市場へ行こう。小高い丘にも上ってみよう。

2004.03.07
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カテゴリ: 日常記
火離れ……「火」から「人」は、離れていくのか。

焼く・煮る・茹でる・蒸す・炒める・暖をとる・乾かす…
文字的な歴史はよくわかりませんが、
火と人は、暮らしになにかを点し、灯しながらの、
古代からの長~いおつきあい。

新聞によれば、いま火を使わず、家庭内のエネルギーをすべて
電気でまかなう「オール電化」の新築マンションの
売れ行きが好調なんだそうです。
調理器、給油器や床暖房など、ぜ~んぶ。


全国の電力会社の中で出遅れていた東京でんこちゃんが前面に
出てきて、都内では不動産との絡みで予想以上の出足だと。
「IHは、炎が出でないから安全」「汚れは拭くだけ」などが売り文句らしいです。
全国で新築住宅に占める、オール電化の割合は約2割なんだとか。
確かに、新聞の記事広告や特集など多いですね。

ふ~む。まったく火のない生活ねぇ。
個人的には、便利というよりあまり心地えくないなぁ。
オール電化ライフの方がいたら、ごめんなさいね。
コストや使い勝手は別にして、日常生活の気持ち良さには
つながっていきそうもないなぁ。

火は「関わる」という接し方があると思うのですが、

生活効率や合理性の延長線上に、火を置いて考える
暮らしはむずかしいですね。
いろりや暖炉を作るということじゃなくても、
やかんに入った火やアラジンのブルーフレーム眺めているとか。
ストーブの火に近寄ったときの、ほわ~とした温かさだとか。

あの火の和む時間が体感できなくなっちゃうもんなぁ。

火は、身近でいながら、神秘的でもありますね。 
野焼きや山焼きなどの生活行事、拝火教や火祭りなどの祭事、
日本各地にある火の国や火の郷など、人の火に託した
想いみたいなものを感じます。
火の色と温かみ。あれも持つべくして持ったものなのでしょうね。
ピンクや黄色や緑の火では、ちょっと違いますものね。

そういえば、しばらく焚き火をしていません。 
河原の外めし。不規則な炎のゆらめき。爆ぜる音。沈黙の幸福。
いまの時季、寒さも焚き火にひと味添えてくれます。
ああ、「火の鳥」も久々、読みたくなってきました。
いまは、コミック本で手軽に入手できるのかな。
せっかくだから、火に寄った小さな暮らしの楽しみを
再生・復活させても面白いかな。



橙の月が出ていました。満月には、ちと早いような気がしましたが。
オリオン座も、きれいに見えていました。1月~2月の満月を見て、この前は、
欠けていて、気がついたらもう。自然の営みに、月日の流れを感じます。
来月は、4月だじょ~。速えぇ~。





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Last updated  2004.03.07 20:24:33
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