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2025.03.30
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カテゴリ: 坐禅
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「沢木興道 この古心の人」より

p.305-308

7 松阪養泉寺単頭時代の行状

養父文吉の死

大正3年養父沢木文吉が胃がんでなくなった。68歳だった。

後年、内山興正和尚が言った。
「老師は文吉さんのため、えらい苦労をなさいました。文吉さんは、老師にとって麦踏みみたいな存在だったんですね」

興道は養父のために小遣いを工面し養父に差し出した。

私が世間並みに堕落せずにやれていられたのは、あんたが生きておったからやがな。
これからも、あんた、体を大事にして長生きしてや。」

後年興道は言った。
「養父はわしに堕落予防剤のお布施をしてくれた」
「世間にはこうしたお布施もあるもんじゃ」


○酒井得元著『沢木興道聞き書き』
「経済生活を追い求めたら道は求められないと決まっている以上、仏道の行者にとっては、宗門の規則や資格というようなものは別に益するところはあるまい。これらのものは仏道のことでなくて、人間娑婆世界の生活上のことである。仏道の行者が修道を捨てて娑婆と関係をもとうとするとき、規則と資格によらなければならなくなるのである。

 娑婆世界のことは、そのときどきのご都合次第だけのことであるから、猫の眼のように変わるのが当たり前である。真実に生きんとするものは、こちらからその都度これに応ずるには及ばない。次から次へと変わってゆくものを追っかけて一生ふらふらしていたのでは、それこそ一生を空しくしてしまうものである。」





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最終更新日  2025.03.30 13:00:10
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