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ピーちゃんの保育園が春休みに入ったので、家族で東松山の埼玉県こども動物自然公園に行ってきました。ちょうど桜もほころび始めた春らしい一日。丘陵地帯にあるので起伏がある園内は広々としていて、動物舎の間隔が広いので、ハイキング気分で散策できます。ここで一番有名な動物はコアラですが、子どもたちが一番喜んでいたのはやっぱり、ヤギやヒツジ、小動物のふれあい動物広場でした。チーちゃんはベビーカーに乗っていることが多かったけど、ピーちゃんはほとんど歩いていたので、成長を感じて嬉しかったです。こどもの城というところに入ってみると、中が薄暗く、滝に浮かび上がった顔がしゃべったり、木がしゃべったりする仕掛けがあって、ピーちゃんはとたんに怖がって、出たい出たいと叫びました。ボールプールみたいな部屋があって、ようやくそこで楽しく遊べましたが、ピーちゃん曰く、「絵本に出てくるのはいいけど、本当に木や水がしゃべるのは怖い」とのこと。ピーター・ラビットの作者ビアトリクス・ポター資料館も立ち寄りました。スタッフが子どもたちのために、短編アニメ(ピーター・ラビットの第一話)を流してくれましたが、ピーターが人間のマグレガーさんの畑に忍び込み、さんざん追いかけられた末に命からがら逃げる、というストーリーを絵本で知っていたピーちゃんは、最初から怖がってしまって見ませんでした。チーちゃんも、やっぱり追いかけられるところで、怖がって席を離れました。よほど印象に残ったのか、家で今日の出来事についてグランパたちに聞かれた「うさぎさんがおじさんに追いかけられて怖かった」と言っていたくらい。後でお姑さんに、私たちがアニメもろくに見せないから子どもたちがそういう刺激に慣れてなくて臆病になってる、という感じで言われてしまいました。でも、まだ4歳&2歳、ウブなくらいでちょうどいい。東松山は焼き鳥の町としても有名なので、ネットで調べておいた人気店に帰り道立ち寄ったのですが、入ってみたらカウンターしかないまさに「飲み屋」。メニューも焼き鳥(焼き鳥と言っても実は豚のかしら肉)が一種類(!)、つまみが数種類のみ。焼き鳥だけの注文お断り、と張り紙してあるくらいだから、子連れ客なんてお店の方も迷惑そうな感じでしたが、相方だけお酒を飲んで、焼き鳥とトマトを食べてきました。焼き鳥は韓国風の味噌だれです。美味しかったけど、これをつまみにお酒飲みたかったなぁ~。帰路の運転手役だった私は我慢我慢でした。(それ以前に妊婦だし!)
2007.03.28
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うちから車で40分くらいのところにある保育園なずなへ行ってきました。せっかくなのでピーちゃんも保育園を休ませ、ちょうど休みだった相方も一緒に。家族総出での見学。思ったより園舎は小さかったけど、コンパクトな園庭は起伏があって遊具も充実していて、チーちゃんは、さっそくお庭で遊び始めました。でもすぐ「朝の集まり」の時間が始まって、室内に入りました。園児は異年齢集団で10人弱くらい。ピーちゃんはちゃっかり?一番前の真ん中に座って、馴染むのが早いです。みんなの出欠とるときも、うちの子たちの名前を呼んでもらえました。リズム体操は他の自然派保育園でも見たことがあるけど、ここでは毎朝の日課として、縁側のような木の板間をみんなでぞうきんがけをするそうです。慣れない我が子たちのへっぴり腰に比べて、園児たちの達者なこと。私も子どもに混じって、ぞうきんがけをしたりリズム体操したり、良いマタニティービクスになりました。それからお庭に出て自由遊び。ピーちゃんは同じ年頃の女の子と一緒に、庭で花を摘んだり、端の方でくすくす笑って話したり、楽しそうに遊んでいました。その女の子も、いつもは同年齢の男の子が多い中にいるから、ピーちゃんみたいな子が来ると新鮮なのかもしれません。