どうこう言える立場ではないが、ああいう状況で普通だと言えるのはやはり感覚が麻痺しているとしか思えない。オウム真理教の信者も麻原のやった事は間違ってないと信じているだろうが、法治国家では・常識の判断では異常だとされているわけだし。ある意味それに似たものがあると思う。僕的には、あの場にいた保護者は、イラクの収容所でイラク人捕虜を裸にしてリンチを加えて笑顔で写真を撮っていた女性兵士に通じるものすら感じる。普段、良識ある人間・子を持つ母として、泣き叫ぶ子供を見て、しかもそれが自分の子であるときに、平然と見てられるのはちょっと違うんじゃないかなと思う。まだ自分で判断する能力も判断したとしてもそれを親の庇護なしでは成し得ない、生活すら出来ないような、子供に対して、親の意向でバレーを上手くしたい、とのいってみれば親の我がままで、子供にあそこまでさせて良いのだろうか?子供が自発的にバレーを志、強くなるためにその指導体制を自ら選び身を置き、進んで苦痛を受け入れるのなら、わからなくもないが、理解できない。塾長が見かねて、話しに行ったらしいが、親御さんにそれで皆納得しているので部外者にとやかく言われるのは困ると言われたらしい。正直勘違いしていると思う、仮に子供が全て納得づくであったとしても、そんな阿鼻叫喚の空気を隣で他団体も共有している体育館で作り出すこと自体、どうかしているだろう。自分たちの団体は良いだろうが、怒る声とか、大きな気合の声とか、スポーツにつき物の音や大声ならまだしも、子供が泣き叫ぶ状況を他者と共有のスペースで平気で行う。隣の団体の身になって考えて欲しいものだ。普通の神経の人間だったら、子供が泣き叫ぶ状況の中で平然としていられないと思うのですが、ああいう人たちには分からないんだろうなあ。そういえばロンドンのテロは心が痛む。オリンピックが理由なのかなあ?スポーツは平和に楽しむもので、それを理由に争いや残酷な事が行われる事は悲しいと思う。最後に、イギリスと言えば、ピアノマンの正体は誰だったんだろう?誰かご存じないでしょうか?
2005.07.07
コメント(1)
今日もやはり暑い日だった。暑さのせいか人の集まりも悪く、子供3人大人男子1人女性2人で準備運動を始める。試合の練習のときはもっと人も多く、スパーも気合が入っていたが、暑さのせいか、試合のテンションから下がったからか、近頃みんなのスパーにも勢いがない。もう汗が滝のように出る季節だから、仕方ないかもしれないが、抜ける人が多く塾長とN山さんとばかり当たる。他の人と当たるときも以前のような勢いがなく少し残念。ひょっとすると自分が受けてばかりいるので、攻撃し続けなくてはならないと言う事が疲れるから、敬遠されているのかな?自分自身ほとんど列からはなれずに、当たる人を選ばずやってるので、抜けてる人の様子や他の人とのスパーの様子が全く分からないが、暑い中攻撃を強要される相手とはやりたくないと思われるのも仕方ないのかもしれない。それとも、受けてばかりいられる事がつまらないと感じるのだろうか?ちょっと悩むところである。学生時代は、1年のとき先輩が受けてばかりいてくれてる時や、自分が精一杯やった後に、そのまま次の奴とやったりするのが悔しくてたまらなかった。最近は、結構打たれ強くなってきた事と、体格・ウエイト差、格闘技の一日の長もあり、ポーカーフェイスで受ける事が多い、「太陽君はいくら殴っても効かんけんねぇ」と言って貰えるのは嬉しくもあるが、リアクションのなさにただ張り合いがないと感じてやりたくない相手と思われてるのかも??社会人のいろんな年代の人がいるし、怪我のないマイペースな空手がモットーなので、頑張りすぎる事はないけど、試合前の目の色変えて頑張っていた感覚を覚えてるがゆえに最近ちょっと寂しい気もする。僕なんか、泰成塾にはいってから、怪我したって感じは新極真の試合前の膝くらいで頑丈なんで、自爆の怪我がない程度に激しく攻めてもらいたいなあ。手を出さないのがつまらないのなら、手を出さざるを得ないくらいやってやろうじゃないか?と言う感じで行くのも、強くなる近道だと思うし。ま、この暑い時期にそこまでやろうってのは相当しんどいだろうけど、、、ま、自分はできないなぁ。しかし、N山先輩には脱帽だ。この暑い中、僕塾長僕塾長みたいな感じで6人組み手をやっていた。僕も暑さで動くのがしんどくて全然足捌きを使えないままやっていたが、ぶっ続けなのに足も止まらない。スタミナの量がものすごいと思うし。泰成塾では1年ほど先輩だが、格闘歴の長さと10歳くらい若い僕でも、正直大人気ないほど普通にスパーをしている。ここまで週2回の練習で強くなれるセンスがすごいと思うし、自主練習なんかもあるのだろう。自分にこれだけのセンスと根性があったら学生時代も名選手になれたのになぁと羨ましく思う。しかしN山先輩は、何の文句も言わずに淡々と練習をこなす。他の人とのスパーがどんなものかは分からないが、そんな中でも自分を高めながらやってなければあそこまでなれないだろう。自分も相手がこう攻めてきて欲しいのにとか、他の人に求めたりばかりでなく。スタミナがないときに弱音を吐いたり、動かなくしたりせずに、自分の課題を決め克服する為の練習を頭を使ってやっていこうと思う。まだ若いつもりだし、格闘技をやってる以上、この人にはかなわないとか、この人になら負けてもしょうがないか?とか思わず、負けん気を出して唯一昇段審査への高いテンションを保ってるN山先輩にくらいついて、身になる練習を求めていくぞ!
2005.06.30
コメント(1)
今日は暑かった。今年の梅雨は全く雨が降らない。福岡の水がめの貯水率は何%か知らないが、今日の練習後の僕の体力は恐らくそれを下回っていただろう。そのくらい、今日は疲れた。すこし腰の調子も前よりは良くなったので、昨日書いたように、ミット打ちでもちゃんとこなすようにした。ローキックとワン・ツー・ローと膝蹴り。それだけでもとめどなく汗がでる。少々雨が降った事が影響してなのか、蒸し暑く頭がぼーっとしてくる。スパーリングの最中もテンションが上がらない。疲れすぎてなのか、動く事も億劫で受けてばかりのときもあるし、つい最近まで、選手たちと一緒に、試合のメニューに付き合っていた頃は、ここまで暑くはなかったが、もっと良いテンションで練習できていた。思えば、自分が出ないなりにも、試合を目標にした仲間のために出来る限り頑張ろうと言う目標があった。試合後、今年の試合はないことを聞かされ、さて次はと言う気持ちになれなかった事も少なからず影響しているとも思うし、横ではN山先輩が昇段に向けて練習している。しかし、その練習は手伝う事ができる類のものではないし、かと言って自分の昇段審査もまだまだ先だろうから、N山さんと一緒にやらせてもらうわけにも行かないし、どうもテンションの上がらないのは暑さだけでなく、目標の欠如なのかもしれない。皆はどうしているのだろうか?次の昇級試験を目指してか?何か課題を見つけてそれに向けているのか?最近打たれ強くなったせいか、蹴りも受ける。体重が重い自分は、やはり20kg近く違う相手にはうまく蹴りの練習ができない。しっかりミットなどで練習する方法が一番なんだろうし、ミットで苦手な攻撃の練習をする事で5kgほど減量することを目標にするしかないのかなぁ。つい一月前までのみんなのテンションのなかでなら、辛いながらも楽しくやれたかもしれないが、暑さが増してみんなのテンションも変わってきた今、かなり意志の強さがないと出来そうもない。果たしてそこまでテンションをあげられるかが問題となりそうだ。そんな感じでテンションの上がらない状態なので、子供の事も気になりすぎるのかもしれない。昨日の子も今日は元気よくやってきて、ちゃんと普通の言葉使いをしていたところを見せていた。ちょっと安心。
2005.06.26
コメント(0)
木曜日と土曜日、2日にわたり少年部のことが気になる。木曜に遅れていったとき、青帯の先輩が前で型の指導をしてくれている。少年でも分かるところまでやってみる?とたずねると、「その型知らん。」との返事。態度も体をぷらぷらさせ、端から見ていて感じの悪さを受けた。確かに自分が子供のときと比べてどうこうだとか、学生のときの体育会の慣習や常識を当てはめて考えるのも無理があるだろうからとは思うが、それを差し引いてもどうかなと感じることがある。その子も、前はそれなりの大人に対する丁寧な言葉遣いをしていたところも見ているがゆえに、その代り方に心配を覚える。正しい言葉使いが分からないとか、覚えない子であれば、そこまで違和感は感じないかもしれないが、今までやっていた事をあえてしなくなったと言う状況の背景には、何らかの心境の変化などがあるのではないか?それが空手に対する気持ちなのか、私生活全般の事なのかは知る由もないが、丁寧に接すべき事を知っているのにもかかわらず、それを意識的に放棄すると言うのは、問題があるだろう。かと言って、その問題を子供だけに求めるのもまた不自然であり、子供の目から見て言葉は悪いがなめたくなるような大人の行動や雰囲気があるのかもしれない。実際自分も、今日は胴衣の上着を忘れて取りに帰ってしまったり、調子が悪いからといって、基本で違う動きをしていたり、ミット打ちでも受けしかやらなかったりする。余りコミュニケーションのない子供が見れば、だらだらした大人がいるのだから、自分たちだってと思うかもしれない。そういう反省もあるにはあるが、一生懸命教えてくれる大人の先輩たちへの最低限の礼儀や感謝の気持ち、大人-子供の立場をわきまえるとか先輩の名前を覚える・元気に返事をする。それくらいはしっかり求めていかなければと感じる。若乃花のようにたきつけるわけではないが、(塾長これ見てもその子を怒ったりせずに注意してみる点として意識する程度にして置いてくださいね)今日も練習中の態度で塾長に怒られた子が、帰り際、4人の大人がさよならの挨拶をしたにもかかわらず、そのままいってしまった。注意を受けたばかりで、心境的に分からなくもないが、ほんとに注意を理解しているのならそういう行動にはならないのではないかとも思うし、ただ怒られた事への反発だけだったとしたら、ちょっと心配になる。子供も多感な時期だろうし、空手塾に親御さんや本人が何を求めて通っているかは分からない。塾の方針もあるので、自分なんかがどこまで口を出して良いのか?何気に自分が出来ているかどうかは置いといて、上下関係やそれに伴う言葉遣いなどすごく気にする方なので、心配な気持ちもある。ニャンガワさんの日記にもあったが、将来の日本をになう子供たちなのだから、立派に育って欲しい。僕みたいにいい加減な人間にならないためにも、同じ轍を踏まないでもらいたい。というか、こんな僕でさえ子供の頃は大人は怖いものだと思って、それなりに言葉使いや態度を選んでいたような気もするし、、、、どうなんだろう。まあ、子供に求めるばかりでなく、見られているということを意識して、手本になるような行動を取る事が、大人の責務なのかもしれないなあ。
2005.06.25
コメント(1)
今日は遠出していて1時間ほど遅れてしまった。高速にいるときニャンガワさんから「今日、飯食いに行くから、晩飯食わずに来てね。言わないと飯食ってくるから忘れないでよ」と電話がある。試合後まだ行ってなかったので、すごく楽しみにして空手へ向かう。遅れてきてスタミナに余裕があるにもかかわらず、調子が上がらない。そうこうしていると、O里さんの前蹴りが、あごに直撃。油断してなくてももらったかもしれないが、気を引き締めることに。その後塾長と結構やる事があったが、意識してしっかり動いたので、久しぶりに足にマメが出来る。何気に普段はセーブしながら動かずにいることに反省。これだけ練習に参加しているのに、いまさらマメ作るなんて恥ずかしい限りだ。その後、ニャンガワさんと一緒に一番鳥へ。練習でほてった体の汗が乾くまもなく失った水分をビールで補給する。苦しい夏の練習で唯一報われる瞬間のはずだった。しかし、いつもなら体中に染み渡るはずのビールが、さっき上段前蹴りで噛んじゃった、舌に染み渡る。やはり、マメ作っちゃうくらい気を抜いてた日頃の罰が下ったのだろう。しかし、楽しく飲むことが出来。気がついたら12時になっていた。これを書いている土曜錬に、フジーさんのお友達Wさんも入塾されて練習をされていたし。また近く、あるだろう。楽しみだ。
2005.06.23
コメント(0)
今日は一週間振りの練習。先週は腰痛でしんどかったが、今日は少し良くなっている。1週間休んだのが良かったのか?中ちゃん先輩のお勧めの針が効いたのかは分からないが、木曜までは仰向けでまっすぐ寝るのが辛いくらいだったが、金曜の針の後は、仰向けでまっすぐ寝れたので、何となく効いてる気がしてきた。しかし今日の練習は、暑かった。先週より体の調子は良かったが、暑さで動くのがしんどかった。腰や膝の様子を見てミット打ちは控えていたにもかかわらず、スパーリングでは全然体が動かない。打たれ強いので、打たれながら休みつつ体力を温存しながら外れずにやっているが、N山先輩の体力には驚かされる。そろそろ昇段審査で10人組み手があるので体力は必要だろうけど、あからさまに休むような組み手もなしにこなしてしまうのだから、信じられないスタミナだ。見習わなくては!今日は見学者が2名来ていた。ふじーさんの友達と親子で来ていた女子高生。そのお父さんは見るからに強そうだったので、お父さんが見学で来たのかと思ったが、そうじゃないらしい。4月から泰成塾は女子高生がいなくなったので、敷居は高いかもしれないが、泰成塾に潤いを与えて欲しいものだ。
2005.06.19
コメント(1)
昨日に続き今日も練習。九州も金曜から梅雨入りしたせいか、腰の調子がおもわしくない。休もうかとも思ったが、次の木曜が休みなので、頑張っていってみた。学生の頃から腰痛持ちで苦しんできたが、組技もある日本拳法をやめてからは、かなり調子も良くなっていた。空手を始めてすぐはさすがにしばらく調子が悪かったが、ここのところそれなりに調子が良かった。しかしここ2,3日調子が悪い。梅雨入りのせいで低気圧にやられたのかもしれない。やはり太陽君は高気圧が良く似合う。腰の調子も天気のせいに違いない。学生時代もだましだましやってたし、学生の頃よりはましなので、1回戦で腰を痛めての2回戦以降の試合のつもりで、痛めたところがあるなりの戦い方を研究しようと思う。ですので、皆さん遠慮なくかかってきてくださいね。
2005.06.12
コメント(1)
今日は最近恒例になりつつある、土曜錬。朝からなので正直辛い。日曜の午後も練習があるので、胴衣の選択の問題もあるし、梅雨時の今2枚目を買うか?乾き易い夏が過ぎるまで1着で頑張るか?悩むところである。昨晩呑んでた事もあり、起きたは良いが練習時間を過ぎていた。あわてて行ったものの、眠さでボーっとしたままで、塾長の話にもまともに反応して無い様で、この場を借りてお詫びします。好きに練習して良いといわれたものの、そういわれるとなかなか何をして良いものかわかりづらい。怪我などには細心の注意を払ってる塾なので、試合の余韻が残ってる人たちと、どんな練習をして良いものやら、判断に苦しむというのがほんとのところ。どうしましょうと顔を見合わせ時間が過ぎる場面もあり、よく塾長と話して、どういうことをやるのが良いのかとか、どこまで塾長の監視の下でなくやって良いのかなど皆で確認する事をやらなければならないような気がした。その後、先輩のまつにいのお宅に試合のビデオを見るという名目で、お昼をご馳走になりにいく。新塾生になったばかりのちーちゃんが一生懸命お手伝いして食事を持ってきてくれたり、小さな弟にご飯を食べさせてたりしてるのを見て、良い育て方をしてるなぁとしみじみ思う。こんなかわいい子供欲しいなと思うが、僕には多くの克服しなければならない常識的な課題があり、まだまだ無理だなあ。さすが泰成塾1の無責任男だけある。余りにも居心地が良かったもので、気付いたら爆睡していた。マツにいすいません。今度はちゃんと起きとくのでまた誘ってくださいね。押忍!
2005.06.11
コメント(1)
約一月選手の練習に付き合いながらかなり練習をしたので、自分のことのように気になる試合だった。最年長のニャンガワさんも昨日の時点からなんだか様子がおかしく元気がない。やっぱり皆緊張するのだろう。会場の控え室では、他団体がそれぞれ独自のウォームアップをやっている。そんなときに見る他団体のキックミットや練習を見るとすごい強そうに見えてしまう。僕はいつも体力の温存と、下手なキックミットや打撃練習を見られてなめられるのが嫌なので、全く突いたり蹴ったりしないのだが、内の選手は体を動かしたいようなので、ミットを持つ。S道会館なんかはまるで自分の道場かのように、広がって好き勝手に控え室を使ってる。ネームバリューがそうさせるのか?それとも人数が多いことでの集団心理なのか?見た目からも感じ取れるお人柄がそうさせるのか? まあ内はひっそり借りてきた猫のように大人しくしていましたけどね。試合のほうは黙っていれば、ビジュアルで優位に立てそうなたかちゃんが二回戦まで行き、他の塾生は1回戦でした。正直もっといけるだろうと思っていたのですが、鉄兵さんの試合を見た時、自分の練習相手のやり方がまずかったなと痛感しました。塾長は怪我を恐れて選手同士の激しいスパーはほとんどやらせないので、ミットでの練習が中心になるので、少しでも実践のような人のボディーの感覚に慣れておいたほうが良いだろうと素腹で、受けていた。100%の力で殴れないにしろ、手ごたえや当てる位置を意識したり実践的な練習になるだろうと思っていたのだが、90%くらい受けてばかりなので、自分の好きな間合いから打つ練習で反撃が来ない状況での練習でしかなかったのかもしれないと思った。実際相手あっての試合だし、相手も精一杯攻撃をしてくる。おいそれと好きな間合いだけで好きなだけ打たせてもらえると言う状況などありえないのだが、自分の攻撃技の定着に気を取られすぎて、相手の攻撃などに合わせて間合いを組み立てるような練習ができてなかったように思える。実際鉄兵さんは、言われたとおりのワンツーローを繰り出し続けようとしていたし、最後まで体力的にももってはいたが、中に入れないように前蹴りを蹴ってくる相手で、噛み合わないまま判定で負けた。当たればあの体重ではかなりの破壊力だと思うが、練習では入った状況や入ってくるのに抵抗しない状況でばかりやっていたので、入れてくれない相手で戸惑いがあったように思える。ミット練習ではすごく強そうな連中もいざ試合になると、その3分の1くらいしか技も出ないし、ミットのときほどの威圧感も強さも感じない。一つ一つの基本の技の形を磨いたり、スタミナをつける分には良いのだろうが、ある程度いろんなスタイルの相手とやり取りして、いくつかのパターンを身につけておくべきような気がした。帯が上がれば防具をつけなくて済むと喜んでいる人もいるが、あえて付けて安全に配慮しつつ、実践的な攻撃しあう練習も必要なのかも知れない。練習相手の努め方のミスが敗因の多くを占めてると思う。反省してます。今回は選手だけでなく僕も気付かされる事が多かったと思う。次(いつになるかは分からないが、、、塾長、おねがいします)への課題が、分かっただけでも大きな戦果だとおもえる。でも初めての試合なのに、たかちゃんはなかなか落ち着いて良かったと思う。相手がビジュアルにビビッテいたのかもしれないけど、、、しかし、その後の酒は旨かった。やはり空手で呑むのは良いなあ。
2005.06.05
コメント(5)
いよいよ明日に迫った試合。といっても自分は出ないのだが、相当選手につききりで練習をしていたので他人事に思えない。今週になっても、やはり選手はかなりの練習をこなしている。試合前1週間と言えば、僕だったら箸より重いものを持たないようにして、ナマケモノより早く動く事を禁じるような生活を送るのだが、皆しっかり練習を続けてるので、今日もしっかり練習に付き合ってしまった。明日に疲れを残さないようにゆっくり休んでくださいね。かく言う僕もここ最近選手のやる気に触発されてがんばってる。100%ならずまでも結構な力で打ち込んでくる攻撃に耐え続け、試合前日まで一度も沈むことなく、スタンハンセンばりに「泰成塾の不沈艦」の異名を頂こうとうたれづよさに磨きをかけてきた。しかしながら、膝痛で2回と急所で1回ほど沈んでしまった。急所に関してはそれで沈まないように最近はファールカップをつけている。僕の放浪癖のあるろくでなしの遺伝子を後世に残して良いのか?と言う倫理的問題はさておいて、お陰で2,3度直撃を受けたが事なきを得た。膝も試合後無条件の受けを減らせば、それなりに回復するだろうから、みんなの試合後は、N山さんの昇段試験と僕の不沈艦伝説の阻止に全力を挙げてください。そうこうしながら、ばっちり練習してお盆くらいには75KGにして見せようと思っております。出来れば次は中量級の試合にでも出たいなと思う今日この頃です。明日はどうなるかは神のみぞ知る事ですが、きっと皆でおいしいお酒を呑むことが出来る気がします。怪我に気をつけて頑張ってくれることを祈っております。押忍!
