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2011年04月18日
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カテゴリ: 仕事のこと全般
昨日は学生時代の友人を訪ね、彼の地元でランチを共にした。


それは街道から少々奥に入った住宅街の中に、ひっそりと立っていた。
これだけ悪い立地でも結構お客さんが入るとのことなので、料理人としての腕は確かで、
地元の人たちに必要とされているんだな、ということは充分に見て取れる。

ランチのセットメニューをオーダーしたが、そこいらのこじゃれたレストランのような
気取った盛り付けなどではなく、見た目は極めて素朴なのだが、しっかりした味だ。
単純に「美味しい」というのではなく、「しっかりした味」というところに、
私の言わんとするニュアンスを感じ取っていただければと思う。




こういう「個人の」「普通の」店で食事をすることが、どんどんなくなってきているように思う。

例えば先週、滋賀県まで行ってきたが、その際にも昼時になって何か食べたいと思ったとき、
走りながら街道沿いの左右にずっと目を配っても、そこで目に付くのはどこにでもあるような、
いわゆるナショナルチェーンの店ばかりだったりする。
わざわざ街道を外れて個人の店を探す余裕もないから、結局そういう類の店で済ませてしまうことになる。

個人の店が良くて、ナショナルチェーンがダメ、などという短絡的な結論で片付けるつもりはない。
単に私自身が個人店のオーナーだということで、同じ境遇の店にシンパシーを感じるまでのことだ。

例えば友人との飲み会のとき。たいてい仕事の都合でひとり遅れて合流することの多い私であるが、
同行者から事前に「どこに行こうか?」という相談を受けることがよくある。
そんなときに私の答えはいつも決まっている。「どこでもいいけど、チェーン店でないところ」(笑)



ちょっとエラそうに書いてしまうと、個人経営の店はそれだけで「文化」だと思う。

それだけで文化度が高いと言ってもいいと思う。
文化は守り育てていかなければいけないのと同じく、
個人経営のお店もそこへ通うことで支えていかなければいけない、と思う。

とこんなことを書いても、結局は消費者の選択の問題であって、
個人経営であろうがなんであろうが、良い店は続くし、そうでない店は淘汰される。

ただ地域の中で、ここはぜひ残って欲しい、という店があれば、
それは地域の人々の手で支えていってやって欲しいと思うのだ。

よく、どこそこの老舗の飲食店が廃業するということが明らかになると、
閉店の日まで別れを惜しむお客がワンサカと詰め掛けて、
口々に「やめないで欲しい」とのたまう光景が紹介されることがある。
でもそう思うんだったら普段から来てればよかったじゃないか、と、
そういうのを見ながら私はいつも思う。
赤字ローカル線にも共通するハナシだな。




しかしここまで書いて、これはひょっとしたら私が
自分の店を正当化するために書いたと思われるんじゃないか、ということが心配になった。

もちろんこれはあくまでも一般論であって、私自身はお客さんに甘えるつもりはない。
しかし必要とされる店になりたい、ということは常に考えている。
今日び、酒を買う場所なんていくらでもあるんだから、お客さんに必要とされなければ、
我々が存在している意味などない、ということは自分たちが一番よく分かっているつもりだから。





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最終更新日  2011年04月18日 20時24分36秒
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