残念ながら風が強くて寒かったので、どろんこ遊びはできませんでしたが、それでも、先生と一緒に土を掘ったり、バケツにお湯を張って入っている子がいたり、普通の保育園では見られないような、型にはまらない遊びをたくさんしていました。ピーちゃんは「寒い~」と言って、他の子たちがせいぜいトレーナーくらいなのに、しっかりコート着てました。いつもの保育園では、風の強い日はたぶん室内遊びになるみたいだし、心配性のじいちゃんばあちゃんは風の強い日は外に遊びに行くなというし、親の理想は「子どもは風の子」なんだけど、ひ弱な一面を垣間見てしまいました。だからこそこういう保育園に憧れるのですが、片道40分なんて、現実問題として無理・・・。園長先生には「最終的には、子どもをどういう環境で育てたいか、親の考え次第」といわれました。そりゃあ、いろんなこと犠牲にしてでも、こういう園に通わせる意義はあると思います。ちょうど宇都宮線の駅近くだし、通勤日の勤務時間帯をずらせば、朝送って、夕方迎えに来て、ということも、どうにかこうにかできるかもしれない。でもそう考えてみると、一番の問題は、私が自前の車を持っていない、ということに尽きる、と、この見学をした日にはっきりと悟りました。「でも私、使える車がないんです」と答えると、園長先生は黙ってしまいました(^^;)たっぷり遊んだ後、給食の時間。園長先生は東城百合子先生のもとで玄米菜食を学び実践してきた方なので、保育園もそれに沿った料理が中心です。普段は小食なうちの子たちも、玄米ごはんをおかわりするくらい沢山食べました。お昼寝の前の時間に、私たちはお別れ。帰りの車の中で「どうしてお昼寝しないで帰るの?」と聞いたくらいだから楽しく半日を過ごしてくれたみたい。保育園を休ませた甲斐がありました。いつもは寝つきの悪いピーちゃんも、この日は布団に入って5分とかからず寝てくれたのには驚き。気のせいか、この日を境に、寝つきも少しだけ良くなった気がします。
2007.03.19
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友達に誘われて都幾川町にある有機野菜レストラン「ボン・レギューム」でランチを食べました。うちから車で1時間と少し。銚子港から直送の魚介を使った料理がお薦めとのこと。でも気分は菜食だったので、野菜カレーを頼みました。野菜の甘みたっぷり。とっても美味しい。チーちゃんも気に入ったらしくて、1/3くらい食べちゃった。友達の子とチーちゃんと二人用には豆乳グラタンをとってあげました。乳製品も使っているせいかコクがあって、これも美味しかったです。都幾川町の隣、小川町に有機農法のパイオニア金子さんという方がいて、周辺には面白い人やお店がたくさん集まっているらしいです。地元産の大豆にこだわる豆腐の名店に寄って、おみやげをいろいろ買って帰ると、家族にも大好評でした。国産の大豆のせいなのか、普段食べている安い豆腐と比べると全然、豆臭さがなくて、甘くて味が濃かったです。こういう豆腐でデザートを作ったら美味しそう♪
2007.03.12
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前回、これで最後といいながら、書きそびれたことを追記。子育て支援セミナーで秋山先生がおっしゃっていた子育ての極意【して見せて、言って聞かせて、させてみて、三つ叱って、五つ誉め・・・】これは山本五十六という昔の軍人が部下を育てるための言葉として語ったそうですが、子育てにも通じるとのこと。4~6歳時期の説明で、子どもに良い行動がでてこないのは、モデルがいないから。という話があり、例:子どもが登園して先生に「おはようございます」と言えないとき、 親が「ほらっ、挨拶しなさいっ!」と言うよりも、 親が先生に「おはようございます」と自分で挨拶してみせることが大切。これは幼児期のシュタイナー教育のベースになっている考え方でもありますよね。