仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2008年09月22日
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 今日のニュースを見ていると私が好きだった「星新一」のの盗作のことが載っていたが、それによるとどうやら「星新一」の作品は、次女の方が管理していることがわかった。さっそくHPを検索したのだが、やはり盗作のことについて次女の方のコメントが掲載されていた。それによると、「イキガミ」という漫画が星新一の初期の作品である「生活維持省」にとてもよく似ているという話で、購入して読んでみるとやはり似ているという印象を受け、問い合わせをしたとなっていたが、私はこの「生活維持省」という作品にはあまり覚えがない。

 私は中学校時分に「星新一」のショートショートSF小説を初めて読んだのだが、すぐに夢中になって文庫本を買いあさったものだ。文庫本のイラストが愛媛県出身の「真鍋博」のものと「和田勉」のものと2種類あったのを記憶している。私が今でも特定できない人の名前を言うのに「X氏」といわずに、「N氏」や「F氏」と言うのは「星新一」のショートショートの影響が強く残っているからだ。(ヘンな癖だとよく言われるのだが・・・)

 「星新一」のショートショートの主人公としてよく登場する「エヌ氏」・「エフ氏」の名は(今回は原文のとおり、カタカナで書いておくのだが・・・)作品を特徴づけるキーワードとなっているのだが、作品ごとに境遇・容姿・年齢・性格などは異なっているので、当然同一人物ではないのだが、これは地名・人物や特定することを非常に嫌ったからだと自分の本に書いてあったのを読んだことがある。たとえば、街を破壊するときに「ゴジラ」などというの固有名詞を使わずに、ただの「怪獣」として書いたそうだ。これは100年後くらい経つと、「ゴジラ」自体がわからなくなるのを防ぐためだと書いてあった。

 ショートショートという短い小説の中でも、こんな通俗性を出来る限り排除して、地域・社会環境・時代に関係なく読めるよう工夫している作品は、その当時初めて読んだので強く印象に残っている。そのように創られた作品だから今回のような盗作騒動が起こるのだろう。この盗作騒動のことについて、HPのなかで次女の方が「『生活維持省』は、星新一の小説の中でも読者の評価が高い作品です」と書いていたが、私の記憶にはあまり残っていないのだ。(もっとも今回は無料で読めるので、再度読んでみたのだが・・・)

 久しぶりにITで「星新一」のショートショートを読んでみると、けっこう懐かしい感じがしてきた。そこで実家の物置から中学校時分に買った文庫本を取り出して、明日から通勤の列車のなかで読み返してみようか。





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最終更新日  2008年09月22日 01時27分25秒
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