キツネノテブクロ
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1ヶ月ほど前『情熱大陸』というテレビ番組で アレックス・カーの事を知り、 早速amazonで著書2冊を購入、 でもなかなか難しいし忙しいで、 やっと1冊目『美しき日本の残像』を読み、 やっと『犬と鬼』にとりかかりました。 しかし…、 とーっても面白いのですが 「日本、って、こんなにどうしようもない国だったの?」 と呆れるやら、落ち込むやらで、結構気分が滅入ります。 だって、 税金の無駄がとっても多くて、 公共事業の名の元、全国の土建屋を潤わせ、 結果、国土の自然破壊がどんどん進んでいる…。 スギ花粉もアトピーも、癌も、 明らかな政策の失敗、 信じられないほどの役人の怠慢だった…。 アメリカではこれ以上のダムの建設を中止、 1990年以降70のダムを撤去し、今度も撤去される予定、 しかし日本は、既に2800のダムがあり、 今後も500作ろうとしている。 何故か?建設を辞めると山村に補助金が降りなくなるから。 1995~2007までの13年間に、予定されている日本の公共事業費は650兆円、同時期のアメリカ(国土は日本の25倍)の3倍から4倍。 国の歳出予算の40%! アメリカは8~10%、イギリス、フランスは4~6%なのに! 1990年代後半は、15兆円。(アメリカの宇宙計画予算の何倍にもなる) 何故か? 何百億という口利き量が政治家や政党に流れるから。 日本では行政はほとんど国民の監視を受けない。 役人は、予算を使い切るため、呆れるほどの無駄遣いをする。 諫早湾干拓、長良川河口堰(1兆5千億かかった) 今度の目標は四国の吉野川 100年以上洪水を起していないのに 何千億円かけて治水工事をするという。 テトラポット、これもかえって海岸の浸食を激化している ことが80年代には明らかになっているのに 国土交通量と農林水産省の海岸の破壊的政策は止められない。 そして杉植林。 日本の全森林の45%が杉とヒノキになっている。 杉の単純林は動物を死滅させ、山の保水能力を低下させ、 川が干上がり、がけ崩れが起きる。 そして多くの人が悩まされているスギ花粉による花粉症。 林業はGDPの1%にも満たないのに 林野庁は3兆5千億円の負債を抱えている。 植林計画は大失敗、なのにまだ計画をストップ出来ない。 花粉対策に「花粉の少ない品種」の杉を開発するというが 花粉が減り始めるのはまだまだ10年、20年かかる…。 公害病…水俣病やイタイイタイ病… 産業界と政府は原因を隠蔽。 政府が関わる裁判は引き伸ばされる。 水俣病は40年かかった。 日本が規制している有害物質は数十種類 アメリカは1000種類 日本は砒素の規制法も立案できなかった。 ダイオキシン、アスベストの規制が行われたのもつい最近。 瀬戸内海の不法投棄の島、豊島。 有害廃棄物51万トンの不法投棄が行われたのに 業者への罰金はたったの50万…。 ロシアタンカー、ナホトカ号の日本海への重油流出。 他の国々ではバイオレメディエーションという 微生物を使って油を分解する方法が標準的に 行われているのに、日本では許可されていない… 結局ヒシャクを持った地元の人と、ボランティアが清掃…。 ここら辺まで読んだところですが、 ナホトカ号の油除去作業で ヒシャクとポリバケツを使って海岸を きれいにしている様子など、 当時の外国人は嘲笑の目で見ていたんですね…。 日本って滑稽な国なんだと思う。 これだけの技術大国で、経済的に豊かな国なのに 一方ではこんなトンチンカンなことを やっているんだから…。 結局、真面目に働いている人がバカをみる国だったんですね。ここまでのカラクリに搾取されているとは思わなかったですよ~。税金の無駄をするな~、歳出省を作って役人を監視しろ~! ***で、私のとった行動は…赤坂見附を走る地下鉄の中で、この本を読む。こんなフツーのおばさんが『犬と鬼』を読んでいる!と、国会議事堂や議員宿舎周辺で働く人を焦らせるため。セコイ、あまりにセコイですね!やっぱり霞ヶ関周辺で読まなくちゃ!
2007.08.21
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