2005.06.04
コメント(1)
空手のニャンガワさんから無駄なクリックしなきゃいけないからちゃんと日記を書きなさいと言われたので、久々に書きます。そもそも長らくご無沙汰していた日記。なぜか?そう、ニュージーランドの旅から帰って、何となくネタがない。というか出席重視の専門学校とかで旅に出れないという気持ちが、僕に刺激を与えてくれないのだ。帰ってからの刺激と言えば、試合に向けて頑張ってる空手仲間からの物理的刺激ばかり。うーん、心がぱっと開けるような刺激が欲しい。彼女を探しにラブワゴンにでも乗って旅に出たい心境である。そんなことを言うと「太陽くんはラブワゴンよりデブワゴンで石ちゃんと食い歩く方が似合ってるよ」と、激しいつっこみが来るのが目に見えていたので以前は口にしなかったが、さすがに今は、誰もつっこまないだろう。そうなぜなら、僕が筆不精?キーボード不精?になったあたりから、食欲も減ってきて、デブ症が治ったからです!二子山親方がなくなったこの時期に不謹慎だが、泰成塾内での体重番付で先代貴乃花くらい長い事大関の番付けでいたのですが、今は小結くらいになってしまいました。(まあ組み手のほうは貴ノ浪並の体格命のずるい組み手を続けてますが、、、)それはひとえに次の日曜に試合を控え、僕には出来ないような激しい練習を積んだ泰成塾の猛者たちとの過酷な受け練習で、夏バテ知らずの鉄の胃袋も根を上げることになったおかげです。そう、それだけ泰成塾の連中は練習して今度の試合に臨むということです!!僕が出場するなら泰成塾の奴とはあたりたくないなあ。そう思えるくらい良い感じです。例えるなら「イヤー、怖いですねぇ、恐ろしいですねぇ、それではさよなら、さよなら、さよなら」とホラー映画の解説をする淀川長治くらい怖いです。まあ、それも僕の長年手塩にかけて育てたお腹の脂肪くん達の死亡の山の上に成り立っていると言う事は後に語り継がれる事でしょう。今日の練習は、選手の体調回復のため調整程度のもので終わった。試合が終われば、N山先輩の昇段試験に向けN山先輩中心に激しいスパーが続くだろう。これまで今度の試合の選手達の練習を見て少し触発されてきてるので、N山先輩に負けじと、きつい練習を心がけようと思う。選手の皆さんも試合が終わっても今までの勢いで、激しくぶつかってきてください。目指すはあと4.5キロ痩せようと思ってますので今まで以上にぶちかましてくださいね。あと3日で試合です。後はゆっくり休んで、落ち着いて練習の成果を発揮してください。きっと良い結果が残せるだけの実力が備わってると思いますよ。日曜はおいしいお酒を飲みましょう!!(80キロから減りにくいのは最近飲む機会が多いからなんですけど、ま良いか?)
2005.06.02
コメント(1)
今日は、朝から膝やら腰やら節々が痛む。それほどお年寄りではないのだが、小泉総理にほめられた貴乃花の1万分の1くらい痛みに耐えて頑張る漢(おとこ)なので、急に寒くなったり、天候が崩れると結構節々が痛んじゃうんです。今日はかなり冷え込んだ上に、大雨が降ったり雹が降ったりと、なかなか波乱万丈な天候だったので、そのとばっちりを僕の体が受けて痛みに苦しんだのです。そんなことはちっぽけな事なのですが、何が大変だったかと言うと、空手に死んでも行かなくてはならないと言う事。いつもはサボろうなんて思いもしないのですが、さすがに今日は体調が思わしくなく、結構辛かった。休まなくてはならないほど酷いわけではないが、塾長不在で鍵や防具を預かってるので、這ってでも行かねば、、、、と言うのは大袈裟なのだが、体調がどうであれ、怪我をしていても、地震で家族が心配なときでも、泣き言ひとつ言わずに皆に空手の楽しいひと時を提供する使命感を帯び、休まずに一人奮闘されている塾長の偉大さや負担の大きさに気付かされた。まあ僕は膝と爪が痛いくらいで大したことはないのでただのヘタレだが、塾長はあばら折った時も休まず出てこられたので、頭が下がる。僕が、ニュージーランドでバカンス?中にインフルエンザで休まざるを得ないことがあったらしいが、塾長としてはさぞ無念であったであろう。そんな中、塾長の仕事で今までは違う日にしたり休みにしていた日を、我々塾生に託す事により、少しでも塾長の負担が軽くなるのなら、恥ずかしいとか爪が痛いとか言ってられない。人前で体操や基本の先導をする事は、塾長の負担を軽減するだけでなく。それを通じて責任感や上級帯の自覚を養い、普段なかなか出来ない人前での堂々とした振る舞いが出来るように訓練する意味でも学ぶべき事が多いと思う。まだまだ人様の前で指導を出来るような状態ではないが、塾長が仕方なしにでも、そういうチャンスを与えてくれる事により、ただ受身で空手をして帰るだけのときより、自分を成長させる事が出来るだろうし、自分なんかのちょっとした協力で、皆に練習に参加できる日を増やす事ができたと言うだけでも、嬉しくもある。(まあ誰もそう思ってないかもしれないが自己満足)まだ恥ずかしさや未熟な技術でピリッとしないかもしれないが、月に数度の事だけど、泰成塾の茶帯としての自覚を持って頑張って、新しい人への指導なども、任せられるなと塾長に思ってもらえるようになりたいものだ。塾長が何から何まで抱え込んで苦労してるのを見たら、やはり自分の力のなさを感じる。今月から試験的に塾長不在の練習を試す事になった。これを塾長の手助けとしてだけでなく。自分のスキルアップや塾長の信頼を勝ち得るため、他の人にさすが茶帯は違うなと思ってもらえるためにもいい機会だと思うし、やはり任せられないなと判断され今までの様に塾長不在時は休みの状況に戻らないよう、頑張ろうと思う。まだまだ緊張するし、自分の技術に自信が持てないが、まがいなりにも、前でやってる奴が自信なさ気にやっていたのでは、いけないだろう。人生の先輩たちを前に引け目も感じるが、一生懸命やる事で多めに見てもらえるようお願いします。押忍!
2005.04.03
コメント(0)
今日は折角春が見えてきたにもかかわらず、寒さと強い風に襲われた一日だった。しかしそんなことはどうでも良い。今日はあさって転勤で福岡を発つ、泰成塾の創始者の一人堀さんの最後の練習日となった。引越しの都合で練習は参加できなくなり、その後飲み会にする事となったが、印象深い一日になった。練習では、てっぺいさんが同じく軽量級のとよちゃんさんから学んだ、飛び込んでからの左右に逃げつつミドルに蹴りを入れる練習が上手くいっているのが印象的だったが、それを上手く追えない事に苛立ち、極力出さないつもりの右まで出して追い立てるほど、上手く実践に応用している事にびっくりしつつも同じ塾生として頼もしく思えたことも特筆すべきだが、やはり堀さんの送別会を日記に記したいと感じる。今は12時過ぎで、送別会帰り、それなりに飲んで楽しくもあり、悲しくもある心境でもあるが、そういう状況で日記をしたためておこうと思う。練習後、堀さんの送別会のことを詳しく聞かされる。皆仕事を持ち明日も仕事であるにもかかわらず、ほとんど皆堀さんとの最後を惜しみ時間を作って参加を試みる。送別と言う事でしんみりしたものかと思うが、やはり堀さんと泰成塾。空手談義やこれまでの思い出や、取り留めのないことで大いに盛り上がる。端から見てこれを送別会と察する事が出来る人がどれだけいようか?そんな感じで楽しく時を過ごせた。しかし、ほりさんを交えてのこんな飲み会はしばらくお預け。そう冷静に考えるとへこむが、飲んでる最中は転勤や転勤先の話し出ても、悲壮感は皆出さない。正直、空手と言う、週2回で仕事などで半月近く会えない仲間がいるような環境でやっているので、ほりさんの転勤を実感できていないと言うのが本音だ。しかし今後、いなくなってからその事の重大さに気付く事になるだろう。いなくなる、去ってしまうという事でしんみりする事はある意味簡単かもしれない。しかし、これほど心底楽しめる仲間たちの集まる場を提供してくれ、転勤によりしばし去るときも、その送別会により多くの忙しい塾生を集め、最後の最後まで楽しいひと時を与えてくれる。そんなほりさんにお礼を言いたいし、尊敬する。塾生には塾長をはじめ、多くの転勤の可能性を持つ人がいる。僕も今はフリーだが将来どうするか分からない。改めてそういうことを考えさせられたが、ほりさんは重鎮でありながら、悲しみオンリーの別れの演出だけでなく、それにより絆を深めるような去り方を実践してくれたような気がする。それなりの規模の人数が集まり、塾長や創始者だけのワンマンの状況から一人歩きしつつあるとも感じる。去る人は入る人様々で、いろんな出会いや別れもあるだろうが、どんなときでも、明るく楽しく元気に過ごせるような見本を示してくれたし。きっとその責任感や居心地の良さを思い出し、戻ってきてくれると信じている。別れの寂しさはまだ余り感じないが、再開の望みやその青写真のほうが正直感じている。きっと帰ってきてくれますよね。また拳を交え、ジョッキを交わす日が来る事を楽しみに待ってますよ。ほりさん!
2005.03.24
コメント(0)
今日は専門学校の手続きに行った。会社を辞めて、早丸2年余りにもてれーっとし過ぎているので、何か見につけようと思い、この年で勉強をする事に。僕は、ほとほと努力をする才能がないと思う。特に勉強なんかは大嫌い。今でも時々夢で、寝てサボっていた数学(代数幾何かなんか)の勉強をせずテストに望み、問題の意味すら分からずに留年の恐怖に打ちひしがれると言うシチュエーションで、本気であせって目が覚めてこれからどうしようかなんて寝ぼけながら悩んだりするくらい勉強嫌い。でも昔は、人より短い時間で結構な成果を出す、要領の良い奴だったんですよ。やる時間が短すぎて人の2倍要領が良くても、4分の1しかやらなくて人の半分しかできてないような神童でした。特に英語のような継続性が大切な教科は全く駄目で、中学受験しかやってないので英語の受験勉強すらやってなく、極端に語彙も少なく未だに喋れない。そんな訳で英語でも習おうかと思ったが、何度海外へ行っても覚えようとしないので多分相性が悪いと思う。外人が日本語を話さないから苦労するんじゃ?だったら自分で日本語を教えて外人が日本語を話せば僕が英語とか話さなくて済むのではと、日本語教師養成講座にした。と言うのは半分冗談で、漠然と外国で生活したいのと、言葉が出来ても、意思の疎通が出来るだけでイーブンだけど、日本語を教えられたらギブ&テイクで受け入れられ易いかな?と思い、どこの国でも切り込み易いかなと思ったのです。英語が出来ても英語圏以外のとこでは通じないし、教える技術はどこの国でも通用するかなと安易に考えました。まあ英語を話せせたほうが教え易いだろうけど、そのうち勉強したいと思います。いつの日か、日本語を餌に人を集め最強の泰成塾の外人部隊を作り上げて、塾長主宰の理想の空手ワールドカップを開いていただこうと思っております。もちろんYesは押忍!と教えるつもりです。
2005.03.15
コメント(1)
今日はソフトバンクホークス対広島カープのオープン戦を見に行った。友達がチケットが余ってたので頂いていってきた。ソフトバンクホークスになって初勝利かな?赤ゴジラにホームラン打たれて同点のまま9回裏まで行ったので、今日も勝利はお預けかと思ったが、荒金のお陰でサヨナラ勝ち、ちなみに荒金の打席に立つときの音楽がエアロスミスのウォーク・ジス・ウェイだった。俄然応援したくなったが、公式戦ではほとんどお目にかかれないだろう。残念。残念と言えば、7回とか勝った時に出てくる、ショートパンツのダンスおねーちゃんのパフォーマンスがなかった。去年まではあったし、楽しみにしてたのに、オープン戦だからないのか?それとも孫さんにリストラされてしまったのか?福岡にホークスが残ってくれた事は孫さんに感謝するが、ダンスねーちゃんをリストラするのは許せない。人件費だって新外国人のバティスタの鼻くそくらいの金額だろうに、かわいそう。応援歌もキャラクターも残してくれたのになぜ?少し寂しい夜だった。見に行った試合が勝ち試合、今度の試合に向けて縁起が良い。今度の試合は泰成塾のデブゴジラが火を噴くこと間違いなし。そう思い込んで乗り込もう。明日は夜錬明後日は朝連。疲れやダメージが取れないだろうから、余り受けすぎないように足を使えたら良いなと思う今日この頃。
2005.03.03
コメント(0)
今日は塾長と筋トレに行った。僕はほとんどまじめに継続的に筋トレを続けた事が一度もない。大学のときは、筋肉は、殴ったり蹴ったり、投げたりする事で、自然に付くもので十分だと思っていたし。必要な動きで付いた筋肉こそ、必要な筋肉だから、競技でやりもしない動きで筋肉をつけてところで意味はないと思っていた。しかし、先日の練習で、急激にパンチの破壊力の増した人は、筋トレをやってるらしい。塾長も筋トレに誘ってくれるので行って見た。腕立てや腹筋でも三日坊主なので、器具を使うような筋トレはほぼやった事はないし、わざわざ自発的に通ってやるような事は考えられなかった。しかし、自分ではそれなりにパワーはあると思っていた。そう、本日塾長との筋トレを経験するまでは....ベンチプレスなんかも僕は50キロから40キロに落としてやるのだが、5回の4セットくらいも出来ない。まっすぐに上がらないし、すぐにプルプルなって力が入らなくなる。僕が塾長のサポートの下で40キロを5回くらいやると、次は塾長用に片側10キロと5キロを足して、10回くらいやって、また僕用に片側10キロと5キロをはずし5回やると言う繰り返し。スクワットも塾長は90キロとかで、僕の番になると50か60キロくらいに差し替える。なんとも情けない。体の使い方が慣れればとフォローしてくれるが、余りにも絶望的な不甲斐なさで泣けてくる。決してパンチ力がないわけじゃない。いや、むしろあるほうだろう。そう考えれば、冒頭の僕の考え方は正しく聞こえるが、実際余りにも無力な自分を目の当たりにしたとき、筋トレ=強さではないと思いつつも、これではいかんと言う気持ちがシミジミ湧いて来る。だからと言って自発的に一人で筋トレに通う人間ではないが、新しい塾生の成長や自分の成長の伸びのなさなどを考えると筋力の増強に新しい糸口を見出す事も必要な気がしてきた。技術的なことやセンスやスタミナ反射神経、これらはどうやっても学生時代より衰えているし。今は学士時代の経験の貯金を小出しにしながらやってきたが、それが底を尽きかけ、対応できなくなってきた感が否めない以上。年齢に余り関連せずに伸ばせる要素としての筋肉に着目せざるをえまい。自分より年上の人ばかりで、言ってみれば僕の年代が塾内の最年少。先輩方が頑張って腕を上げているのに、僕がここで向上心を捨てて、隠遁空手生活に入るのはまだ早い。まだ試合を楽しみたいし、出るなら勝ちたい。衰えるだけのものや相性の悪い要素を無理に伸ばそうとするより、筋肉が結果としては手っ取り早く有効だと思う。ただ、不自然な筋トレをやって、不自然なまでに筋肉の付く自分がどうしても想像できない。悲しいかな、試合まで2週間の時点で迷いが生じている。筋トレ後一緒に松尾さんのカレーやで昼飯を食べた転勤を控えた堀さんの送別会を気まずい敗戦ムードで迎えさせないためにも、迷ってる場合ではない。不安要素は数あれど、気持ちで乗り切ろうと思う。今日は堀さんと一緒に時間を過ごせて良かったが、時折掘さんの表情が曇るような瞬間があった、空腹ではないからきっと迎えるべき寂しさをふと感じてしまったのかもしれない。そんな先輩に少しでも良いニュース、ともに喜びあえる様な時間を提供できるよう。13日はがんばろう。
2005.03.01
コメント(0)
今日は待ちに待った久しぶりに空手。わがままを言って試合に出していただけるようにしてもらったにもかかわらず、1ヶ月以上塾を離れ、塾長の練習相手にもならなかった罪深い男。済んだ罪に対し、それを攻めたところでどうなるわけでもない。皆がそう思ってくれているかどうかは分からないが、問題はあと2週間で泰成塾の名を刻んだ胴着で試合に出ても良いんじゃない?と皆が渋々でも認めてくれる、いや目をつぶってくれるだけの手応えを感じて頂かなければならない。それが最低限の僕の責任であるし。他の塾生としても自分が所属し、愛している塾の名をつけて試合に出ようと言う仲間に対しては、その選手が仮初にも対外的に塾の評価の判断材料になりうる以上、それを吟味する、確かめる事はやる権利があるし、必要な事であると思う。これはエキサイトしすぎないようにとか強さだけを求めると言う事とは別の次元で、愛の鉄拳を振るい、それを確かめそれを認め、それを託すと言う行為が愛塾精神のひとつの形であったとしても良いのではないかと感じる。塾長の考えと違っていたのなら申し訳ないが、今回は塾長以外に自分だけと言う事、皆が試合に出たいという気持ちを抑えながら塾長の練習をサポートし、一人の塾生のわがままに目をつぶってくれている以上。僕の心の中ではそうあって欲しいと思う。正直待ちに待っていたが、不安でもあったのが今日の練習。自分がどれだけ対応出来るかという不安。塾生が試合への協力と言う形と旅の期間に十分な精進を出来なかった自分に対しての目覚めを促してくれるような気持ちを全力で叩き込んでくれるかどうか?それが不安でもあった。結果として、今日は今まで出一番辛い練習だったように思えた。自分が練習をしていない間に衰えただけかもしれない。一月も殴られて事がなかったので、打たれ弱く庵っていただけなのかもしれない。それも確かにあるだろう。しかし、明らかに旅以前より強くなってる人もいる。自分がしんどいにもかかわらず、厳しく攻めてくれる人もいる。ありがたかった。この感覚は、格闘技をやるものだけにしか分からないのかもしれない。何で好き好んで痛いことをするのか?仲が良いなら、殴り合いとか出来ないはずでは?とか、マゾじゃないの?とか、つまらない質問をする奴だとか、表面的なところしか見えてない奴も多いが、信頼があるから殴れる。かっこ良く言うと拳で会話するようなそんな良い練習が今日できた気がする。僕を信頼して殴ってくれる、練習相手になってくれる。試合に出る価値があるかどうか吟味する、本人にその気がなくても、僕自身でいけるかどうか判断できるだけのチャンスをくれる。ありがたい。こう難しく考えなくても自然とそういう空気を醸し出している塾生が心強いし、そんな塾で空手が出来る事が嬉しい。しかし皆の協力にもかかわらず、手数が出せない自分に不安が残る。精一杯打ち込んでくれる仲間に対し、それに応え切れなかった事が情けない。確かに体格的に塾でも恵まれている以上、誰に対しても100%の打撃を加えれられる訳ではない。これはなめてるわけではなく、ウエイト、体格、経験、センス、すたみな、努力、いろんな要素があり、人によってその持ってるものが違う以上、誰にでも同じようにとはいかない。当然体格・経験で・ウエイトで恵まれている以上、新しく始めた人の持ち味を引き出すような受け方や、弱点を気づかせるような攻め方、をする事こそ相手の努力や協力に応える事だと思う。しかし、一生懸命攻めてくれているにもかかわらず、スタミナ不足のために、動けずに受けるだけ、受け切れなくなるとウエイトを生かし単に手を止めさせるだけの何も学べないような卑劣な攻撃でしのいだとき、申し訳なさが後悔される。一回りも違うにもかかわらず、無尽蔵のスタミナと運動センスで日に日に上達する成長株のしにゃんがわさん、自分より軽く身長の差もあるにもかかわらず、抜群の連打とウエイトからは想像できない強打を武器に攻め立ててくれる。頭では、身につけて技術の素晴らしさとともにその弱点も感じずに入られなかったが、それを効果的に伝えられるような反撃ができなかった。きっと努力家だから克服してくれるに違いない。僕が攻撃しないので、そこまで考える必要がないのかもしれないが、でかい相手と乱打戦になるときは大事になると思うので、次の課題としてくれたらもっとすごくなるような気がする。僕はスタミナがない分よく攻撃を受ける。受け方にも自分の中では3種類使い分けているつもりなんです。分からないかもしれないけど、1打撃を受けきれる事を前提に正面から受け止める受け方。2打撃の受け方によっては深刻なダメージを受けるが攻めたい時の脇を絞って小さく下から突きながら内側からの攻撃をしつつ二の腕は受けている受け方。3攻撃力が脅威な時、こちらから全く仕掛けず、受けて隙があったときだけ技を返す受け方。足があってスタミナがあれば、よける事も出来るだろうけど、足が止まってもダメージを避けるために相手のウエイトや攻撃によって受けばかり使い分けている。大きな方は打ち下ろしのパンチは力が乗るし当てやすいが、嫌なのは打ち下ろし時の脇があく事。中から小さなカウンターのフックなどが深刻なダメージのつながる、相手の攻撃が小さく巧みであればそうそう大降りで打ち下ろせない。そう言う時でも、打ち下ろすパンチも混ぜて受けにくくする事などは重要なテクニックだが、小さいパンチのディフェンスを兼ね備えた打ち型との併用が理想的に思える。N先輩を攻めあぐねるのはその使い分けの巧みさにあるしてっぺいさんに大きく外からの技を使いにくいのもカウンターが怖いからだ。あれだけ攻め立ててくれるしにゃんがわさんに、もっといやらしい攻撃をマスターしてもらって、もっと練習させって欲しいと思ってます。宜しくお願いします。皆様今日はありがとうございました。後3回の練習でどこまでやれるか分かりませんが、泰成塾の名を辱めないような試合を心がけます。
2005.02.27
コメント(0)
今日は朝起きると雪が降っている。昨日まで夏だったはずなのに、朝起きたら雪が降っている。違和感が未だ拭い切れない。今までも冬にタイから帰ってきて、暑さと寒さのギャップを感じたことはあるが、帰国翌日に雪まで降ったのは始めて。タイは北半球だが、南半球は初めてなので、ちょっと感慨深い。南の方が寒くなるし、季節の逆転等は感じたが、水の渦が逆に巻くとか言うのは確かめてない。確かめようとしたところで、日本の渦の巻き方なんて覚えてないからぴんと来ないだろう。まあそんなことより、いない間の日本の出来事なども気になったりする。吉野家に牛丼が復活して爺さんが車で店内に直接買いに行ったとか、小学校で刺殺事件が起こったりしていたらしい。まあそんなことより、エアロスミスのライブDVDが発売されているので、これを買わねばならない。そんなことばかり考えていた。相変わらずエアロ馬鹿だなあと思うが、こればかりはどうしようもない。未だ旅の記憶が鮮明なうちに日記を詳しく付け直そうと思うが、めんどくさくてやってない。明日は空手の練習日、久々でどれほど対応できるかは謎だが、2週間しかないので、調整もくそもなくひたすら強打に耐え、攻撃のタイミングがつかめるよう、全開バリバリで行くしかない。楽しみだが、不安でもある。3月13日の試合まで必死で頑張ろうと思う。
