仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2008年03月29日
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 私もまちづくりなどでWSに数多く参加しているのだが、WSの基本は「参加者の同意を得ることだ」と教えてもらっている。今日の朝TVを見ていたら、「万機公論に決すべし」という言葉が出てきた。これは、「天下の政治は世論の向かう所に従って決定せよ」という意味で、明治新政府が出した、「五箇条の御誓文」にある言葉なのだ。

 五箇条の御誓文とは、明治元年3月14日(新暦に直すと4月6日になるらしい・・・)に明治天皇が公卿や諸侯などに示した明治政府の基本方針で、ちょうど今の時期に発表されており、正式名称は御誓文と表記されており。ただし、今はこの言葉はおかしいことに使われており、小泉元首相の「所信表明演説」の本が、「万機公論に決すべし」というらしい。

 アマゾンの書評には、「21世紀の日本の進むべき道筋のすべてが説かれている。この所信表明を熟読し、改革が断行されるよう見守りつつ、日本再生に向けてがんばろう-。ということで、本の内容は演説の全文とその解説、資料で構成されている。」となっていた。もっと言うと、松沢神奈川県知事のブログの題も、「万機公論に決すべし」らしい。

 この御誓文は、天皇が天神地祗を祀り神前で公卿・諸侯を率いている状態で、全ての国民と共に誓いかつ公卿・諸侯全員が、署名するという形式で採用されることだった。ただし、この草案を作った人物によると、「広く会議ということで、平民までも此議会に与らしめる御つもりであったか」と問われた時に、「それは後から考えればそうも解釈されるが、御恥ずかしい話ですが当時私はまだその考えはなかったです」と答えている。

 それでも御誓文の第一条が「万機公論に決すべし」ということで、今よりずっと民主主義の本心を言っているような気がしている。この条文を第五条から第一条に持ってきたのは、坂本竜馬の船中八策に「万機宜しく公議に決すへし」とあり、ここから採られたものだといわれている。こういう事実を知るとやはり、坂本竜馬は先見性があったのだと感心してしまう。

 それに引き換え3月の国会運営は、いったい何をしていたのかと嘆きたくなる実情だった。やっとなんとか正常に動き出しそうだが、一日2億円の税金を使っていったい何を決めているのかと文句の一つも言いたくなってしまう。私の関係する建設業でも新潟県では、早着工事の入札が財源が担保されないということで中止になったそうだが、これで不渡りを出して倒産する建設業者が、何社かは出そうだと業界紙には書いてあった。

 福田首相の大胆な提案をマスコミはけっこう評価しているが、これくらいの案なら一ヶ月くらい前に提案して、それこそ「万機公論に決すべし」ということで、国会で与野党の議論を充分にしてもらいたかった。





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最終更新日  2008年03月29日 10時04分20秒
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