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2010年05月24日
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カテゴリ: 日々の生活・育児



さてさて、韓流のチソンにはまったりママ友にあげるベビーキルトに全力で取り組んだりしながらもコレは読まなきゃと発売日に購入し、2日後には読み終わっていたのですが、反芻がなかなか進みませんでした(だってチソン様にはまっちゃったんだもの←しつこい)

『アフターダーク』の時に、無垢なものと暴力の象徴と、両方に降り注いでいた朝の光。

と同じモノを、今回の『1Q84』でも感じました。


自分ではどうしようもない大きな流れが存在していて、どうやってもその流れからは抜け出せない。でも、その流れは自分の行動で大きく方向を変えていく(こともある)。

方向が変わっていくことを、ありありと感じることもあり、気がつかないこともあり、あとからはっきりとわかることもあり。

天悟君の場合は「自分がとっくに知っていることに気がついた」って感じ?

流れは巨大すぎて誰にも全容を見ることは出来ない。もちろん方向を意図的に変えることも出来ない。誰もが溺れそうになりながらなんとか沈まないようにもがいている。

どんなに傷ついても、自分を自分たらしめているものをしっかり胸に抱えて離してはいけない。一番大切なものが何かをしっかりわかっていないとたちまち沈んでしまう。





こっちまで読んでいて溺れそうになりました。若い頃はこの感じが良かったんだよな(笑)。精神力と体力がありあまっていたのだろう。今回はかなーりきつかったです。でも、読んでしまう。なぜなら、村上春樹が大好きだから。

そしてこんなに大変なのに、読み終わった後はやっぱり「ああ読んでよかった」と思ってしまう。自分の中の孤独感に気がつかされるのは正直言ってあまり楽しいことではないけれども、それでも今まで通りやるしかないことも同時にわかってしまうのだから。

村上春樹の小説は、相変わらずうんと自分に引き寄せてしか読めない。それってどうなんだろう。でも、そこがとても魅力的。












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最終更新日  2010年05月24日 21時57分07秒 コメント(2) | コメントを書く


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