2005.02.26
コメント(0)
とうとう僕のパーマネントバケーションが終わりを告げる日が来た。オークランドに入りろくな事がなく、最後にへこまされてしまったが、本当にニュージーランドは素晴らしかった。まあ最後の盗難事件に関しては、自分にも責任があるので、ニュージーランドのせいではない。僕の油断が招いたので、恨むべきは自分である。折角心の洗濯が出来たけど、取り込む時に落としてちょっと泥が付いちゃった、て感じ。今朝は早い便のため、朝5時半にアラームを設定して9時くらいから床についていたが、旅の終わりの感慨深さと盗難事件の事でなかなか寝付けない。結局余り寝付けないまま、アラームの前に自発的に宿を出た。宿の前で空港行きのバスを待つ。朝5時過ぎでも、街中なので、人が歩いていたりする。昨日の事件の事もあり、こんな時間にうろついてるような奴はろくな奴じゃないような気がして気を引き締める。まあ、当然何も起こらないが、バスに乗り空港へ向かう。途中交差点で消防車や救急車が駆けつけるほどの自動車事故を目撃。ニュージーランドではポッサムと言うタヌキくらいの動物が、道で跳ねられよく死んでるのを見たが、これは人が死んでるんじゃないかと言うくらい酷かった。ホント僕は大都市についてない男最後までこれだ。徹底している。空港に着くが、やはり早く出すぎたせいか待ち時間が長い。朝食を食べようとするが、インド料理の手軽な店は未だ準備中。結局ニュージーランド最後の食事はマクドナルド。なんだか、センスがない。フィッシュ&チップスでも食べとけばよかった。飛行機に乗る。今回はマイレージでの航空券なのでJAL。いつもならタイ国際航空や大韓航空とか安い航空券なので、どんな機材でも文句は言えない。時々共同便でJALの機材だと、日本語でのアナウンスがあったり、日本人のスチュワーデスが多かったりで、得した気分になる事もあるが、持ってる航空券がJALなのに、機材はニュージーランド航空だとちょっと損した気になる。とことん貧乏性だなと感じる。飛行機に乗り日本の新聞を読む。この瞬間僕の旅は確実な終わりを告げる。旅の途中はテレビも新聞も見ないので、全く情報と隔離された生活を送っている。スペイン巡礼のときは、スペイン人の爺さんに北海道の地震の事を教えてもらったりして、外国人より日本の事に疎くなる。そんな浦島太郎のような僕が、久々に日本のニュースに触れる。現実を知る。社会との距離を再認識してしまう。すなわち旅と言う夢の中から、無理やり現実に叩き起こされる瞬間。旅の終わりを二日遅れの2月23日の朝日新聞が告げる事となるのだ。僕が、自然の中で、無理せずごくごく自然にナチュラルに原始的な生活をしていた間。フィリピンではバレンタインデーに爆弾を贈る習慣が出来た事やイランで大地震が起こったりとか、アニータが拘置所に入ったり、井口がホワイトソックスに入団したりとか、ソフトバンクのユニフォームが決まってたりとか色々あった様だ。その中でもライブドアの堀江社長がフジサンケイグループに喧嘩を売ってるなんて事が、世間を騒がせているらしい。詳しい事は分からないが、僕が2ドル300円位のバス代をケッチって2時間も散歩しているようなとき、堀江社長は800億円もの金で時間外の株を買いあさっている。同じ福岡に生を受けて4,5歳しか変わらないのになんと言うスケールの違いがあるんだろう。僕が2ドルを節約するために使った2時間とその消費カロリーで、堀江社長なら何億円と稼いでしまうのだろうか?金を稼ぐ事だけが、正義で素晴らしい事とは思わないが、それは稼いでない男が口にしても負け惜しみの言い訳にしかならない。ごく一部の成功した人間と比較する事にどれだけ意味があるかは分からないが、憧れと己の未熟さは感じてしまう。大阪について、福岡の国内線に乗り換える。今までは英語で説明され、何となくこういうことだろうということで、OK、OKとか言って済ませてきたが、何をやっても100%理解できて行動できる感覚は、快適であり安心できる。やはり日本は冬、飛行機を降りてすぐなぜか膝に痛みが。寒さでいたかなと思ったが、飛行機で座ったままmだったからだろう。それにしても薄着の僕は、かなり違和感がある。空港なので、寒くはないが、冷たいまなざしを時々感じた。日本に帰ったらとにかく自動販売機で缶コーヒーが飲みたかった。海外は余り自動販売機がない。日本のようにどんな田舎の道端にも無造作に自販機が置いてあるような国は、他にあるのだろうか?冷えてるジュースも冷えてないジュースも同じ金額で売ってる事も珍しいのかもしれない。ましてや海外でまともな缶コーヒーに出会ったことがない。ニュージーランドでは、缶コーヒーは、なかったような気がするし、日本のようにいろんなコーヒーを缶で楽しめるのは快適である。讃岐うどんを食べて雑誌を読んで時間を潰す。この僕としたことが、未だ頭が夢の中なのか?関空にいるのに赤福を買うのを忘れてしまった。なんという体たらくぶり。僕が赤福を買いそびれるなんて、買い物しようと町まで出かけたが財布を忘れるサザエさん並にどうかしている。まあ、それにしても無事に帰ってこられて良かった。五体満足である限り、空手は出来る。試合まであと2週間。あんなヘタレを泰成塾の名で試合に出すなんてと塾生に思われないような試合をせねばならない、それがわがままを言ったしまった最低限の責任だと思う。後4回の練習しかないが、何とか感覚を取り戻してコンディションを高めたいと思う。出発前は88kg26%だったのだが、帰ってから測ると83kg21%だった。本当は中量級になるくらい減量する予定だったが、やはり生ぬるい旅では無理でした。済んだ事を後悔しても仕方ないので、まあ重量級で戦える程度のウエイトで動けるようになったと言う事でプラスに考えよう。
2005.02.25
コメント(0)
24日オークランド 朝は早く目覚めるが、二度寝する、早起きしても行きたいとこないし、時間を持て余すだけなのだ、昼前にビクトリアマーケットに行って中華料理の昼飯。団体観光客の中国人は大嫌いだが、旅に出ると食の方では度々お世話になる。旅先では自発的に日本食など食べることはないし、恋しくはならないが、御飯大好き人間なのでパン文化の国では必ずお世話になる。この時ばかりは中国人に感謝したくなる。まあ僕が嫌いなのは海外旅行に出られる裕福で高飛車な中国人であって中国人全てを一くくりに嫌うものでは無い。有り難い時は感謝の念を忘れない。その後船を眺めに行ったら雨に祟られる。この旅は最後まで雨との戦いだった。雨男の太陽君ではシャレにしかならない。腹立たしい限りだ。思えば歩き旅をやめてからが、本格的な雨に悩まされるようになった。南島の地理的要因もあるのかもしれないが、やはり歩きを辞めて信念を貫かなかった罰なのではないだろうかと思える。いまさら嘆いても仕方ないが。雨は憂鬱だ。その後雨が上がり町をふらつく。充実感がまるでない。オークランドの二日分早く帰ってたら今日空手の練習出来たのにとか、そんなことばかり考えてしまう。 自然に育まれた良き思い出は、オークランドと言う都会によって現実に引き戻され心の引き出しにしまわれてしまったようだ。心は一足先に現実へ帰国済みのようだ。有り難うニュージーランドの大自然と親切な人達よ。お陰で良い旅が出来たよ。最後に一句唄わねばなるまい。アメリカズカップビレッジでヨットを眺めながら一句。風無くば 舟は帆立たず 我念う 時代の風よ いつ我に吹く何とも他力本願な詩である。旅の終わりの哀愁が、心を弱くしているのだろうか?他力本願よりハルクホーガンのような力強さを身につけるはずだったのだが、やはり眠れる豚の重い腰は爽やかな浜風程度では上がりそうも無い。ニュージーランドの無茶修行に出たはずなのに、自分でも分からないうちに、自然のままに堕落した旅になってたのかもしれない。ニュージーランドの大自然は、僕に自然のままに生きなさい。無理するのは自然ではないんだよ。と語りかけてくるようだった。ニュージーランドといえばK-1ファイターのレイ・セフォーだ。僕も大ファンである。レイ・セフォーが南海の黒豹なら、差し詰め僕は難解な黒豚と言ったとこだろう。旅に出てもなかなか己は見つからない。かえって難解な迷路に迷い込んだようである。僕のPermanentVacationはひとまず?終わりを告げる。夕飯はフードコートでタイ料理、大好きなソムタムと焼き飯を食べる。タイのソムタムは若いパパイアで作るサラダ、ここのは人参だが美味しかった。パパイアはスーパーでもあまり見たことが無いので、ニュージーランドでは栽培が適さないのかも知れない。さすがに二つも頼むと食べ切れずに残す。もったいないが、変に気合いを入れたらまた太りかねない。その後フェリー乗り場で船を眺める。するとなぜか他にもベンチは空いてるのになぜか僕の隣に二人の中東系の男が座り、彼らの言葉でなにやら話し続けている。もしかしてこれから僕の頭に頭巾をかぶせて、イラクにでも連れて行く手筈を整えてるのかもしれない。かの悪の枢軸国家は海外で日本人を拉致していたと言うではないか?もしかしてここオークランドのフェリー乗り場から砂漠の悪の枢軸国家への工作船が出ていることも否定できない。僕は何とか、彼らの隙を見て宿へ帰ることに成功した。しかし、そこではまたしても事件が起こっていた。同室の人の荷物が無くなっていたのだ。四人部屋で全員日本人の部屋。そこに僕以外の住人が集合して、荷物の行方を案じていた。僕はそこへ最後に帰ってきた。それまで彼らの中でどういる憶測があったかは不明だが、明日には帰国すると言う絶妙の逃げのタイミング。被害者以外の二人は、ワーホリで長く滞在しこの宿で仕事をしている。そうなれば必然的に怪しさが漂うのは僕ということになってるのではないだろうか?しかし僕は、何も悪い事はしていない。言ってみればドラマ24のシーズン3に出てくるガエルと言うアラブっぽい男くらい、怪しく見えるが実はすごい良い奴というシチュエーションなのだ。それだけなら未だ良かった。なんとこんな偶然があっていいものか分からないが、先ほどトイレと飯までの時間潰しに宿に帰った時、僕は心当たりがある人物とコンタクトしていたのだ。扉を空けるカードキーの調子が悪くもたついてる所に腕に派手に入れ墨を入れた外人が鍵を忘れてきたような事を言ってやって来た。結局僕の鍵では開かず、外出する人が開けてくれた時一緒に入った。彼はすぐ左に行ったが僕が部屋に入るとすぐに入って来て、僕の下で寝てる人を眺めながら飲んで寝てるみたいな事を言ってる。僕はトイレに行きたいし、下の人の友達か何かで、鍵が開かないので開けてくれるように頼みにでもきたのかなと思い。トイレに行った。帰って来た時には奴の姿は無かった。このことはやはり話さなければならないだろうが、そんな都合のいい話を本当に信じてくれるのだろうか?僕が責任逃れにでっち上げをしているように疑われるんじゃないか?だけどそれが事実だし。やはりこいつが怪し過ぎる。一応、怪しい人間に心当たりがあるということで話をした。彼らのリアクション次第では窮地に追い込まれるかもしれないが、幸い下で寝てた人が、覗かれてるのに気づいていたらしく。その証言もあり、僕の疑いは一応晴れた。しかし自分が英語が出来ないから、何も聞かないで勝手な憶測だけで、結果として呼び込んだような形になってしまったことが悔やまれる。今までニュージーランドで悪い奴に会わなかった事や警戒心が緩くなっていたに違いない。どこの国でも大都市には悪い奴が集まるものだ。ロスやニューヨークでは恐い目にあったし、バンコクではゼミの女の子が万引き犯に仕立て挙げられ大変な騒ぎになった、メキシコシティではスリにあったし、バルセロナでもガイドブックにあるような典型的な手口の犯行に一日で三度も出くわした。逆に地方では何一つ嫌な思いはしたことが無い。僕が大都市を嫌うのはこう言う経験があるからかもしれない。折角のニュージーランドの良い思い出が最後にぶち壊しになった。それだけで無く、結果として犯人に関わったであろうことが悔しくてならない。盗られた人だけでなく、周りの人みんなを嫌な気持ちにさせる事を分からないのだろうか?分からないからやってしまうのか、分かってるけど屁とも思わないのか?前者なら、更正の余地もあろうが、後者なら以っての外だろう。それにしても腹立たしい。オークランドに等くるんじゃなかった。
2005.02.24
コメント(0)
23日ワイヘキ~オークランド 昨夜も雨。何故か雨に祟られ続ける。なんか悪いことでもしたかな?走ってないのに。まあみんなが寒い中頑張ってるのに一人暖かい楽園で釣り糸垂れてる事自体罪深いのかもしれない。朝起き、シリアルの朝食。小雨の中テントを畳み。出発。いよいよ旅も終盤、避け続けたオークランドに行く事に。雨でも困らないが、ひとごみが嫌いだし、スーツ姿で働くビジネスマンを見ると旅の感覚が薄れて嫌だ。そういえばニュージーランドではオークランドとクライストチャーチとウェリントンくらいでしかスーツ姿のビジネスマンを見てない気がする。ニュージーランドはラフな格好の人が多いから気楽な雰囲気で良い。田舎に行くと皆あまりおしゃれをしていない。夏なのでT-シャツに短パンにビーチサンダル。なんかが老若男女問わずかなりいる。気を使わないのは服装だけでなく。体格にも余り気を使わないようで、かなりおでぶちゃんから大デブちゃんまで、肥満率も高いようだ。僕のお気に入りのクライストチャーチのニューブライトンビーチでは、年頃の女の子が、白のセクシーなミニスカートのベルト部分をお肉で覆い隠し、ピンクのキュートなチビTを末広がりに着こなして足元のビーサンは、相撲取りの雪駄のように薄く悲鳴を上げている光景が目に焼きついている。昔「学校へ行こう」でやっていたB-ラップハイスクールのハミデルラビーンを、髣髴させるショッキングな光景。わかるかなぁ?お陰で僕も痩せられたような気がしているが、相対的にそう思うだけで、実は余り変わってないような気がする。帰って体重計に乗ったとき、判明するのだがちょっと怖い。とりあえず宿を確保してシャワーを浴びる。ワイヘキ島は水を無駄遣い出来ないから満足に浴びれなかった。宿は四人部屋二人はワーホリで生活感のあるベット回り。宿が気を効かすのか、みんな日本人。まあ帰る為に日本人に慣れとけという事か?まあもうどっちでもいいや。町を歩くが信号や人ゴミで疲れる。自然の中なら4時間でも5時間でも歩けるのに、町中じゃ2時間で嫌になる。やはり島にいるべきだったかも知れない。オークランドはさすがに大都市でいろいろあるんだろうけど興味が湧かない。武道具屋さんがありそれだけが楽しかった。ただもう一つ気に入ったのは、アジア料理のフードコート。かなり本場に近い物が食べられる。もちろん本場より高かったり、微妙に違ったりするが、フードコートで手軽にこれだけの国の料理を味わえるのは移民を受け入れる国ならではだろう。日本のフードコートのエスニック料理なんて本場とは掛け離れた日本風ばかりだがオークランドのはかなり合格点。美味いし量も多い。この二日で確実に2キロは太るだろう。やはり大都市は嫌いだ。明日は最終日だが何をしよう。一日潰すなんて無理に近い。何かのツアーを申し込むほど金はないし、町歩きはしたくないし、飯食って寝るだけかな?寂しいもんだ、都会なんて。
2005.02.23
コメント(0)
22日ワイヘキ島 昨夜は雨。テアナウで雨の中畳んだレジャーシートは異臭を放っていたので捨てて来た、今夜はフライシート無しで雨に打たれる。何度も起きテント内の結露を拭く。明日雨だったら何の為に島に来たのか分からない。上がってくれる事を祈るしかない。朝は何とか雨では無い程度。予断を許さない天候。さて、火曜の朝と言えば、そう週間ジャンプではなく、ジャスコの火曜市でもなく、週間泰成塾ニュースの日だ。週に一度、南半球をさ迷う愚かなならず者の為に世界一部数の少ないメールマガジンを我が先輩なかちゃんさんが発行して下さっている。誠に感謝の念に絶えず、有り難い事であるが、今日をもって廃刊となってしまうのが寂しい。また旅にでるしかないかな?ご心配頂いたお腹の調子は何とか正常になりました。規定量の倍の正露丸を飲みましたから。あの時は海での蹴りも想定してNOパンで胴着を履きこなしていたので、妥協・敗北=すなわち武道家としての死を意味するわけで、武道家としての操を守れて安心してます。日記を読むと皆が塾長の練習相手になるべく、精一杯協力しあう様が手に取るように伝わってくる。なのに僕は試合の出場を無理にお願いしたくせに、練習相手になるどころか、一人下痢と戦うていたらくぶりを発揮。情けないうえに申し訳ない。対人稽古を一月も空けて、二週間でどれほど対応出来ようか?不安である。次の日曜からバリバリ飛ばして塾長の相手になって感覚を取り戻したい。皆さま、ヘタレに思い切りカツを入れてください。さて今日は釣りに出掛けた。短い竿と三つのルアーしかないので、かなり無理があるがとりあえず昨日のポジションに向かうが迷子になり、親切なジョギングおばさんに釣りスポットを教えて貰う。ダイソーの百円スプーンを投げまくるが、一向に当たりが無い。ルアーを変えたいが他のは軽すぎて飛ばない。これだけが頼りなのだ。そろそろ泣きが入りそうになった時に、重いものが引っ掛かる。藻かなと思ったら、何とイカが釣れた。ニュージーランド初の獲物がイカ。川釣りのライセンスを高い金で買ったのに、初物はイカ。複雑な気分だがやはり釣れれば嬉しい。気を良くして、投げ出したら二投目でルアーを紛失。絶望の淵に叩き落とされる。その後軽いルアーでは5メートルくらいしか飛ばず、釣れる気配が無い。一つばらして二個一にして重さを稼ぐが飛ばない。そのうち引っ掛かり紛失。その上雨がぱらつきだす。宿に帰ってもやる事はないし、空は明るいので、浜にあるボロイ船の屋根のあるところで雨宿り。誰もいないビーチで、一人雨宿り。なかなか風流な経験だった。雨が上がり磯を物色。何とか拾ったでかい針と小さな重りを組み立てて先程のイカを餌に釣る。すると投げて糸ふけを取ると当たりがある。ほぼ確実に投げれば当たりがあるが、針がデカすぎて、なかなか食いつかないが、先程の壊したルアーの針を使うと。真鯛が入れ食い!大きさは手の平より少し大きい程度だが、結構引きを楽しめる。始めは写真なんか撮ってたが、もう面倒なくらい釣れる。五匹くらいで針が無くなり、また大きい針にする。当たりは続くが、くわえる確率が減る。しかし、時々そんな針を食べる馬鹿チンがいるので楽しい。100円ショップのルアーでイカを釣る。拾った道具でイカを餌に鯛を釣る。何だか藁しべ長者みたいだ。素晴らしいニュージーランド。何故始めから海釣りにしなかったんだろうか?ニュージーランドは海釣り天国だ。チャーター船のパンフには4,50センチの真鯛が写ってるので船ならもっとすごいのだろうが、泳げる海岸の端っこの磯から20メートル投げるだけで、2,30センチの真鯛が入れ食い。凄すぎるぞ!ちゃんと装備を用意して来たら、どれほど釣れるのだろうか。熱いぜニュージーランド。水溜まりに良いサイズを泳がせてたら潮が満ちて逃げられた。再度狙うが潮が変わったのか当たりが減る。それでも何とか30弱の奴が釣れた後、針を紛失。結びの一番、本日の~打ち~止めとあいなりました。その後泳いでから、魚を捌く事に。この島は水道がないので雨水に頼っている。なので宿で水流しまくりで捌いたり出来ない。十徳ナイフで捌くが、下手過ぎて身がかなり無駄になる、海水で洗ってたら一枚海鳥にさらわれた。追い払って取り返したが、食べる気が無くなり捨てちゃった。もったいない。しかし今日は楽しめたなぁ。明日も釣りたいが、島に釣り具屋が無いらしいので諦めた。明日はいよいよオークランド。旅も後正味二日。楽しんでいても帰国が気になりだす。楽しいけどどうしても嫌な事がちらつく。誰しもこう言う経験はあるだろう。エアロスミスのライブで大好きなトレイン・ケプト・ア・ローリンなのに何故かこれで楽しい時間も終わりかぁと言う切なさも湧いてくるそんな感じだ。帰ってからの空手の事を思い描きながら帰国やむなしの気持ちに切り替えるしかない。ニュージーランド、正しく地上の楽園と言えよう。この名残惜しさを詩にしなければならない。侍も詩人だったし、猪木も詩人だ。僕も詩の一つくらい詠まずに武士道精神は語れまい。だが何も浮かばない。無理に作るものでは無い。心に沸き上がるのを待たねばなるまい。帰国までに良い句を詠みたいものだ。
2005.02.22
コメント(0)