手前味噌ですが、子どもたちが朝着替えた後のパジャマを脱ぎ散らかしていましたが、私がそれらを丁寧にたたむようにしていたら、「もっと上手にできるよ」とピーちゃん(案外負けず嫌い)がたたむようになりました。やり忘れてる日もありますが(^^;)何となく思うのは、ガミガミ言うよりも、子どもに伝えたいと思うことは心を込めてまずは自分がしてみようということ。その効果(見本を見せて子どもに真似させよう、とか)はあまり期待せず。家族が多いと、いろいろな価値観のぶつかり合いもあるけれど、子どもにとって一番身近で、愛する存在である母親の立ち居振る舞い、価値観、心がけ、感性は、一番影響を与えるのだろうと思います。だからこそ、その影響力に身震いしてしまうのですが・・・先生の最後のお話は、【父性と母性の兼ね合い】についてでした。<母性(母なるもの)>プラス面は、包み込み=気持ちの安定をもたらすマイナス面は、呑み込み、抱え込み=不登校、社会的引きこもり<父性(父なるもの)>プラス面は、責任、忍耐、協調、統制=社会性マイナス面は、攻撃、暴力、破壊、試練=死プラス面・マイナス面は同じものの両極で、偏りすぎれば良くないということ。家庭の中でも、父性と母性がバランスよく保たれるようにすると子どもが安定するそうです。実際の性別とは関係なく、お母さんの方がしつけ担当で厳しいなら、お父さんが後で優しく慰めてあげる、など。(一人親なら、その両方を受け持つ)ただ、その場で逆のことを言ったりすると子どもが混乱するので気をつけないとならないそうです。
2007.03.03
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子育て支援セミナー「子どものしつけと自尊心の育て方」の内容はこれで最後。(と言っておきながら、その後、その5を追記しました。)4~6歳の時期に、二者択一や善悪の判断の機会を与えることは、自己決定の訓練にもなる、ということでした。どんな物事も答えは一つではないが、どちらを選んだらどういう結果になるか、を考えることができなければならない。自己決定の能力が必要になる場面として、次のような事例を示されました。「高校生の男女が女子の部屋で二人きり、女子が「今日、両親がいないの」と言ったとき、男子はどう行動するか?」 そりゃー普通の男子ならやっちゃうでしょう。と私は思ってしまったのですが(^^;)A「やった場合」良かったこと○:気持ちよかった。友達に自慢できる。童貞を捨てた、etc.悪かったこと×:妊娠させちゃった。女の子を傷つけた、etc.B「やらなかった場合」良かったこと○:妊娠させなくてよかった。女の子を傷つけなくてよかった。悪かったこと×:女の子をモノにするチャンスを逃した。くそー!普通は、○と○を比べて楽な方に流れてしまう。しかし、×と×を比べ、どちらが自分で責任をとれる結果か、を考えることが自己決定で必要なこと。若いと、妊娠の心配とか深く考えないからねぇ・・・(若くなくても深く考えてない人もいるが)でも私の死んだおばあちゃんは、ことあるごとに「女はたった一回だって妊娠するんだぞ!」と忠告していましたよ・・・。ひいおばあちゃんは、身分違いの恋をして、たった一回のために妊娠して、駆け落ち同然で結婚したとかなんとか。(ドラマチック~)自分が子ども生んでみてやっと、性行為って生殖行為なんだよな、って思ったわけで、それまで全く分からなかったですもん。妊娠したくなきゃコンドーム使えばいいんじゃん、って言われたら「100%安全じゃない」としか反論できない(><)わが子たちの性教育についても考えさせられました。
2007.03.03
