自分が嫌い?でも大丈夫!

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2008.03.28
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カテゴリ: 子育て
坊、今日の最後の保育園生活も元気いっぱいに過ごしました。
お嬢、私が途中で寄った時に「ママがいい」とおお泣き。
お嬢がそうやって感情を出せることでほっとした。
そうやってぐずることで、先生たちによしよしってしてもらって甘えたかったんだよ。

最後の最後に泣いたのはなっちのほう。
午後ひとりで干してあった遊び着をたたんでいた時
この遊び着はもう必要ないんだ…とふと思い
涙が止まらなくなった。
もっと早くにお迎えに行こうと思っていたのに

それでも保育園へ向かう途中、
やっぱり涙が出て止まらなかった。
今日帰ってから、明日、明後日、
坊が今までの保育園へ行けないことでどれほど泣くだろうかと思うと
苦しくて苦しくて、つらかった。

坊とお嬢、帰ってきてからお菓子とジュースをほおばり、素知らぬ顔。
トトロのビデオを見る約束だったから、それをつけっぱなしにして
途中から坊のピアニカで遊び始めた。

しばらくすると、ピアニカの取り合いで喧嘩を始める。
さぁ始まった、と、
そのときはとりあえず坊のほうが悪かったから坊を叱り飛ばした。

泣きながら膝に乗ってきた。
もちろん、叱られたことが原因で泣いているのではない。

どういう形で声をかけるべきか、私は正直迷っていた。
「保育園終わっちゃったね。寂しいね」と言うべきだったが
私がつらすぎて言えなかった。

寂しいだろうなぁ、寂しいだろうなぁ、
そう思いながら、ずっと抱いて背中をさすり続けた。

しばらく泣いて、泣きながら、坊は言った。
「ぼくM保育園行くのいやだけどーーー、
4月から頑張ってM保育園に行くーーーーー!!」
大声で泣き叫んだ。
私の前で、初めて新しい保育園へ行くと宣言したのだ。
分かりきっていたことのはずだ。
坊は、もともと、こうやって頑張る子なのだ。
何もかも、すべてをちゃんと理解している子どもなのだ。

その後ずっと
「ぼく4月からM保育園行く!!」
「お休みしたくない!!」
「M保育園行きたい!」
「M保育園行きたい!」
「M保育園行きたい!」
「M保育園行きたい!」
と狂ったように泣き叫んだ。

あまりに繰り返し言うので、
途中で疑問に思い、
「坊、M保育園っていうのは新しい保育園のことだよ。
今日まで行ってたのは、T保育園だよ」
すると坊、
「T保育園にはもう行きたくない!4月からM保育園に行きたい!!」
「ママ、ごめんなさい、M保育園行きたい!!」
そう言って大声で本当に狂ったように泣き叫ぶのだ。

彼はそうやって自分に言い聞かせている。
お嬢は、ティッシュを5枚ほども手にわしづかみにして
ぱたぱたとあわてて走ってやってきて、
坊の涙を拭き、鼻水を拭いてやっていた。
お嬢は坊が泣いているからと言っていつもそんな行動をとるわけではない。
坊が本当に苦しんで泣いているとき、
そういうときだけ自分がティッシュを取ってきて坊の顔を拭いてやるのだ。

そう、子どもというのはこういうものなのだ。
坊は、今までの保育園に通い続けていた間、
家で「寂しい」「保育園変わりたくない」と吐き出して繰り返し泣き、
そうやってダダこねすることでなんとか充電しているのだからと
私もその気持ちにふたをしてはいけないと思って受け止め続けた。
それはもちろん、私にとってはとてもつらいことだった。
そうやって毎晩毎晩、家にいる間はダダこねして充電しながら
彼は保育園では一度も泣かずに元気で過ごし、
しかもこの一か月はぴたりと喧嘩もしなくなったという。
そう、彼が昨日まで「保育園をかわりたくない」と毎日家で泣き続けていたのは
寂しくても保育園では笑顔で元気に過ごすために必要なことだった。
新しい保育園へ気持ちを切り替えるために、
寂しい気持ちを吐き出しきることが必要だったからなのだ。

今日私が泣いていた姿を見たからか、
それともこのしばらくを充電しながら過ごしていたからか、
昨日まで毎日「寂しい」と泣き続けた彼は
今までの保育園での生活を終えた今日、
私の前では初めて、新しい保育園へ行くと宣言して泣いた。
とても苦しそうな宣言の仕方ではあっても。
彼は本当はちゃんと分かっていたのだ。
頑張って新しい保育園へ行かなければいけないことを。

寂しい気持ちと闘いながらも、4月から新しい保育園へ行くために、
昨日までは「保育園をかわりたくない」「みんなと一緒にいたい」と
寂しい気持ちを吐き出し続けることが必要だったのだ。


この先も、この子どもたちの生き抜く力を信じよう。
坊もお嬢も、苦しみや悲しみに押しつぶされることはない。
私がその気持ちをまるごと受け止めさえすれば、
こうやって自分たちでちゃんと前へ進んでいくのだ。
坊が泣き、お嬢が苦しみもがいて、
それを受け止め続けるここしばらくの毎日は私にとっても本当につらかった。
でも、彼らはちゃんと分かっていたのだ。
その気持ちに寄り添って受け止めさえすれば、
ちゃんと自分の足で前へ進んでいくのだ。
これからも彼らを信じよう。
こんなに素晴らしい力を持った子どもたちなのだから。





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Last updated  2008.03.28 20:33:32
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