Mr. Cats' Gardenのブログ あるいはニャンスケの生活と意見
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2026/1/2 The Nutcracker(くるみ割り人形)<New Production 新制作> 2025/2026シーズン バレエ&ダンス 新国立劇場バレエ団, 新国立劇場オペラパレス作曲:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー、振付:ウィル・タケット (レフ・イワーノフ原振付による)、編曲・指揮:マーティン・イェーツ、芸術監督:吉田都、 クララ/金平糖の精:池田理沙子、ドロッセルマイヤーの助手/胡桃割りの王子:水井駿介,ドロッセルマイヤー:原健太、シュタルバウム:小柴富久修、シュタルバウム夫人:大木満里奈、フリッツ:村田剣一、クララの祖母:山本令、 クララの祖父:西川慶、兵士人形:上中佑樹、コロンビーヌ人形:奥田花純、ハーレキン人形:佐野和輝、 ダンス教師/ネズミの女王:関優奈、ダンス教師の夫/ネズミの女王の夫:宇賀大将、ハウスキーパー/シェフパテシエ:川口藍、 執事/お菓子の国のマイスター:中家正博、わたあめ:内田美聡、ゼリー:佐野和輝・田中陣之介、キャンディ:五月女遥、ポップコーン:小野寺雄・森本亮介・石山蓮、フォンダンローズ:吉田朱里・中島瑞生、 図: 新国立バレエ「くるみ割り」新制作、 チラシと半券から 本日、宿主相方は風邪で動きたくないといって寝ている。正月早々、切符一枚無駄にして、名作かも知れぬ今日の舞台を逃すとは、何とももったいないことである。新制作ということで、振付のウィル・タケットが、全体の構成をThe Nutcracker初期の振付に出来るだけ戻して解りやすい楽しい舞台を目指した。・・・解説などを読むとその様なことのようなのである。 客の出足が遅い感じで開演10分前でも空席が目立つ。やはり三が日は来ない奴が多いのか、そんな風に思っていると、ギリギリでぞろぞろ入ってきてほぼ満席に、そして開演前のアナウンスが行われている最中に係員に案内されて次々と席の穴が埋まっていって、完全満席だ。来ないのはニャンスケの(宿主の)臨席位置の相方だけなのだ。チョット肩身が狭い様な気がして・・・ 舞台が開いた。瞬時戸惑う。2022/12/25に見たくるみ割りとは全然違う。おもちゃ箱をひっくり返したよな、ディズニーの世界にいきなり飛び込んだような、3年前の舞台のようなウクライナを思わすような静的な青と黄色の世界とは全く異なり、チカチカチャカチャカした屋内夜の雰囲気の華やかな底抜けに明るいクリスマスイヴ。 ウーム!これは陶然と見ていれば良い世界なのだ。楽しければ良いのだ。 オーケストラの演奏の切れ味がイマイチの感じで、でもそれが、おもちゃ箱をひっくり返した様な手作り感と妙に呼応して味になっている。 何となくチョット気になったのはクララ、中心だよね、主役だよね、一人だけ純白のコスチュームで否が応でも目立つ筈の演出。だが 何だか衣装がチョット純白のパリッとした感覚より可成り縒れていて、薄水色や薄ピンクの他のコスチュームに負けている。一人沈みみたいな感じ!衣装さん、チョットこれ気になりました。 それは置いておいて、前半が終わり休憩後、後半が始まり、舞踏会!クリスマスの飾りがみんな巨大化し、わたあめ・ゼリー・ポップコーン等々が舞を競い、いよいよディズニー的世界が満開だ。それぞれの踊り毎に万雷の拍手。 そしてクララとくるみ割りの王子のパ・ド・ドウ、陶然と舞台をみていると、いつの間にかクララのソロになっている。青色の照明の中、正確・確実・着実に美しく、そして愛らしく娘心を満開に、舞台一杯にクルクル回りながら発散・放出し、いつの間にか皆が舞台を注視、クララの舞が会場を席捲している。踊り手が舞と細かな所作を通じて発散しているクララの心が観衆と一体化している。良いのだ。宿主は多分バレエ鑑賞を始めて初めて感じた。「この舞を永遠に見続けたい。終わりよ!来るな! もちろんそんな事が起きたらバレリーナは死んでしまう。だからそんな事は起きてはならない。だがしかし、ずっと見続けたい。」 曲が終わったとき、拍手が爆発した。踊っていた池田理沙子がチョットたじろいだ様なすごい観客の反応。 終幕までにもう一シーン、クララのソロが有り、ずっと見たいという気持の一部は充足。そして堅く強く印象づけられた! 終幕後、カーテンコール、主役クララ役の池田理沙子は準主役のくるみ割りの王子役水井駿介の並びというよりは後ろにつくような風情で、なぜ、と訝る内に、2回目、3回目と次第に主役位置に怖ず怖ずと立つような、でも最後のカーテンコールでは、ほぼ確りと主位置について、主役に相応しく深々と礼をしていた。 会場が明るくなり、出口に近かった宿主(とニャンスケ)は最初にロビーに出る形になった。そして気付いた。今日、カーテンコールの途中で席を立った人がいないようなのだ。宿主等は、以前、次の予定があったため、好演の舞台をカーテンコールを待たずに後にしたことがあった。そのとき、終幕と同時に宿主等とほぼ同時に何人かの客が客席から出始めてきていた。 今日の舞台でカーテンコール修了まで客が動かなかったとすれば、宜なるかな。終盤の2つのクララ・金平糖の精の舞、最高というより他になし。これを目の当たり出来た本日の客は幸運でした。多分誰にも説明できない、もちろん舞っている本人には解りようがない、ストレートに本質を捕まえてしまう感性が迸る何とも貴重な舞台を客席から共有させて貰った悦び。 人も羨む「天賦の才」、でもそれは本人が磨く努力をしなければ輝かない。磨くことが出来るのは才を賦された本人のみ。「天賦の才」を与えられてしまった人は「宿命を背負わされた人」なのかも知れない。池田理沙子のソロの舞とカーテンコールを観ながら、痛みを感じていたニャンスケなのである。バレエ&ダンス / 『くるみ割り人形』 熊川哲也 【DVD】くるみ割り人形 ウエイン・イーグリング振付 新国立劇場バレエ団 オフィシャルDVD BOOKS (最新バレエ名作選) [ 新国立劇場バレエ団 ]バレエ DVD ボリショイ・バレエ「くるみ割り人形」カプツォーワ&オフチャレンコ 鑑賞英国ロイヤル・バレエ《くるみ割り人形》[DVD]【中古】キエフ・バレエ《くるみ割り人形》 [Blu-ray Disc]【中古-非常に良い】キエフ・バレエ《くるみ割り人形》 [Blu-ray Disc]
2026.01.11
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