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子育て支援セミナー「子どものしつけと自尊心の育て方」の内容が続きますが、叱る、怒る、ほどのことではないけど、何を言ってもヤダヤダ!と返してくる反抗期の子どもに効果的な言葉の掛け方についてです。それは「ヤダ、ヤダ、ヤダ」というテクニック。あえて子どもが嫌がること、困ることを言って、ヤダ!と言わせることで、最後に「ハイ」を引き出すことができる。というもの。 (去年の講演会では、逆に、 相手にとって好ましい内容の言葉をかけていって、最終的に「はい」と 言いやすいようにする「ハイ、ハイ、ハイ」の言葉かけを聞きました)例えば、先生のもとに面談にくる不良少年は、自ら望んで来るわけではないので、聞く耳を持たない態度も多いが、帰ろうとする子に「催眠」という言葉を出すと好奇心を示すので、先生「でも催眠療法なんてやりたくないよね」少年「そんなことねえよ」先生「でもここのイスに座りたくないでしょ」少年「そんなことねえよ」先生「じゃあ目をつぶって」少年「ハイ」と、術中にはまってしまうそうです。先生が実際に見た事例では、公園から帰ろうとしない子どもに対して、おじいちゃん「じゃあ公園で泊まろうか」孫「ヤダ!」おじいちゃん「晩ご飯は草だよ」孫「ヤダ!」おじいちゃん「じゃあ帰ろうか」孫「ウン」うちの場合、ご飯を残しそうなとき「じゃあ残りはママが食べちゃっていい?」(これは本気)と言うと、「食べる!」なんて言ってまた食べ始める、ということがあります。今日も、チーちゃんが着替えの途中でなかなか上着を着ようとしないので、頃合を見て後で着せようと思って私はそのままにしてたら、帰ってきた姑が、「じゃあこれ(上着)は○○ちゃんにあげちゃおうか」とか言うと、とたんに「着る!」なんて素直に着てました。子どもの性格にもよるんだろうけど。シュタイナー教育的には、本気で他の子に洋服をあげるつもりはないのに親が「嘘をつく」とか、「脅し」だとか受け取られて、ダメ出しされそうだけど、実感として、この方法はかなり有効です。
2007.03.03
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前回の日記に続けて、子育て支援セミナー『子どものしつけと自尊心の育て方』について。(*これは臨床心理に基づいた叱り方の工夫です。 シュタイナー教育の考え方とは違っている点があることを予めご了解ください。 シュタイナー教育では「怒らない」ということばかり強調されますが、 子ども園先生も、危険なことをすればやはり怒ると話していました。 シュタイナー教育派の母親は、とかく「怒っちゃいけない」と思うことで 理想的な母親になれない自分を責めたり、心理的ストレスになることもあるので、 現実的な叱り方の工夫を知っておくことも良いのではないかと思います。)【叱り方について】何について叱るにも、いつも同じ調子で怒っている人が多い。A.マダム(ざます)型「あ~ら○○ちゃん、危ないざますよ~」「あらあら、散らかしちゃって~」 (シュタイナー教育派に多いタイプだ 笑)B.ナマハゲ型「こらっ!(鬼の形相で怒鳴り、時には体罰も有)」しかし、ワンパターンよりも叱り方を変えた方が効果的。(1)自分や人に危険なことをしたとき→厳しく叱る。(2)物を壊してしまったとき→壊したものを片付けさせる、責任を取らせる。 幼い場合、ガラスの破片が危ないからといって向こうにやるより、 親が片付け終わるのを最後まで見届けさせる。(3)子ども同士のケンカ→ 普通のケンカなら、親は見守るだけで手を出す必要はないが、 棒やはさみなどの武器を手にしたときは、毅然とした態度で厳しく叱る。 「A君が先に叩いた」と言い訳しても、「ケンカしていることを叱って いるのではない。あなたが棒を持ったことを叱っているのだ」と注意する。(4)日常的なこと(度の過ぎるおふざけなど)→段階的に注意を与える。 例えば、来客中に騒いでいるとき、 1回目「お客さんが来ているのだから、静かにしていなさい」と言葉で注意。 2回目「さっきも言ったけど、静かにしていなさい!」と強めに注意。 それでも静かにしない時、 子どもをイスなどに座らせ、動けないように膝を膝で挟み、両肩を 横から、腕の付け根を親指で押さえつけるようなかんじで掴む。 