仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

PR

プロフィール

HbA1c 6

HbA1c 6

フリーページ

2009年10月04日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 昨日は地元大学のシンポジウムがあったのだが、普段は県都松山市で行われるのが今年はご当地と言うことで、猿飛佐助の発祥の地である今治市で行われたのだ。私も30年位前に今治市に住んでいたし、芸予諸島の大三島でダムを造っていたときには、今治市にはフェリー等でお世話になっていたのだ。


 猿飛佐助と言う忍者のことは、司馬遼太郎の小説「風神の門」(この小説の主人公は、猿飛佐助のライバルにして、仲間である霧隠才蔵なのだが・・・)によれば、明治末期~大正年間に立川文庫の作者達がつくった説を紹介しており、猿飛佐助の命名は玉秀斎を中心とした作家グループ達がおこなったとの説を補筆しているの
だ。


 それを司馬は「なかば真実かもしれない」と理解を示した上で、「すでに江戸時代には大阪の庶民の間でかたりつがれていた」とする岡本良一氏の異説を紹介し、「淡海故録」および「茗渓事蹟」を出典に、三雲新左衛門賢持の子である三雲佐助賢春が猿飛佐助であると、実在説を支持しているのだ。(その話も昨日シンポジウ
ムであったのだが...)


 昨日のシンポジウムでは「江戸時代の猿飛佐助」ということで、大阪の大学の先生が話していたのだが、それによると「大阪夏の陣」において、大阪方の第一の防衛線である四天王寺周辺は真田の軍勢が布陣しており、その中に猿飛佐助の名前があるというのだ。(このことから猿飛佐助の誕生は、明治後半の生まれではないと
言うのだ...)


 これについては大阪夏の陣後に、徳川家康の命を受けたと思われる服部半蔵宗家が、本拠地の三重県柘植野を徹底的に殲滅・残党狩りをしており、大阪夏の陣で当時の忍術(現在では諜報活動と特殊部隊のテロ攻撃になるだろう・・・)を駆使して、徳川陣営に多大な被害を与えたことへの報復・恐怖の傍証とも取れると説明し
ていたのだ。




 この猿飛佐助が実在にしろ架空にしろ、明治時代には立川文庫最大のヒーローとして、庶民に親しまれて来た事には変わりなく、その存在が曖昧であるからこそ想像する楽しみがあるとし、「実在か架空かを断じる事こそが野暮である」とシンポジウムを締めくくっていたのだ。(私は江戸時代から少しは知られた人物だったと
いうをはじめて知ったのだ...)


 ところで立川文庫のヒーローとして忍者ドラマを展開し、爆発的な人気を得た講談本「立川文庫」の原作者が今治市出身の山田阿鉄一族なのだが、猿飛佐助を主人公としたのは私が聞いたのでは次の話によるというのだ。それによると旧の面河村の山奥に「猿飛橋」というのがあって、そこから忍者小説の主人公を猿飛佐助にし
たというのだ。


wrote:
<楽天ブログの日記更新メールです>











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年10月04日 17時42分26秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

砥部焼祭り@ Re:減税派の方が少数だといわれているが・・・(04/17) 砥部焼祭りについては、 0896240183 をど…
スマホ@ Re:ディールの好きな大統領といっても・・・(03/31) スマホの知りたいことは、0896244450 か…
aki@ この様な書き込み大変失礼致します 日本も当事国となる台湾有事を前に国民の…
aki@ Re:速歩をはじめよう・・・(03/17) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
aki@ Re:能登半島地震で行われていること・・・(01/16) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: