夢我夢中

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2012/10/14
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西遊記は色々な版がでているが、通しでの翻訳であるこれは、一度は目を通しておきたい本である。
全10巻だか、途中樵と漁師の無意味な章潰しもあるが、結構スムーズに読める。無意味なダレダレ話も全体の構成から考えると必要不可欠のもの、であるらしい。
この本は、必ず巻末の訳注と共に読むべしのものである。その理由は一度読んでみるとすぐにわかる。言ってみれば、裴松之の注釈附き陳寿『三国志』って所である。

とにかく、三蔵法師が情けない。僧侶や妖怪の評価は非常に高いのだが、本人は至って小心者で描かれている。ちょっと妖怪が現れればすぐに腰を抜かすし、猪八戒の讒言を真に受けて孫悟空を邪険にするしなど枚挙に暇が無い。困った坊さんである。それだけに孫悟空の活躍に見ごたえがあるのだろう。

ところが、7巻くらいからだんだん詰まらなくなってくる。話にオリジナリティが無くなり、なんとなく以前の話の焼きまわしっぽくなってくるのだ。西遊記は何人かで書かれて完成したらしい。きっと、後半の担当者は力不足だったのだろう。とても残念である。

まあ、大雷音寺近くで妖怪が暴れまくってもそれはそれでおかしいことなので、後半の妖怪の弱さは仕方ないのかもしれない。

設定上気になることは、三蔵法師は生身の体なので雲に乗れない為歩かざるを得ないことになっている。しかしながら、妖怪に連れ去れらるときはかなりの距離を運ばれている。どうなっているのだろう。






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最終更新日  2012/10/14 10:27:23 PM
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