仁志・多喜馬の戯言日記＆戯言通信

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2005年04月23日

3 周年記念（ＮＰＯ活動)

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　私の所属しているＮＰＯ法人は少し特殊で史跡庭園を管理運営(運営費は管理者である松山市がある程度出してくれている)しその施設を利用してまちづくりを行いということを目標としている。史跡庭園は「庚申庵」といい、建物が作られてから205年たっているというなかなかの庭園である。この庭園の整備が始まった経緯も面白く、学生を対称に松山市が公募している提案において整備が始まった物である。
　史跡自体は愛媛県の史跡であるが補修等の整備は松山市が行った。もとは裕福な実業家が住居として持っていたものであるが、松山市が買い取り整備したものである。元は「栗田樗堂」という俳人が隠居所として建造したものである。この「栗田著堂」という俳人はあまり知られれていないが、なかなかの文人で、茶人としても煎茶の世界ではもっと評価されてもよい人物である。研究する人が少ないためあまり有名ではないが、江戸時代の人で俳人の小林一茶に多大な影響を与えた人物である。
　ＮＰＯ法人のメンバーにいる大学の先生などが、古文書や遺墨集などからやっと研究が始った人である。煎茶のための草案としては日本でも古く、芭蕉の「幻住庵」を模して作られた草庵としてもなかなか値打ちのあるものだそうだ。この建物を管理し未来に残すために私たちが活動している。そしてＮＰＯ法人を取得して活動をはじめやっと3年目を迎えることが出来た。
　こう新案史跡庭園開園3周年記念のイベントについては、開催日が4月23日・24日の両日であるため、結果についての詳細はまた明日に書きたいと思う。
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