私も患者の一人なのだが心臓病にはさまざまなものがあって、心筋梗塞や狭心症はその代表的な病気だとされている。厚生労働省の人口動態統計によると心疾患は日本における死因の第 2 位を占めており、これらは私の場合のように無痛性ということで自覚症状がないまま進行しある日突然発作に襲われて死に至ることもあるというのだ。主な原因は動脈硬化をはじめ、内臓脂肪の蓄積による肥満によって高血圧や高血糖状態も関係します。また、戦後大幅に増加した食の欧米化による脂肪の過剰摂取、運動不足、ストレスも原因です。心臓病の原因は動脈硬化をはじめ、高血圧や高血糖状態が長期間続くことで、動脈の血管壁にプラークというコレステロールなどの物質が沈着し粥状硬化の原因になるという。
このように高血圧状態は血管の弾力性を失い弱めてしまい、高血圧だと動脈硬化になりやすく動脈硬化だと高血圧にもなりやすくなるというのだ。さらに血糖値が高い状態が続くと血管を傷つき動脈硬化が促進されるし、突然死は心室細動や心房細動などの「キラー不整脈」によって引き起こされるケースがほとんどで、これらを防ぐには強い心臓を作るしかないというのだ。またいつ襲ってくるか分からない心臓発作に対策などないと思われがちだが、実は食生活を変えることで予防できるというのだ。心臓病予防のための食事はエネルギー・蛋白質・脂質・糖質(炭水化物)・ビタミン・ミネラルなどの栄養素を適正量摂取するとともに、その栄養素をバランスよく摂取することが必要だといわれている。
日本では毎年約 10 万人もの人が心臓性の突然死に見舞われているというが、 心臓血管研究所所長の山下武志医師は「心臓をエンジンに喩えると『強い心臓』とは、大きくて馬力のあるエンジンのことではありません。レーシングカーのように早く走れるエンジンであってもレース中に火を噴いてしまうようでは脆い。ゆっくりでも常にスムーズに効率よく回っているのが理想で、こうした『強い心臓』を作り上げる効果を持つ食材が、近年の研究によって明らかになってきました」という。その中で不整脈のリスクを下げる食材の代表格がオリーブオイルで、「スペインの調査で、エクストラバージンオリーブオイルを 1 日 50 ミリリットル以上摂取している人は、全く摂取しない人に比べ、心房細動の発症リスクが約 4 割低かった」という研究結果があるという。
また「オリーブオイルに含まれるオレイン酸やポリフェノールには動脈硬化の予防作用があり、これが心疾患のリスクを抑えていると考えられています」と心臓血管研究所所長の山下武志医師はかたっている。それとほうれん草やバナナ・アボカドなどに多く含まれるカリウムにも、心臓にかかる負荷をやわらげる効能があるという。摂取したカリウムは血液にのって全身に運ばれ体内の余分な塩分を尿として体外に排出する作用があるが、その結果で血圧が下がり心臓の負担が軽くなるというのだ。それとイングランド公衆衛生局は心臓発作などのリスクを下げ心臓の健康状態を保つために「魚」と「食物繊維」の摂取を呼びかけているそうで、とくに「青魚」の脂に含まれるオメガ 3 系脂肪酸の一種が心臓機能の保護作用があるという。
きのこ類・海藻類・芋類も含む野菜や果物には食物繊維だけでなくビタミンやミネラルなど心臓病の予防に役立つ栄養素が多く含まれているが、食物繊維は血中の余分なコレステロールや塩分を排泄してくれる働きがあるという。食物繊維が多い食品は血糖値の上昇を抑えるし、満腹感も与えてくれるので過食を防ぎ肥満予防も期待できるという。またきのこ類や海藻類は食物繊維を多くみ低カロリーの食材だという。動脈硬化は LDL コレステロールが活性酸素によって酸化され酸化 LDL コレステロールとなり蓄積された状態なのだが、果物や芋類は食物繊維やカリウムが多く含まれているが糖質も多い食品ということなのだ、私のように血糖値や中性脂肪が高い人間は適量を守って食べるべきだという。
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