仁志・多喜馬の戯言日記＆戯言通信

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2006年03月01日

スポーツは文化・・・

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　生くさい話から、閣議で小坂文科相がトリノ冬季五輪の荒川選手の金メダルに関連して、「過去５年間に全国で約４０箇所のリンクが閉鎖された」というと、小泉首相が「選手が活躍してもらえる環境づくりは大切だ」と述べたそうだ。我が松山市にも民営のリンク（冬期のみ営業）が１箇所あるが、アイスホッケーにカーリング・フィギィアスケートなど全ての競技が行われているし、選手も一般客と一緒に練習しており環境はあまり良くない。このスケート場は公共交通の会社が運営しているが郊外ではあるが交通の便の良いところにあるので、いつマンション等になってしまう知れないと選手達が心配していた。
　トレノ五輪の総括のようなことが今日の新聞にと載っていたが、「企業アマ」が支配する日本のトップスポーツ構造が根底から揺らいでいると書いてあった。企業のスポーツは国鉄・専売公社・電電公社などの国策企業や基幹企業が中心になって発達してきたらしいが、今では不況の名の下に各競技の日本リーグを引っ張ってきた企業スポーツ郡が撤退し、チームを所有する立場からクラブに参加する立場に変化している。
　最高に技術を持った選手やチーム等は一企業の宣伝のためだけではなく、その地域や国全体の文化と考えて国民全体の財産だと考えると、一方的に廃止など考えられないはずだが誰かさんの「構造改革」のおかげでそんな文化など切れて飛んでしまっているみたいだ。ここでそのことを真剣に考えないと、オリンピックに参加できるのはプロ化された一部の競技だけになってしまいそうだ。（スポーツ大好き人間の私には楽しみの一つが無くなるかも知れない・・・）　
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