MM2022のブログ

PR

プロフィール

MW2022

MW2022

カレンダー

コメント新着

天国にいるおじいちゃん@ Re:打席に入る前に、バットを天にかざして、天国にいるおじいちゃんに『力を貸してくれ』(08/24) 天国にいるおじいちゃんについては、 089…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2023.09.30
XML
カテゴリ: 報徳記を読む


【14】 翁曰(いわ)く、
大事をなさんと欲せば、小さなる事を、怠らず勤むべし。
小積りて大となればなり。
凡(およ)そ小人(せうじん)の常、大なる事を欲して、小(ちい)さなる事を怠り、出来難き事を憂ひて、 出来易き事を勤めず。
夫(そ)れ故(ゆゑ)、 終(つひ)に大なる事をなす事あたはず。
夫(そ)れ 大は小の積んで大となる事を知らぬ故なり。
譬(たと)へば 100万石の米と雖(いへど)も、粒の大なるにあらず、
万町の田を耕すも、其(そ)の業(わざ)は一鍬(くわ)づゝの功にあり、
千里の道も一歩づゝ歩みて至る、
山を作るも一ト簣(もっこ)の土よりなる事を明かに弁(わきま)へて、
励精(れいせい)小(ちい)さなる事を勤めば、 大なる事必(かなら)ずなるべし。
小さなる事を忽(ゆるが)せにする者、大なる事は必ず出来ぬものなり





【14】 尊徳先生はこうおっしゃった。

大事をなそうと欲するならば、小さい事を怠らいで勤めなければならない。
小が積って大となるからである。
およそ小人の常として、大きな事を欲して、小さい事を怠り、
できがたい事を憂えて、できやすい事を勤めないものだ。
その結果、ついに大きな事をなす事ができない。
大は小を積んで大となる事を知らないためである。
たとえば 100万石の米といっても、粒が大きいわけではない、
1万町の田を耕すのも、その事業はは一鍬(くわ)ずつの積み重ねである、
1000里の道も1歩ずつ足を運んで至るのだ、
山を作るのも一もっこの土よりなる事を明らかにわきまえて、
励み勤めて小さい事を勤めれば、大きい事も必ず成就するであろう。
小さい事をゆるがせにする者は、大きい事も決してできないものである。  





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.09.30 06:00:11


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: