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2025.06.28
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カテゴリ: 坐禅
本命は自分の人生 青山俊董

平山郁夫先生との対談より

平山先生は昭和20年8月6日、学徒動員の一員として広島にあって原爆に遭われた。
一瞬の差で小屋に駆け込まれたおかげで、命をとりとめた。
 瞬時にして阿鼻叫喚の地獄と化した広島の町。人間が石ころのように倒れている。
血だらけになってうめき声をあげている人、白い骨が露出している人、倒壊した家の下敷きになっている人、皮膚が全部ボロ布のように垂れて下がっている人、ロース肉の塊のように押しつぶされてしまった人、眼球が飛び出して、だらりと頬に垂れ下がっている人・・・。
ほとんどの人が断末魔の苦しみのさなかにあった。
その中を15歳の少年平山郁夫さんは、みずからも背後に迫る炎の危機にさらされつつ、必死になって広島を脱出された。
故郷である瀬戸内の生口島に向かって歩き続けること10時間余り。

私は見えないふりをして、聞こえないふりをして、ひたすらに歩き続けているのです。
朝からもう何百人、いや何千人の人をこうして見捨ててきたことでしょう。
私が見過ごしてきた人たちは、今頃あの炎の中で灰になってしまったでしょうか」

「あの日 に死んだ友人やその他の有縁無縁の人たちに、お前は顔向けができるのだろうか。死んでいった人たちに代わって、お前はこれまで何をしてきたのだろう。ただ齢をとってきたにすぎぬではないか・・・」
「あの人類最大の過ちの犠牲者となった者の生は、生き延びた私たちがいかに生き、いかに贖罪の生を生きるかを通じてのみ、生き続けるという気がしてなりません。
そのことを通じてのみ死んだ人たちの『救い』があるのだと思います。」(三笠書房『悠久の流れの中に』)





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最終更新日  2025.06.28 08:00:59
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