ちゃと・まっし~ぐ~ら~!

2005年03月28日
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カテゴリ: 日本
悠々さんのところで、昔、多感な時期の「お友達」だった深夜放送のことについて書かれていた。

私は確か小5の時にラジカセを買ってもらったと思うが、時期は若干うろ覚え。
その頃、近所のニイチャンの影響でカーペンターズを聴き始め、森永製菓の提供でカーペンターズの20分番組を土曜日の9時半頃にやっていたのを思い出す。
これはFMではなくてAM放送だったので、この時間になると中国やら韓国やら北朝鮮の強烈な電波が混入して、一定のサイクルでわんわんと聞き慣れない外国語の音声がじゃましてくる中、時間が来るとスイッチを押してカセットテープに収めていたものだ。
確か去年だったか、カーペンターズの全集のCDに、この時の森永の「ハイクラウン・チョコレート」のCMソングも収録されているというのが小さく話題になっていたのを目にしたと思うが、それだけのために全集はちょっと手が出ない。(笑)

中学生になって、試験勉強の大義名分で夜更かしするようになった頃、私の関心は勉強そのものよりも、もっぱら夜中の深夜放送に向いてしまう。
一応、教科書だか参考書だかは広げているのだが、当然ラジオの中のアホバナシとかピンク小噺みたいなもののほうが気になって仕方が無く、一度、何かのネタでぎゃはっと笑ってしまったところ、トイレに起きてきた父からこっぴどく叱られた。
それからしばらくは、そろそろ親がトイレに起きてくる頃になると、ラジオに差し込んだイヤホンのこちら側を布団の下に敷く。

しかし、時々は顔がひんまがるほど笑える話が出てくるし、枕に顔を押し付けて笑ったり、たかが深夜放送ごときに苦労したことを思い出す。

学校に行くと「昨夜、聴いた?」と、必ず内容のレヴューを行うのだが、決してみんながみんな聴いているわけではなくて、いつもレヴューする仲間は男子の吉田くんと女子の美恵だけ。(笑)
対象は、京都地元のKBS京都の「日本列島ズバリ・リクエスト」という深夜のリクエスト番組と、月曜の8時半からやっていた「サンマルコからボンジョルノ」というトーク番組。
3人はだんだんボルテージが上がってきて、勉強もそっちのけでハガキ応募大作戦にはいる。
3人がそれぞれアホみたいなネタを考えてはハガキで応募して、それを読んでもらうとプレゼントがもらえるのだが、3人のそのへんのレベルはほぼ同質化していて(爆)3人ともそれぞれにプレゼントをせしめては喜んでいた。
「ズバリク」のほうは、当初、月・水・金のパーソナリティが敬愛する尾崎千秋氏(チータン)で、火・木・土が諸口あきら氏の2人体制だったと思うが、そのうち、チータンが月・火になり、水・木に高石ともや氏参入し、そして金・土が諸口アニぃになったはず。
このチータン(男性です)のしゃべりが好きで好きで、その頃は私もラジオでしゃべりたいなー、チータンと一緒に番組に出たいなーと真剣に考えていたくらいなのだ。
とりあえず月・火のチータンの日は「ズバリク」の11時から深夜2時まで、絶対に寝ないで聴く。
チータンが近くのサテライトスタジオに来るというと、生放送は夜の11時から始まるというのに8時頃から弟と最前列真ん中に陣取って待っていたこともあった。
そのうち、この「ズバリク」はパーソナリティも日替わり制になり、チータンと諸口アニぃが残った他は桂文珍、阪神・巨人、やしきたかじん(暴言で降板させられたらしいが、さもありなん)など、その頃はまだ駆け出しの人たちが起用されて、「ズバリク」は結構聴取率の高い番組だったのだ。

まあ、こんなに一生懸命書いても、こんなネタは京都近辺でかつ同年代の人にしかわからない。(笑)

以前の旅行の仕事で、日本各地のいろいろな放送局を回って、そこの局の人気アナウンサーと一緒に旅行に行きましょうというような企画が年に2回くらいあった。
その時期になると、それぞれの局に出張で出かけて行って、そのアナウンサーの番組の中で企画した旅行についていろいろ話した後、その週の土曜に説明会を開いて客集めをして帰ってくる仕事だ。
これで回った放送局は青森・山形・福島・山梨・福井・岐阜・徳島・高知とKBS京都。
その時の仕事がもとで、このKBS京都のある番組の中に20分枠を設けてもらって毎週ラジオでしゃべることになったのだ。
ある年の10月から2年の3月までの半年間、ナイターのオフシーズンのリクエスト番組の間のコーナーで、会社が終わるとタクシーでスタジオに飛んでいって自分でネタを考える。

自分が添乗に出る週はピンチヒッターを頼み、それ以外はずーっと出演したのだが、これがなかなか快感だった。
生放送なので、その放送全体を自分で聴くことはできなかったが、毎週テープをもらって帰る。
後で聴いてみると、これがなかなかおかしい。
「おっと、やっぱりここで焦ってるな」とか「ここのフォローはなかなかよくやった」とかがはっきりわかるし、自分の話しグセもよくわかる。
3ヶ月くらい経つと、相手のパーソナリティの女性と自分の声が似てきたのか、テープを聴いていても、速い掛け合いの時だとどっちがどっちだったのか一瞬わからなくなるようなこともあった。

テレビとラジオ。
なんとなくラジオのほうが、話す人の息遣いが聴こえてきそうだし、自分の神経がスピーカーからの声に集中できるような気がする分、メディアとしての立体感はかえってラジオのほうがはっきりしている気がする。
いやー、懐かしい。





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Last updated  2005年03月28日 06時15分28秒
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背番号のないエース0829 @ Re:初夢(01/03) 今回こちらのtitleです。 もしよろしかっ…
誰やねんっ20号 @ Re:また祭日に書いている・・・(11/23) 御無沙汰しとります。 気がつきゃもう年…
べる@ Re:また祭日に書いている・・・(11/23) ってことは次は12月23日? 早くアジ…
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ちゃと0508 @ panasea75さん パナセァさん、おこんばんは~~~。 そ…

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