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2025.05.28
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カテゴリ: 報徳記を読む
報徳記  巻之六   【4】先生下館の分度を定む その3

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[報徳記&二宮翁夜話] 197

「安居院庄七と鷲山恭平」を本年2月出版しました。本書は安居院庄七の生誕地・秦野市及び足柄上郡各町の教育委員会を通して、秦野市立図書館・同公民館図書室・全小学校・中学校に寄贈し、図書館・公民館図書室では「貸出中」となっています。神奈川県では伊勢原市、相模原市、平塚市、藤沢市、松田町の各図書館で閲覧できます。
 また安居院庄七が主に報徳活動を行った遠州各地の図書館でも多く所蔵されています。終焉の地、浜松市の全図書館にも寄贈し、浜松市立中央図書館と11の図書館で貸出ができます。静岡県内では御殿場市、富士宮市、沼津市、袋井市、湖西市、森町の各図書館で閲覧できます。
また東京都立図書館の蔵書にもなっております。なお「安居院庄七と鷲山恭平」の本は、大日本報徳社で販売しています。

先生また下館の商家八人を呼んで、国家を再盛し上下の艱難を除いて、永安の道を得る大理を教諭した。
そして前のように告げた。
富商等は大変感激して言った。

今、先生は下館にすこしも縁もゆかりもありません。
しかるにこれを旧に復しようと万苦をつくされております。
それだけでなく多くの米財を贈られました。
お礼を申し上げることもできないほどです。
私たちの出財はもとより願うところです」
ここに一年の貢税を以て遅延し難い負債を先立ってこれを償い、莫大な元金を減じた。




巻之六【4】先生下館の分度を定む その3

先生又下館の商家八人を呼びて、國家(こくか)を再盛し上下の艱難を除き、永安の道を得るの大理を教諭し、告(つ)ぐるに前件を以てす。
富商等(ら)大いに感激して曰く、
某等(それがしら)の家産悉(ことごと)く之を出(だ)すも、君命あれば肯(がへん)ぜざるべからず。
今先生の下館に於(お)ける些(すこ)しも縁由(えんゆ)あるに非ず。
然るに之を舊復(きうふく)せんが爲(ため)に萬苦(ばんく)を盡(つく)し、加之(しかのみならず)許多(きよた)の米財を贈り玉ふこと其の恩謝する所を知らず。
某等(それがしら)の出財元より願ふ所なり と云ふ。
是(こゝ)に於て一年の貢税を以て遅延し難き負債を先立(さきだ)て之を償ひ、元金許多を減ぜり。
是(これ)三萬(まん)餘(よ)金の負債を償ひたるの始めなり。





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最終更新日  2025.05.28 00:00:14


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