20日ニューブライトン 心配していた天気は快晴だった。天気は崩れなかったが、僕のお腹の調子がイマイチ。昨日の吹きさらしから夜も何度かトイレに行く羽目に。走った罰はやはり来た様だ。お腹を冷やさないようにプールを控える。やることが無い。桟橋からサーファーを眺めるが、良い波が来ないのかなかなか乗らない。海を眺めなが本が読める図書館にて武士道を再読。もちろんお昼はあのハンバーガー。名残惜しいがこれで最後、行きつけのお店だったのに残念だ。気になるお店があって最終日の日曜日に買いに行こうと思ってたとこが日曜定休日だった。こう言うときは何故直感を感じた時に買わなかったか後悔させられる。お腹の調子のせいで南島最終日と言うのに元気がでない。釣りもトイレが無いから行きたくないし。ホントにツイてない。暇だから明日からの滞在地を決めた。今まで決めてなかったのも変な話だが、移動に時間を取られると勿体ないのでケリケリは諦めた。ケリケリで蹴り蹴りは幻のギャグで終わってしまった。かと言って、オークランドの町中なんかで過ごしたくない。何だかもやもやした感じで滞在地が決まらない。そんな時、宿の紹介チラシを見て気になる殺し文句が目に留まる。僕なりに意訳すると「オークランドから35分のとこにバリバリリラックスば出来る綺麗か島があるとに、なしてオークランドに泊まらないかんとね?」と書いてある。もう僕の心を鷲掴みにしてしまった。ここなら移動で半日潰したりしなくて済むし、山ならぬ島篭りの修行が出来る。内陸が長かったので最後は島で締める。なかなか乙じゃないか。僕の目的地決定を阻んでいたもやもやがあの殺し文句で一変に晴れた。明日はオークランドのからフェリーで35分のワイヘキ島に行くことに決めた。思えば旅も残す所あと五日。あっという間に一月がたった。来週の日曜日は空手の練習から帰り、ひとっ風呂浴びた後日曜洋画劇場でも見てるいつもの日常に戻ってるんだろう。僕の旅は一体何だったのか振り返る。歩いて旅するはずが、ピックアップの旅となるのに一日もかからなかった。ニュージーランド人の親切さに触れると共に素晴らしい景色や自然を堪能せずに帰ることが馬鹿らしくなり、歩き旅は辞めにした。ガイドブックを頼りに、山に行こうと南島に渡り一路フィヨルドランドへ。北部の海岸線のトランピングに目もくれずに向かったが雨に祟られヘタレぶりを発揮しワナカの湖に落ち延びた。釣りにチャレンジするもライセンスの元も魚も取れず、やけくそで北島に修行の場を求める事に。しかし飛行機の変更費用がかさむ事に躊躇し、諦める。都会の喧騒を嫌いビーチにきたら理想の修行場所に出会うが、変更した飛行機の日程で長くいれなくなる。海が修行に良いなら何故南島に着たとき海岸トランピングをしなかったか後悔の念が湧く。思い付くままに直感的に旅を進めて来た。合理的なコース取りでもなければ、効率の悪い金遣い。パックツアーから見たら何て無駄だらけの勿体ない時間の使い方だろうし、中身の薄いものに見えるだろう。しかし、全体として楽しめたし、無計画故に逃した多くの名所や経験も馬鹿だなオレと笑い飛ばせる。以前アメ車に乗っている友達に、燃費が悪くて図体でかくて余計な関税まで払って、なんでアメ車になんて乗るのかと聞いたことがあ辰拭昼間の喧騒は何処へやら、辺りは静まり数人のサーファーと金属探知器をかざすおじさんだけだ。昼の喧騒を物語る幾多の足跡は波に洗われ海鳥の小さくかわいい足跡だけが波打ち際に刻まれる。僕はおもむろに海鳥の足跡を辿る。小さく小刻みな足跡は、不規則な弧を描きながら波間に消えて行く。海鳥は何を思いこの道を行くのか?海鳥の後を付け海鳥の気持ちになって歩いてみたが、解らない。餌を求める本能か、追ってくる人間から逃げているだけなのか、海鳥なりの行動規範があっての事なのか、全くもって解らない。その時自分を振り返る。ニュージーランドでの不規則な足跡、いや僕の短い半生の不規則な足跡は、なぜそう刻まれたのか?何かを求めて刻んだのか?音も無く迫り来る現実から逃げながら刻んでしまったものなのか?僕なりの確固たる行動規範があっての事なのか?正直自分でも解らない。そんな奴に海鳥の気持ちなんか解りっこ無いのは明らかだ。僕が刻んだ足跡はいずれ時代の波に洗われ、消えてなくなるのだろう、そう今日の海鳥の足跡のように。しかし、我々人間は、文字を持ち記録を残す事が許された地上で唯一の生き物。時代や時に洗い流されない足跡を刻みたいと切に願いながらも、それが何かを探しながら今日もまた不規則な弧を刻み行く。いつの日か、消えない足跡を刻むため大洋に向かい想いを馳せる。
2005.02.20
コメント(0)
18日ニューブライトン宿は最高だが、下は銀行で商店街に面してる。夜騒がしいのと訳の判らない警報音が鳴り響いたり、安眠出来るとは言い難いが、何度か起こされつつも爽やかな朝を迎えた。プールに行こうと先ずはゴーグルを買いに行く。近くに2$ショップがある、日本の100円ショップみたいな奴で品揃えは日本の方がいい。だが海辺のせいかゴーグル二個入り発見。中国製のちゃちい奴。二個入りにする位なら一個でもっとマシな奴にしてほしいが、サーフショップで買うと高いだろうから使い捨てでこれにした。余り使い捨ては好きではない。資源の無駄使いだから使い捨てコンタクトでも長く使う位だ。でも日本に持ち帰る程の物でもないのでごめんなさい。11時にプールを目指す。昨日安さで気になっていたハンバーガーショップで食べようと思ったが11時半にならないと開かないので帰りの楽しみにする。天気いいので歩くだけで楽しい。プールは本格的なプールは学校が借り切ってるようで使えないが、ちょっとしたレジャープールと流れるミニプール、子供用、ジェットバスにサウナとスチームサウナまである。てれーっと平泳ぎで泳ぎ、疲れたらサウナやジェットバスに入る、なかなか快適。ロトルアは本物の温泉だったが、中国人の団体ツアーのじじばばばかりだったのに対し、こちらはまだ若い子連れの家族や学生などが中心。やはり若くてもムッチリ太った人も多いが、ロトルアより何倍もマシだし、綺麗な人もいる。飛行機変更するんじゃなかったと後悔。明日から週末なので子連れで騒がしくなりそうで嫌だなあ。大分痩せたと思うが体重計がないので、分からない。帰っての楽しみの為にもリバウンドし始めないように体を動かさねばならない。スイマセン塾長・大里さんこれから僕は西山さん寄りに移籍します。の予定です。帰りにハンバーガーバーとフィッシュフライを買って宿で食べる。バカうまでは無いがコストパフォーマンスは高い。また食べよう。そういえば帰り道に6才くらいの子にⅠドルくれとたかられた。まさかこの平和なニュージーランドで小学生からカツアゲされるとは!良いか少年、こんな薄汚い旅人からお金を貰おうなんて、そんな心根でどうする?君は親切なニュージーランダーの子孫だろ?もっと誇りをもって生きなさい。君の住むこの国の人達は、ヒッチハイクしても何の見返も要求しない、そんな誇り高きジェントルマンだ。なのにそんなギブミーチョコレート的な敗戦ムード漂う自信を喪失しかけた心根で立派なニュージーランダーにはなれんぞ!とプータローに説教されても説得力が無いが、何時までもニュージーランドが素晴らしい国である為に思い直してくれ少年よ!疲れたので昼寝して6時半位から浜に出る。今日も修行に励むが、なんか泳ぎで筋肉痛なのか、力が入らない。昨日より寒く少し早めに切り上げた。晩飯はビーフを焼いたのにコールスロー。肉焼いてたらフランス人のお姉さんが残り物の料理をくれた。美味しかったよメルシー!豪華な夕飯。良い町だ。素晴らしい、明日からの週末でのどかさが消えない事を祈るばかりだ。話変わるが、顔が日焼けしだした。今まで三度笠で守られていたが、ワナカの町で壊れて置いてきてたのだ。315円で買い、荷物になりながらも飛行機に乗せ、雨の日も晴れの日も僕を守り続けたその価値は37$^$&0L8+;v$J9S$l68$$J}$@$C$?!#日本の女があんな風に怒る事はあまりないだろう。文化の違いか、人種によって違うのか?興味深いが不快でもある。ただの悪酔いなら良いが本当にあれほど怒り狂うような不幸があった訳でない事を祈りたい。19日ニューブライトン ジーナのせいでよく寝られず起きたら10時だった。まあ何を急ぐ訳でもないので良いのだが、ハンバーガー屋の開く時間には早過ぎるし中途半端。週末の人手をチェックに桟橋に行くとたいした事無い。一安心してその辺のお店で時間を潰しハンバーガーを食べに行く。でかいのに安い。フィッシュフライとエッグバーガーで約300円。マックのセコい大きさとは違うボリューム感。こちらのハンバーガーがかけソバならマックのはわんこソバみたいなもの。腹にたまるコストパフォーマンスから考えてもマックよりお得だ。おやつにも食べたいがリバウンドが恐いので押忍の精神で耐え忍ぶ。すいません塾長、意味を履き違えて。プールはやはりガキんちょパラダイス。50メートルプールが空いてたので5往復程泳いだら疲れてしまい。やはりサウナやジェットバスに行く。久々にちゃんとしたプールで泳いだが疲れるなぁ。スチームサウナで蹴りの練習をしてた。ひとつ蹴っては堀さんの為、ふたつ蹴っては堀さんの為、とやってたらだんだん頭がボーッとして来て、気付いたら堀さん堀さんと短くなって敵の様になっていた。これでは本末転倒だ、いかんいかんやはりサウナで無茶修行は駄目だ。気分が悪くなったので帰ることに。帰る頃にはビーチの人は増えていた。日が長いから朝急いで出発しないんだろう。のんびりするのが休暇だから朝早くから頑張って芋の子洗って帰りは渋滞。こんな日本の海水浴はレジャーと言うより修行なのかもしれない。夕方中華の詰め放題を持ち帰り食べる。なかなかイケル明日もここかな?スーパーに行くと要らない物まで買って荷物が増えるから、行かないようにする。腹ごしらえの後、先ほど発見したファミリー釣り大会のチラシにすぐそこの川と知らない通りの名前があったので、多分川とその通りの当たる場所が釣りスポットだろうと捜しに行くことに。今日は海岸の修行ではなくリバーサイドで行くことにした。通りはあっけなく見つかり、拍子抜けした。確かにルアーを投げれるが、誰も釣り人がいない。大丈夫かな?さすがに日が落ちかけ気温も下がり肌寒い。川沿いの遊歩道があるので海まで出てビーチに沿って帰ることに。肌寒いこともあり、修行がてらジョギングして行くことにした。あれだけ走りで酷い目にあったので嫌な予感はあったが、雨も降る気配はないし、車が飛び込んでくる事もないし、突然の不幸で考えられるのは津波か隕石位だろうとたかをくくってた。走りだしはペースが分からずに行きが整わない。走り慣れてないのが良く分かる。次第に無理無いペースを掴み良い感じで走る。かなり距離があるので途中歩きもしたが、なかなか快調。砂浜に出ると遥か遠くに桟橋がまるで砂漠の上の楼閣のように霞んで見える。日はかなり落ち空がピンクに染まり暗さを増してくる。ピンクの夕空に波の音、霞む桟橋に吹き付ける浜風。贅沢な至福の時のはずだった。そうはずだった...何故に神は僕から走りを取り上げようとするのだろうか?デブは走る権利さえ無いのか?かなりニュージーランドで痩せたと思うが、それでもまだお許しにならないのか!(ここから先は食事中には読まないでください)純白の胴着をきて浜を走る。上はシャツ一枚。吹き付ける浜風は思いの外冷たく僕の脂肪の薄くなったお腹を執拗に攻め立てる。来た!腹の痛みと共にいたたまれないウォーターチックな便意が僕のお腹に満ち溢れた。トイレのある桟橋は遥か遠くに霞んでいる。走り疲れた脚に鞭打ち駆け出すも、一向に近づいている気がしない。走る振動や向かい風が容赦無く襲い掛かる。正確な距離や時間が読めないので、刺激を減らし細く長く耐え忍ぶ作戦に切り換える。後で地図を見たらおよそ3キロどうりでなかなか着かない訳だ。かなりの時間、僕にとってはロード・オブ・ザ・リングを三本立て続けに見たくらい長かった気がするが、押忍の精神で口は真横に一文字に結び。脚はしっかり内八文字で尻を締め。摺り足の如く腰の上下無く、黙々と霞む桟橋を目指し突き進む。ある意味この旅で一番過酷な荒行であった。一切の甘えや妥協を許さず、耐えられなかった時は純白の胴着を茶に染めなければならない。武道を志す人間として相手の血で朱に染まるなら名誉だが、下痢に負けて茶に染めた日には、腹を切って詫びるより他無いだろう。野○その誘惑にも駆られたし、最悪海で尻を洗えば良いのではなど、不埒な考えが頭を過ぎる。しかしそれは敗北への誘いに過ぎず、波い筺△發辰塙鵑ず卞颪?圓措?韻討襪?發靴譴覆ぁA?譴訖佑?△泙靴ぁしかし、今日の僕はかのマラソンランナーの様に自分で自分を誉めてあげたい。
2005.02.19
コメント(2)
16日ワナカ~クライストチャーチ又しても嫌な予感にやられてしまった。直感的に目的地を決めてしまうが、その後の嫌な直感を無視するとろくな事が無い。バスに乗り、景色を眺める。綺麗な水色と言うかミルキーな緑というか、絵の具を溶かしたような湖の色。そうだった、帰りはこの湖に滞在しようと思ってたのをすっかり忘れてた。湖以外は何も無いが、昼にバスが停まったので食べたベーコンエッグハンバーガーがバカうま!佐世保で食った奴より美味かった。失敗したなと思いつつクライストチャーチの着く。先ずは明日の飛行機を予約せねばと、オフィスに行く。明日だと追い金が165$かかるという。50$はペナルティーだが元は115$のチケット、さすがに金銭的に無理。かといって今のチケットはオークランドで乗り継ぎが1時間半しかないから、下手すると帰れない可能性もはらんでるので、何時なら安く変更出来るか聞いたら21日の月曜日だと。まあ帰りの安心と何日か北で過ごせるから妥協して支払った。頭はケリケリだったから、クライストチャーチで月曜日まで時間を潰さねばならなくなった。またさっきの湖に戻るのも屈辱だし、クライストチャーチ近郊で過ごすことに決めた。町中は人が多くて好きじゃない。何件か宿を当たったがベットがないので、とりあえず前に泊まった迷子になった宿に行く。今度は隣の部屋なので迷わなかったが殆ど日が射さない退廃的な死臭漂う雰囲気。隣も余り感じは良くなかったが、今日はヤバイ。臭いし泊まってる奴も覇気無く寝袋に包まっている。きっと部屋の雰囲気がそうさせるのだろう。荷物を置いてすぐに出て来た。寝るだけだから我慢しよう。何故だか最近裏目に出る行動が目立つ。その前に嫌な予感がしてるから回避することも出来そうだが何故か不用意に飛び込んでしまう。かなり無駄金を使ってしまった。計画的に旅をこなすべきか?直感を頼りに突き進むか?まあ命に関わる訳でも無いからどうだって良いが、気分が凹むから嫌だなぁ。堀さんの為にも試合に向け調整せねばならないが、何時も気持ちが焦るばかりで調整らしい調整をせずに試合に臨むことが常だった。やはり今回もそうなってしまうのだろうか?無茶修行に来たはずなのに、やはり練習や修行が似合わないナチュラルパワーの僕が自然で良いような気がする。進歩がなかったか?この旅は?自問自答の日々。ケリケリで蹴りは幻になりそうだ。夕食は安いタイ料理屋で食べる。ワーキングホリデーの女が二人で愚痴りながら飯食ってた。ワーホリの実態はこんなもんかな?と思った。明日の行く場所を決めなければならないので宿に戻りガイドブックを見る。相当無駄金使ってしまったので、遠出は避けたいハンマースプリングスと言う温泉地にしようかと思ったが往復40$の交通費は痛いので近場の海にした。10キロくらいだから歩けば交通費はかからないし、少し歩けば温水プールもある。雨でも退屈しなくて済みそうだ。ただ宿が少ないから泊まれない可能性もあるが、無いなら歩いて帰れば良いしニューブライトンという。クライストチャーチ近郊のビーチに決めた。今度は当たりであって欲しい。宿の部屋で今日記を付けているが、臭いにも慣れて来た。何だか部室を思い出す。臭い防具があり、不快なはずの部屋。しかし=空手の修行の図式が成り立つではないか!砂浜なので足場は安定してる。なかなか良い場所だ。図書館も海に面して建っていてそこから300メートル桟橋が延びていて、釣り人が竿を並べている。僕もやりたいが、小さなリールなので海底まで糸が届かない、そのくらい高くなってる。ここの釣りの為に装備を買い揃える訳にもいかず諦める。小さな魚は結構釣れてたし、手釣りで蟹を釣ってた。蟹の道具だけ買おうかな?まだ時間があるので温水プールの視察に行く。遠足なのかやたら中学生くらいの子がいる。今日は場所確認で帰ることに。約30分位良い運動になるな。熱い日中はここで汗を流そう。宿に着くと朝とは違うおばさん。話が伝わってないが部屋はあるらしいから案内される。何と個室だ。18$なのに個室。前蹴り位出来るスペースもあるし電気が明るい蛍光灯。マットがやわいのが唯一欠点だがキッチンからシャワーまで言う事無し。今回はまさに直感を信じて正解だった。余り宿泊客はいないらしい。良く考えたら市バスで来れるとこでわざわざ泊まる程の事は無いと言うのが大方の意見だろう。お陰で格安快適な生活が営める。北島行くの辞めにしたいくらいだ。キッチンに日本人がいて、英語でどこからきたのかと聞かれた。日本人に見えなかったのか、外人だった時潰しが効くからあえて英語にしたのか?真相は闇のままだがまあ良いや。何と彼はケリケリに行っていた。何と言う偶然。蹴りの修行に行った訳では無いがレンタカーで行ったとのこと。フルーツが不作でピッキングの仕事が少ないらしい。うざいワーホリの連中も少ないかも。無理して行こうかな?悩むところだ。日が暮れる前に海岸へ行く。潮が引いた海岸線を胴着と裸足で走る。気持ちがイイ。あれほど雨で濡れるのが嫌いな僕なのに、胴着が濡れて重くなり、波にさらわれフラつこうとも、心地良い。波に向かって蹴りを放つ。膝上まで来た波にバランスを奪われる。己の足腰の練れてないことに失望するが、修行って感じが川や湖以上に感じた。何故もっと早く海の重要性に気付かなかったのか?やはり山篭もりのイメージが判断を狂わせた。日曜日迄ここを修行の場にしよう。
2005.02.17
コメント(0)
15日ワナカ 朝起きて先ずはメールをチェック。有り難い。やはり中ちゃん先輩、ちゃんと泰成塾メールを送ってくれている。やはりふがいない僕に、ちゃんと修行しろと、もっともな御意見。しかしある意味そんな事はどうでも良い。塾創設メンバーの相談役として塾を支えてくれていた堀さんの転勤が決まったと書いてある。噂は先日メールで頂いたが、まさか本当になるなんて思いもしなかった。スペイン巡礼の時は、帰国したら山崎さんが転勤されていた。今後は堀さんが。僕は転勤族になるのが嫌で会社を辞めたのもある。自分だけで無く、周りの人も悲しませるような転勤は、本当に必要なのかと思いたくなる。まあそんな事を言っても仕方が無い。他の塾生には申し訳ないが、堀さんの送別会の日に試合に出させていただける。塾長と僕だけ、頑張り次第では分かりやすい華を堀さんに捧げる事が出来る、恵まれた環境にある。頑張って良い成績を残せれば、旨い酒で送ってあげられるだろう。しかし、ふがいない負けをきしたりすると、送別会の雰囲気を悪くしかねない。お世話になった人には旨い酒で旅立ってもらいたい。今日は堀さんの事が頭から離れない一日だった。まあ、気分を切り替えていつもの馬鹿モードにする。昨晩、昼寝がたたり寝られない。雨でこの町に滞在する気も薄れたので次の行先を考えていた。やり残したこと。を中心に考えたら、ミルフォードやケプラートランピング。バンジージャンプ。海釣り。海の幸。温泉。修行、、、そうだっ!修行をせねば。足腰を鍛えキックの鬼になりたくて来たのに。あまりの自然の美しさに、もうメロメロ。骨抜きにされている。さて気分を変えて修行するに相応しい町は無いか?ヘッドライトを頼りに地球の歩き方をめくると、まさに僕の心境を察してくれたかの様にある町の名が目に入った。その町の名は「ケリケリ」北島のそのまた北の方。蹴りの練習をするのに世界中で最も適した町だろう。まさにKing of KickTown だ。もう僕の頭はケリケリに飛んでいた。雨も少ないだろうし、海も近い川の町。北島なのがきついが、飛行機も日付を50$で変えられるっぽい事が書かれてる。雨に祟られたフィヨルドランドの南島から北に移動することに決めた。僕はこう言う馬鹿らしい目的地設定が大好きだ。昔メキシコからシカゴに行った後、友達の「ニュー・オーリンズの牡蠣とベニエは食った方がいい」と言う言葉でバスで二日かけてニュー・オーリンズ迄南下したくらい、馬鹿な男だ。しかし誰でもケリケリで蹴りの練習と言う気持ちは分かるだろう。それはヨルダンの首都アンマンで「おやつ肉まんとあんまんどっちにする?」と聞かれれば、普段肉まん派の人でもあんまんと答えるだろうし、ニューヨークで「あなたシャワーにします、それとも入浴?」と聞かれれば西洋人でも入浴と答えるだろう。そのくらい、他に答えが見当たらない位キックの練習はケリケリなのだ。間違いない!そうと決まれば朝一でクライストチャーチ行のバスを予約に行く。もう頭はケリケリと堀さんでいっぱい。バスのチケットを買うとき、聞かれた。キャンセルが効かないならニドル安くなるけどどうするか?もちろん僕の頭はケリケリに飛んでるので、ノープロブレムと答える。彼女は再確認して入力を始めた。待せをたてながらJETBOATがやってきて、僕を嘲笑うかのようにモンキーターンばりのアクションをかましやがる。客の絶叫とボートのエンジン音、襲い来る引き波。見事に僕の心は逆なでされ、自然に溶け込む所では無く、その怒号によってさっきまで見えてた魚すらいなくなる始末。釣りはどうでも良くなり、泳いだり空手の基本を川の中でやったり、自然破壊に走り出した、釣人には迷惑をかけたが、JETBOATと何ら変わり無いから良いだろう。1時間ほどやってたら風が強くなり、寒くなり始めて辞めた。本当気象が変わりやすくて困る。程よく疲れて帰ることに。気になっていたケバブ屋さんがあるので食べとかないと思い注文。現金が35セント足りなくてまけてもらった。なかなか良い味だった。もっと早くから食っとけば良かった。名残惜しいはケバブと魚かな?風景は満喫したが、あれは日常であって欲しい。良い町だった。明日はクライストチャーチに行き、チケットを変更して、ケリケリに向かわねば、早くて明後日、下手すると週末になるかもしれないが、ケリケリで蹴り蹴り。この一発ギャク的な直感を信じ遥々北まで行ってきます。昔ダウンタウンの番組で喉が渇いたからエビアンに行って水汲んで来てと言う罰ゲームがあった。日本でなら、夜中に炒飯食べたくなって横浜の中華街まで行くとか、パシリで網走まで来ちゃいました的なノリだろう。そんな旅も良いだろう。僕らしいから。
2005.02.15
コメント(0)
