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2023.05.30
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カテゴリ: イマジン
第76回カンヌ国際映画祭で「怪物」で脚本賞を受賞した坂元裕二氏と、同作品で公式部門とは別の独立した審査員によって選出され全部門の中からLGBTQを扱った作品に贈られる「クィア・パルム賞」*を受賞した是枝裕和監督の記者会見が5月29日、羽田空港内の「TIAT SKY HALL」で行われた。
坂元裕二氏、カンヌ映画祭脚本賞「脚本は設計図。撮影の過程で、どんどん成長していった」監督、キャストに感謝 : スポーツ報知
是枝監督「 プロットいただいた時から一体何が起きているか分からない。分からないのに読むのが止められない。どこまで行っても分からない映画が半分くらい行ってもまだ分からないということが、自分の中にはない物語の描かれ方でしたし、読み進めていくうちに読んでいた自分が作品に批評されていく。クラクションを鳴らす側に否応なくなってしまう。ある種の居心地の悪さ、いい意味でですよ。それが最後まで持続するというのがエンターテイメントとして本当に面白かった ですね。それが僕がチャレンジしがいのある脚本だなと思ったことの一つです」

レッドカーペット登場時にかかった音楽が、北野武監督作『菊次郎の夏』の久石譲によるテーマ曲だった。
是枝監督「事前に、何の曲をかけますかと聞かれたので今回の坂本龍一さんの『怪物』の音楽をお願いしますとお伝えしたんですが、かかったら久石譲だったんですよ。大好きなんですけど、せめて坂本さんの音楽にしてほしかった。でも授賞式で歩いていても“タケシ!”と声をかけられたので、もしかしたらどこかで何かが間違って伝わっていたのかも(笑)」

坂元氏「実感は正直ありません。受賞したと初めて聞いたときは寝ていたものですから、第一報を聞いた瞬間、夢を見ているのかな、と。今もまだ夢の中にいるような思いと、この重み自体が作品への責任感。私自身の手にも背中にも乗った大きな責任だと思っています」

「(クィア・パルム賞審査員長の)ジョン・キャメロン・ミッチェル監督から昨日、脚本賞受賞おめでとうございますというメッセージを頂きまして、タクシーの中で涙が出ました」
「自分ではなかなか評価しづらいですが、 ミッチェル監督は、人の命を救う映画になってくいるとおっしゃってくださったので、誰かの心に届くならこんなにうれしいことはないな と思います」



「楽しい仕事でもないですし、真面目に文字を書くことだけでしか何も得られないものですから…。こうやってとても華やかな場に立たせていただきましたが、(映画の)公開が終わったら、また私、締め切りに追われてコツコツとパソコンの前に向かうしかないですので、とても楽しい気持ちにはなれないです」」

「モロゾフのプリンを買って自分へのご褒美だと思って食べました」

「30年前にカンヌ映画祭へ観光で行った時、いつかこの場で自分の作品が紹介されればどんなに幸せだろうかと、遠巻きにレッドカーペットを見ながら思った。忘れていた願いがかないました」

「私はけっこうなベテランで、もうカスカスなんです。絞っても何も出ないような状態で、日々周りの方に助けられながら書いているんですが、これから何が書けるのか」
「インスピレーションももうない」
「『怪物』が自分を成長させてくれたと10年後に思えたら良いんですが」

「こういう場は初めてなので、とても緊張しています」
「私、感情の起伏がないものですから、『うれしい』とか『ヤッター』というより、何かズシンという思いが訪れまして、水を1杯飲みました」
「脚本はあくまで設計図のようなもので撮影の過程で、作品がどんどん成長していった」
【カンヌ映画祭】是枝裕和監督「怪物」クィア・パルム賞を受賞(TBS NEWS DIG)|dメニューニュース(NTTドコモ)
「以前に車を運転していて、横断歩道で青になったのに前のトラックが進まず、クラクションを鳴らしてしまったが、そのトラックが車いすの方が渡り切るのを待っていたのが私には見えず、それ以来クラクションを鳴らしてしまったことを後悔していまして」
自分が加害者だと気づくのはとても難しい。どうすれば加害者が被害者に対してしていることを気づくことができるかなと10年近く考えていて、それを今回書くことができました

「インスピレーションは皆無。スカスカです。脚本書くのは、もう地味に毎日朝、仕事机に座って夜寝るまで、ずっとパソコンの前に座ってます。私の万歩計、日々12歩なんですね。トイレに3回ぐらい行ったぐらいなんですけど…」

「当面映画(の脚本を)書くことは決まってます。ドラマは決まってません」

*カンヌ国際映画祭 クィア・パルム (La Queer Palm) は、カンヌ国際映画祭の独立賞のひとつ。LGBTやクィアをテーマにした映画に与えられる。
ジャーナリストのフランク・フィナンス・マデュレイラによって2010年に創設され、第63回カンヌ国際映画祭から授与されている。

公式部門とは別に独立した審査員が組織され、映画監督や俳優、ジャーナリストや大学教授、各国のクィア映画祭のプロデューサーなど、毎年5~8人が審査員となる。カンヌ国際映画祭のコンペティション部門、国際批評家週間、監督週間、ある視点部門に出品されたすべての作品が対象となる。

LGBTQ+のQとは?


クエスチョニングとは、自身の性自認や性的指向が定まっていない、もしくは意図的に定めていないセクシュアリティを指します。

クィア(Queer)とは、元々は「風変わりな・奇妙な」といった英語圏の言葉です。

「男・女、異性愛」以外の性に対する理解がなかった時代に、「変態」の意味合いを持って、侮蔑的にゲイを表現する言葉として用いられていました。

20世紀終盤以降、その侮蔑を向けられてきたセクシュアルマイノリティが中心となって、あえて自身を指す言葉として使うようになり、「自分たちはクィアである」という一種の開き直りの態度と共に、運動や研究が展開され始めました。

というのも、この「クィア」は、当時権利を主張していたゲイだけでなく、その運動の陰に隠れてしまっていたレズビアンやトランスジェンダー、クロスドレッサー(自身の性を表現するにあたり、異性装を行う)なども包括する概念であるため、 マイノリティ全体を繋ぎとめ、連帯へと導く働き があるのです。





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最終更新日  2023.05.30 05:28:07


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