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2004.07.31
テーマ： 詩＆物語の或る風景(1218)
カテゴリ： コトノハ
そらに咲く華よ
咲いてしたたる
刹那の華よ
火薬の匂い
煙るそら
白くただようは
さまよひびとの魂に似て
わたくしたちは
流れに逆らい
逃れ
逃れて
火の粉の舞う音
湧きおこる人らの声
ふりかえり見もせで
わたくしの手をひき
走るひと
ああ
もはや
わたくしたちは
月に背をむけ
その頑なな横顔は
打ちあげられた
華に灼かれ
紅く
美しく
はだしの足が
火照っている
ああ
この
秘め恋の
ゆくえなぞ
ゆくえなぞ
いまは
ただ
群青のそら
煌と咲く
あの
紅い華のやうに
燃えてゐる
@Kamakura,KANAGAWA
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にやたろう
“C'est la vie” それが人生 これが人生 にやたろうのじんせいつづり
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