12日ワナカ 朝起きてコーンフレークを食べる。フランス人の髭兄ちゃんがキッチンできちんと荷造り中。彼とは苦楽を共にしたと言うか、同室のバカップルが昼夜問わずいちゃついてるのでおちおち部屋にもいられない、その気持ちは日仏共通なのか、文句は言わず、身を引いてあげる。しかし、四六時中いちゃついてるので僕等二人は流浪の民と化していた。少し話した程度だが、何か通じるものを感じた。彼はそのせいで朝にまとめて荷造りをせねばならず、その苦労と苦悩は手に取るように分かる。このバカップルは今日も泊まるような事を言ってたので、僕も宿を変えようと荷造り。あのバカップルは起きてまたいちゃついてるので腹がたち無視してガサゴソ音を立てて荷造りしたが、何の抵抗にもならなかった。何でもダブルの部屋が空いたらしく移動するらしい。僕も移動する必要が無くなったので、宿の人の薦めもあり。後二泊することに。湖があり、散歩コースがあり釣りが出来る。ここで釣を楽しむつもりでいる。NEW ZEALANDは釣にライセンスや決まり等あり、ちょっと面倒臭い。ライセンス無しでやって見つかったら知らなかったと言えば済むかとも思ったが、ちょっと心が痛むし、やはり釣りくらい日の当たるとこで堂々と釣りたい。影でこそこそ人が来るのを気にしながらやっても面白くない。しかしいざライセンスを買いに行くと以外に高い。1日18$4日で72$1年で88$と理解に苦しむ価格設定。旅行者に優しくない価格だ。よそ者には釣らせたくないと言うことだろうか?だがオモイッキリ買う気で来た僕の頭には「なら買わない」と言う選択肢が浮かばなかった。悩んだ揚句一年パスを買ってしまった。またしても買ってから気付いた。・釣れなくて嫌になったらもったいない。・貧乏症なので元を取る為釣りが行動を決める基準になってしまう。・雨が続いたらどうするか?・登山同様NEW ZEALANDの釣りの知識も無しに釣れるのか?など、不安が頭を過ぎる。無駄な小屋代払った後なのに、また無駄な出費になりそうな予感。本当学習能力が欠如している。カードの買い物はやはり恐いなぁ。しかし買ってしまったからには使わなくてはなら無い。一年分をあと二週間弱で使い倒さねばと、慌てて釣りに出掛ける。雨は止んだものの予断は許さない状況。釣り場まで徒歩一時間。最悪雨で行って帰って風邪引いて終わりと言うシュミレーションが頭を過ぎる。山に囲まれているがクイーンズタウンやテアナウよりは山が近い感じで、本当絵になる川になるとこから流れの緩急の変化も楽しめ、気持ち良い。小雨が降ったり止んだりで何とかもったが、肝心の魚が釣れない。釣り具屋のルアーを見て持ってきたのでも何とかなりそうだったのでそれでやったが、まるでダメ。僕は心底釣り馬鹿ではないので、釣れないとすぐに飽きてしまう。仲間ときてたら決めた時間まではやろうと思えるが、独りだと諦めも早い。水面には虫が流れ、それを食べてる魚が水紋を立てているからいるはずだが、僕のルアーは食わない。後悔ばかりが脳裏をかすめる。どうせなら、ボートのツアーなら釣らせて貰えたろうにとか、ほかのアクティビティに金を使えば良かったかな?とか、しかし釣れずに終わってしまった。本当はもう懲りたが、88ドノ袋ラーメンをはレンジで作ったり出来る。面倒臭がりにはちょうど良い。タイでお馴染みのヤムヤムだ、NEW ZEALANDは結構タイ料理がある。タイの移民も多いのかも、メキシカンやケバブも多い、観光地だからかもしれないが興味深い。宿の親父の声で起きた。こいつは良い奴だがうるさい。明るくおしゃべりで声がデカイ。ちょっとむかついた。釣りに行かないのかとばかり聞いてくる。心配しなくても勝手に行くからほっといてくれ。追い出されるように釣りに行く。竿を引っ提げ、朝とは反対の遊歩道を歩く。先ほどエスプレッソ用の細びきの豆を購入。釣りをしながらコーヒーブレイク。何て優雅な釣りだろう。コーヒーも自分でいれなければならないのが独り身の辛さだがやむなし。昨日通った道だが二度目になると飽きるのか長く感じる。釣り場に着いてレシートから逆算したら一時間半もかかる。往復3時間。歩きの釣りは楽じゃないが、修行もせねばならぬからちょうど良いかもしれない。問題は釣れるかどうか。釣れなくては明日は来ないかもしれない。八時に帰り着くにも1時間位しか無い。とにかく竿を振る。全然飛ばないから釣れそうも無いが、しばらくしたら当たりがあり魚が見えた。やはりいる。釣れはしなかったが、僕のルアーに興味を示した奴がいることが分かった。歩いてた釣り人も二匹釣ったと言ってたので、イケル気がしてきた。その後も当たりがあり、時間になる。釣れはしなかったが手応えはあった。明日やることが出来て良かった。明日こそは釣り上げて見せよう。今頃みんな組み手やってるのかな?羨ましい。後二週間後はよろしくお願いします。ああ待ち遠しい。
2005.02.13
コメント(0)
十日 正直スマンかった!まず始めに謝りたい。何故か?それは昨日注入された闘魂をいとも簡単に手放したヘタレ振りを発揮してしまったからです。「闘魂燃え尽く」今日は何から何まで歯車が噛み合わない。悪魔に取り付かれたような一日だった。昨日の夜は雨音で寝付けず寝坊してしまう。外はもちろん雨。かなりの雨なのでテント内で荷造り。後で気付いたが防寒の要ラガーシャツを置いてく荷物に入れてしまってた。さすがにテントは外でたとまねばならず、外に出たらすぐに靴に浸水、嫌気がさす。いっその事、ここで諦めれば良かったのだが、闘魂の種火がまだ着いていたようだ。遅れを取り戻そうと、飯も食わずに歩き出す。トレッキングのスタート地点まで一時間弱。その後6時間歩かねばならなかった。すぐに足はずぶ濡れになり不快感は最高潮に。一昨日の山火事の後を通ったとき。僕の闘魂もこのように消されてしまう事をまだ知る由も無かった。スタート地点のコントールゲートにつき、後6時間も歩くのかと不安がよぎる。しかし歩みも止めず入山する。何故か?立ち止まると寒くてかなわないので歩き続けるしか無かったのだ。コースに入るとイメージはローリングストーンズの悪魔を憐れむ歌。これが自然と頭の中を流れる。始めは頭の歌に合わせて「あっ」とか叫ぶ余裕もあったが、段々体中から寒気がしだして腰や膝、肩そして節々が痛みだす。足なんか不快感を通り越したのか、踏み出す度に足の甲の骨に痛みが来る。 さすがにやばそうな気がしてきた。ちょうど真ん中位だが色んな事が頭をよぎる。一度言い出したたかだかトレッキングを雨程度で投げ出すのか?雨にもマケル闘魂で僕は空手小僧と言えるのか?武士が雨だから合戦から引き揚げるなんて聞いたことがない。しかし、登りで止まって振り返ったとき、とうとう闘魂の種火は消えてしまった。今思えばカタカナティーシャツに踊らされ、勢いで来たものの、雨の登山の危険や技術・装備に疎かった。登る体力はあっただろうが、消耗の少ない歩き方や雨対策・知識経験がない訳だ。帰るも小屋まで耐えるも出来たと思うが、無理してシャワーもない冷え込む山小屋で過ごし、もう二泊三日も雨に打たれ続けたら、暫く寝込む程の風邪を引くのは間違いない。歩き通した後なら良いが、山小屋やテントで寝込む事になっては厄介だ。いくら修行でも後で何日も寝込んで体力が落ちたら修行の意味がない。ここで無理して名誉を守るより、泰成塾として出させて頂く試合で不覚を取らぬ様腕を磨く、それの方が大事だ。そのためには寝込むような事になっては困る。海外旅行保険も入ってないので、病院にもかかれない。引き返す事はやむを得ない。雨や登山を舐めていた自分が敗因だった。寝袋は濡らしてしまい、唯一の防寒着も忘れる始末。小屋に行ってもまともに暖は取れなかっただろう。パッキングが悪い。確かにそうだが山歩きの知識を頭にパッキングせずに日本を発った僕が愚かだ。全てが浅はかな行為の積み重ねの集大成のなせる醜態。いや引き返した事だけが、唯一正しい判断だったと思いたいが、敗北感に打ちひしがれながら来た道を引き返す。引き返すのも勇気。それは他人が慰める為の言葉であり、引き返す本人には敗北感しかないのだと始めて気付いた。寒さはどんどん酷くなり、腹まで冷えて痛くな?隊が出たりしたらまずいから急いで行くことに。オフィスにはおじさんはいない。あの公務員然とした振る舞いの嫌な女だ。拙い英語でキャンセルをしたいと言ったらなんだかんだ言った後、No Refound.だって。態度がムカつく。始めはなんて言ってるのか分からない。もし「ご足労をおかけして申し訳ありません。大変申し上げにくいお話ですが、一度発券されましたチケットは、キャンセル出来ない様にコンピュータで管理されてますので、御同情申し上げますがNo Refoundです」とでも言ってたら謝るが、絶対こいつは面倒臭さと見下した態度で早口に話し、内心馬鹿にしてる。言葉は分からずとも態度で大体察しがつくものだ。タケシの映画で英語の分からないタケシが「ファッキン・ジャップくらい分かるよ馬鹿ヤロー」と言う奴があったが、まさにそんな感じだった。NEW ZEALANDでもっともムカついた奴だ。納得行かないが、金は分かったからキャンセルしてくれと言うと、なんだかんだうるさい。良いからキャンセルだと言うと渋い顔してパソコンを打つ。折角だからちぎってないチケットを記念に持ち帰りたいと言うと、記念は山の風景だろと言いやがる。そしてちぎりやがった。行けなかったライブのチケットを記念に取っておいたり、平成11年11月11日に切符を買って使わずに記念に取っておくなんて日本人の奥ゆかしい情緒を理解できないのだろうか?まあ10FEB05なんて書く文化の奴にはそういうわびさびや遊び心が解ろうはずもなく。この強情女はお客が望むのを尻目にチケットの半券をやぶりやがった。嫌な奴は何処までも嫌な奴はだ。返金も無ければ、不快な思いをしに濡れながら行った。馬鹿みたいだが、もし遭難と勘違いして心配してくれる山小屋の管理人がいたら悪いので最低限の責任を果たしたのだから仕方ない。しかし高い授業料だ。帰ってシャワーを浴びる全身鳥肌が立つ位気持ち良い。指先等の感覚が戻るのを感じるし、血が巡り出すのが分かる感じ。パワーを充填されてるようだ。長いこと浴び続け。でて熱いパスタとスープを作る。インスタントだが、腹の中から暖まって元気が出て来た。そこにイギリス人が入って来た。リバプールから来たと言うので、あー、THE BEATLESね、アイライク イエスタダァイ。とNEW ZEALAND風に少し歌うとバカウケ。心の中でよゐこの浜口みたいに「取ったどー!英国紳士から笑い取ったどー!」と叫んだ。今日一日僕が唯一成功したのが、イエスタダァイだった。これがなければ本日僕の生きた価値や証がないまま暗く寂しい10FEB05を終えなければならなかった。愛想笑いでも構わない。あなたの笑顔が独りのLastOchimushaを救ったのだ。100万$の笑顔だったぜ!ありがとう。でもあんた顔はハッちゃん堂の宣伝のサッカーの審判そのものですから。残念!ほんわかほんわかほんわかほい!斬り!明日からどうするか?山を舐めた罰が当たったし、前にも増して雨嫌いになった。何処か雨の少ないとこの湖畔で空手と釣りにでも勤しもうか?綺麗な湖が良いのでクイーンズタウンやその辺かな?まあ明日は明日の風が吹く。今日は風邪をひかなかった事を感謝して、何事も舐めてかからぬよう。心に刻む。今夜はくぅーちゃんの様に涙目で震えながら、濡れた寝袋に暖ケットを詰め込み失意の中の眠りにつく。濡れた寝袋の襟元を涙で濡らしたことは言うまでもない。11日朝起きる、ちょっと頭痛と節々痛むが、大丈夫だ。暖ケット無しでは生きていけない。ありがとう大里さん。命の恩人だ。命を救う暖ケット Priceless今日も雨。テアナウは湖も大して綺麗ではないし、雨がむかつくので、移動する事に、ミルフォード・サウンドのクルージングやツチホタルの洞窟など見たいとこもあるが、高いから諦める。日本で博多湾クルージングとケミホタルの鑑賞で我慢しよう。とにかく相性の悪い土地からは離れるに限る。何たって僕はFreeBirdなのだ、檻に入った飛べないタカヘとは違う。気になるとこに行き、気に入るとこで過ごす。個人旅行の真髄だろう。FreeBirdはレイナード・スキナートの名曲。これは部活のU先輩に借りてから旅に欠かせない去年になった。そのU先輩もかなりの旅人、人間のでかさでも遥かに及ばない。彼が鷹や鷲なら僕はアホウドリと言ったところだろう。それは良いとして雨の中歩いたりヒッチハイクしたりするのは御免だから、バスを頼む。クイーンズタウンにしようかと思ったが、バリバリの観光地だから、ワナカと言う町にした。本当の理由はホークス戦の解説は若菜氏が好きだから。若菜・ワナカ。うんこれで決まり!旅なんてそんなもんだろう。なんて想いを巡らしていたら宿の人がク度も止むことは無かった。雨が振る限りやる事は何も無い。Informationで宿の場所を聞いたら、三度笠に興味津々。聞きに来たのは僕なんだけどと言う位質問してくる。宿につき、買い物して飯を食べる。やること無いので昨日の分から日記を付ける。酷いていたらく振りだ。しかしこれが今後バネになり活きてくるに違いない。敗北から学ぶ。そうなる事を節に祈る。<終>
2005.02.10
コメント(0)
八日テアナウ 朝騒がしくて起きる。時間は5時半。迷惑な奴がいるもんだ。もう一眠りして8時前に起きて中ちゃん先輩配信のレポートを読む。あの塾長が病に倒れたと聞き?心配だ。早く回復される事を南半球よりお祈りしております。レポートはあと倍くらいは大丈夫なようです。ありがとうございます。メールを読みながらエスプレッソで一息つく。これからミルフォードのキャンセルがないかチェックに行くのだ。歩いてすぐだが、湖畔の遊歩道は金メダルの北島康介くらいチョー気持ち良い。まだ開くまで時間があるから目の前にある鱒観察所へ行く。Ⅰ$硬貨を入れて短い地下道に降りると、その壁が水槽になってるだけ。虹鱒が15匹程泳いでるだけ、元気なく病気がちで可哀相になる。見なきゃ良かった。オフィスに行き、聞いたがキャンセルはないらしい。英語が堪能ならいろいろ聞いて場合によっては諦めるかも知れないが、まあゆっくり待とう。今日からテントサイトにする。節約とビール瓶で訝しがられない為だ。雨が心配だが、その時はまた考えよう。荷造りしてたら同室だった男がどこに行くか聞いて来た。テントにすると言ってドイツ人か?と聞いたら当たりだった。こいつは昨日神経質なまでにパッキングにこだわり靴下一つ一つを綺麗に丸めたり、買ったときから折目が増えてなさそうな使い込んだ大きな袋を折目正しく折っていた。スペイン巡礼でも潔癖な程几帳面な奴はたいていドイツ人だった。いい人が多いが、あの几帳面さは友達になれそうもない。昼は暑いから余り行動したくない。町をうろつくとかなりの人がアイスクリームを食べている。有名な店かと思ったがただの小さな食品店眺めてたらチキンフライが目に入り、頼んだ。馬鹿みたいに沢山フライドポテトがあって気分が悪くなりふて寝した。夕方ミルフォードのキャンセルを聞きに行ったが時間が遅く閉まってた。駄目ならケプラーの予約をするつもりだったが、仕方ない。下だけ胴着で走ってみた、5,6時間歩いても何て事無いが走ると腰や膝にすぐ来る。20分位走ると、遊歩道沿いで火事があり走れなくなった。とことん走りに向いてないらしい。僕が走ると誰かが不幸になる。だから走るのは封印しよう。火事の次は嵐か津波か地震が来てしまいそうだから。帰りに遊歩道沿いの鳥小屋でタカヘと言う飛べない鳥を鑑賞。外敵がいないので飛ぶ必要が無く代わりに足が太くなったらしい。僕も学生の時の様に他校の外敵がいなくなり練習する必要が無くなり代わりにお腹が太くなった。そんな不器用な姿が自分と被る。頑張って生きろよ。帰りながら木や葉っぱを蹴ってたら通りすがりの人に嫌な顔された、確かにそうだ自然は守って愛でるべきものであり、痛め付けるものではない。僕もそう思う。やはり空手家の理論は一般には理解されなくて当然だ。今夜もまたビール瓶の音がこだまする。テントで雨になりそうな強風。誰にも迷惑はかかるまい。夕飯後ドイツ人に話し掛けられた。少し日本語を知っていて、鼻から牛乳とかチンコ小さいとか日本人の女に教わったらしい。教えるにしてももっと違う日本語があるだろう。こんなアホな恥さらしには、パスポートを発券してはいかんだろう。チンコ小さいと言われてMaybe、HarderThanYou.と応えてやったが、Maybeは勝爾北イ擦蕕譟?佞砲Ⅹ紊欧襪呂困瞭?欧紡櫃?爐靴討④討い拭これではミイラ取りがミイラになったようなものではないか?ここらで目を覚まし苔むした闘魂に火を着けねばなるまい。僕は歩き続けるしかないのだ!転がる石には苔は生えぬ。そうLike A Rollingstone.転がり続けてナンボの人生。とこの日記を打ってるときまた火事のサイレン。「Hey!Firemen!本当に火が着いたのは僕の闘魂にだよ。」と心の中で呟く。まあ消す必要はないけどね。それにしても火事が多いがなこの町は。さてケプラーの入山予約に行くとするか。予約に行くと、人の良いおじさんだ。ミルフォードの事を聞くと駄目でも予約画面を開いて見せてくれる。この人以外は画面も確認しないでないと言うだけ。わざわざ来てくれたと言う考えは無くお役所仕事。一番嫌いな対応だ。ミルフォードが無いなら転がり続けるしかない。もう湖を眺めるだけの隠遁生活とはおさらばだ。という訳でケプラーに明日からと頼むと明日から三ヶ日雨続きだから違う日が良いよ、と言ってくれる。しかし闘魂に着いた火はそんな雨では消えやしない。勢いでOK、NOProblemなんて言ってしまった。支払い後雨のルートバーン二日目を思いだし、ちと後悔。いよいよ旅は修行へと変わり始めたかな?明日からインスタント食品しか食べられない、夕飯は400g程のステーキを焼いて食べた。美味かった。この肉が僕の血となり肉となり燃え上がる闘魂を支えてくれる事だろう。外は雨、明日からのトレッキングはずっと雨らしい。真の武士は何事にも動じず平常心でいれるらしい。僕も雨に動じる事なく、雨のトレッキングで一句読めるくらいでありたいものだ。 <終>
2005.02.08
コメント(0)
六日ルートバーントラック今日は祭日らしいが、放浪野郎には関係ない。朝起きると曇りだが雨は降ってない。山だからクイーンズタウンと天候が違うかも知れないので油断は出来ない。廊下で荷造り。ビニール袋で二重に巻いて紐で一つに束ねるその上からビニールを被せまた紐で縛る鞄を肩にかけ帯で遊ばない様に縛る。バックパック程では無いが、それなりに移動に耐えうる。 準備万端集合場所に行くがすごい人だかり。こんなに沢山入山出来るのかと思ったら違うバスだった。バスや荷物の手配をしてくれたお姉さんが裏に連れていって正しいバスを教えてくれる。 15人ほどで出発。途中景色が良いとこで停車してくれる。バスはルートバーントラックの出発地ルートバーンシェルターにつく。簡単に荷造りを済ませ歩き出す。他の人はのんびりしているが多分近場の小屋なのだろう僕は遠いから急がねばならない。いつ雨が降ってもおかしくない空模様の為降り出すまでに距離を稼いでいたい。周りは山頂に雪をたたえた山に囲まれ、吸い込まれそうなほど綺麗な川が心地よい。国道歩きではこんなに景色には出会え無かっただろう。成り行きとは言え神に感謝。ただ森や山を歩くだけ、だけど南半球まで来て、日本の寒さを尻目に大自然で汗をかく。ある意味贅沢だ。雨を気にしながら早足で歩く。地図を持たないのと英語に弱いので少し道を間違うがたいしたロスでは無い。折角の良い景色なのに急ぎ足なのがもったいない。足腰は強くなるだろうが、景色が惜しい。至る所に小川があり、澄んだ水が流れる。たったこれだけでも気分が良い。自然は人を温和にしてくれる。しかし、やはり恐れていた雨がくる。僕の晴男ぶりでも自然には逆らえなかった。山に囲まれた湖や山々も雨で少々霞んでしまい残念。泊まる小屋まで最高10時間とあるが、大体大袈裟に書いてある。七時間程で着いたが、雨で体が冷え、疲れがでた。小屋で着替えてたら、三度笠を指差しこれであんな上からきてるのが判ったと外人に言われた。今日の小屋は谷間の湖のほとりにある、上からかなりの距離をつづら折りに降りなければならない。湖の綺麗な緑を見ながら降りる。小屋の近くと言う安心感もあり爽快だった。 雨のせいで身体か冷え泳げ無かったがもったいない事をしたなぁ。小屋は遅く着いたのでマットレスに雑魚寝。NEW ZEALANDで一番高い宿で雑魚寝に電気・シャワー無し。高いがロケーションを考えると諦めも付くほど素晴らしい景色。晴の日にきたかった。雨は夜になっても止む気配は無く。明日は本格的に雨歩きになりそうだ。七日テアナウ朝、やはり雨は止んでない。昨日より明らかに激しい。雨嫌いだからと言っても停滞を許される訳では無いので歩く。ゴアテックスの雨具は多分快適だ。上半身は、かなりの雨の割には不快感は少ない気がする。まあそのぐらいないと高い買い物だったので納得出来ないもんね。しかし足は濡れまくり。下を買う程金がなかったので仕方ない。短パンだからまあ良しとするが、靴が不快で堪らない。ちょっとした水溜まりを踏んだだけで下から浸みてくる。周りはとうの昔に草によってずぶ濡れ。景色を楽しむ心境になれない。途中どこがてっぺんだか分からない程でかい滝があるが、雨とも飛沫ともつかないおびただしいミストに襲われる。ここでなにかが吹っ切れた。水溜まり何するものさ佑泙蠅?儻?呂念賈榮擦妊謄▲淵Δ猟?泙琶?瑤?覆ぁつまりそこを通る車は例外無くテアナウまで行くのだ。だから全ての車両がヒッチハイクの対象。だから簡単らしいが、こんなに早いのもおもしろくない。しかし疲れていたので有り難かった。出発前はピックアップされてもヒッチハイクはしまいと思ったが、限られた時間を有効に使おうと思う。まあ歩いていたらピックアップされたと思うが、やはりあれだけ我慢した親指を立てるのには抵抗を感じた。猿岩石やドロンズみたいで嫌だった。僕の他に二人ヒッチハイカーを乗せていた。二人は明日からケプラートラックへ行くらしい、誘われたが、平日はミルフォードのキャンセル待ちを試したいので断った。DOCと言うトレッキングの予約等扱うオフィスでミルフォードを歩きたいと言ったら笑顔で来年まで待てと言われた。びっくりしてたらYOUareLuckyBoyと言われ期待したら、24日なら空いてると。全然Luckyじゃない。キャンセルは毎朝確認に来ないといけないらしく、SEE you tommorow!と言って帰る。キャンセルあれば良いなぁ。運を天に任せるしかない。いつ行けても良いように、スーパーでインスタントフードを買い溜めた。明日は何しようか?
