今日は5学年父兄の・・・先日行われた「みこし祭り」の反省会。
かなり酔いました。
ふだん飲まない日本酒をしこたま飲んじゃったんです。
だから、「暑い・・・」の続きを書こうと、ここに座りましたけど、おそらく今書くとシッチャカメッチャカになる予感がします。
その辺をどうぞお楽しみください。
死神は・・・・「まもなく目的地に着くから・・・」
そういって腰砕けになりそうな私を、追い立てました。
「あの世」に来ただけでも、私にとっては充分にショックな出来事なのですが、これから何を見せようというのでしょうか?
「さあ・・・あそこに山が見える・・・・あの山を登ってもらおうか」
「あそこが最終の目的地なんですか?」
「マア、そういうことだなあ」
私はその山を登り始めました。
どちらにしろ、最終目的地を見ないことには元の世界に戻ることができない・・・・頭の中で考えていました。
山は・・・赤茶けた岩肌を見せ・・・ところどころ赤いシミが見えます。
「あのシミは?」
「お前のように生きたままここへ連れてこられ、この山を登って・・・最終目的地を見に来た者が流した血のあとだ。」
「そんな人が多いんですか?」
「さっきも言ったように、地獄というのはお前たちのいうところの刑務所だ。・・・しかし悪といっても、情状酌量の余地があるもの・・・・あるいはお前の子供・・・さっき、賽の河原にいた子供の事だが、お父さんお母さんを許してやってくださいと・・・被害者から嘆願されたものには”執行猶予刑”というものがあるんだ。・・・しかしそのまま見過ごしにしていてもそいつらは生きているうちに反省することはない・・・・そういった者には地獄の世界を見せて体験させて・・・・今後一切悪いことはしないと誓わせる・・・・・・そうすれば地獄に行かなくてすむんだ。・・・そんな制度がここにはあるんだよ。」
「ということは、ここで悔い改めれば罪業消滅ということもあるんですか?」
「アア・・・とりあえず地獄の光景を見てからだけどな」
「それなら、地獄の光景を私にも見せてください」
私はそれを見ることによって・・・・桂子をいじめた罪・・・水子を中絶させた罪が消滅するならば・・・我慢しようという気になっていました。
「地獄の光景はこの山の向うに広がっている。・・・・今お前はこの山を登らなければならない」
指差された岩山に・・・・私は登りはじめたのです。
けっきょく私は「ロック・クライミング」をすることになるのですが・・・人間界のロック・クライミングと違って・・・・ザイルやカラビナ・・・ピッケルそんなものはありません。
完全に自分の体力だけを頼りに、登山を開始したのです。
「なあに・・・これくらいの山なら簡単に登れる」
わたしはそう思っていたのです。
そんなに高い山ではありません。
登りはじめてどれくらいの時間がたったのでしょうか?
まもなく頂上に着き・・・地獄の光景を見れば人間界に戻れる・・・私はそれしか考えていませんでした。
しかし、そんなに簡単に頂上にたどり着く事はできませんでした。
頂上に着く寸前・・・・なぜか山が「成長」したのです。
まもなく到着というときに・・・・急に山が大きくなり・・・・まだまだ登らなくてはならなくなって・・・その疲労感たるや・・・とんでもないものとなりました。
そしてまた・・・・山を登り始め・・・ああ、そろそろ頂上・・・と思うとまた山が大きくなる・・・・・そんなことの繰り返しが何度も何度もあったのです。
「この苦しみが永遠に続くのか?」
そう思い、途中で投げ出そうかと思いました。
しかしそれではいつまでたっても人間界に戻れません。
私はその「耐えられない苦しさ」を・・・ずっと耐えて登り続けたのです。
まだまだ続くんだろうなあ・・・・また新たな山が出現するだろうなあ・・・次の山の頂上が見えると・・・私はそう思いました。
しかしその時・・・・例の赤ら顔の死神が・・・頂上に立ったのです。
「ようやく頂上にたどりついたな・・・・さあここが本当の頂上だ・・・・よく見るがよい」
私は頂上に立ち・・・そこに広がる光景を目の当たりにしたのです。
目の前に広がる「地獄の光景」・・・・・・・・
「亡者」が叫ぶ・・・その断末魔の叫び!
目や耳を覆いたくなるほどの残酷な刑罰・・・・
筆舌につくし難いものがあったのです。
今私が体験したような・・・永遠の山登りなど・・・かわいいものです。
例えば永遠に八つ裂きにされる刑もありました。
生身の身体を、鬼が引きちぎり・・・・八つ裂きにされた後またその身体は再生され・・・また鬼に引きちぎられるのです・
こういう景色もありました。
そこには人間の排泄物があちこちに散らばっているのですが・・・・亡者は空腹のせいか・・・その排泄物を食べるのです。
そして・・・そのとき食べたものが排泄物となり・・・・それをまた食べるのです。
それが永遠に続くようでした。
火あぶりにされている亡者もいました。
その亡者は体中焼けただれ・・・・肉のこげる匂いも蔓延するのですが・・・いつまでたっても、いったん死んだ人間ですから死ぬことすらできないのです。
まだまだ続きます。・・・・・
と言いたいところですが・・・もうオネムになっちゃいました。
だから続きます。
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