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日本語教員試験ってどこから手をつけていいかわからない…という方、多いのではないでしょうか。わたしも最初は何を勉強すればいいのかわからず、やる気もでず…苦しい日々でした。…別記事で日本語教員試験の受験について書いたので、この記事ではわたしが実際に2回受験して感じた「効果のあった勉強法」と「おすすめ教材」をまとめています。これから受験する方の参考になればうれしいです。1.STEP 1 基礎を固める📚『日本語教員試験対策用語集』・用語の定義を一基に復習できる・アプリでスキマ時間に確認できる⇒暗記も大事ですが、「ざっと読む」でOKです。全体像をつかむのに最適です。(おすすめ度 ★★★★★)わたしの場合は、まずは用語の振り返り。基本的なこと、を網羅するために用語集を1周しました。とりあえず意味を理解しながら覚えられなくてもいいので、読みました。アプリをダウンロードすれば、簡単なチェック問題ができます。日本語教員試験 対策用語集 [ 岩田 一成 ]価格:3,080円(税込、送料無料) (2025/11/13時点)楽天で購入2.STEP 2 出題傾向をつかむ📚『日本語教員試験まるわかりガイド』・問題傾向が理解できる・アプリでスキマ時間に確認できる⇒2周目以降は問題を覚えてしまうかも、なので注意です。(おすすめ度 ★★★★☆)この本の「はじめの概要」についても、どのような問題が比較的出されやすいか、日本語教育の簡単な歴史など概略が書かれているので、そちらも参考になります。また、試験問題以外にややこしい用語の2択問題などあり、こちらも手始めに解いてみるといいトレーニングになります。わたしはこの本で間違えた問題やわからなかった用語があったときに再び用語集に戻って読む、を繰り返していました。日本語教員試験 まるわかりガイド [ アルク日本語編集部 ]価格:2,750円(税込、送料無料) (2025/11/13時点)楽天で購入こちらもさきほどの用語集と同様にアプリから簡単なドリルで電車の移動時間などに勉強ができます。3.STEP 3 問題演習で実力を上げる📚『日本語教育能力検定試験 対策問題集』・問題に慣れる・用語集やまるわかりガイドにない問題もまだまだあることに気づく…。⇒日本語教員試験ではなく教育能力検定試験の問題集なので、作文など一部使わない部分があります(おすすめ度 ★★★★★)上記の2冊だけだと、特にまるわかりガイドについては2,3周したあたりから問題の答えを覚えてしまい、途中からまったく勉強の意味がなくったので、以下も勉強しました。こちらは問題と解説のみがたくさん記載されているので、とにかく問題数をこなして勉強したい人にはおすすめです。日本語教育能力検定試験向けですが、作文以外はほぼ同様の問題が出されるので、十分対策になります。日本語教育能力検定試験 対策問題集 [ アルク日本語編集部 ]価格:2,530円(税込、送料無料) (2025/11/13時点)楽天で購入📚『日本語教育能力検定試験 過去問』・問題に慣れる・試験Ⅲは日本語教員試験の応用問題にも十分対応できます(おすすめ度 ★★★☆☆)2024年に第一回目の試験を受けたときははじめの3冊で勉強し、正直まったくテキストで見たこともない用語なども出てきてかなり焦りました。そして基礎試験の合格率1桁%というなかで、あと2点足りず合格できませんでした。そのため、2年目は上記の3冊にプラスして以下の日本語教育能力検定試験の過去問(令和5年と令和6年)を解きました。日本語教育能力検定試験試験問題(令和6年度) 試験2(聴解)CD付 [ 日本国際教育支援協会 ]価格:1,540円(税込、送料無料) (2025/11/13時点)楽天で購入4.STEP 4 +α の勉強の工夫はじめて受験した1年目の試験は、応用試験はかなりやさしかったので、2回目の受験前は、「とにかく基礎試験さえ乗り越えればなんとかなる!」と思っていたので、応用試験の対策本は一切買わずに試験に臨みました。応用試験の対策テキストについては、今後改訂版なども出され、よりブラッシュアップされるのではないか、と予想されるので最新のものを購入して対策したほうがいいと思います。わたし自身は「とにかく問題を解きまくって頭に入れる派」なので、講義形式の本や、概要が書いてある解説本などは購入しましたが、1回読んで役に立たないなと思い、売りました。一方で視覚的に整理したい方は講義式のテキストが合うかもしれません。自分のスタイルを理解して、勉強法を選ぶのか一番の近道だと思います。まとめ.合格は「自分の型」を見つけるところから2024年の試験はあと2点というところでわたしは不合格でしたが、2025年の試験は自分に合った方法で手ごたえを感じました!みなさんも、焦らず、ご自身の勉強のスタイルを”メタ認知”して、自分にあった勉強スタイルを確立して合格をつかみ取ってくださいね。
