私の大好きなウイスキー「 暖かく悲しみを帯びた、茶色の飲み物」とされ、通ならストレートで口の中で広がり喉を焦がす感覚、ウイスキーに何も加えずそのまま飲む方法が最高だと言われている。一番シンプルですが基本的に 40 度以上あるお酒ですので、 舐める程度の量をゆっくり飲むのがポイントで、 倍量以上のチェイサーと交互に飲めば悪酔いを防げるという。そんな楽しみ方をされるのもいいのだが本当の通な方なら水を数滴入れることで、 味が広がりおいしくなる こともご存じのはずだとされている。とこれで一般的な水割りだが 実は日本独自のスタイル ということのようで、日本人は欧米圏の方よりアルコール消化がしにくいことや、水が軟水で割り材に使いやすいからという理由で考えられたものといわれているそうなのだ。
私には経験がないのだが海外のバーでは「 日本人が『ミズワリ』を連呼するので、俺も覚えちゃったよ 」なんて言われることもあるそうなのだ。これも氷を入れたグラスにウイスキー適量いれて冷水を注ぐだけですができればミネラルウォーターがいいそうで、ウイスキーの仕込み水なら最高という人も多いそうなのだ。「でもそれじゃ薄くなるだろ」という声には「トワイスアップ」という飲み方もあって、ブレンデッドウイスキーの配合を決めるブレンダーという人たちが味をチェックするときの飲み方だというのだ。 グラスにウイスキーと常温の水を 1:1 で入れると 加水によってよりまろやかな味を楽しむことができ、「 味が開く 」ともいわれ「 ストレートはキツイけど、水割りだと物足りない 」という人にオススメだというのだ。
ロックグラスという直径太め・高さが低めのグラスにギリギリの大きさにした氷を入れ、ウイスキーを注ぐ飲み方は男性的な飲み方だが、最初はストレートに近く段々水割りに近くなっていくので味の変化を楽しむことができるという。 あんまり時間をかけすぎると最後のほうはほとんど味がしなくなってしまうというのだが、私の 個人的にはハイボールに次いで二番目に好きな飲み方なのだ。氷を使うのであればミストと呼ばれる飲み方もあって、氷を砕いた クラッシュアイス をグラスに敷き詰めウイスキーを注ぐスタイルだという。グラスの表面に水滴が広がり霧のように見えるのでこう呼ばれており、キーンと冷えつつ適度に度数が低くなるのでこちらもどちらかというと夏向けの飲み方で、吉田拓郎のCMソングが聞こえてきそうなのだ。
ウイスキーに「水を入れるべきか、入れないべきか」と言った「ウイスキー論争」に終止符をつけるべく化学者たちが実験をした結果、どうやら 「ウイスキーには水を入れるべき」 という結論に達したようなのだ。最近掲載された研究によればウイスキーを希釈することで確かに味が良くなることがあるそうで、私のように「ほんとなんだって、眉唾だと思って試してみろよ」なんて言われて試して納得する方も多いという記事が新聞に載っていた。スウェーデンのリンネ大学バイオマテリアル化学センターの研究者達はちゃんと その背後にある科学 を解き明かしており、この研究の中では化学者は「グアヤコール」と呼ばれるウイスキーの分子を慎重に調べたという。このグアヤコールは、ウイスキー独特の煙たい香りと味の元となる成分だとされている。
複数の水とエタノールの混合物でコンピューターシミュレーションを行なったところ、エタノール部分はグアヤコールの振る舞いに強く影響するとわかったそうで、 エタノール濃度が 59 %以上 の時にはグアヤコールはウイスキーの中全体に混合された状態ですが、液体の表面からは離れているそうなのだ。ここに「エタノールはグアヤコールと強く作用し合う」という今回の発見が関わってきて、 エタノール濃度が 45 % までの場合だとグアヤコールはエタノールとともにウイスキーの表面に集まるというのだ。こうなることで飲むときによりウイスキーの香りと風味が味わえることができるのだと仮定できるというわけなのだ。今日はウイスキー好きな友達を今夜誘ってこの話を教えて一緒に試してみるとしようか。
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