2005.02.06
コメント(0)
五日クイーンズタウン 今日も無茶苦茶天気が良い。明日が土砂降りの雨になるなんて信じられない。 ここのところ交通機関だけの移動が続いてたので、散歩に繰り出す。クイーンズタウンは本当に景色が良い。湖と山のハーモニー。町はばりばり観光地だが、都会の便利さを兼ね備えた保養地として最高だろう。 朝荷造りをして不要な荷物をテアナウの町に送ってもらった。今回はテントに泊まれなかったので持ち物も少なくて済む。食料と寝袋と着替えと雨具程度。不要な荷物が多すぎ入れる物が無いから、バックパックで送り、寝袋その他をビニールに包み、体にくくり付けて歩く事にした。貧乏臭いがわざわざこの為だけに小さなバックなど買いたくないし仕方が無い。ほぼ手ぶらで湖畔を歩く。荷物がないと楽だが、なんか違う気もする。しかし3時間ほど歩き帰って来ると腰が痛い。腰痛は大学時代から持病だが最近は調子が良く、30キロ近い荷物を背負い込んで歩いても何とも無かったが、手ぶらで歩いてくるとは思わなかった。幸い違和感がある程度なのですぐ直るだろうが、疲れが溜まってたのか、ウエストベルトの固定が無くなったのが悪かったのか?明日は雨の中強行軍なので一抹の不安が残る。 バスのシートや柔過ぎるマットレスも良くないなぁ。しかし湖畔の散歩は良かった。水着でコンタクトで行けば良かった。日本では水辺のレジャーは汚らしくてしたいとあまり思わないが、NEW ZEALANDでは楽しそうだ。綺麗な湖だから水に入る抵抗がないから、素直に楽しめるだろう。 昼はショッピングセンターのフードコートでタイ料理の焼き飯を食べた。最近米を食べてないのと、タイ料理の懐かしさからだが、高い割に本場と違う。値段は十倍味は半分、量は三倍って感じ。タイ人がやってたが、日本のタコスがメキシコのと違うように、NEW ZEALANDのカオパットはタイのカオパットと違っても仕方ないか。 野菜も食べたかったがお気に入りのソムタムと言うタイ風パパイアサラダは無かったのが残念だった。シャワーを浴び、昼寝明日までに腰の調子が直って欲しい。起きて夕方サンドフライ用の虫よけと痒み止めを買いに行く、高かったがオールナチュラルの奴にした。何て自然に優しい僕なんだろう。帰りに電池を買った。こだわりアイテムの太陽充電器を早々に無くしたせいで、高くて性能の悪い電池を買い続けてる、金と資源の無駄遣いだ。不本意な事だが自分の不注意からだからやり切れない思いだ。今日の晩御飯は骨つきラム肉、多少小さいがはじめ人間ギャートルズだっけあんな感じに持つ骨が出ていて上にこんもり肉がついてる。僕があと二十歳若かったら斧の様に振り回して遊んだだろう。しかしもういい年なので握って噛みちぎるだけ。食べる写真撮っとけば良かったかな?味はイマイチ次はなさそう。検疫をかい潜ったスパイスミックスも飽きて来た。どの肉も同じ風味になるからつまらない。何か考えねば。キッチンは昨日も今日も違う中国人グループが幅を効かせている。中国人に限らず異国でたむろする外人はたちが悪い。自分らの用を足すのに夢中で周りへの配慮が無いグループが多い、特に中国人。世界中のチャイナタウンくらいなら勘弁してやるが、最近はどこに行っても団体旅行でたむろってる。もともと他人様の国に勝手にチャイナタウンを生み出す厚かましさが、今度は団
2005.02.05
コメント(0)
三日ピクトン~クライストチャーチ何と南島に着て次の日にはクライストチャーチに向け出発、北部でもエイベル・タズマンと言う海岸沿いのトレッキングがあるが、泣く泣く諦める。海岸沿いは珍しく、楽しそうだが、山の様に登り降りが無いと、無茶修行とは言えないし、そもそも修行は山が良く似合うからだ。昨日海の漢になれなかった事は関係ない。 南部のフィヨルドランドは有名なトレッキングコースが固まってる。三本ある中二本は予約制らしい。内ミルフォードトラックは世界中から予約が殺到して、このハイシーズンに飛び込みで行ってもダメらしい。 しかしキャンセル待ちもあるらしいので、折角来たからには挑戦してみたくなった。どうせだめでも他にコースがあるから、待つだけにはならない。今年は初詣に行かず、オミクジを引いてないので運試しにキャンセル待ちをする。きっと神様は悪いようにしないと思う。 バスは直接なさそうなので一度クライストチャーチに出る事にした。 僕は大都市が嫌いだ。人々は都会の早い生活スピードに追われ、馬鹿な旅人を気にする余裕が無かったり、仲間内で三度笠を見て馬鹿にする心無い感受性の乏しい日本人が多いからだ。 クライストチャーチも帰りの日程調整で十分だから明日にはクイーンズタウンにバスで行く。 南島に着て歩かなくなった。バスばかりだ。ミルフォードのキャンセル待ちを長くしたいのもあるが、何故か気付いたらバスのチケットを買っていたような気がする。 実際バスから見た南島の国道一号は歩きに向かない気がした。山道が多いから、路肩が無くなる所もあるし、バスが路肩に入り崖すれすれに内輪差で迫って来たりする。死角も多いから危険が増えるだろう。何気なくバスを買ったのも第六感が働いたのかも知れない。この旅の一番の行動指針とガイドブックは直感と神様なので、よしとする。 ピクトンからクライストチャーチまでは鉄道もある。なのになぜバスなのか、多分僕がバスが好きだからだろう。学生時代は二ヶ月弱の北米大陸の旅で二万キロ以上、つまり地球半周ほどバスに乗り、というかバスに住んでたくらいバス好きなのだ。 後僕はオタクと言われるのが嫌いなのも関係してるかも知れ無い。鉄道オタクは良く聞くが、バスオタクは余り聞かない。活字にしても分かる通り、バスオタクとカタカナが並ぶとしっくり来ない。だからオタクの枕詞は鉄道でありバスでは無い事が証明出来る。 そう僕は鉄道オタクでなくバス馬鹿なのだ。オタク扱いされたら、ぶん殴りたくなるが、馬鹿と呼ばれるなら本望だ。猪木も言ってる。馬鹿になれ!そうだそんな馬鹿な自分を客観的に見て心底笑える位の馬鹿になりたい。まだ馬鹿さ加減が甘い。全然かぶけてない。ダメだダメだ。 南島は北島と比べ牧歌度アップ。牧場が多く、ダチョウや鹿の牧場もある。海岸沿いを走ると岩場であざらしが大量にお昼寝してる。キャンプしたくなるような川もたくさんあり、良いとこだ。 クライストチャーチに着くと日本人がホントに目立つ内何%かは中国や韓国の人かも知れないが、中心部で見える人の中に日本人が居ないことは無いだろう。何だか面白くない。明日のバスを予約して、宿を探す。地球の歩き方に載ってないとこにしてみた。途中道で地図を見てたらかわいいNEW ZEALAND人が道に迷ったの?と気を使ってくれる。感動した!こんな都会にも馬鹿な旅人を味でかなり日本で登り慣れているらしい。そんな山漢に話を聞いても素人には良く分からない。NEW ZEALANDのトランピングは日本の登山より楽らしいから、まあ僕にも大丈夫だろう。 バスはかなり山道で揺れた。山漢は車の山道には弱いらしく、車酔いしかけてた。 全てにおいて漢になれる訳では無い。僕は既にアウトドアと海で漢足り得なかった、でも山漢になりたい訳では無い。空手で漢を上げたいのだ。だから僕は山漢の様に手に杖は持たない。例えどんなに道は険しくとも杖はつかず、手は空にする。それがこだわり。山漢の武器が足と杖とバックパックならば、空手家には屈強な肉体と根性と拳と言う武器がある。たかだかトランピングごときに後ろを見せてはならない。 クイーンズタウンに着き、トランピングの予約をする。相変わらずミルフォードはフルの一点張り。明日からルートバーンを歩きたいと言ったが、テントも小屋も無いとのことで、日曜に小屋が空いてたので予約した。有名でないコースもあるが折角NEW ZEALANDまで来たのだから有名な方を歩きたい。小屋は40$と馬鹿高い、初日のシングルでも30$だったが、何度も来れる訳でないから、今更けちっても仕方が無い。NEW ZEALANDで泊まった一番高い宿が山小屋。馬鹿っぽくて僕らしい。 泊まった部屋30$泊まった山小屋40$結露で濡れたテント Priceless。 使ってるのはVISAカード。 日曜は生あいにく雨らしい雷マークまで書いてあった。雨嫌いの太陽君だがさすがに名前だけで天候を変えられる訳では無いので、我慢するしかない。 スペインでは一月で一度くらいしか雨に祟られなかった晴男だから、淡い期待もある。 ルートバーントラックは山を抜けるので同じとこに帰ってこない。余分な荷物は反対の町に送ってもらう事にする。二泊の行程を一泊でしかも雨。流石に全部持って歩けない。妥協した。しかしトランピングも金がかかる。タダの山歩きだが小屋代とか、スタート地点までの交通費とか、食品の買い出しに行くと余計な物まで買うし、泣きたくなる。 マイナーなトラックだと小屋代は安いが、やっぱメジャーな方を歩きたい。交通費もヒッチハイクなら浮くけど山を歩く時間を考えると不安要素でしかないからバスを予約する。 まあバンジー一飛び100$とかより余程楽しめそうだから良いか? 明日は何も予定無し。と言うか、人気トランピングのせいで予定に縛られる様になった。こればかりは本意ではない。雲の様に自由に風任せと行きたかったが、少し残念。 そういえばまだ釣りをしてない。ライセンスだ罰金だと煩わしいし、釣り方も分からないから敷居が高い。父ちゃんの為海釣りの状況をリサーチしたかったが難しそうだ。やはり短い時間と拙い英語ではやれることに限界がある。仕方ない事だ。 話は変わりますがなかちゃん先輩これを見てらっしゃったら塾長の日記にある塾を離れる方が誰だか次のレポートで教えて下さい。 スペインから帰ると山崎さんが転勤されてたり、僕が旅に出ると誰かが転勤になるジンクスが無ければ良いのですが。 僕は至って健康で体が軽いですが、荷物を降ろすからそう感じるだけかも知れません。宿等で誰も見てないとき蹴りの練習とかするのですが、やはり対人練習とかしたいです。すねは手頃なのが人目につかないとこに余り無く、まだ柔いかも。後三週間、カモシカのような足になって凱旋します。肉も山小屋では食えないのでアーミテージ国防副長官見たいな体格にはならなくて済みそうです。塾長大里さんすいません。♂ <終>
2005.02.03
コメント(1)
二月一日朝から凹んだ。漢として敗北したのだ。朝キッチンでいつもの様にエスプレッソを作っていた時、事件は起こった。何と僕のエスプレッソマシーンのゆうに三倍はあろうかと言うでかいマシーンのをもった漢が現れたのだ、しかも傷付きススで黒ずんだ歴戦の強物がまがまがしいオーラを発しながら現れた。 その瞬間僕は、漢としての負けを悟らずにはいられなかった。 旅先にあっても本物を求める飽くなき追求心、そして合理性だけに縛られない自由の翼を手にした本物の漢だけに持つことが許された禁断の神器、それがエスプレッソマシーンだと思い、インスタントを飲む男に対し、ひそかな優越感と漢の尊厳を与えてくれた。 しかし、その漢の尊厳が今朝無惨にも踏みにじられたのだ。男なら分かるだろうが、トイレで偶然目にした隣のうだつの上がらなそうな男のあそこが、自分より立派だった時の言われも無い敗北感。まさにそれだった。この旅で僕を支えていた漢の尊厳がアイデンティティが音を立て崩れ落ちるのを感じた。 腕っ節では負けないだろうが、そんなのは言い訳に過ぎない。奴のアウトドアの経験と生き様に負けた。 外は相変わらず日差しは強かった。しかし、僕の目に写る景色は暗く、心には木枯らしが吹いていた。そんな気持ちでSamuraiロッヂを後にした。 恐るべしSamuraiロッヂ、ここには魔物が棲んでいた。 町を出る前にスーパーを覗く。ここにはマオリ系の美女がいる。袋詰めの係で笑顔が可愛い、アンジェリーナ・ジョリーのセクシーさを二割残し、八割を可愛さに転じたような感じ。お近くにお越しの際は是非NEWWORLDトゥランギ店迄。しかし朝なのでか居なかった。あの笑顔で癒されて出発したかったが、天は僕に甘えを許してくれないようだ。やはり今日はなにか違う。車が少なく止まってくれない。雲行きも怪しく嫌な感じ、親指を立てたくなる衝撃を押さえ歩くこと3時間、雨がパラツキ出した時クラクションと共に一台止まってくれた。寡黙な人で会話の無いまま車内は雑音だらけのラジオが虚しく響く。 途中給油に止まった際、コーラが飲みたく、独り飲むのも悪いので、二本買う。太ってるのでコーラに違いないと踏んだら、水が好きだと遠慮される。見た目で判断したら駄目だねやっぱり。 幸いドライバーはその後トイレに行ったので、急いでコーラを掻き込んだ。しばらくして彼の目的地で降りた後、残りのヌルイコーラを飲みながら再び歩き出す。 その後も捕まらず、3時間近く歩いていたらかなり前に白いバンが止まった。少し期待しながら声をかける。乗せてくれる。しかもウェリントンの直ぐ近くのロウワーハットまで! 彼女はリタと言うマオリのお婆ちゃんキリスト教の関係の仕事らしい。可愛い猫と一緒。会話に困っても猫がいるから大丈夫。 しかしリタは良く話す、ゆっくり話してくれるから半分位分かる。 今日は泊めてあげると言うので、お言葉に甘える事に、先ず嫁の家で紹介され、マーク・ハントのような男に会った、彼はサモア人らしい。恐るべしサモアンパワー!夜は孫の女の子とトランプして就寝。八歳の女の子でさえかなりヘビー級。ミクロネシアの強さの基盤を見た気がする。 二日 朝目覚めたらリタは居なかったのでコーヒーを飲んでくつろぐ。リタ帰宅後シリアルの朝食中洋様だ。さすが大きい組織だ、きっとマオリの屈強な空手家が、いるに違いない。しかし運の良い奴らだ。僕が通った時間はやって無いらしい、命拾いしたなお前ら!っ心の中で呟いて、足早に去ったことは言うまでもない。 フェリーターミナルに着き、チケットを買う65$高い気もするが、泳いで渡る訳にもいかないので素直に支払う。泳げば最高にかぶいた無茶修行だが、エスプレッソマシーンの敗北を引きずった僕には無理だった。あの事件が無ければ泳いでたのにナァ。って嘘ついてました。すいません。 フェリーに乗り、下がった漢っプリを回復させようと海の漢加山雄三ばりに、デッキで俺の海よ♪と歌ってやろうと思い、デッキに出たは良いが、短パンティーシャツには寒すぎて、10分で中に入る。どうやら海は僕のものでは無いらしい。きっぱり断られてしまった。一体僕の漢はどこで上がるのだろうか? ピクトンと言う町に着き、インフォメーションへ行く、帰りはクライストチャーチから飛行機を使おうと買える場所を聞いたら、ここで出来ると日本人の職員が予約してくれた。 便利だが、スムーズ過ぎるのも面白くない。だが帰りの飛行機くらいはちゃんとしたほうが無難かも。 夜はスーパーが閉まってたので特大バーガーの持ち帰り。宿は関西弁の女の子二人がうるさく、気分が悪い。日本にいるみたいで嫌だった。明日はクライストチャーチにばすで行く事にした。
2005.02.01
コメント(0)
30日昨晩さむくてなかなか寝られなかった。幸い大里さんから頂いた暖ケットがあったので何とか凌げた。ありがとうございます。パンフレットには夏は3度~35度、冬は-5度~10度とある。これは舐めてた。正直スマンかった。朝一は昨日の戻り、しかも上り坂。息が上がるが、これも修行!マメが痛いが、最近マメ日記みたいだから書かないでおこう。エメラルドレイク迄戻ること2時間それからは本日のオリジナルコース。しかしかなりの急な溶岩石の坂。転んだら最後、ごつごつの岩で怪我間違いなし。時々ヒャッとするが、幸いこけない。前のスペインと言いNEW ZEALANDと言い、歩くばかりだが不思議と転ばない、山道で重い荷物を背負い込んでるので、こけたら唯では済まないだろう。バランス感覚がよくなったのかな? 今日は何だか別の星に降り立ったようで荒ぶれた土地が妙に新鮮に見える。途中ハットで休憩してまた歩く。二股に割れた大岩から雪を抱いた山頂が覗ける場所を見つけた。こう言う感性は日本人の十八番だろう。天橋立で股から覗くなんて発想は素晴らしい、そんな感性を大事にしたい。外人さんには解るかナァ?わかんねぇだろうなぁ。 今日のコースは日帰り客はいない。人が少ないから見渡すかぎりの景色を独り占めした気分。独り太極拳をやったが途中で分からなくなり断念。今日のテントは小屋から少し離れてる、何度も往復するのは面倒なので飯まで昼寝。川沿いで日陰があるので、快適だ。夕方小屋の番人の説明がある。すごい可愛い女性だがみんなの前で話すのは苦手らしく、照れ笑いばかりしてるが皆は笑わない。可哀相だが可愛いくもある。今日はテントが多かった、みんな立派なテントがだが僕のはフライシートがわりに青いレジャーシート。それで足りないとこは透明のビニールで覆っている。我ながら目を覆いたくなる程酷い。浮浪者の家の様だ、まあ浮浪者だから仕方ないが。まあ寝れるとこがあるだけ良しとしよう。31日 今日はでトンガリロは終わり。なかなか手強かった。昨日とはうって変わって森もある、途中日本人のおじさんとすれ違いトレッキングについて教えてもらった。南島に行く気が起きて来た。カナダ人が写真を取りたいという、三度傘が珍しいらしいが、僕にしては彼のSAN FRANCISCO ChinaTOWN 夏と書かれたティーシャツのほうが、FIFAのLiveに来たエアロスミスのスティーブンの片口書かれた夏娘の文字を彷彿させ、笑えた。 その後、メインの滝がありゆっくり見たかったが、雨が降り出し、足早に通り過ぎた。晴れていて連れでも居たら胴着姿で滝に打たれ写真を取れたが、拙い英語でそんな無理は頼めないのが独り旅の悲しいところ。 こうして初の山篭もりというか、トランピングは終わった。 帰りはスーパーで買い物しこの度中No.1の美女を発見。ちょっと疲れが癒えた。 雨が降りそうなのでドミトリーで寝ることに。オーストラリアのワーホリ帰りの人がいたので、南島の話を聞いて行くことに決めた。修行の場を南部のフィヨルドランドに決め、足腰と心肺機能を高める事に。明日は、首都ウェリントンを目指すことにする。およそ300キロ。フェリーで南島に行く為だ。都会の観光なんかに用は無い。だがかなりの距離を上手く辿り着けるかが問題。神のみぞ知る。それもまた
2005.01.30
コメント(0)
