仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2008年04月12日
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 今日は石を使ったまちづくりをしている地方へ行くのだが、ここでは昔から積まれていた石積を使って、その技術を多くの人に残しておこうという取り組みをしているのだ。ある技術はそこに需要(仕事)があれば残っていくのだが、私たちの建設業でもこと石を上手に積という職人は、だんだん数が少なくなってきている。(絶滅寸前との評もあるくらいだ・・・)

 留保しなければならないのは、「仕事さえあれば」の部分なのだ。どの地方でもこの条件を満たす状況にない。この地方の石積み文化を残す取り組みも、唯一特殊な部分があるとするならば、「地元に仕事がある」という前提によるところが大きいのだ。地元の協力は当たり前だが、行政のほうもそれなりに支援をしてくれているから、このようなことが出来るのだ。

 仕事があるからキャリア教育が成り立つ。地元の産業を成り立たせるために、地域の勉強会がしっかりしたキャリア教育を行う。そうした循環構造が成り立っているのが、この石垣を造って利用する会の特徴なのである。この会の二大特色は地元の人たちに、「ものづくりのおもしろさを伝える」「その意欲と関心を適切な目標設定に結びつける」事から始めている。

 実際に建設業に関係ない人も参加して実際に石を積んでみることから始めているのだが、最初にしてもらうのは誰にでも出来るという「トントン積」から、そこいらにある石を使って物を作るという面白さを最初は地域の人に知ってもらい、庭に石積みの花壇などをみんなで協力して作ることから始めていくのだ。それから少しずつキャリアアップをするのだ。

 キャリア教育の象徴的活動を紹介しておくと、それは、工業技術者・技能者向け国家資格「技能検定」取得をめざす取り組みだ。誰でも国家資格などを目標にすると、適切な目標設定が可能になり、それに対する動機づけがうまくできれば、少しくらい体力のない人でも必ず試験を受ける能力を持つくらいには成長するものなのだ。

 それを教えるのが私たちの役目なのだが、今日はその学校の総会ということで、教え子達も来るはずなので、日記はここまでにして酒を飲む準備でも始めようか。





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最終更新日  2008年04月12日 10時42分54秒
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