日本語教師が毎日笑って暮らすために

日本語教師が毎日笑って暮らすために

2023.02.28
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カテゴリ: 読書
みなさん、就職活動って経験しましたか。日本で経験されましたか。
わたしは10数年前に経験したのですが…
50社以上受けてひとつも内定がもらえませんでした。
ちょうどリーマンショック、東日本大震災とたてつづけに起きた時代でそもそも景気もよくない時期でした。
選考に落ちれば落ちるほど自信もなくなり、時間がたつにつれ募集している会社も減り、
特に働きたくもないのにとりあえず選考に参加して、また落ちる…そんなことを繰り返していました。

いまとなっては、自分の好きな仕事ができてありがたいことに生活もできるぐらいお給料もいただけていますが、大学4年の当時はすごくつらかったです。
地元関西ではある程度名の通った有名大学に通ってたんですが、まわりの友人は大企業からいくつも内定をもらった人もいました。

「武〇薬品」、「大〇商会」、「〇紅」…いずれも誰もが聞いたことある企業、しかも全然別の業界から…複数内定をもらっている人も…。


その友人は「うそが自然と口をついてでてくる」と言ってました。…
就活=いかにうまく噓をつくか。
たしかにその場の会話で臨機応変に受け答えできること、それがコミュニケーション力だ、とも言えなくはないですが…

たった数分の面接でその人の何がわかるんだろう?っていう疑問はありましたね。
就職活動の時期だけキャプテンや団体の部長、アルバイトのリーダーが増えるっていう話もありますし。

最近読んだ本なんですが、

六人の嘘つきな大学生 [ 浅倉 秋成 ]

あらためて日本の就職活動のおかしさを思い出しました。
同時に、当時の自分にそんなに落ち込まなくてもいいよ、と言いたいです。

以前、カナダに住んでいたことがあるんですが、カナダで出会った日本人の大学生は

カナダでは経験のない新卒はなかなか採用してもらえないんです。
ですが、日本では留学してました、っていうだけである程度名前の通った企業から内定がもらえる、と。
そのときはいいな~わたしも留学したかったな~と思いましたが、同時に日本企業が気の毒になりました。
彼らが言うのは、
新卒で数年、お給料をもらいながら研修などなど受けさせてもらい、スキルや経験を身に着け


もちろん働いているうちに気がかわったりとかあるとは思いますが
新卒採用を日本企業が続ける限り、こういうことは起こってしまいますよね。

そろそろこの終身雇用、新卒一斉採用のシステム、考えなおす時期なんじゃない?と思います。…





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最終更新日  2023.03.02 07:07:21
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