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夜が待ち遠しい

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さかまたつみ

みなさんこんばんは、ようやく待ちに待った夜が来ました。今日も無事夜を迎えられたことを喜びつつ、今歩いている土地やこれから向かう場所、そこで見聞きしたことや思い浮かべたことあれこれを綴っていきたいと思っています。

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さかまたつみ @ Re[1]:舎人公園の倉庫街食堂で軽く昼吞み(12/02) New! kyakosanさん田舎家ってこれのことです…

kyakosan@ Re:舎人公園の倉庫街食堂で軽く昼吞み(12/02) New! いやよくこの店見つけましたね。前回ご紹…

さかまたつみ @ Re[1]:川口のファーストフードみたいな本場中華(11/25) New! ハードコア丸山さん、おはようございます…

ハードコア丸山@ Re:川口のファーストフードみたいな本場中華(11/25) New! 川口珍来は10月いっぱいで長い間の営業を…

さかまたつみ @ Re[1]:祐天寺から徒歩11分のもつ焼き屋(11/11) ひざげりさんへこういうおぢさんたちっ…

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2024/12/01

自分で認めるのは癪なのですが、ぼくには教養がありません。いや、この教養という言葉自体がよく分かっていないのだからわざわざ教養なる言葉を用いるのすら不遜なのかもしれません。教養っていうものが一般には有無で区別されるもので、量的な物差しで測るようなものではないようです。例えば教養が高い／低い、教養が溢れる／足りないなんて物言いを耳にすることがあるけれど、どうも適切な表現とは思えないのです。いやいやここでは教養という言葉の用い方を述べる場ではないのだ。今言いたいのは教養がないでも教養が足りないと指摘されるのを覚悟の上で申し上げるのですが、ぼくは「千成」とが何を意味するのか、どういった出自から用いられた言葉であるのかも知らずにこの年齢に至るまで無為に過ごしてきたのです。思えばこれまでぼくは多くの「千成」に遭遇してきました。多くの居酒屋や中華屋さんで「千成」という屋号が用いられており、それらに訪れた際には、いつだって必ず、「千成」って良く目に耳にするけれどどういった意味を持つのだろうか、という疑問が脳裏を過ったはずなのです。大塚には千成を冠した老舗和菓子屋がありましたし、名物の千成もなかなんてものも確かに食べているはずなのだ(この時に特徴的な形状に反応できていれば今に疑問を引き摺っていなかったはず)。しかし残念なぼくは過るだけでやり過ごしてしまっていたのです。この疑問を疑問として察知できない反射神経の欠如と疑問を疑問として放置する態度が現在の教養のあり様に反映されていることは間違いなさそうです。じゃあこのまま「千成」の由来について書くかというとそうはせぬのです。

　巣鴨にやって来ました。巣鴨で呑むのは随分久し振りです。近頃は山手線沿線で呑むのはごく一部の例外を除いては億劫でしかないのです。やって来たのは「ひろちゃん」です。話の流れからは「千成」を訪れるべきなんでしょうけれど、とても混み合っていて気乗りしないので地下に回ったのです。店名は違えど、どちらも同じ肴が頼めるのだからさほどの支障はありません。雰囲気も上階2フロアーの雑然とした様子と異なりかなりしっとりと落ち着いた風情が感じられます。もつ焼き屋風の上階の雰囲気もこちらの大衆割烹風のムードもぼくの好みなのでやはり問題ないのです。ネットの情報を信じるなら地下のこちらは釣り好きの店主が釣ってきた魚を食べさせようと上階とは差別化して開業したお店らしいけれど、それだってきっと上でも頼めるんだろうなあ。そういう意味では店名を分ける理由が謎に思えるのです。それ以上に不思議なのは上は大いに繁盛しているのに下は閑散としているってことなのだ。これってどういうことなんだろう。両店の繋がりを知らないってことなんでしょうか。いやいや常連は当然知っているだろうし、そうじゃない一見だってきっと飛び込みじゃなくネットなんかで予め調べて来ているだろうから知らないはずがないと思うのだ。単純により知られた店で呑みたいというコレクター的な意図があるにしても、それならなおさらのことこちらにも同じ位のコレクターが入ってもおかしくないと思うのです。こっちだって十分にメジャーなお店のはずだから。とまあそれはともかくとしてこちらお手頃って程にお安くはないけれど、さすがに人気店と同じ料理だけあってどれもそれなりに美味しいし、ボリュームもそこそこあります。なのでいうものぼくなら2品もあれば満腹して呑みに支障が生じそうですが、この日は大食漢と一緒だったので大いに食べてしまい、あっという間に満腹してしまい酔うまでは呑めぬうちにバタンキューしてしまったのです。ところで事情を知ってしまうとこちらの店名が「ひょうたん」と映ってしまうのでした。

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