子どもの眉間を見据えながら、ゆっくり3回深呼吸をした後、 「なぜお母さんの言うことが聞けないの。そういう子をお母さんは許しません」 と淡々と叱る。3回深呼吸して、「分かりましたね」と言って子どもを離す。 大切なのは、ポーカーフェースで注意すること。子どもが反省したり責任を果たした後には、十分誉めてあげることが大切。4つ目の叱り方も、普段から親子の信頼関係がなりたっていることでより効果的なものになる。【叱り方のワークショップ】・二人一組になって、向き合って座る。叱られ役と叱り役を交互にやる。・眉と眉の間を見つめる→目を見られていると感じる。きつい感じ。威圧的。・鼻の頭を見つめる→目を見られていると感じるが印象がソフト。(面接で効果的)・あごを見つめる。頭頂部を見つめる。→目が合わない感じ。ひと昔前の親は案外叱り方のバリエーションが豊富だった。押入れや蔵に閉じ込めたり、お父さんに言いますよ、と父親の権利を利用したり、ときにはお尻をぺんぺんしたり、叱り方を工夫していた。叱り方を変えると、子供の心の中に、「これは絶対してはいけないこと」「これは注意しよう」「こうした失敗には、責任を取らなくては」といったけじめが生まれてくる。また叱る側も、カッーとなって怒鳴る前に、この場合はどの叱り方にしようか、と一瞬考えることで、冷静になれるという効果もある。
2007.03.03
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相方の勤める児童養護施設が主催し、親子サークルが共催した2月24日、3月3日と二回連続での子育て支援セミナー『子どものしつけと自尊心の育て方』が無事に終了しました。去年と同じ先生ですが、今年は二回に渡っての開催で、ワークショップ(実習)も取り入れました。延べ人数は、聴講者が70人ほど、託児が50人ほどでした。私にとっても勉強になる内容だったので、覚書を日記に残しておきます。まず、発達段階の話子どもの発達は直線的に伸びていくのではなく、階段を上るように段階的に成長します。その時期は、0~2歳、2~4歳、4歳~6歳、学童期、思春期、青年期・・・各段階を上がるためには、周囲の大人が上手くかかわるかどうかで、その後の成長に影響がでるのです。<0~2歳>0~2歳の時期の子どもの成長にとって大切なことはおむつが濡れた、お腹がすいた、暑い、寒い、寂しい、などの不快な状態をすぐに大人が解消してあげること。つまり基本的な身の回りの世話をしてあげること。それをするのは母親に限ることではなく、誰であっても構わない、どうかお母さんだけで子育てをしようとしないでくださいという点を先生は強調していました。母親だけで子育てをする文化はたかだか昭和30年代からのもので、それ以前の日本にはなかった、という話もありました。こういう基本的なお世話がされている子どもは「自分はここにいていいんだ」という自己肯定感を持ち、それが周りへの信頼、自分への信頼=自信につながります。この時期、泣いて要求しても何も変わらないことを悟った子どもは、要求や自己主張をしなくなるそうです。そういう子は、例えば親が「パチンコ行ってくるから一人で留守番してなさい」とか「離婚するから」とか言っても黙って聞き入れることが多いそうです。逆に「スイミング習いなさい」「ピアノに通いなさい」なんて押し付けられても素直に聞くような子も、自己主張できないという意味では同じで、「うちの子は反抗期がなかった」とか「聞き分けがいい」とかっていう子ほど、思春期になって手に負えなくなることがあるそうです。この話を聞きながら、抱き癖が付くから泣かせておく、とか、赤ん坊が泣いてるのに授乳は時間通りにしかやらない、とか、一時期主流で今でも根強く広まっている育児方法の影響が心配になりました。<2~4歳>次に、それまで十分にお世話されてきた子は、「自分はなんでもできる」という万能感の塊になり、大人が困ることをしたり、自己主張するようになって、「第一次反抗期」になります。