仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2008年07月07日
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 昨日の日曜日の午後は、私が所属している庭園を管理するNPOの理事が講師の講演会があったのだが、天気も良かったので久しぶりに会場のある道後まで、自転車を利用して出かけた。これが幸いしたのだが、昨日は講演会に間に合う市内電車が、軌道内で男性と接触して事故を起こしていたのだ。これはNPOから直接来た人


 そんな波乱の(私たちのNPOだけの波乱なのだが・・・)講演会だったのだが、さすがに大学で教鞭を取っているだけあって、90分の講演時間内は観客を飽きさせない、すばらしい講演だった。講演を聴きに来ていた人も満足したらしく、「良かった、面白かった」といって帰路についていた。


 講演の内容だが、江戸の戯作本が明治時代になって地方に安く流れだし、それが地方文化に役に立ったと言うことなのだが、その話しの中で面白かったのが、貸本に書かれてある落書きのことである。庶民の実生活を垣間見るのは、それらの人から直接聞くのが一番良いのだが、まさしく貸本等に書かれた落書きは、色々なこと
を現代に生きる我々に、直接教えてくれるのだ。


 今は海外旅行で文化財への落書きが問題になっているし、昨日もTVで京都の寺町の土塀に書かれた落書きが問題になっていたが、なんと品のない落書きだろうと思った。昨日の講演で紹介された貸本に書かれた落書きは、立派に文化になっているのだ。例えば明治初期の貸本の値段が一晩四厘で高いと憤慨しているし、貸本屋
の本を「ボロ本・・・」と罵っていながら、毎日仮に行くことなどがわかるのだ。


 その江戸戯作を毎日十冊から十五冊も借りて、勉強もしないで読みふけっていたのがなんと、松山市出身の「俳聖」正岡子規だというのだ。自分の書く文章のルーツは江戸戯作の七五調を基本にしており、それは滝沢馬琴の本から学んだと明言しているのだ。しかも、明治時代になって西洋の書物が入ってきて、小説というもの
が世間で流行っている時期に、江戸戯作とはなんとと思ってしまうのだ。



貸本屋が廃業するに当たって、十冊五十円くらいで売り出していたのを、まとめて買ったのだ。

 その中には古い漫画本と言えば「まんだらけ」が有名なのだが、そこで一冊(もちろんそうとうきれいな本ではあるが・・・)五千円くらいで売られている本も何冊もあるのだ。この話を嫁さんにすると、漫画愛好家の嫁さんは、その本が私のものになったらすぐに売りに行くと言ってくれたのだ。


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最終更新日  2008年07月07日 13時00分25秒
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