仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2009年11月07日
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 今中国では「蟻族」という言葉が流行っていると広州日報が伝えているのでが、その定義は「知識はそこそこあるが、打たれ弱いうえに傷害に対処が出来ず、一人ではないも出来ず群れている人々」という意味で、1980年代に生まれた若者というから、現在の年恰好は30歳から20歳くらいまでを指す場合が多いそうだ。

 彼らは学歴があるが収入が少ないのが特徴であるそうで、80年代生まれといえば働き盛りの年代であるが、キャリアアップと称した転職が繰り返されているらしく、この「蟻族」が転職を繰り返していることが、一つの業界での「プロ」といえる人材が育たない原因で、それに伴って収入の確保も難しくなっていると言うのだ。

 この「蟻族」の連中は大学教育を受けたのだが、臨時的な仕事にしか就いていないか、失業あるいは半失業の状態にあるそうで、平均月収は2000元(日本円では約2万6000円くらいになるそうだ...)未満で、大中都市の都市部と農村部の結合部分にあるあまり便利でない地区に集まって暮らしているそうだ。

 彼らは家賃が安くて居住面積が狭く、衛生条件が悪い賃貸住宅に群れを成して居住しているそうなのだが、
こんな輩は日本でも多く居そうなのだ。日本では「ワーキングプワ」と呼ばれる種族が問題となっているが、彼らは単独行動することが基本であり、「蟻族」など呼ばれて集団行動することなどは問題視はされてないみたいだ。

 この「蟻族」と呼ばれる連中は、中国では「一人っ子政策」が始まった1980年代以降に生まれ、家庭では「小皇帝」と呼ばれて君臨した年代なのだが、両親が大事に育てようと望んで叶わぬことがないくらいに、本当にチヤホヤと甘やかされて育った年代だそうだ。(きっとひ弱な世代なのだろう...)


 中国では「肉体労働者が足りないなら人材市場に行くといい。高学歴の新卒があふれかえっているぞ」と皮肉な意見もあるそうだが、それは日本の実情もあまり変わらないのだろうと私は思っているのだ。その証拠に介護関係の業種などは低賃金重労働がネックになって、この就職難の時代にいくら求人しても募集がないという
のだ。


 私の所属している建設業でも逆風が厳しい関係で、親卒の就職者は多いとは言えないのが実情なのだが、それでも何人かは建設業に入ろうと思って就職する人間がおり、企業の方も新卒の採用者を希望しているのだ。ところが、就職後の給料は安く仕事内容の差に悩んでしまい、数年後には転職を繰り返す傾向があるというのだ。



..)


 私の知っている鋼橋のリベットを締める職人さんは、30代だったが日本一といってレベルの技能を持っていたのだ。鋼橋架設は日本が最先端の技術を持っているので、日本一ということは世界一といってもいいくらいなのだが、給料はそれほど恵まれたものではなかったのだ。(流しの技能者で食っていけるくらいは貰ってい
たが...)

 キャリアアップのために転職を繰り返すのも悪いとはいわないが、一つの技術や技能をマスターすることは、大もうけは抱きないが地道な生活が出来るくらいの給料を稼ぎ出しことは無理ではないのだ。


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最終更新日  2009年11月07日 18時03分34秒
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