28日金曜今日はトランピングの手配と川沿いの遊歩道の散歩。明日からトンガリロ国立公園のトンガリロ・ノーザン・サーキットと言うトランピングに行くことに。トランピングとはトレッキングの事で山頂を目指さない登山みたいなもの。と軽く言っても登山すら小学校の遠足以来の僕には未知の世界。あま、歩くのが国道から山道になっただけだろう。景色は良いはず。ただ火山なので緑を楽しむとこではなさそう。やはりここもテント泊。テントでもキッチンや水を使えるからお金はかかる。ハットと言う小屋より安いが、New zealandの自然保護や管理に使われるのだから仕方が無い。そこまで行くのはバス。歩きやピックアップでは宿泊の予定が立たないから仕方ない。 Informationに行って予約する。ここのおばちゃんは外人慣れしてるから英語が聞きやすい。乗せてくれる人達は、聞き取りにくくて困る。何について話し出されるか解らず、心の準備が出来ないからか。日本と同じ島国だから、わざわざ他国の言語を身につけなくても良く、外人向けに解りやすくアメリカ英語にするなんて必要ないからか、等と考えたが。詰まるところが、僕の語学力のなさに尽きる。 何とか無事に予約を済ませ、川沿いの遊歩道へ。 フライフィッシングの人を眺めたりしてたが、連れてなかった。やはりむずかしい釣りなのか? 川はとても綺麗で流れも結構あり、レジャーに最適。僕もこんなとこで幼少期を過ごしたかった。二時間ほど歩いてかなり上流で一人ぼっちで景色を楽しむ。川に入って蹴りの練習をしようとするが、水は冷たい。マメのダメージも有り諦める。 空手の稽古をしたいが、両小指のマメが痛くて出来ない。木を蹴ってみたが、足を返したりするとひどく痛む。水ぶくれの下にまた水ぶくれ見たいな感じで複雑に皮が剥がされ柔い肉が出て歩くだけでも痛む。本当マメ体質なのか靴が合わないのか?腹立たしい。仕方なくビール瓶で叩いといた。川で海パン乾かしながら太極拳の立禅をしてたら蚊に刺されまくった。この国は修行に向かないのか? はやくマメをなおして蹴りや足裁きを練習をしたい。今は取り敢えず歩いて減量と足腰の強化を目指すしかない。 29日土曜 朝6時起床、7時30分までに準備をするためだったが、夏とは思えぬ寒さ。もくもくとテントを畳み準備して熱いエスプレッソを入れる。なかなか乙なひと時。 バスは遅れて宿の前に、古い日本のバスで扉に自動扉と書いてあり笑える。 しばらく走ると霧が出て、幻想的な風景。朝だからかもしれないが、ほとんど車もいない。予約して正解だった。出発地点に着くとドライバーが注意事項を話してくれるが、湖の水を飲むなくらいしか解らない。みんなは時々笑ったりするのだが、僕にはふかわりょうの話くらい笑う場所が掴めず、悔しかった。 歩き始めたのは、荒涼とした裸の山、砂礫で覆われた緑なき山は雄大かつ厳しかった。 木が無いので、日を遮る物が無く、常に日に曝され続けなくてはならない。風呂に入れないので日焼け止めを持ってこなかったのは失敗だった。そんな地獄のような風景の中、ココナッツミルクの香りを漂わせ日焼け止めを塗るカップル。何だか地獄の釜でハイビスカスの刺さったトロピカルジュースを飲む位違和感があった。そろそろ六ムトーハップの弘リーンのマットにたたき落とされる程の衝撃をだった。 それからテントを張る場所まで移動。やたら長い下りで助かるが、明日その道を上って引き返す行程がある。何だか馬鹿みたいだ。 今日は最高1800メートルくらい迄登った。まあスタートが1200メートルだからたいした事無いのだろうが、僕は上りですぐに息が切れる。情けなかった。重い荷物があると言え、メキシコシティでは2000メートル位で僕より体の小さなルチャドールが今日もリングからトペで飛んでいるのだ。弱音ははけない。 何とかテントを張ったが、日焼けでほてった体でシャワー無しは辛い。 夕方キッチンでは八人もの韓国人が幅を効かせて韓国ノリを食べながらマシッソヨ!と騒いでる。白人がその空気を嫌い外にたむろしていた。 僕は仲間に思われたくなかったので手早く350グラムのコーンビーフをパンで流し込む。脂と塩気でさすがにきつい。あれだけ沢山いい年した韓国人が集まると反日感情を持ってる人がいるかも知れないので、さりげなく謝謝と言って中国人の振りをしておいた。 関空では日本人のツアーでもトレッキングの格好をしたおじさんおばさんが多かった。大半クライストチャーチで降りたが南島のどこかのハットで同じような顰蹙を買ってるんだろうなぁ。集団心理は恐ろしいものだ。 <終>
2005.01.29
コメント(0)
26日今日は休閑日。のんびり過ごし次の目的地を決める。トンガリロ国立公園だ。次はここで4日くらいトレッキングを楽しみそろそろ空手の練習と洒落込もう。町だとやりずらくて仕方ない。 キャンプ施設の温水プールで泳ぎ、本を読む。マメを癒す為何もしない。高台の眺めだけを楽しむ。タウポとロトルアは、手軽に温泉が有り過ごしやすい。また帰って来るつもりなのでまだ湖には行ってない。まだ行き残しがあるほうが帰ってきやすいからだ。明日は中継地点としてトゥランギを目指す。あっさり着くか?野宿になるか?神のみぞ知る。今日はこの何日間でのNew zealandの印象を思い起こそう。まず町と町がかなり離れていて平地を高速道路で結んだ感じ。町中は30キロ少し離れると80キロ町を出ると100キロの速度制限。都市間はほとんど信号が無く、ノンストップ。日本で高速を飛ばす感じで移動するので歩いて三日はかかるだろうと言う道程をものの一時間で着いてしまう。それを味わうと、文明の利器の前には何と己は無力何だろうと思わずにはいられない。悲しいがこれが現実。 歩きたいのはやまやまだが、一月しかないので、拾ってくれるのは利用して旅を進めようと思う。 歩くのが辛いからではない、と言い切れないが、頻繁に20メートルはあろうかと言うトレーラーが通り過ぎ風にあおられ、日陰なき道をひた歩く。危ないが満更でも無いのも事実、時に牛の群れに口笛を吹くと、体の向きは違えど一斉にこちらを向いて見つめてくる。綺麗な丘が見え青空との見事なコントラストに元気が出る。そんなわびさびもあるが、道に転がる無数の小動物の死体に自分がダブル時もある。しかしなにより現地の人が歩きを危険と思うらしく、歩かせてくれない。優しい人が多い。何度かは断るが、三時間位歩いた後なら言葉に甘えてしまう。安全と旅の効率と心の弱さで最後まで断りはしない。いきあたりばったりの旅なのでそれで善しとするが、必ず水は最低3Lは持つことにしている。New zealand人キィウィは優しい人が多いがレジャーの楽しみ方にも長けている。昨日の川の温泉にしても若い女の人でも、一目をはばからずに、服を脱ぎだし、水着になり入り出す。滝へ行く遊歩道の橋の下なので、着替える場所もなければシャワーもない。しかし人目をはばからない。人の目や恥ずかしさより、今ここに最高のレジャーがあるのに楽しまずにいられるか?と言わんばかりだ。正にレジャーに関してはいつ何時誰の挑戦でも受ける!と言う国民総猪木イズムと言わざるを得ないだろう。New zealandのお札がプラスチックで出来ているのは、いつウォーターアクティビティに出くわそうとも、濡れることなんかに躊躇するようではならぬと言う国家の威信がみてとれるではないか?流石はNew zealand。恐るべしアウトドアへのこだわり。今回僕のこだわりの一つ小型の直火式エスプレッソマシーンについても話そう。エスプレッソマシーンといっても以前オークションで買った(オークションでばかり買うのは出不精だから、ある意味デブ症ともいえる今日この頃)、安物の小さいやつ、下に水を入れてその上の小さな穴のあいた中蓋にコーヒー豆を入れて、火に掛けると密閉されたところで沸騰して高圧になったお湯がコーヒー豆をすり抜け、超特急でエスプレッソになると言う器具だ,よね? 27日 昨日はゆったりしすぎたので頑張らねばと早目に起きてテントの撤収。段取りが悪いのと物が多いので時間がかかる。もっと修行せねば。 町外れにいたので待ちから出るだけでもかなり歩く。まだ両小指のマメも痛む。湖沿いの道だが、南下はコースが悪い。 New zealandは日本と同じ左側通行。湖の東を南下すると湖側でない。しかも南下するコースだと気温の上がる午後日が西に傾き出すと日陰が無くなる。多少のカーブはあれど概ね南下なので暑くて堪らない。南島に行きたいが、ずっと南下なので考えよう。北島だけで最北端に北上するか?うーん、どうしよう。 しかし今日は車が止まってくれない。まだ湖沿いの道は気が紛れて良いが上り下りが激しい山がちなとこは勘弁して欲しい。途中川で大きなトラウトを何匹も見た。流石はNew zealand。 結局午後一の一台断ったのを悔やみながら山がちなとこを歩き続ける。湖に出たらキャンプでもしようと思うが一向に現れない。するとトラックが止まって乗れと言う。死にそうだったので、トゥランギまで乗せてもらう。何でも昼過ぎに反対車線から見たらしく、帰り道にまだいたので心配してくるたらしい。有り難い。今日はTHE BEATLESのHELPばかり口ずさむほど頭をやられてたので、ヤバカッタ。 少し走ると湖が、後少しだと後悔したがその後歩いては通れそうも無い道になり、神に感謝する。トゥランギに着きInformationに行くと何とSamuraiロッヂバックパッカーズのチラシが、今宵の旅籠はここしかないでござるな。とちと遠いが決めた。マコトさんという日本人がやっていて、チラシにSamurai姿で写真がある。外国人と僕のHeartをわしづかみだ! 塾長から武士道を頂き、塾生経営のカレーやさんも侍何か奇妙な縁を感じた。オーナーは福岡の方でビールをさりげなくおごってくれるNew zealandのラスト侍。髭もじゃでどちらかというと仙人チックだということは僕の胸にそっと仕舞っておこう。 テント二泊予約して、一休みして買い物に行くとスーパーは閉まってた。晩御飯はパン。肉を食べたかったナァ。 武士道を読むが難しい。何度も読まねば。理解できそうもない。頑張ろう。 今日は5時間歩き20キロ強だろう。なかなか伸びない。27日の日記 (PM 05:59)26日今日は休閑日。のんびり過ごし次の目的地を決める。トンガリロ国立公園だ。次はここで4日くらいトレッキングを楽しみそろそろ空手の練習と洒落込もう。町だとやりずらくて仕方ない。 キャンプ施設の温水プールで泳ぎ、本を読む。マメを癒す為何もしない。高台の眺めだけを楽しむ。タウポとロトルアは、手軽に温泉が有り過ごしやすい。また帰って来るつもりなのでまだ湖には行ってない。まだ行き残しがあるほうが帰ってきやすいからだ。明日は中継地点としてトゥランギを目指す。あっさり着くか?野宿になるか?神のみぞ知る。今日はこの何日間でのNew zealandの印象を思い起こそう。まず町と町がかなり離れていて平地を高速道路で結んだ感じ。町中は30キロ少し離れると80キロ町を出ると100キロの速度制限。都市間はほとんど信号が無く、ノンストップ。日本で高速を飛ばす感じで移動するので歩いて三日はかかるだろうと言う道程をものの一時間で着いてしまう。それを味わうと、文明の利器の前には何と己は無力何だろうと思わずにはいられない。悲しいがこれが現実。 歩きたいのはやまやまだが、一月しかないので、拾ってくれるのは利用して旅を進めようと思う。 歩くのが辛いからではない、と言い切れないが、頻繁に20メートルはあろうかと言うトレーラーが通り過ぎ風にあおられ、日陰なき道をひた歩く。危ないが満更でも無いのも事実、時に牛の群れに口笛を吹くと、体の向きは違えど一斉にこちらを向いて見つめてくる。綺麗な丘が見え青空との見事なコントラストに元気が出る。そんなわびさびもあるが、道に転がる無数の小動物の死体に自分がダブル時もある。しかしなにより現地の人が歩きを危険と思うらしく、歩かせてくれない。優しい人が多い。何度かは断るが、三時間位歩いた後なら言葉に甘えてしまう。安全と旅の効率と心の弱さで最後まで断りはしない。いきあたりばったりの旅なのでそれで善しとするが、必ず水は最低3Lは持つことにしている。New zealand人キィウィは優しい人が多いがレジャーの楽しみ方にも長けている。昨日の川の温泉にしても若い女の人でも、一目をはばからずに、服を脱ぎだし、水着になり入り出す。滝へ行く遊歩道の橋の下なので、着替える場所もなければシャワーもない。しかし人目をはばからない。人の目や恥ずかしさより、今ここに最高のレジャーがあるのに楽しまずにいられるか?と言わんばかりだ。正にレジャーに関してはいつ何時誰の挑戦でも受ける!と言う国民総猪木イズムと言わざるを得ないだろう。New zealandのお札がプラスチックで出来ているのは、いつウォーターアクティビティに出くわそうとも、濡れることなんかに躊躇するようではならぬと言う国家の威信がみてとれるではないか?流石はNew zealand。恐るべしアウトドアへのこだわり。今回僕のこだわりの一つ小型の直火式エスプレッソマシーンについても話そう。エスプレッソマシーンといっても以前オークションで買った(オークションでばかり買うのは出不精だから、ある意味デブ症ともいえる今日この頃)、安物の小さいやつ、下に水を入れてその上の小さな穴のあいた中蓋にコーヒー豆を入れて、火に掛けると密閉されたところで沸騰して高圧になったお湯がコーヒー豆をすり抜け、超特急でエスプレッソになると言う器具だいよね? 27日 昨日はゆったりしすぎたので頑張らねばと早目に起きてテントの撤収。段取りが悪いのと物が多いので時間がかかる。もっと修行せねば。 町外れにいたので待ちから出るだけでもかなり歩く。まだ両小指のマメも痛む。湖沿いの道だが、南下はコースが悪い。 New zealandは日本と同じ左側通行。湖の東を南下すると湖側でない。しかも南下するコースだと気温の上がる午後日が西に傾き出すと日陰が無くなる。多少のカーブはあれど概ね南下なので暑くて堪らない。南島に行きたいが、ずっと南下なので考えよう。北島だけで最北端に北上するか?うーん、どうしよう。 しかし今日は車が止まってくれない。まだ湖沿いの道は気が紛れて良いが上り下りが激しい山がちなとこは勘弁して欲しい。途中川で大きなトラウトを何匹も見た。流石はNew zealand。 結局午後一の一台断ったのを悔やみながら山がちなとこを歩き続ける。湖に出たらキャンプでもしようと思うが一向に現れない。するとトラックが止まって乗れと言う。死にそうだったので、トゥランギまで乗せてもらう。何でも昼過ぎに反対車線から見たらしく、帰り道にまだいたので心配してくるたらしい。有り難い。今日はTHE BEATLESのHELPばかり口ずさむほど頭をやられてたので、ヤバカッタ。 少し走ると湖が、後少しだと後悔したがその後歩いては通れそうも無い道になり、神に感謝する。トゥランギに着きInformationに行くと何とSamuraiロッヂバックパッカーズのチラシが、今宵の旅籠はここしかないでござるな。とちと遠いが決めた。マコトさんという日本人がやっていて、チラシにSamurai姿で写真がある。外国人と僕のHeartをわしづかみだ! 塾長から武士道を頂き、塾生経営のカレーやさんも侍何か奇妙な縁を感じた。オーナーは福岡の方でビールをさりげなくおごってくれるNew zealandのラスト侍。髭もじゃでどちらかというと仙人チックだということは僕の胸にそっと仕舞っておこう。 テント二泊予約して、一休みして買い物に行くとスーパーは閉まってた。晩御飯はパン。肉を食べたかったナァ。 武士道を読むが難しい。何度も読まねば。理解できそうもない。頑張ろう。 今日は5時間歩き20キロ強だろう。なかなか伸びない。<終>
2005.01.27
コメント(1)
24日ロトルア~タウポ朝まだ寝てる人がいるのでこってり部屋の外で荷造り。いびきで迷惑したんだろうから申し訳無さを込めて。 まだロトルアに未練が有るのか足取りが重い。良く考えたら出発時に計23キロに水を3キロ食品その他2キロ弱と30キロ近い荷物を背負い込み、体には26%もの余計な食べられない肉をくくり付けてるのだから。重い訳だ。自衛隊の演習じゃ無いんだし、重さに無関心過ぎた。 町を出る前から乗せてくれる車が止まる、まだ断った。途中Uターンして写真撮ってった若者がいて笑えた、と言うか笑われてたのか? 暑くて道沿いの休憩スペースで昼寝してたら三羽の野良ニワトリに囲まれていた。すると反対車線からバンが来て乗れと言う。タウポに行くので反対だと思ったが、タウポに乗せてくれるらしい。何やらバックパックを見てUターンして来たらしい有り難い。 既に一人ヒッチハイカーがいて折った空き缶を出し吸うか?と聞く。吸わないと言うとなにやら煙草じゃ無い葉っぱを空き缶に乗せてパイプ代わりにして吸い始めた。煙草かと聞くとマリファナとか言うがジョークかと思っていた。ドライバーにも薦め止まって吸い始める。ハイカーは巻きたばこを始めた。そういえばいやにムセタ後寡黙だったドライバーが嫌に饒舌になり話し掛けてくる。ジョークじゃ無いのかなと思ったが危険でないのでまあいいか?そのドライバーやたらストレンジピープルがいるからヒッチハイクはビーケアフル、と言う。僕は日本語で「そういうあんたのほうが奇妙ですから残念!」とツッコミ入れたらどういう意味か聞かれたがゴマカシといた。まあ僕もストレンジピープルなんだろうからお互い様だろう。 無事にロトルアから80キロのタウポに着いた。その後の町歩きを含めて20キロ弱の歩き。まあいいや。何だか良い町な気がしたのでキャンプサイトに三泊支払った。一泊16$は高いと思ったが何だか気に入り三泊と言ってもしまった。テントに慣れる練習と思って。テントを立ててると隣でおばちゃんも一人でテントを立てている。ビッツに乗って一人旅のおばちゃんが僕のテントの二倍はありそうなテントとそれと同じ位デカイ前室用のテントを手際良く張ってる。流石はアウトドア王国New zealand。うちの両親もこんな年の取りかたをして欲しいな。 テントは小さく、真っ直ぐ寝られない。もうちょいでかいのにすべきだったかも。 夜は大里さんに頂いた本を読む。僕ももっと傾奇者にならないかんですね、大里さん。 あ、ストーブ使えました、オークランドのアウトドア屋に嵌められたようです。 25日 タウポ二日目 今日は滝を見に行くことに、片道12キロくらいの散歩。 山の中や川沿いを歩き、スペインを思い出せる。こう言うのを想像してきたんだよなぁ。荷物も無いし気持ちが良い。川も透き通るような青。日本の緑の川とは大違い、吸い込まれそうになる。 滝は落差は無いが水量が半端では無く。沸き上がる白い水と周りの青い水飛び散る飛沫。身を投げても悔いは無さそうな位、雄大で力強く、美しい。 それから二時間かかると案内があるダムの放流時間が1時間15分後に控え、ひたすら早足で向かう。これがいけなかった。開門には間に合わなかったが放流は見ることができた。しかし沢山い!外人にウケる程良い熱いリアクション。恐らくダチョウ倶楽部の上島がスーパージョッキーの熱湯風呂に顔から落ちた時のリアクションに匹敵しただろう。 この温泉正に魔物なり。不用意に近づいた者には容赦無く熱湯をお見舞いする。そう、入る人間も命懸けで絶妙な間合いを図らねばならない。正に武道に通じるものがある。うーん、奥が深い。徐々に間合いを詰め、適温をさぐる。胸は適温でもお腹が冷える、そこにそっと手の平をかざしお湯をお腹に導く。自然との真剣勝負なのだ!と言うのは大袈裟だが、この町に住みたくなった。 それで元気が出て2キロ離れたスーパーへお買い物、惣菜コーナー美女率高し!ますます住みたくなる。 そして店を出ると雨が振り出したすごい雨だった。テントはフライシートなし、洗濯物干したままだが、痛い足では二十分以上かかる。テントは万全をきしてなければならない。また一つ自然に教えられた。25日の日記 (PM 06:01)24日ロトルア~タウポ朝まだ寝てる人がいるのでこってり部屋の外で荷造り。いびきで迷惑したんだろうから申し訳無さを込めて。 まだロトルアに未練が有るのか足取りが重い。良く考えたら出発時に計23キロに水を3キロ食品その他2キロ弱と30キロ近い荷物を背負い込み、体には26%もの余計な食べられない肉をくくり付けてるのだから。重い訳だ。自衛隊の演習じゃ無いんだし、重さに無関心過ぎた。 町を出る前から乗せてくれる車が止まる、まだ断った。途中Uターンして写真撮ってった若者がいて笑えた、と言うか笑われてたのか? 暑くて道沿いの休憩スペースで昼寝してたら三羽の野良ニワトリに囲まれていた。すると反対車線からバンが来て乗れと言う。タウポに行くので反対だと思ったが、タウポに乗せてくれるらしい。何やらバックパックを見てUターンして来たらしい有り難い。 既に一人ヒッチハイカーがいて折った空き缶を出し吸うか?と聞く。