まんぷくぶるごーにゅ

まんぷくぶるごーにゅ

2007.10.27
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カテゴリ: ワイン
ぶるも10年熟成、結婚生活というのも10年が一区切り?らしいです。

JSelosse01.JPG
ジャック・セロス エクスクイーズNV (CH100%)

裏に1000Bouteillesと書いてあります。結構希少ですね。普通のBRUTにしようか悩みましたが、今回シャンパン連打ですので1発目はアペ代わりにこの「SEC」にしました。エチケットは前のアートな感じからおとなしくなっちゃいましたね。
JSelosse02.JPG
甘いのが苦手な私も絶賛、この絶妙な甘みが食欲をそそります。フレッシュな果実味のなかにロースティな感じ、しばらく経つと今度はドライフルーツのような風味に変化し、余韻は長く酒質の良さを感じさせます。シャルドネ本来の力量も当然損なわれてはいません。他のシャンパーニュとは違う出汁のようなうまみ「セロス節」があります。何でしょうねこれ。さすがに旨い。

FBedel01.JPG
フランソワーズ・ベデル アントル・シエル・エ・テールNV(PM100%)

4月にここでやった時 にも登場。その時とは違い今回は限定品でなんと「BRUT de BRUT」のロットらしい。めちゃくちゃおいしいからといつものショップのリコメンド。前回はかなりしっかりした酸が印象的でしたが、ZEROともなるとどうでしょうか。
FBedel02.JPG
これも、やはり旨すぎ。セロスのセックの後なのでもっと酸を強く感じると思ったが前回のベデルのきりりとした酸とは対照的にノンドゼのこっちのほうが厚みがあり、ふくよか。黒葡萄本来の風味、ビスケット、アプリコット、ジンジャー、コクがたっぷり。一方余韻はかなりさわやかです。微妙ですがあまり好きではないシャンパンの残糖感は全くなく、こちらのほうが繊細な和食、なかでも京懐石なんかにいいでしょう。

弟夫婦もここ1年ぐらい本格的にワインに目覚め、今はよくある「ボルドー参り」の時期であり美味しいボルドー?のリクエストに答えてみました。でも10年前から美味しいぶるも飲ませてるので舌は肥えていて困ったものです。これからどんどん難しくなるだろうトップシャトーを水平にて。
Latour01.JPG

セパージュ情報 CS80% M10%、CF10%

エキゾチックな香りむんむんです。かなり久しぶりのラトゥール。昔出合った友人に会うかのごとく懐かしい感じです。フルーツミックスコンポートのようなジャミーなアロマ。素晴らしい。
Latour02.JPG
久しぶりにデキャンタして開かせました。味は香りほどジャミーではなく、少し難しい97の印象をのぞかせます。凝縮度に欠け、厚みはやや少なく旨みも今一のっていません。ただタンニンは滑らかでひっかかりはなし。シルキーでフローラル。ラトゥールっぽいといえばそうですがこんな若くしてスモールキャラクターなものは初めてかな。若いのにもう古酒の趣があります。
Margaux01.JPG
シャトー・マルゴー’97(RPP90)
セパージュ情報 CS75%、M20%、CF3%、PV2%

笑ってしまうぐらいラトゥールと同じような印象。ブレンド比率も同じようなものなので逆に個性があるか興味がありましたが・・・。ただこちらのほうが少しタンニンも多く長熟かも。少しヴァイオレットの香りとチャーミングなラズベリーの風味が魅力的。
Margaux02.JPG
2本ともなんともこじんまりま~るい感じのボルドーでした。もう少し凝縮度に富んだ冷たい感じのカベソーであって欲しかったのだが。でもこれも面白いし贅沢。(笑)

RichebourgAG01.JPG
リシュブール’97 アンヌ・グロ

私的に97VTを飲むのは4回目。今回でラス1になります。前回は2年前、なんとブショネでありました。(泣)その前は、シャルドネ同好会で開け、そのときめく芳香とエレガンスに同時に飲んだルーミエのレザムルーズも霞んでしまった?のを記憶しています。 
RichebourgAG02.JPG
何とかぎりぎり持ってる印象。(笑)昔からここのリシュは強さよりもエレガントさが特徴ですが、やっぱぎりぎり。(笑)少し甘草の香りと熟した黒系果実のねっとりした質感。余韻はうめうめ。酸がもうあまり効いてないせいかエレガントな印象はなく、逆にこの特級畑本来の力強さが感じられる。ただこの先はもうなさそう(笑)。でも貴重な1本、トップボルドーを差し置いてこの存在感は圧倒的。やっぱりブルゴーニュの王道です。
RichebourgAG03.JPG
1997.JPG

1997・・・私は仕事で全国行脚の真っ最中。九州から東京へちょうど転勤した頃だったかな・・・。休日の趣味と言えばワインとサーフィン。かなり大枚をはたいてしまいました。

ワインも人生もいい熟成していくのに私めの10年と言えば紆余曲折、波乱万丈?そもそも「ブ」だったのか、途中の管理が悪かったのかどうもよく分かりません(笑)が素晴らしいぶると出会えた人生悔いはなし。これからまた10年どうぞよろしくお願いしたいものです。





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最終更新日  2007.10.28 05:44:27
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