仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2008年04月22日
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 昨日家に帰ろうと思ってJRの駅に行ったら、見慣れない列車が停車していたので、駅員にその列車のことを尋ねたら「線路点検車両」であると教えてくれた。私も土木の技術屋なので学生時分に、鉄道の路線のことも少し勉強したのだが、「線路点検車両」を見たのは初めてである。(ちなみに、25年くらい前の大雪の日に四
国で初めてラッセル車が走るのを見たのだが・・・)


 早速JR西日本の資料で調べてみると私が昨日見た列車は、業務用気動車のキヤ141系の2両編成の車両で、山口県の山口鉄道部車両管理室に所属している列車だとわかった。(道理で見たことのない列車だと思った・・・)見たところ新しそうなので製造年月日を調べたところ、2006年の2月に新潟で製造されたものらし
い。(まだ2年くらいしか経っていないのだ・・・)


 これら業務用気動車の歴史を調べてみるとJR西日本では、線路の検測用車両として国鉄時代から承継した電気検測用の車両および、軌道検測用の列車を引き取って使用してきたみたいだ。しかし、その両車両は老朽化が進んできたうえ、電気検束車両は元のボディが客車のため、実際の調査をするためには牽引機関車の手配が必
要になるなど、欠陥も多かったみたいだ。


 そこでJR西日本に変わって新しい軌道観測者を造る際に、これらの問題を解消するため、電気系統と軌道系統のそれぞれを別々の編成で測定していた検測項目を、1編成で測定できる総合試験車を、電化・非電化区間を問わず走行できる気動車方式で製造することとなり、造られたのが私が昨日見た2両編成のキヤ141系気動車
というわけなのだ。


 昨日少し駅での待ち時間があったので、プラットホームに停まっている列車を見せてもらったが、(本当なら乗せてもらいたかったのだが、それは少し虫が良すぎるだろう・・・)運転席にはTVカメラが備え付けられており、すぐ後ろにあるモニターに映像が映し出されるようになっていた。しかも側面には投光器が設置され



 この列車の外装ときたら車体外板面はメンテナンス性を考慮して、ステンレス構体の無塗装仕上げで造られているそうだ。側面窓周りは検測車のイメージ色である、イエローのカラーフィルムを貼ってあるのだが、(どうして検査者の色がイエローなのかは良くわからないのだが・・・)測定機器類の重量に耐え得る構造に造り
替えられているとのことが、ITで調べてみるとわかった。


 車体断面形状は測定機械等の占有スペースと、測定員の居住・往来スペースとの両立のため、車体幅を最大限大きくしており安定性はよいとなっていた。鋼製の前頭構体部分は塗装仕上げであるが、外装全体の一体感を持たせるべく、地色はシルバー前頭部は側面ラインと同色のイエローになっている。私も初めて見たこの列車
を15分くらいは、名残惜しそうに眺めていたのだ。

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最終更新日  2008年04月22日 19時43分02秒
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