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2024.02.18
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カテゴリ: イマジン
「光る君へ」清少納言・ウイカ「衝撃と反省」の大河撮影初日 鋭い眼光に演出“注文”「もっと優しめに」
2/11(日)

 第6話は「二人の才女」。まひろ(吉高由里子)は藤原道長(柄本佑)と距離を取るため、そのライバルの左大臣家で間者を続けることを決断。一方、道長は次兄・藤原道兼(玉置玲央)の口から、まひろの母の事件をもみ消したのが父・藤原兼家(段田安則)だと知り、一家が背負う闇の深さに戦慄を覚える。そんな中、宮中で勢いづく藤原義懐(高橋光臣)一派に対抗しようと、長兄・藤原道隆(井浦新)は藤原公任(町田啓太)藤原斉信(金田哲)ら若い貴族たちを招いて「漢詩の会」を開くことに。まひろは参加を申し出るが…という展開。

ファーストサマーウイカ、大河ドラマ初出演 『光る君へ』で紫式部のライバル・清少納言に|Real Sound|リアルサウンド 映画部まひろは父・藤原為時(岸谷五朗)と道隆の屋敷へ。為時とともに講師役を務める歌人・清原元輔(大森博史)が娘・ききょう(ファーストサマーウイカ)と現れ、初対面を果たした。

 「ききょうと申します。どうか、よしなにお導きください」「胸が高鳴りますわ。大いに楽しみましょうね、まひろ様」

 この日のお題は「酒」。道隆は「今の帝の世の揺るがぬ様」を詠んだ公任の歌を褒め称えた。感想を聞かれたまひろが「公任様の作は、唐の白楽天(白居易)のような歌いぶりでございました」と述べると、ききょうは即座に「 わたくしはそうは思いません 」「 むしろ、白楽天の無二の親友だった元微之*のような闊達な歌いぶりでした。そうじゃございません? 」と異なる見解を口に。元輔は咳払いをし、娘に釘を刺した。

元稹 (読み)げんしん




白居易(はくきょい)は、43歳の時、太子左賛善太夫となり、翌年宰相武元衡の暗殺事件が起きた際、犯人を捕らえるよう上奏し、越権行為で咎められ、江州(江西省九江)司馬に左遷された。
元稹と左遷の境遇を思いやった詩を交わしている。

船中讀元九詩 舟中、元九の詩を読む 白居易

把君詩巻燈前讀 君が詩巻を把って灯前に読む

詩盡燈残天未明 詩尽き灯残りて天未だ明けず

眼痛滅燈猶闇坐 眼痛み灯を滅して猶お闇坐す

逆風吹浪打船聲 逆風浪を吹いて船を打つ声

聞樂天授江州司馬 楽天の江州司馬を授けられしを聞く 元稹

残燈無焔影憧憧 残燈焔無く影憧憧

此夕聞君謫九江 此の夕べ君が九江に謫せらるるを聞く

垂死病中驚坐起 垂死の病中驚いて坐起すれば






 まひろと道長の視線は終始絡み合い、会はお開き。ききょうは「まひろ様はお疲れなのかしら。私、斉信様がお選びになった歌が好きだったわ」――。

 番組公式SNSにアップされた撮影現場からの音声コメント「君かたり」。
ファーストサマーウイカ、『光る君へ』清少納言役の扮装写真公開:マピオンニュース
ウイカは“2人の才女”の対比を探るべく「まず、まひろ(吉高)が今どういうふうにやっていらっしゃるのか、私も現場で見てみたいと思いました。まひろ自体はまだ幼くて、たぶん少し年齢差があるんですけど、思った以上に大人しいなという印象があって。あまり主張がないような、圧みたいなものが全然なくて。ちょっと子犬みたいというか、周りに対して空気を読むというか。私はそう感じたので(まひろの)優位に行くような『ふふん♪』みたいな気持ちがあったんですけど、初日で 監督から『もっと優しめに』とかなり言われ
『あ、私こんなに優しさの足りていない人間だったんだ』 と思いました(笑)。


 「優しさを持って、意地悪にならないように演じていたつもりだったんですけど、 非常に冷たく鋭く、眼力が強く見えていたみたいだった ので『優しさが足りていない』とずっと言われました。探っているような状態の相手(まひろ)に強いものを当てすぎると、そう(優しく)見えないというか、(2人の)バランスもあったりするかもしれないし、シンプルに私が初日ということで、目が鋭かったのか、どっちかですね(笑)。ちょっと力が入りすぎて、優しさが足りていなかったのかもしれないと反省しました(笑)。ちゃんとOKはもらったので、(優しさは)出ていると思うんですけど」と大河初撮影を振り返った。

💛確かに「眼力が強い」(^^)

漢詩の会は難解で、多くのその方面に詳しい人が反応していて、おもしろい。

唐・元稹

菊花

菊花 きくか

秋叢繞舎似陶家 遍繞籬辺日漸斜

不是花中偏愛菊 此花開尽更無花

秋叢繞舎 似陶家

秋叢 しゅうそう (秋菊の群れ) しゃ めぐ ること

陶家 とうか (陶淵明の家) たり

遍繞籬辺 日漸斜

あまね 籬辺 りへん めぐ りて  ようや なな めなり

不是花中 偏愛菊

れ  花中 かちゅう ひとえ きく あい するに あらず

此花開尽 更無花

はな ひら くせば  さら はな



菊 花 <白居易>
一夜新霜 瓦に著いて軽し
芭蕉は新たに折れて 敗荷は傾く
寒に耐うるは唯 東籬の菊のみ有って
金粟の花は開いて 暁更に清し

一夜明けると、今年初めての霜がうっすらと降りて、瓦を白くしている。この寒さに、芭蕉は新たに折れ、破れた蓮の葉も傾いてしまった。

 そうした寒さに耐え、毅然(きぜん)としているのは、ただ東籬の菊だけで、美しく咲いたその菊の花は、暁の風景を一層清らかにしている。

【訓読】菊花 <元稹>

秋叢 舎を繞ること 陶家に似たり

遍く籬辺を繞りて 日漸く斜めなり

是れ 花中 偏に菊を愛するにあらず

此の花 開き尽くせば 更に花無し



【和訳】菊の花

群れなす菊が取り囲むさまは、まるで陶淵明の家のようだ、

籬の付近をぐるりとめぐれば、日はようやく傾きはじめる。

数ある花の中、菊だけを愛でているわけではない、

この花が散ってしまえば、もはやほかに花もないのだから。





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最終更新日  2024.02.18 17:58:20


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