2025.11.13
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1.日本語教師とはどんな仕事?みなさん、日本語教師という仕事は聞いたことがありますか。「外国人に日本語を教える」と聞いて、どんなことをイメージしますか。一言に日本語を教えるといっても、対象も場所も本当にさまざまですし、日本語で直接教える人もいれば、その人の言葉(媒介語)を使って教える方もおり、いろんな人がいます。日本で外国人に教えている人もいれば、海外で活躍される方もいます。2.これまでの資格と新しい国家資格「日本語教師」として働くために、現在(というか2024年まで)認められている資格として、・専門の学校等で日本語教師の養成講座を420時間受け、修了した方・毎年1回行われる日本語教育能力検定試験に合格した方・大学で”日本語教育”について専攻あるいは副専攻していた方などなどです。これらの資格を1つあるいは複数持った人が主に日本語教師として国内や海外で活躍されています。(主にといったのは、ボランティアやオンラインサイトなどで資格をもたずに教えられている方もいらっしゃるためです)今後、外国人労働者の増加が見込まれ、日本語教師の人手不足も懸念されています。一方で、日本語教育機関の中には、教育内容や運営体制に課題を抱えるところもあると報告されています。大学によっては補助金目当てで外国人を簡単な試験のみで入学させたりというところもあるそうです。そのため日本語教育機関や日本語教師の質の向上のため、という目的で国家資格が創設されることになったようです。3.国家資格の内容国家資格を取得するには様々なルートがあります。現状、すでに旧資格を取得し、現役で日本語学校等で活躍されている人は国家資格"移行措置"がとられます。また、これから始めて日本語教師の道を進む方は、日本語教員試験を受験し、合格する必要があります。わたしは日本語教師としてのキャリアがだいたい10年ぐらいはありますが、現在経過措置の対象となる日本語学校で働いていないため、また1から試験を受験しなければなりませんでした。4.2025年の試験を受けて…そして、その試験が2025年11月2日に実施されました。わたしは去年も受験したんですが、去年は基礎試験が2点足らず…残念ながら不合格。今年は絶対受かりたい!という一心で臨みました。これは後日SNSなどでもちょっと騒がれてましたが、去年と比べると、…基礎試験はかなり"基礎"を問う、本来の試験になっていたように思います。去年は豆知識的な問題が多く、これを知っていて、教師として役に立つのか?といった問題が多かったので。2025年の試験はかなり答えやすい、きちんと勉強していたらわかる問題が多かったように思います。午後の応用試験ですが…もともと、日本語教員試験は、認定日本語学校ではたらく人のための試験なんですよね。なので大学や、企業で働く方はこちらは必要とされていません。にもかかわらず、わりと小学校で外国人児童に日本語を教えるときの問題や、技能実習生を対象とした教育についても問いも見られた印象があります。また、テキストでは一度も見たことがないような語彙もいくつか出てきました。ですが、現場経験があり、かつ普段から本を読んだりアップデートしている人なら解ける問題だったように思います。なにより、応用試験は正答率60%で合格できます。そんなに難しい試験ではないです。去年は基礎試験の合格率が1桁%だったので、ほんとうにビビりながら試験に臨みましたが、今年(2025年)の問題は、基礎試験は文字通り基礎的な問題。応用試験も、一部を除きよく考えて答えればなんとかなる!問題だったように思います。あとは、試験の場所の椅子が硬くて、腰が痛くなりました。座布団を持参している方がいて、えらいな~と思いましたね。飲み物はラベルのないペットボトルのみOk!で、飲みたいときは手をあげます。トイレは激混みなので、試験前に場所の下見をして、試験が終わった休み時間にすぐ駆け込めるようにしたほうがいいかもしれません。去年の試験は休み時間中にトイレに行けない方が続出。その経験を踏まえて今年は男子トイレを一部女子トイレに変更されてましたが、変更といっても個室が2つ増えたぐらいなのでディズニー並みの長蛇の列でした。そして馬鹿なわたしは時計を忘れたので、受験される方は参考にしてください。…そんなこんなで今年も試験を終えました。結果はどうあれ、この経験を通して「学び続ける日本語教師でいよう」と改めて思いましたし、知識のアップデート大事!と実感しました。まだ合格の通知はもらっていませんが、どうやって勉強したか、など改めて別記事に残したいと思います。これから受ける方の参考になればうれしいです。
2025.11.13
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