そういう2~4歳の時期に大切なのが、しつけ。「ダメなことはダメ」と教え、きちんと向き合うことで、子どもは折り合いの付け方を学ぶことができます。その教え方は、根気強く言って聞かせる、こと。子どもの叱り方も、一本調子や同じ怒り方では効果がないとのこと。(叱り方については改めて書きます。)子どもの自主性を尊重せよ、好きなようにさせよ、という考えが10年ほど前に流行ったが、そういう育てられ方をした子どもは、折り合いの付け方を知らないまま、自分の欲求を通すために反社会的な行為をするようになってしまう。という事例を聞きました。<4~6歳>次の段階は4~6歳。この時期の大人のかかわり方は、善悪の判断をつけさせること、それから役割を与えること。善悪の判断というのは難しい問題についてではなくて、二者択一で行動を選択させるということです。それが自己決定能力を高めることにつながります。たとえば子どもが中々部屋の片づけをしない場合、部屋の片づけをするのと、トイレを掃除するのとどっちがいいか、二者択一で選ばせる方法があるとのこと。やらせたいこと、よりも、難しいこと嫌がるだろうことを組み合わせるのがコツで、選んだ方を実行したら、十分に誉めてあげること。実行しなかったら、「約束したことをどうしてやらない」と叱る。シュタイナー教育的には、7歳前の子どもには、自分で選ばせるのはよくない、親が正しいものを指示する、与えるだけで十分、という考えなのですが、実際には思考力も付いて口も達者になってくる4歳以上に対して、理由も言わずに親の言うとおりにさせようというのは難しいし、すこし違和感を感じていたので、こういう方法で子どもに行動を促すのは理にかなってると思います。役割を与える、というのは家の中のお手伝いをさせるということです。お手伝いとは、毎日、嫌でもやらなければ家族が困るようなことを指します。一番のお薦めは、食事のときの箸並べだそうです。箸がなければみんなが食べられない、という状況が一目瞭然だし、料理によって並べるものがスプーンになったりナイフとフォークになったり、観察力も付く、というのがお薦めの理由でした。そうした役割を担うことで「自分は必要とされている」と感じることができます。自殺する老人は優しい家族と同居のケースが多く、家の中で何もすることがなく役割を奪われた結果、居場所がない、自分は必要ない人間だと感じてしまうらしいです。会社でも、仕事を与えずに退職させようとするリストラ方法がありますが、居場所というのは空間のことではなく、集団の中での役割なんだ、という話はとても納得のいくものでした。暴走族やヤクザの世界ではどんな下っ端にも役割があり、家で居場所がないという少年少女は引きつけられるそうです。小学生になってから急にお手伝いをさせようとしても素直に聞かないときは、(1)難しいこと、嫌なことと組み合わせて、二つから選ばせる。(例:トイレ掃除か部屋の片付けか)(2)儀式的に言いつける。(例:おじいちゃんの遺言とか我が家の家訓、等々で、「10歳になったら○○をすることになっている)役割とは、相手によって様々に立場を変えるものでもあります。たとえば一人の人間でも、生徒に対しては先生、親に対しては子ども、子どもに対しては親、配偶者に対しては夫、兄に対しては弟、弟に対しては兄、、、、、など。相手によって話し方や態度が変わり、家族が多いほど様々な役割を持っているが、核家族でしかも一人っ子だったりすると、なかなか役割の変化を身につける機会がすくないので、親は工夫する必要があって、ごっこ遊びを沢山すると良いそうです。最近は、役割をわきまえない、相手との関係の区別をつけない子が増えてきている、という話です。まだ講演内容の半分も書いていませんが続きは後日・・・
2007.03.03
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