吸わないと言うとなにやら煙草じゃ無い葉っぱを空き缶に乗せてパイプ代わりにして吸い始めた。煙草かと聞くとマリファナとか言うがジョークかと思っていた。ドライバーにも薦め止まって吸い始める。ハイカーは巻きたばこを始めた。そういえばいやにムセタ後寡黙だったドライバーが嫌に饒舌になり話し掛けてくる。ジョークじゃ無いのかなと思ったが危険でないのでまあいいか?そのドライバーやたらストレンジピープルがいるからヒッチハイクはビーケアフル、と言う。僕は日本語で「そういうあんたのほうが奇妙ですから残念!」とツッコミ入れたらどういう意味か聞かれたがゴマカシといた。まあ僕もストレンジピープルなんだろうからお互い様だろう。 無事にロトルアから80キロのタウポに着いた。その後の町歩きを含めて20キロ弱の歩き。まあいいや。何だか良い町な気がしたのでキャンプサイトに三泊支払った。一泊16$は高いと思ったが何だか気に入り三泊と言ってもしまった。テントに慣れる練習と思って。テントを立ててると隣でおばちゃんも一人でテントを立てている。ビッツに乗って一人旅のおばちゃんが僕のテントの二倍はありそうなテントとそれと同じ位デカイ前室用のテントを手際良く張ってる。流石はアウトドア王国New zealand。うちの両親もこんな年の取りかたをして欲しいな。 テントは小さく、真っ直ぐ寝られない。もうちょいでかいのにすべきだったかも。 夜は大里さんに頂いた本を読む。僕ももっと傾奇者にならないかんですね、大里さん。 あ、ストーブ使えました、オークランドのアウトドア屋に嵌められたようです。 25日 タウポ二日目 今日は滝を見に行くことに、片道12キロくらいの散歩。 山の中や川沿いを歩き、スペインを思い出せる。こう言うのを想像してきたんだよなぁ。荷物も無いし気持ちが良い。川も透き通るような青。日本の緑の川とは大違い、吸い込まれそうになる。 滝は落差は無いが水量が半端では無く。沸き上がる白い水と周りの青い水飛び散る飛沫。身を投げても悔いは無さそうな位、雄大で力強く、美しい。 それから二時間かかると案内があるダムの放流時間が1時間15分後に控え、ひたすら早足で向かう。これがいけなかった。開門には間に合わなかったが放流は見ることができた。しかし沢山い!外人にウケる程良い熱いリアクション。恐らくダチョウ倶楽部の上島がスーパージョッキーの熱湯風呂に顔から落ちた時のリアクションに匹敵しただろう。 この温泉正に魔物なり。不用意に近づいた者には容赦無く熱湯をお見舞いする。そう、入る人間も命懸けで絶妙な間合いを図らねばならない。正に武道に通じるものがある。うーん、奥が深い。徐々に間合いを詰め、適温をさぐる。胸は適温でもお腹が冷える、そこにそっと手の平をかざしお湯をお腹に導く。自然との真剣勝負なのだ!と言うのは大袈裟だが、この町に住みたくなった。 それで元気が出て2キロ離れたスーパーへお買い物、惣菜コーナー美女率高し!ますます住みたくなる。 そして店を出ると雨が振り出したすごい雨だった。テントはフライシートなし、洗濯物干したままだが、痛い足では二十分以上かかる。テントは万全をきしてなければならない。また一つ自然に教えられた。<終>
2005.01.25
コメント(0)
23日日曜ハミルトン~ロトルア 9時に目が覚め、朝食は品川さんのハワイ土産のチョコ、水を3Lとペットボトルに用意し出発。今日も良い天気。宿の親父に鍵を返して道を確認して歩き出す。 エアロビクスもアロエスムーザーもエアロスミスに見えてしまうエアロ馬鹿がハミルトンに導いてくれたがこれが幸運の序章だった。 歩き始める事二時間やっとロトルアまで100キロの表示、火曜には温泉にありつけるかと、思っていたら第一ヒッチハイクカー発見!ラッパー系のデブでロトルアまでらしい。車探しに忙しいらしく軽く挨拶して歩く。と言っても沢山話しても英語に弱いのでそのほうが気楽。 さらに歩くと第二ハイカー、彼はウェリントン迄だそうだ。20分程歩くと第二ハイカーの乗った車が止まり、乗ってけと言う。歩くからと断ったが、汗だくになってくると乗れば良かったとちょっと後悔。 さらに第三ハイカーに遭遇マオリっぽく顔中に入れ墨を彫った男だ。話すとロトルアまでで良い人だった。でも顔中入れ墨のスキンヘッドなんて乗せる奴はいないだろうと心配したのだったが、、、さらに歩くと前に車が止まった。どこに行くのかと聞かれロトルアまでと言うと乗れと言う。自発的なヒッチハイクじゃないし、親切には素直にあやかる気なので乗せてもらうことに。何でもウェリントンに行くらしいダンと言う初老の男だ。無口なので会話には困らないが時々話す英語が早くて分からない。 なんでも国道を歩いて危ないから拾ってくれたらしい。優しいなぁ。ぼろいトヨタのトラックで飛ばすので、100キロ越えるとベルが鳴る。郊外で鳴り続けるが気にならないのだろうか? ダンにはロトルアまで50キロの分かれ道で降ろしてもらって歩き始める。どうやら荷台に太陽充電器を忘れてたようだ。まあ、仕方ないか。 それから間も無くまた車が止まる、何とさっきの入れ墨の男サム、マーガレットと言う白人のおばさんに乗せてもらって僕に乗れと言う、まるで自分の車であるかの様に。まさかサムを乗せる人がいるなんて、しかも白人女性が!ほんとにキゥイは親切で差別意識なんかも無いんだなぁ、と感じた。 しかしこのマーガレットも面白い、ピーチ味のチュッパチャプスをほうばりながらサムと話しまくる、脇見は当たり前、身振り手振りを織り交ぜながら紙煙草まで走りながら巻いている。チュッパチャプスと巻煙草をくわえ話すは話す。僕が乗ってから30分やっとチュッパチャプスが無くなった。そのくらい喋り捲くりのおばさんだった。 火曜の予定が昼過ぎにはロトルアに到着。 昨日この国は歩き旅に向かないと思ったが、今日は違った意味でそう思う。親切過ぎて歩かせてくれないのだ。折角たっぷり水を持ったがペットボトルも無くならない。 町だとテントも空手の練習もままならない、複雑な心境。まだ始まったばかりだし、気楽に行こう。 と言う訳でバックパッカーズに宿泊し近くの温泉へ。まだ2日で20キロ位しか歩いてないので、癒す程疲れてないのだが、やはり町に漂う硫黄臭が温泉に誘い込む。 温泉と言っても水着着用の温泉プール、まあ仕方ないなぁと思って入ると、胸までの深さの温泉プールと大浴場が温度別に3つある。座って肩までつかれるのだ。一つは湖の辺にありカモメのような鳥が沢山いて良い景色。もう一つの良い景色は水着着用の為に普通に話し掛けられたことが二度あると言う事は完璧に韓国人にみえたのだろうか?それとも韓国人は僕のような発想じゃないんだろうか?今さっきまで同じ部屋の多分韓国の女の二人組が電話の後泣き出して一人が慰めていた、分かれ話かなかみたいだが、空気が重い。しかし慰める会話がカアちゃんの良く見てる韓国ドラマ見たいで笑いが込み上げて来る。悪気は無いから許してね。23日の日記 (PM 06:03)23日日曜ハミルトン~ロトルア 9時に目が覚め、朝食は品川さんのハワイ土産のチョコ、水を3Lとペットボトルに用意し出発。今日も良い天気。宿の親父に鍵を返して道を確認して歩き出す。 エアロビクスもアロエスムーザーもエアロスミスに見えてしまうエアロ馬鹿がハミルトンに導いてくれたがこれが幸運の序章だった。 歩き始める事二時間やっとロトルアまで100キロの表示、火曜には温泉にありつけるかと、思っていたら第一ヒッチハイクカー発見!ラッパー系のデブでロトルアまでらしい。車探しに忙しいらしく軽く挨拶して歩く。と言っても沢山話しても英語に弱いのでそのほうが気楽。 さらに歩くと第二ハイカー、彼はウェリントン迄だそうだ。20分程歩くと第二ハイカーの乗った車が止まり、乗ってけと言う。歩くからと断ったが、汗だくになってくると乗れば良かったとちょっと後悔。 さらに第三ハイカーに遭遇マオリっぽく顔中に入れ墨を彫った男だ。話すとロトルアまでで良い人だった。でも顔中入れ墨のスキンヘッドなんて乗せる奴はいないだろうと心配したのだったが、、、さらに歩くと前に車が止まった。どこに行くのかと聞かれロトルアまでと言うと乗れと言う。自発的なヒッチハイクじゃないし、親切には素直にあやかる気なので乗せてもらうことに。何でもウェリントンに行くらしいダンと言う初老の男だ。無口なので会話には困らないが時々話す英語が早くて分からない。 なんでも国道を歩いて危ないから拾ってくれたらしい。優しいなぁ。ぼろいトヨタのトラックで飛ばすので、100キロ越えるとベルが鳴る。郊外で鳴り続けるが気にならないのだろうか? ダンにはロトルアまで50キロの分かれ道で降ろしてもらって歩き始める。どうやら荷台に太陽充電器を忘れてたようだ。まあ、仕方ないか。 それから間も無くまた車が止まる、何とさっきの入れ墨の男サム、マーガレットと言う白人のおばさんに乗せてもらって僕に乗れと言う、まるで自分の車であるかの様に。まさかサムを乗せる人がいるなんて、しかも白人女性が!ほんとにキゥイは親切で差別意識なんかも無いんだなぁ、と感じた。 しかしこのマーガレットも面白い、ピーチ味のチュッパチャプスをほうばりながらサムと話しまくる、脇見は当たり前、身振り手振りを織り交ぜながら紙煙草まで走りながら巻いている。チュッパチャプスと巻煙草をくわえ話すは話す。僕が乗ってから30分やっとチュッパチャプスが無くなった。そのくらい喋り捲くりのおばさんだった。 火曜の予定が昼過ぎにはロトルアに到着。 昨日この国は歩き旅に向かないと思ったが、今日は違った意味でそう思う。親切過ぎて歩かせてくれないのだ。折角たっぷり水を持ったがペットボトルも無くならない。 町だとテントも空手の練習もままならない、複雑な心境。まだ始まったばかりだし、気楽に行こう。 と言う訳でバックパッカーズに宿泊し近くの温泉へ。まだ2日で20キロ位しか歩いてないので、癒す程疲れてないのだが、やはり町に漂う硫黄臭が温泉に誘い込む。 温泉と言っても水着着用の温泉プール、まあ仕方ないなぁと思って入ると、胸までの深さの温泉プールと大浴場が温度別に3つある。座って肩までつかれるのだ。一つは湖の辺にありカモメのような鳥が沢山いて良い景色。もう一つの良い景色は水着着用の為で普通に話し掛けられたことが二度あると言う事は完璧に韓国人にみえたのだろうか?それとも韓国人は僕のような発想じゃないんだろうか?今さっきまで同じ部屋の多分韓国の女の二人組が電話の後泣き出して一人が慰めていた、分かれ話かなかみたいだが、空気が重い。しかし慰める会話がカアちゃんの良く見てる韓国ドラマ見たいで笑いが込み上げて来る。悪気は無いから許してね。<終>
2005.01.23
コメント(0)
21日12時家を出ようとするがパスポートが見つからず散々探したらやはり始め探したとこにあった。注意力が鈍いかも先行きに不安が。 空港迄歩く事一時間途中暑くて上に着ていたGore-texの合羽を脱ぐ位、夏のNew zealandで歩き通せるか一抹の不安がよぎる。 関空乗換なので国内線からの出発、到着が遅れたが無事出国を済ませ機上の人に。飛行機はクライストチャーチ経由との事、知ってたらクライストチャーチで降りたのに、ネット予約のみ二割引きだったので、クライストチャーチに先に降りるなんて考えもつかなかった。今となっては田舎のクライストチャーチで降りたかったとしきりに後悔、ちょっと弱気になってる。いかんいかん。まず検疫でまた馬鹿な事をやった、素直に申告する振りしてノーチェックで抜ける、検疫に厳しいNew zealandでは汚らしいバックパッカーには厳しいらしい。外来種の種や土や現物が入り込まないように食品からテントの土から三度笠の材質にまでチェックが及ぶが、善人オーラに満ち溢れた僕は、三度笠を馬鹿正直に見せた事で信頼を勝ち得たのか、ノーチェックの好待遇。荷物を片っ端から開けられてる日本人バックパッカーを尻目にレントゲンだけで済んだ。 焼肉用にホールスパイスMixを服に包んで隠し持ってたので足速に外に出た。 荷物を整理してた時異変に気付いた。三度笠を忘れてたのだ。前回スペイン巡礼でもバスに置き忘れて苦汁を舐めたにも拘らず又しても、学習能力がないのか?三度笠に縁がないのか?急いで戻ったが中に入れてもらえず、言葉で説明。「えーHat、Hat、バンブーmake Japanese Traditional Hat!OK?」なかなか通じなかったが探しに行ったらすぐにピンと来たらしい、ちょっと奥で笑顔で笠をふってくれた! 何とか三度笠を死守!無くしてまた次の旅で三度目の正直と言うのもネタ的には面白いが、手荷物でかさ張るのでこれっきりにしたい。そのまま国内線へ歩き空港を脱出!いよいよ無茶修行開始と青空に誓いを立て歩き始めて10分程で歩道が無い橋にぶつかり、ドライバはダメだょと手で合図をされる。大都市は車専用の道があるのだ。 思い起こせば、今まで空港と歩きは相性が悪かった。アメリカのPhoenixでは空港から市内に歩き、熱射病になったし、バンコクで市内から空港に歩いたときも暑さとマメと排ガスでボロ雑巾の様になった。 それらの記憶が頭をよぎり弱気になる、ここは大人しくタクシーでショッピングセンターに行くことに、するとタクシーの高いこと、10キロ程で27$程、先進国でタクシーに乗ったことの殆ど無い僕には相場が解らずに払うしか無かった。 その後ショッピングセンターで食品とキャンピングガスを買うがSnowPeakのストーブは見た事無いと言われガスが無いと言う、僕は使ったことが無いからそれを鵜呑みにしてストーブごと買う羽目に、なんか今日はどっと疲れた。 何とか歩こうと外に出たら目の前にハミルトン行きの小型バスがあるじゃないか!寝不足と車専用道路と買物後の阿呆みたいに重い荷物に疲れた果てていた僕にハミルトンと言う都市名は正に神からの啓示であった。 僕が半生を賭けて追い求めているエアロスミスのベーシストの名がトム・ハミルトン。彼に憧れ弾けもしない高価なベースを二本も買った僕には、トムが導
2005.01.22
コメント(1)
いよいよ、マイレージ2割引キャンペーンで手にした無料チケットで、ニュージーランドへ旅立つ日が間近に迫った。 ホントはもう一度ピレネー越えから大西洋の海岸までのスペイン完全巡礼制覇に行きたかったが、ヨーロッパまでのマイルはなかったので、行ける範囲で、一番自然豊かそうで、治安もよく歩けそうなニュージーランドに行く事にした。南半球なので、今は夏だし、素人のキャンプでも生きていけそうな気がしたのも多いな魅力だった。荷物の用意には時間を掛けたが、体力作りやテントを張る練習、アウトドア生活の練習などは一切しなかった。ぶっつけ本番でどうなるか分からないが、前回のスペインもそうだったし、何とかなるだろう。今回初めてNew Zealand Walkerのテーマに日記を書くが、歩いて旅するなんてもったいないとか馬鹿だとか言われるかもしれないが、そんな馬鹿な旅が好きなんです。1ヶ月ちょっとしかないので、本当なら、メジャーなトレッキングコールを4つか5つ行けば良いのかも知れない。歩いていたんじゃ、1つも辿り着けないかもしれないが、僕はニュージーランドそのものをトレッキングコースとして歩く気で行きます。なぜなら無茶修行だから! のんびりと行き当たりばったりの歩き旅の中で、空いた時間は、来る3月の空手の試合に向けプチ山篭り。目的はそれだけ。まだオークランドに着いてどうするかも決めてない。そのまま歩き始めるか?とりあえずオークランドで1泊するか?空港に降り立って、その時の気分次第。予定されてるのは、両替して、水と食料とキャンプのガスを買うことだけ、後はどっちに歩くかも分からない。ロトルアで温泉か?どこかでトレッキングか?温泉はロトルアじゃなくても良いかな?いっその事南島に一気に行こうか?何もかも現地で決めようと思う。この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ危ぶめば道はなし踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる迷わず行けよ 行けば分かるさそう、この言葉を胸に、当てもない無計画なニュージーランド徒歩無茶修行が始まります。現地からは、ボーダフォンの携帯から日記を更新しようと思います。もし興味のある方は、時々覗いてみてください。
2005.01.19
コメント(0)
旅に出る前の準備。いつも何かが足りない気がする。余計なもの早くからかなりたくさん用意するのだが、大事なものは結構ぎりぎりになったりする上に、どうしても何か忘れている気がしてならない。まあ、基本的には、日本でないと、行く前でないと手に入らないものだなど、パスポートくらいだと思うが、なんだか落ち着かない。いつも何か足りない気がする、それは僕の完璧主義で妥協を許さない向上心がそうさせるのだろう。 と言うのは嘘で、小心者故に旅への不安がそうさせるのだろうが、いつもの事なので、それも旅の要素のひとつだと感じてる。話し変わって、行く前に持って行く本やガイドブックは余り読まないのだが(旅の莫大な暇な時間を潰せなくなるから)、インターネットで色々見て回ったりする。歩き旅をされた人のサイトだとかバックパッカーのサイトだとか、その国の旅行記なんかを見たりする。そんな中で、ヒッチハイクのサイトを見ていたら、お金を持たずにヒッチハイクで日本縦断をしてる人がいた。食べ物だとかもご馳走になりながらの旅だそうだ。他人の旅だし、正しい旅の仕方があるわけではないので、面白い企画だなとは思う。100%他人の親切をあてにした旅かぁ。一方、僕の旅はと言うと、他人の親切に助けられている事を自認してるし、親切にされる事を心のどこかで期待してるのが自分の旅でもある。ただ、はじめからそれを当てにして、乗せてくれた人に関していつ、飯のことを切り出そうか?など考えて親切の恩恵に預かると言うのは、ちょっと自分の理解を超えている。親切を食い物にしたゲームのような気がする。僕は、周りから見たら、そういう旅に見えるかもしれないが、基本は自分で何とかできる準備をしておいて(それはお金だけでなく、持ち物や気構えも含めて)、それでも困ってるとき、差し伸べられたては、素直にありがたく掴もうというスタンスだ。それはその瞬間に助かったぁと思えるときもあるが、あの時あの人にしてもらった事が助けになってたよなぁと言う感じで、後から感じるものもある。だからこそ、そこには神様が介在してるんじゃないか?と感じてしまうのだが、100%の他力本願を積極的に望みはしない。決して、無銭ヒッチハイクの人を非難してるわけではないが、時と場合によってはヒッチハイクも使用かなと思っていただけに、このサイトを見てしまった事を正直後悔した。自分から頼みはしないが、飯の世話にまでなろうとは積極的に思わないが、そう言ってくれれば、断りはしないだろう。しかしその時必ず、今日見たサイトが頭をよぎるだろう。ただ、僕は、自然のままに成り行きに任せて、旅をしたい。夜近くに歩いてるときに心配して車を止めて危ないから町まで連れて行ってやるといってくれる人がいれば、安心できそうな人なら甘えるだろう。それも何かの縁だと思うし、、、そのサイトを見て、嫌悪感を抱いたが、僕の旅が全く違うスタイルだと言い切れるか?それとも網を張って消極的に待つか、網を投げながら積極的に捕まえようとするだけの違いなのか?何となく本質的には同じような気がする。考えすぎだと思うし、そんなに気にする事ではないのかもしれないが、自分の旅のスタイルに一抹の疑問を感じさせられた。
2005.01.18
コメント(0)
全43件 (43件中 1-43件目)
1